日常生活で出る古新聞・本などの “古紙” や “ダンボール” は町内会の廃品回収やお店の回収場所に持っていって処分していました。
しかし、ある日出かけた先で買い物に寄った “ウエルシア” に古紙回収でTポイントが貰える仕組みを発見しました。
知らなかっただけで古紙のリサイクルで各種ポイントを貰える仕組みは意外と多く、ボクの生活圏内でも3カ所で似た取り組みを実施していました。
この記事では “古紙” “ダンボール” のリサイクルでポイントを貰える仕組み、実際に体験してみての感想、店舗ごとの違いや注意点などをまとめています。
情報の一部に特定の地域限定のものがありますが、似た仕組みのサービス・取り組みはいろいろなお店で実施されている様です。
どんな仕組みのものなのかざっくりでもお伝えできれば幸いです。
リサイクルで各種ポイントを貰える取り組みについて
ここ数年空き地にコンテナが置かれていて、その中に不要になった古紙・段ボールを入れて処分する事ができる “リサイクルステーション” などと呼ばれる施設が増えてきました。
24時間利用できて、掃除や引っ越しで大量の古紙や段ボールが出てもすぐに無料で処分できてとても便利な施設です。
しかし、それが最近ではそれがさらに進化して、重さによって各種ポイントを付与してくれる施設が広まりはじめました。
貰えるポイントはそれを実施している店舗によって異なりますが、ボクの生活圏内では
- nanacoポイント
- Tポイント
- 企業オリジナルのポイント(マキヤポイント)
の三種類がありました。
仕組みは非常に簡単で、処分したい古紙や段ボールを持っていき、書かれている指示に従って機械を操作して、コンテナの中にリサイクルしたい古紙を投するだけです。
機械を操作というとむずかしく聞こえるかもしれませんが、”ボタンを押す” や “ポイントカードをかざす” 程度のごくごく簡単な操作なので心配はいりません。
コンテナに秤が付いていて、入れた古紙の重さによって付与されるポイントがきまります。
ポイントは直接付与される訳ではなく、多くの場合 “リサイクルポイント” という種類のポイントが付与されて貯まっていきます。
実施している店舗によって違いはありますが、一定のリサイクルポイントが貯まると、お店で使えるポイントに交換できるといった仕組みが一般的です。
リサイクルポイントはカードに貯まっていくので、一度の古紙回収で基準のポイントに届かなくても大丈夫です。
何回かリサイクルして、交換可能なポイント数が貯まったらリサイクルポイントを店舗で利用可能なポイントに交換する、すると交換したポイントは日々のお買い物などで利用が可能になります。
イトーヨーカドーの古紙リサイクルの仕組みと利用方法

ヨーカドーでのリサイクルで貰えるポイントと回収対象
イトーヨーカドーで実施している古紙回収で貰えるリサイクルポイントは “nanacoポイント” に交換ができます。
貯まるリサイクルポイント(RP)は古紙・ダンボール1kgに対して10RPです。
リサイクルポイントを “500RP” 貯めると “50nanacoポイント(50円分)” に交換ができます。

500RP貯めるには古紙・ダンボールを50kgリサイクル必要があります。
“500リサイクルポイント” = “50 nanacoポイント”(50円)、つまり50kg=50円→1kg=1円という事です。
ポイント付与の回収対象は “新聞・チラシ・本・雑誌・雑紙” などの “古紙” と “ダンボール” です。
リサイクルポイントの受け取りに “nanakoカード” “シニアnanacoカード” “ nanacoカード一体型のセブンカードプラス” “nanacoモバイル” が必要なので、持っていない人はリサイクル施設利用の前に用意する必要があります。
※ポイントを受け取らずただ古紙を処分するだけの利用もできます
ヨーカドーでリサイクルをしてポイントを受け取る手順
手順① リサイクル装置に不要になった古紙を持っていき、装置に “nanacoカード” をかざして読み込ませます。

手順② カードの読み込みが完了したら、コンテナ内に古紙とダンボールを投入します。コンテナに付いた秤で重さが量られ、現在の重さが画面に表示されます。
手順③ 全て投入し終えたら画面に表示される “ポイントをGET” のボタンを押すと、”獲得ポイント” や “今回の重量” が表示されます。以上で完了です。

獲得したポイントはnanacoカードに記録されるので500RP貯まるまでは特にする事はありません。
イトーヨーカドーで古紙リサイクルをするときの注意点
コンテナの容量オーバーで利用できない場合もある
少し前にリサイクルしに行ったところ、リサイクル装置のシャッターが閉まっていて「ただいま満杯のため受付できません」の張り紙があり、利用できない事がありました。

それから約2週間後にまた行くとその時も同じ状態でした。
さすがに2週間回収にされていないという事は無いとおもうのでたまたま容量いっぱいになってしまったタイミングで行ってしまったんだとはおもいます。
大型商業施設に設置されているので利用者も多く、持ち込まれる古紙も多いんだとおもいます。
“満杯で利用できない事もある” ということは理解しておく必要があります。
車を横付けできないので大量に持ち込む時は注意が必要
店舗によって違いはあるかもしれませんが、ボクが行ったイトーヨーカードーは駐車場と少しはなれた場所に装置があり、間に植栽や駐輪場があるため車を横付けできませんでした。
その為、掃除で出た大量の古紙を担いで車と装置を往復しなくてはいけませんでした。
また、イトーヨーカドーは大型施設のため利用者も多く、時間帯によっては大量に持ち込むと他の利用社参の迷惑になってしまう可能性もあります。
大量の古紙を持ち込む場合は夕方などのお店が混雑する時間を避けて、必要なら台車などを持っていくとスムーズに作業できるとおもいます。
ウエルシア薬局の古紙リサイクルの仕組みと利用方法

ウエルシアでのリサイクルで貰えるポイントと回収対象
ウエルシアで実施している古紙回収で貰えるリサイクルポイントは “Tポイント” に交換ができます。
ポイント付与の回収対象は “新聞・チラシ・本・雑誌・雑紙” などの “古紙” のみです。
“ダンボール” は処分する事はできますが “ポイント付与対象” ではないので重さはカウントされません。
これも店舗によって若干の違いがあるかもしれません。
3施設で唯一 “ビニール袋のまま投入可能” という点が魅力的です。

ウエルシアでリサイクルしてポイントを受け取る手順
ウエルシアはリサイクルポイントを貯めてから交換するタイプではなく、リサイクルした都度 “Tポイント” に交換する仕組みになっています。
手順① リサイクル装置に不要になった古紙を持っていき、装置の “開始” ボタンを押します。
手順② ボタンを押したら装置が起動するので、コンテナ内に古紙を投入します。コンテナに付いた秤で投入された古紙の重さが量られます。
手順③ 全て投入し終えたら “発券” を押すと、”リサイクルポイント数” と “バーコード” が書かれたレシートが印刷されます。

手順④ 印刷されたレシートを持ってウエルシア店内のレジで “Tポイントカード” と一緒に提示します。バーコードを読みとって貰うとTポイントカードに利用可能な “Tポイント” が付与されます。
ウエルシアでの古紙リサイクルをするときの注意点
ダンボールはポイント付与の回収対象ではない
コンテナは古紙投入用のスペースとダンボール投入用のスペースに分かれています。
重さによってポイントが貰えるのは “古紙” のみで、ダンボールの方はカウントされません。
他所ではダンボールもポイント付与対象になっていることが多いのでこの点は注意が必要です。
印刷されたレシートは当日のみ有効
リサイクル用にコンテナに投入した古紙の重さに応じたリサイクルポイントが書かれたレシートは有効期限が “当日限り” です。
印刷されたその日のうちにレジで読み込んでもらって、ご自分のTポイントカードにTポイントとして入れてもらわないとポイントを貰えません。
他所はポイントカードにリサイクルポイントとして貯めていくので期限を意識する必要はほぼありませんが、ウエルシアでリサイクルする場合は「リサイクルをしたその日のうちにポイントを受け取る」ということに注意が必要です。
地元のホームセンターの古紙リサイクルの仕組みと利用方法
マキヤ”エスポット” で貰えるポイントと回収対象
地元のホームセンター “エスポット” で実施している古紙回収で貰えるリサイクルポイントはそのグループ会社で利用可能な “ポイント券” に交換ができます。
“エスポット” は東海地方が拠点の “マキヤグループ” の一部なのでご存じない方も多いとおもいますが、イトーヨーカドーとほとんど同じリサイクル装置を利用していたので、他の地域の地元特有のお店でも似たような感じで運用されている可能性が高いとおもいます。
古紙1kgのリサイクルで1リサイクルポイントが貰えて、200リサイクルポイント貯めるとお店で利用できる “ポイント券” と交換ができます。

