断捨離&終活をしていくうちに、モノだけでなく生活自体をシンプルにしたいと考えるようになりました。
そんな時に目に留まったのが【なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト】という本です。
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“日常的に行っている様々な行動” の中でやめられるものがあったら私の希望するシンプル化が進みそうです。
そんな思惑で読んでみたら、本書に書かれていたのは私の想定していた「やめること」とは違っていました。
しかし、想定とは違ったものの、この本を読んだことで “長年の迷い” が晴れる結果となりました。
この記事では、本田晃一著【なんか勝手に人生がよくなるやめることリスト】を読んで
・【関係を切っておいて良かった】と確信した人たち
・本書を読んで変わった感情や人付き合いに対しての考え
など、私の過去の体験や、今後意識していこうと感じたことなどを備忘録としてまとめて見ようと思います。
本を読んで【関係を切っておいて良かった】と確信した人たち
誰でも「もうこの人とは関わりたくない!」と思う相手はいると思います。
私も “我慢の限界” に達して関係を切った人がいます。
しかし、私の知り合いにすごく懐の深い人がいて、その人を見ていると「もう少し我慢した方がよかったのかな」と思うこともあります。
そんな相手に対して、本書を読んだことで「やっぱ関わらないようにして正解だったんだ」と思えました。
その相手が
・きちんと謝罪したのにいつまでも蒸し返す人
・”話し合い” と言いながら自分の意見を押し付けてくる人
です。
こういった相手は関わるのを「やめる人」で “あっていた” んだと確信できて安心しました。
きちんと謝罪したのにいつまでも蒸し返す人
本書の【「自分が苦しめば許される教」をやめてみる】という章に “謝罪は「ごめんなさい(以上!)」でいい” と書かれていました。
ミスを犯したり人に迷惑をかけてしまった時にはしっかりと謝罪をする。
謝罪をしたら気持ちを切り替えて、ミスが再発しないように対策するために思考を向ける
のが大切という説明でした。
そして、”反省” と “自責” は全く別物で、”自責の念を持つ必要は無い” と書かれていました。
この章を読んでいる時に、ある一人の人が私の脳裏に浮かびました。
他人のミスを蒸し返すことを「イジり」と勘違いしている
脳裏に浮かんだのは、昔仕事で関わっていた営業の男性 “Sさん” です。
Sさんは “人のミス” をいつまでも話題にあげては “バカにしたように笑う” 人でした。
それに対して嫌な顔をする人に「ノリ悪いな」と言っていたので、本人的には「イジっている」つもりだったようです。
なので心の中では「コミュニケーションがド下手だな…」と我慢していました。
しかし、自分の部下のミスを笑いながら話されても、聞いてる “こちら” も同席している “部下の方” も気分は良くありません。
そして、当然私もその “ターゲット” にされました。
何度も蒸し返して、その話を知らない人にまで世間話として広める “しつこさ” と “うっとおしさ” に耐えられませんでした。
【自責グセ】が無くても強制的に自分を責めさせられてしまうかも
本書では、”人に迷惑をかけてしまったときに自分をいつまでも責めてしまう癖(自責グセ)”をやめるように勧めていました。
“グチグチと自分で自分を責め続ける” のは自分だけでなくその場の空気も壊してしまうそうです。
確かに、迷惑を受けた側として想像してみると、こちらはもう許しているのに当の本人が「私が…」「すみません、すみません」となってたら気まずいですね。
思い返してみると、自分にも “失敗に落ち込んで似たような行動をとってしまった” 覚えがあります。
幸いにも私はそこまで “重い自責グセ” はないと思っていますが、今もSさんと交流していたら酷くなっていたと思います。
自分は謝って、事態を処理して “済んだ” と思っていたことを、わざわざ蒸し返して【追体験】させられます。
当然、何度も当時のミスを思い出させられると “自信” も無くなっていきますし、そもそも自尊心が削られていきます。
強制的に【自責グセ】を持たされてしまう人もいたかもしれません。
この本のおかげで「とっとと関係を切った当時の自分の判断は正しかったんだ」と思えました。
“話し合い”と言いながら自分の意見を押し付けてくる人
本書には【「人を嫌う自分がイヤ」な八方美人をやめてみる】という章があります。
その中の “「本当はいい人」なんて存在しない” には、”人を嫌いたくない人は一生懸命人のいいところに目を向けようとする” と書かれていました。
嫌いな人に対しても
・「この人も悪気がある訳じゃない」
・「本当はいい人のハズ」
と言った感じで【いいところ】に目を向けようとすることはありますよね。
ただ、そのとき無理やり見つけた “苦手な人にいいところ” は自分が生み出した “マボロシ”と書かれていました。
この章を読んでいる時に、私の脳裏に浮かんだのが “Yさん” でした。
本人は【話し合い】と言いながらも他人の意見は受け入れない
「きちんと話し合って決めなきゃ」や「しっかり向き合いましょう」と言ってくる人がいました。
これだけ聞くと “誠実な人” のように感じる人も多いと思います。
しかし、この人(Yさん)の言う「話し合う/向き合う」は、
「Yさんの意見を受け入れるために話し合い/向き合いましょう」
という完全なる自己中心的なものでした。
だから他人の意見で “納得/決着” することはありませんでした。
“反論をねじ伏せるための時間” を「話し合い」、自分を無視させないための「向き合う」なんです。
意見があったときは良いのですが、合わなかったときはひたすら苦痛でした。
【嫌いな相手の良い所】を無理に探すのをやめる!に納得
本書には “嫌いな人のいいところに目を向ける行為” は、”その人を嫌いになりたくない自分” があるからだと書かれていました。
「人を嫌う自分になりたくないから、嫌わなくて済むようにいいところを探す」納得です。
