“軽トラ一台分3万円”のゴミ処分業者をはじめて利用した感想と気がついた事

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前回の記事でまとめた “遠縁の親戚のおじさん” の “終活” 兼 “引っ越し” をした時に、人生ではじめてゴミの処分業者を利用しました。

軽トラ1台分のゴミの移動と処分が3万円というサービスです。

もともとそういったサービスの存在は知っていましたが、自力でゴミ処理場に持っていけるので利用する機会はありませんでした。

正直「 “3万円” はちょっと…」とも思っていました。

しかし、今回はじめて利用したことで想像以上に便利で、費用対効果の高いサービスだとわかりました。

それと同時に、このサービスの利用に向かない場面にも気がつきました。

この記事では、親戚のおじさんの “終活” 兼 “引っ越し” をした時に依頼したゴミ処分業者を利用してみてた感想と、こういった業者を最大限利用できる場面、逆に利用に向かない場面について私の考えをまとめてみたいと思います。

この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点

私たちが依頼した業者は、地元で営業している小規模な処分業者です。

広い範囲で活動しているチェーン店や、便利屋ではありません。

その為、お住まいの地域で営業している業者によって処分可能なゴミの制限は変わってくる可能性が大いにあります。

また、料金も地域によってバラバラの可能性があります。

その為、サービス内容や料金が参考にならない場合もあります。

以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。

【結論】ゴミ処理業者を依頼する方が”お特な場合”と”勿体ない場合”

私が利用して感じた事、気がついた事からまとめていきたいと思います。

結論から申し上げますと、処分したいゴミの内容が “燃えるゴミ” がほとんどの場合には自分で処理できるので依頼するのは勿体ないと思います。

逆に、大規模な “断捨離” で洗濯機や冷蔵庫などの “大型家電”、タンスやベッドのマットレスなどの “大型家具”、金庫などの “産業廃棄物” をまとまって処分する時にはかなり便利に、個人で処分するときよりもお得に処分できる可能性があります。

特に産業廃棄物の処分として使う場合には、かなりのメリットがあるとおもいました。

それでは “おトクな場合” と “勿体ない場合”、それぞれについて詳しくご説明します。

ゴミ処理業者を依頼するのは”勿体ないかもしれない”場合

先ほどは “勿体ない” と書きましたが、金銭感覚や生活環境の差もあるので “勿体ないかもしれない” とさせていただきます。

まず、先ほども書いた通り、処分したいゴミの内容が “燃えるゴミ” ばかりの場合はあまりおすすめしません。

“燃えるゴミ” はゴミの収集日に出せますし、お住まいの地域によっては焼却場に直接持ち込む事もできます。

公共のサービスでお金をかけずに処分できるので、時間がある場合にはゴミ収集日に出せる燃えるゴミを業者に任せるのは勿体ないです。

大量の可燃ゴミの処分には業者よりもレンタカーで直接持ち込む方が安上がり

この方法は、お住まいの地域の近くのゴミ処理施設が “直接持ち込みを受け付けている事” と “車が運転できる事” が前提になります。

処分したいゴミは “可燃ゴミ” ばかり、でも時間がないので一気に処分したいという場面もあると思います。

そんな時はすぐに回収に来てくれる業者へ依頼したくなりますが、”レンタカー” で軽トラックを借りるのもオススメです。

もちろん、自分お車が大きければレンタル必要はありません。

もし業者に依頼すると、だいたい2万円~3万円くらいが相場のようです。

対して、軽トラックのレンタカー代は1万円程度です。

すこし手間はありますが、相場の半値から3分の一くらいの出費で、一日に運べるだけのゴミが処分できます。

レンタカーを借りる手間、ゴミを運ぶ手間は掛かりますが、少しでも安く大量のゴミを処分する場合には個人的にはレンタカーがオススメです。

大型の家具は市に予約すれば無料回収してもらえる

この方法もお住まいの地域によって大きく違いがあるようですが、私の住む地域では大型のゴミは予約を入れれば無料回収してもらえます。

その為、”大きなゴミがあるから業者に依頼” と言う形で依頼してしまうと無駄な出費になってしまう可能があります。

事前の確認と予約は必要ですが、公共サービスでも大型の家具を処分できるので是非一度調べてみることをおすすめします。

ゴミ処理業者を依頼する方が “お得かもしれない” 場合

こちらも、先ほどは “お得” と書きましたが、金銭感覚や生活環境の差もあるので “お得かもしれない” とさせていただきます。

業者に依頼する方がお得なゴミは “自分では運べない大型のゴミ” と “自分では処分方法がわからないゴミ” です。

“自分では運べない大型のゴミ” は文字通り大き過ぎて運べない&家の外に運び出せないゴミです。

可燃/粗大ゴミに関わらず、食器棚や冷蔵庫などの大きく重いゴミの処分は業者に任せてしまう方が安心です。

“自分では処分方法がわからないゴミ” は金庫やコンクリートブロックなどの不要品です。

これらはほとんどの場合公共サービスでは回収不能で、尚かつ “産業廃棄物” 扱いになるので処分に困ります。

それでは、それぞれについてもう少し詳しくまとめてみたいと思います。

自分では運べない大きな不要品は業者へ依頼する方が安心安全

使わなくなったタンス、引っ越し先では必要ない食器棚、テレビボード、ベッドなど、大きくて運びにくい家具を処分したい場合もあると思います。

室内で分解して、可燃ゴミとして出せればそれが一番楽ですが、DIYなどに馴染みが無い婆にはそれも難しいかもしれません。

そんな時に、大きな固まりのまま運ぼうとすると “怪我” だけでなく建物を傷つけてしまう可能性があります。

賃貸物件だった場合には修繕費が必要になり余分な出費になってしまいます。

そう言った場合にやはり専門としている業者さんへの依頼が安心です。

また、問い合わせた時に家具の運搬時に “養生” をしてもらえるのかも確認すると安心です。

私が利用した業者は毛布で家具の下と周りを保護しながら運んでくれるとの事で、安心して依頼する事ができました。

自分で運ぼうと無理をして怪我をしてしまったり、建物を傷つけてしまうと業者への依頼料以上の出費になる可能性もあります。

あまりに処分するものが少ない場合には勿体なく感じるかもしれませんが、安心と安全性を重視してみてはいかがでしょうか。

自分では処分方法がわからないゴミは業者へ依頼する方が迅速で安上がり

私が “自分では処分方法がわからないゴミ” としているのは “産業廃棄物” です。

一般家庭にもあるものだと “金庫”、”コンクリートブロック”、”砂利・石”、などが身近な “産業廃棄物” です。

古い金庫はリサイクルショップでの買取が不可で、かと言って市のゴミ収集へ出そうにも、受け付けていない場合ほとんどです。

理由は金庫の中心部の素材です。

金庫の多くは “耐火” 性能を持たせる為にコンクリートで断熱されている場合が多いんです。

かなり古いものだと “砂” が断熱材として入れられている場合もあります。

周りは鉄ですが、断熱材がコンクリートや砂なので “産業廃棄物” 扱いになってしまいます。

また、部屋のインテリアや庭で使用していたコンクリートブロックも素材の関係で “産業廃棄物” 扱いになってしまいます。

“砂利・石” も同じ理由です。

これら “産業廃棄物” は個人で処分しようとするととても大変です。

個人の持ち込みを受け付けている産廃業者を探し、持ち込んだものの重さによって料金を支払う必要があります。

しかし、この料金が “業者の持ち込み” と “個人の持ち込み” で大きく違いがあるようです。

私が過去にコンクリートブロックを処分したくて問い合わせたときは、土嚢袋一袋分で2,500円と言われて諦めました。

しかし、業者向けのページにはキロあたり50円の表記があり、やはり個人で少量の産業廃棄物を処分するのは難しい事を知りました。

また、金庫は重さによってかなり処分費用が変わります。

なので、ある程度の量があって、産業廃棄物も回収可能な業者さんが見つかった場合には専門業者へ依頼してしまう方が簡単で、安上がりになる可能性があります。

実際に “軽トラ一台分3万円”のゴミ処分業者を利用した感想

私たちが依頼したのは地元中心にゴミの運搬と処分を請け負っている小さな業者でした。

地元の広報誌に広告が載っていた業者で、活動範囲は市内と言っていました。

料金は “軽トラ” 1台に積めるだけのゴミの運搬&処分で “3万円” でした。

いくつか似た様な業者がありましたが、問い合わせた結果この業者が一番ゴミの種類に制限がなかったので決めました。

電話で日時と住所を伝えて、当日運び出しやすい場所にゴミをまとめておきました。

当日来た業者さんはふたり組でした。

時間通りに来て、処分するものをチェックして運び出し、トラックに積んでいきます。

冷蔵庫、洗濯機、テレビボード、ベッドマット、ダイニングテーブルセット、小型金庫を運び出してもらいました。

正直「こんなに載るか?」と思いましたが、家電がそれほど大きくなかった事と、テーブルなどは分解して積んでくれたので、予想外にまだ余裕がありました。

そして「まだちょっと載るんで燃えるゴミとかあれば積んでいきますよ」といっていくつかのゴミ袋も積んで持っていってくれました。

作業時間は1時間半ほどでした。

自分で運び出すとしたら1日仕事だったはずなので、あまりの早さに驚きました。

そして、失礼ながら “ゴミ処分業者” に “雑” に運びそうという偏見を持ってしまっていましたが、事前の打ち合わせ通り、家具を運ぶ時にも毛布で保護してくれて、マンションの廊下も管理人さんに台車の使用許可をとっていたりで丁寧でスムーズな作業でした。

私が料金を支払った訳ではありませんが、事前のイメージでは正直勿体なく感じた利用料金の3万円も、終わってみれば「あれだけやってもらって3万円なら安いね」という印象に変わっていました。

まとめ

利用してみた結果は大満足でした。

でも、やはり自分で簡単に出せるゴミや、公共サービスを利用して無料で出せるゴミに使用するのは勿体ないと感じました。

もちろん、すぐに引っ越す必要があって、「ゴミ出しに時間を割いてられない」という場合にはしかたないかもしれません。

“時間の許す場合” という条件は必要ですが、量が多くても可燃ゴミは “自力” で、量が少なくても大きなゴミや産業廃棄物があれば “業者” をという風に使い分けていくと便利だなと感じました。

ただ、最初にも書きましたが、業者によって扱ってくれるゴミの種類や料金、場合によっての追加料金などが大きく違うようです。

もしかしたら危ない業者もいるかもしれないので事前の問合せをして見極める事が大事だなと思います。

終活、断捨離、引っ越しで大量のゴミを処分するときは、ゴミの内容によっては業者への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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