トータル200kgのリサイクルで200円分のポイント券になるので1kg=1円で、この点もイトーヨーカドーと同じです。
ただ、イトーヨーカドーは50kgでポイント交換できるのに対して、マキヤ “エスポット” では200kgのリサイクルをするまで交換できないのでハードルは高めです。
ほぼ同じ装置、同じ付与率なので交換までの基準は設置している会社ごとにルール決めが可能なようです。
ポイント付与の回収対象もイトーヨーカドーと同じく “新聞・チラシ・本・雑誌・雑紙” などの “古紙” と “ダンボール” です。
リサイクルポイントの受け取りにはグループ会社共通のポイントカード “マキヤポイントカード” が必要でした。
※ポイントを受け取らずただ古紙を処分するだけの利用もできました
“マキヤ” でリサイクルをしてポイントを受け取る手順
イトーヨーカドーとほぼ同じ手順です。
手順① リサイクル装置に不要になった古紙を持っていき、装置に “マキヤポイントカード” をかざして読み込ませます。
手順② カードの読み込みが完了したら、コンテナ内に古紙とダンボールを投入します。コンテナに付いた秤で重さが量られ、現在の重さが画面に表示されます。
手順③ 全て投入し終えたら画面に表示される “ポイントをGET” のボタンを押すと、”獲得ポイント” や “今回の重量” が表示されます。以上で完了です。

獲得したポイントはマキヤポイントカードに記録されるので200リサイクルポイント貯まるまでは特にする事はありません。
マキヤ”エスポット”で古紙リサイクルをするときの注意点
リサイクル装置 “古紙の駅” が設置されていない店舗もある
すごく混んでいる訳でもなく、ポイント交換が当日のみといった注意点はありません。
イトーヨーカドーにもウエルシアにも言える事ですが、リサイクル施設がない店舗もあります。
マキヤ “エスポット(ESPOT)” は店舗情報のページに “古紙の駅” という名称が入っている店舗では古紙のリサイクルが利用可能なようです。
リサイクルBOXと書かれている場合はポイント交換できない “古紙回収ボックス” の事だとおもうのでいく前に一度検索する事をオススメします。
別の会社3カ所のリサイクルシステム全て利用しての感想
ボクの利用方法に一番合っていたのは地元企業のリサイクルシステムでした。
大手企業と比べるとポイントに利用先は限られてしまいますが、どのポイントに交換できるかはもちろんですが、手軽に利用できるかが一番大きなポイントだと考えます。
その点では “イトーヨーカドー” は駐車場からの距離もあり、利用者も多く混雑しているのであまり積極的には利用しないとおもいます。
また、ネットショッピングが増えて段ボールを処分したい事が多いので段ボールの回収がポイント付与の対象ではない “ウエルシア” もあまり魅力的ではありませんでした。
3施設で唯一 “ビニール袋のまま投入していい” という条件は非常に魅力的でしたが、リサイクルポイントが “当日限り有効” という条件も若干不便で、店舗で買い物のついでにレジで交換しなくてはいけない手間も不便さを感じます。
またリサイクルポイントの受け取りで買い物が必要なのもウエルシアを愛用していないボクにはマイナスポイントでした。
ポイントはマキヤグループでしか利用できないので “Tポイント” “nanacoポイント” ほどの便利さはありませんが、装置が駐車場に設置されているので車を横付けできて、ダンボールもポイント付与対象で、何より空いている “マキヤグループ” のエスポットでのリサイクルがボクには一番合っていました。
まとめ
不要な古紙を処分してポイントが貰える仕組みがあるのを最近まで知らなかったので衝撃的でした。
数年前に祖父の家を片付けたときに知っていたらかなりポイントを貯められたんではないかなとおもいます。
ただ、普段の生活で出る古紙や段ボールをこまめに持っていくには受け取れるポイントが少ないのであまり向いていないとおもいます。
ある程度貯まった頃にその方向に出かける用事があればついでに持っていく、ぐらいの感じで利用していこうとおもいます。
調べてみると自分の近所にもリサイクルシステムを導入している店舗があるかもしれません。買い物ついでに店舗横を覗いてみると意外なお店で発見できるかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの