【レビュー】竹用ノコギリの替刃:ゼットソー竹ひきのこ240

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生活

素人ながら “たけのこ山” を管理しはじめてもうすぐ2年目に突入します。

今までは “境界線付近の整備” や “朽ちた野積みをばらす作業” をしていましたが、そろそろ不要な竹の伐採もはじめなくてはいけません。

そこで、必要な道具を購入する事にしました。

初めは “小型のチェーンソー” を検討していましたが、素人には “キックバック” が怖いので “手ノコ” を購入するしてみる事にしました。

竹専用の鋸を探してみると、普段愛用している【ゼットソー】の “竹用の替え刃” が安く売られている事がわかりました。

という商品です。

手元に使っていないゼットソーの “柄” が余っていた事と、価格の安さが決め手となり購入してみる事にしました。

この記事では、購入した【ゼットソー 竹ひきのこ240】の

・ゼットソー 竹ひきのこ240について

・【木工用】と【竹ひき240】の竹の切断能力比較実験結果

・ゼットソー竹ひきのこ240を購入して感じた【メリット】

・ゼットソー竹ひきのこ240を購入して感じた【デメリット】

など私なりの “レビュー” をまとめてみたいと思います。

購入した【ゼットソー竹ひきのこ240】について

製造元は “株式会社岡田金属工業所”

販売元は “ゼット販売株式会社” で、安心の “MADE IN JAPAN” です。

ノコギリを使用している人なら知らない人はいないであろう “ゼットソー” です。

“竹ひきのこ” というネーミングですが、用途は “竹” だけでなく “一般木材” も含まれます。

【ゼットソー竹ひきのこ240】替刃のスペック

主なスペックは

のこぎりの板厚:0.6mm/切り幅:0.9mm

刃渡り: 225mm/刃の数:150(長さ:210mm)

ゼットソーの竹ひきのこ240は刃渡り225mmで刃の数150(長さ:210mm)です

です。ゼットソーの替え刃なので同社の

・パイプソー240/300

・デコラソー

・バイマン

・サンディングソー

・仮枠

・竹挽

・硬木

・剪定こま目

など、その他多くの柄に取付が可能です。

私は手元に【腰鋸ウエスタン180mm大工木】という商品の柄が余っていました。

“使用できる柄” のリストには載っていませんでしたが、【自己責任】で取付けて使用しています。

Amazonとホームセンターの販売価格比較

私が購入したのは【替刃】で、Amazonで “427円” で販売されていました。

“ゼットソー 竹ひきのこ240” は

本体(柄付き)

替刃 のみ

のみ

というかたちで状況に合わせて必要なモノだけ購入する事が出来ます。

後日買い物のついでに自宅の近所のホームセンターで価格を確認してみると

替刃:498円

本体(刃+柄):1980円

で販売されていました。

価格に大きな差は無いものの、やはりAmazonの方が少し価格が安かったです。

買いに行く手間もなく、価格も安いのでネットでの購入がおすすめですね。

【木工用】と【竹ひき240】の竹の切断能力比較実験結果

切断能力の比較実験は

の各ノコギリを30回だけひいて “切れた深さ” で比べてみることにしました。

また、”生の竹” と “枯れた竹” で違いがあるかも試してみたくなりました。

丁度、”倒れている生の竹” と “枯れて倒れた竹” があったので、その2本で実験してみる事にしました。

比較実験は生の竹と枯れた竹の両方で行う事にしました

【生の竹】木工用鋸と竹用鋸で切断能力を比べた結果

まずは元々持っていた木工用の

を使用しての “生の竹” の切断です。

ノコギリの刃の幅を目一杯使って30回だけ引きました。

「ゼットソーⅢ 265mm」で生の竹を30回引いた実験結果

次は今回購入した竹用の

を使用しての生竹の切断です。

こちらもノコギリの刃の幅を目一杯使って30回だけ引きます。

「ゼットソー 竹ひきのこ240」で生の竹を30回引いた実験結果

結果は【ゼットソー 竹ひきのこ240】は【ゼットソーⅢ 265mm】の倍近くの深さまで切断する事ができました。

結果、竹専用の「竹ひきのこ240」は木工用の「ゼットソーⅢ 265mm」の倍近くの深さまで切断する事ができました
刃の厚さ(切り幅)が同じなので、切りカス(切断カス)はどちらも変わりないようです

刃の厚さ(切り幅)が同じなので切りカス(切断カス)はどちらも変わりないようです。

【枯れた竹】木工用鋸と竹用鋸で切断能力を比べた結果

枯れた竹でも生の竹と同様にまずは元々持っていた木工用の

を使用しての切断です。

生の竹の時と同様に30回だけ引いた結果は画像の通りです。

「ゼットソーⅢ 265mm」で枯れた竹を30回引いた実験結果

次は今回購入した竹用の

を使用しての切断です。

“ゼットソーⅢ 265mm” と同様に30回だけ引きます。

「ゼットソー 竹ひきのこ240」で枯れた竹を30回引いた実験結果、生の竹と変わらず「竹ひきのこ240」は「ゼットソーⅢ 265mm」の倍近くの深さまで切断する事ができました

結果は生の竹と変わらず【ゼットソー 竹ひきのこ240】は【ゼットソーⅢ 265mm】の倍近くの深さまで切断する事ができました。

【結論】竹を切るなら竹専用の刃の方が圧倒的に効率が良い

実験結果、”生の竹” でも “枯れた竹” でも竹専用の【ゼットソー 竹ひきのこ240】の方が倍近くの深さまで切る事が出来ました。

切っている時の感触も竹専用の刃の方が軽く感じました。

ただ、比較に使用していた【ゼットソーⅢ 265mm】が使い込んだ刃だったので新品の刃ならもう少し近い切断能力はあるかもしれません。

とは言え、刃の長さの違いも含めて考えるとやはり専用の鋸の方が切断能力はかなり高いようです。

数本の竹を切るだけだったらわざわざ専用の商品を買わなくてもいいのかもしれません。

しかし、私のように

・竹林整備で大量に切る予定がある人

・少しでも効率良く作業を進めたい人

はやはり専用設計された竹専用のノコギリの購入をおすすめします。

ゼットソー竹ひきのこ240を購入して感じた【メリット】

山で実際に使用してみて「買って良かった」とおもえた商品でした。

使ってみて特に良かったのが【切れ味】【コストパフォーマンス】です。

気持ちがいいほどよく切れる【抜群の切れ味】

これは実際に使ってみると楽しさがわかるんですが、とにかく切れ味が良いです。

通常(木工用)のノコギリが “切りにくい” という訳ではありません。

木工用でも簡単に切れますが【竹ひきのこ240】だともっと簡単に “サクサク” 切れるんです。

実験結果でも出ているように、一回挽くだけで切れる量が段違いです。

電動の小型チェーンソーを検討していましたが、「これで十分」と言えるぐらい満足しています。

竹細工に使えそうなほど【綺麗な切断面】

切れ味だけでなく、切り口(切断面)もとても綺麗でした。

「竹ひきのこ240」の切り口は滑らかで、竹細工にも使用できそうなくらい綺麗でした

断面はツルツルで、竹細工に使う時でも少しヤスリがけするだけで十分使えそうです。

正直、ザクザク切れるのに切断面が綺麗なのは意外でした。

伐採だけでなく、工作にも幅広く使えるのはかなりのメリットだとおもいます。

圧倒的な安さと耐久性【高いコストパフォーマンス】

他社の竹専用の鋸の “替刃” は1,000円近くする商品が多かったです。

対して【竹ひきのこ240】はワンコイン以下で購入できます。

また、購入してから孟宗竹を30本ほど切り倒しただけですが、切り味が落ちている気配もありません。

もし仮に他社の製品より切れ味が落ちるのが速かったとしても、半額以下の金額で買い直せるので問題はありません。

これから100本近くは切り倒す予定ですが、替刃1枚で十分こなせそうです。

かなりコストパフォーマンスの良い商品だとおもいました。

ゼットソー竹ひきのこ240を購入して感じた【デメリット】

デメリットというか選定ミスをしました。

私が管理している山に生えている竹は “孟宗竹” という種類です。

かなり太い竹で、実際に切ってみると「竹ひきのこ240」の刃の長さでは少し物足りなさを感じました。

ノコギリを引ける距離が短くなってしまうんです。

刃渡りが22.5cmあっても、刃と柄の固定部分を考えると約19.5cmほどしか使えません。

実際に切った直径14cmの竹に当ててみると、5.5cm程しか動かせる距離が無いのがわかります。

「竹ひきのこ240」を直径14cmある孟宗竹に当ててみると5.5cm程しか動かせる距離が無いのがわかります

“ゼットソー竹ひきのこ” は270mmのタイプの

もあるので、そちらを購入すればよかったと使ってみてはじめてわかりました。

【失敗】柄の形状で伐採のし易さが変わる事を知った

竹を伐採している時に上の土地の持ち主が通りかかりました。

そのとき、「柄がカーブしている鋸の方が竹を切る動きでは扱いやすい」と教えて貰いました。

実際に鋸を貸してくれたので試してみると、鋸を地面に対して平行に動かすならカーブした柄の方が扱いやすかったです。

実は、今回購入した「竹ひきのこ240」とは別に「石鋸工業 竹引きのこ240」も購入候補でした。

・カーブしている柄があれほど使いやすいのを知らなかった

・ゼットソーの柄が余っていて替刃の価格が安い

という理由から「竹ひきのこ240」を購入しましたが、一から購入する場合は是非一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

石鋸工業の竹引きのこは “240mm270mm300mm” の刃の長さのバリエーションがあります。

石鋸工業の竹引きのこは "240mm/270mm/300mm" の刃の長さのバリエーションがあります
https://www.amazon.co.jp/

私のように “孟宗竹” を切る場合は少し長めのものをおすすめします。

竹ひきノコの購入を検討している方は「ゼットソー」と合わせて「石鋸工業」の竹ひきのこもチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか?

“ノコギリの刃の長さ” や “柄の形状” など購入後に気が付いた点もありますが、買って大満足しています。

実験した時も “試し切り” のつもりが、あまりにサクサク切れるので何本も切り倒してしまいました。

価格も安く、切れ味も良いので竹用の鋸を探している方は是非

をチェックしてみてはいかがでしょうか。

とはいえ、竹の伐採はとても危険な作業です。

命に関わる事もあるので、無理せず “専門業者” への依頼も検討してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけものに

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