私もYさんが苦手でしたが、「仕事はできる人」とは思っていました。
そのため、苦手と思いながらも「仕事に一生懸命なんだ」とか「悪気はないんだろう」と考えるようにしていました。
しかし、それは本書の通り “私が無理矢理ひねり出したYさんのいいところ” です。
実際に「仕事に一生懸命」なのか「悪気がない」かは本人にしかわかりません。
“明確な悪意” を持って他人の意見をねじ伏せていたのかもしれません。
まさに私が目を向けた “Yさんのいいところ” は私が生み出した “マボロシ” でした。
Yさんを受け入れられない自分の器の小ささを認めたくないという考えもあったことにも気が付きました。
本書の別の章では「自分をおとしめる相手とつき合っても幸せになれない」と書かれています。
無理して見つけた(自分で作り上げた)”相手のいいところ” に目を向けてまで自分を尊重してくれない人と関わる必要がないことを理解できてよかったです。
そして、そんなことまで考えずに直感で「この人と長く関わってはいけない」と判断した当時の自分の勘はあっていたようです。
本書を読んで変わった感情や人付き合いに対しての考え
「この本を読んで良かった」と思えたのは、
「自分の過去の判断は間違いでなかった可能性が高い!」
と感じられただけではありません。
自分の “思考”、”感情”、”行動” など、いままで想像もしていなかった考え方を知ることが出来ました。
その中で特に考えさせられたのが【嫉妬心】と【人付き合い】と【幸せ】についてでした。
他人に【嫉妬の感情を持つ】のは悪いことではない
“「仕事」でついついがんばっちゃう人へ” という章で「嫉妬心」について書かれていました。
本書では “うまくいっている人” をみて嫉妬心を持つということは、自分もそうなれる可能性があるからだと解説されています。
ビル・ゲイツなどを例に、嫉妬心を “自分の可能性” として説明されていて、それがすごく納得できるものでした。
私は【嫉妬心】は相手に対しての “うらやましさ” で、無い物ねだりの感情だと思っていました。
そのため、それはが “いい感情” とは考えたこともありませんでした。
本書で紹介している “嫉妬心を自分の成長へ変える方法” は実践していきたいとと思えるもので、自分の感情と向き合う良い機会になりました。
無理してまで【嫌いな相手と関わる】のをやめる
本書の “苦手な人にエネルギーを注ぐのをやめてみる” という章では、人付き合いに関する気付きを得ました。
それが「人生は有限で、嫌い/苦手な人に時間や労力を割いている場合ではない」ということです。
はじめは「そんなことわかっている」と思いながら読み進めました。
しかし、”投資” に例えての説明ですごく納得し、自分がまだまだ “無駄な方向にエネルギーを消費している” ことを実感しました。
「嫌いな人に時間を割くのは無駄」だとわかっているつもりだったんですけどね。
これについては今後定期的に自問自答しながら実践していきたいと強く感じました。
未来でなく今に目を向ければ【自分はすでに充分幸せ】
本書の “「恋愛」でついついがんばっちゃう人へ” の章の中で
「ある」「ある」「ある」マインドフルネス
というものが紹介されていました。
著書が書道家の武田双雲から教えて貰ったというもので、心をリセットする方法だと書かれていました。
面白そうだったので私も試してみたところ、自分はいろいろなものを持っていていることに気が付きました。
そして、「既に十分幸せなんだ」と気づき&感じることが出来ました。
“イライラ” はそれが改善された未来にばかり目を向けているから、それが叶っていない現状にいらつく
と知ったときは目から鱗でした。
確かに、良い状態にしたいからそうなっていない現在に焦りや苛立が生まれているように感じます。
昔読んだ本には「未来を想像するから不安が生まれる」という解説がありました。
“不安” だけでなく “焦り” や “イライラ” も生み出してしまうことを考えると、”今” に目を向ける重要性が実感できます。
そして、”今” に目を向けると無い物ねだりしている自分にも気が付くことが出来ます。
「ある」「ある」「ある」マインドフルネス
はとても効果があったので、この記事を読んでくれているみなさんにもぜひ体験してみて欲しいです。
読んだ本:なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト
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本田晃一さんの著書は
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・もう一度、チャレンジ~つまらなくなってきた毎日を楽しくリニューアルする方法~
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と非常に沢山ありました。
驚いたのは、どれも星4以上の高評価だったことです。
私はまだ今回読んだ「なんか勝手に人生がよくなるやめることリスト」しか読んでいませんが、
・わかりやすい文章
・理解しやすい説明
でとても読みやすいと感じました。
なので、他の本にも俄然興味が湧いてきています。
みなさんも興味があったら是非チェックしてみてください。
まとめ
私はそもそも “人付き合い” があまり好きではありません。
“世間話” など、人とのコミュニケーションが苦手という意識はありませんが、すごく疲れてしまうんです。
なので「なるべくしたくないモノ」と考えてしまっています。
そんな気持ちで人付き合いしているので、相手が “苦手な人” だと気が重くて仕方がありませんでした。
今回読んだ【やめることリスト】では誰にでもいい顔をする “八方美人” をやめることを勧めています。
これは “過去の判断” も含め、今の人付き合いの考え方にもとても参考になりました。
私のように “人付き合いで無理をしているひと” に参考になる本だと思います。
もし興味が出たら読んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの