カメラを趣味にしている方も多いとおもいます。
昔は今と違ってフィルムで撮影し、現像して写真を観たり、アルバムに整理していましたね。
ボクのじーちゃんも写真が趣味で生前は、”風景” “植物” “人物” などジャンルを問わず様々な写真を撮っていました。
その為、祖父母の家の片付けをしている時にも棚や押し入れなどいろんな場所から “現像された写真” や “アルバム” が出てきました。
それらの写真を整理・処分しようとした時にボクは燃えるゴミで出してしまおうとおもっていましたが、知り合いから言われた事が気になってきちんと処理して捨てる事にしました。
この記事では自宅や実家の片付けや断捨離で “現像された写真” を処分する時にちょっとだけ注意した方が良いかもしれませんよ?というお話を、ボクが知り合いから聞いた体験談をふまえてまとめていこうとおもいます。
知人の体験談 “写真の捨て方に注意した方が良い理由”
知り合いと言っても当時たまに顔をあわす程度の人で、その時もちょっとした空き時間に世間話をしていました。
ここではNさんとさせていただきます。
Nさんの趣味の話などを聞いているときにボクの趣味について聞かれ、当時は休みの日は祖父母の家の片付けばかりしていたのでその事を伝えると、Nさんもご両親の遺品整理で苦労した時の話を教えてくれました。
ボクは「写真が大量に出てきたから重くて大変なんですよー」と言うと、Nさんから「写真は外から見えないように捨てないと危ないよ」と言われました。
「外から見えると危ない?写真って燃えるゴミで出しちゃ駄目なんですか?怒られます?」と聞くと、Nさんが写真を処分した時に体験したお話を教えてくれました。
Nさんの体験談
Nさんが実家の片付けでご両親の写真を整理して “不要な写真” を処分していた時の事です。
市の指定の半透明なゴミ袋に不要な写真を入れて、空いた隙間には他のゴミも詰めて、燃えるゴミの日に近所のゴミ置き場に置いてきたそうです。
ゴミを置いてきてしばらく経ってから次のゴミを持っていくと、先ほどNさんが出したゴミ袋を知らない人が開けていたそうです。
“自分の出したゴミを開けて漁っている人がいる” という状況が理解できず、声をかけるのも怖かったので立ち尽くしていると、その人はNさんの存在に気がついてまるで自分がゴミを置きにきた人を装うかのような仕草で漁っていたゴミ袋をしばって、近所の人に挨拶するかの様に軽く会釈して去っていったそうです。
その日はちゃんと燃えるゴミの収集日で、時間も極端に早い訳ではないので自分が出したゴミも問題は無い筈だとおもいましたが、怖くなったNさんは先ほど出したゴミも一度家に持ち帰ったそうです。
そして、先ほどの人が何をしていたのか知りたくなってゴミ袋の中を調べたそうです。
すると、Nさんが出した時はゴミ袋の底には入れていた “写真” が、ゴミ袋の中でかき混ぜたようになっていて上の方に来ていたそうです。
どんな写真があったか、写真の他に何を捨てたのか細かく覚えていなかったので正確に “何かを持っていかれたのか” それとも目当てのものを見つける前にNさんがきて持っていけなかったのかはわからなかったそうですが、意味が分からなすぎて怖くて、気持ちが悪かったそうです。
警察へ相談しようともおもいましたが、漁っていた人が誰かもわからず、「ゴミを漁られた」と通報しても警察がきてくれるのかわからなかったのでそのままにしたそうです。
Nさんはそれまでの片付けでも “服や雑貨” などいろいろなゴミを捨てていたそうですが、ゴミを漁られたのはその時がはじめてだったそうです。
たまたま犯人の目についたものがあったのかもしれませんが、「多分写真を漁っていたんだとおもう」と言っていました。
何故写真を漁っていたのか、その中から何か持っていったのかわからず怖かったNさんは、実家の片付けで出たゴミは収集日には出さず、ゴミ袋に入れてまとめておいてある程度たまったら車にパンパンに詰め込んで、自分で直接 “市のゴミ処理場” に持ち込んで処分したそうです。
写真を外から見えない状態にして捨てる方法
Nさんから聞いた体験談で思い出したのが昔観たテレビ番組でした。
投稿者の体験だったか、芸能人の実体験だったかは忘れてしまいましたが、マンションのゴミ捨て場にゴミを出すとそれを漁る近所のおばさんの話を取り上げていました。
酷い時には捨てたTシャツを拾って、後日着ていたといったエピソードだったとおもいます。
ゴミ袋が半透明な事で捨てたものが見えるため、それに目お付けてゴミ袋を漁る人は少なからずいるようです。
その為、ゴミを物色されない為には少なからず対策をする必要があります。
ただ、市の指定ゴミ袋が半透明なのには訳があります。
燃えるゴミとして粗大ゴミを捨てたり、危険物を捨てていないか確認する為に透明な袋である必要がある訳です。
その為全てのゴミを黒いビニール袋に入れてから市の指定ゴミ袋に入れて出すといったような事はしてはいけません。
あくまで “写真” など、過去に荒らされたという情報があるものや、個人情報に近いもの、下着など外から見えると危ないもののみの対策をおすすめします。
方法①新聞や紙、いらない袋に入れてからゴミ袋に入れる
方法は簡単です。新聞紙や不透明な袋に処分したい写真を入れてから他のゴミと一緒にゴミ袋に入れて処分するだけです。
Nさんも普通のゴミ(商品のパッケージなど)を捨てている時には荒らされた事は無かったと言っていたので、”写真” とわからなければ荒らされる可能性はぐっと低くなるのかもしれません。
ボクもものすごい量の燃えるゴミを処分しましたが、ゴミを荒らされるような事は起きていません。
外から “写真” や “故人を特定できそうなもの” が見えないだけで被害は避けられる可能性があります。
写真を入れる物は “燃えるゴミ” のモノなら何でも良いので、「とにかく外から ” 写真” とわからなくする」そして、写真だけで捨てずに他のゴミと混ぜて捨てるのがおすすめです。
方法②シュレッダーで細かくしてから捨てる
外から見えなくするという点ではやはりシュレッダーもかなりおすすめです。
ボクはNさんの話を聞いてからシュレッダーに掛けて細かく処理した状態で捨てていた時期があります。
細かくした場合は外から見てもなんの細切れかわわからないのでもし仮に漁られたとしても問題ありません。
写真はもちろん、書類もハガキもシュレッダーで細かく粉砕してから捨てた方が安心できるので一台持っていると便利ですよ。
写真を “シュレッダー” に掛けて捨てる時の注意点
シュレッダーで細かく粉砕して捨てると “写真” という事も外からはわからず安心ですが、一点だけ注意点があります。
これもボクの知り合いの体験談なんですが、その人は家庭用のシュレッダーで届いた”不要なはがき” などに記載されている個人情報の部分を処理していました。
シュレッダーが満杯近くになるとまとめて捨てていましたが、ある時町内会長さんから連絡がありました。
なんでも、近所の人から「 “仕事のゴミ” を家庭ゴミの袋で出している人がいる」と苦情が入ったそうです。
苦情を入れた人は「”シュレッダー” で処理するのは “仕事の書類” だけだから “事業所ゴミの袋” に入れていないのはルール違反だ!」という考えだったようです。
町内会長さんに「自宅に届いたはがきなどを処理したものだから家庭ゴミだ」と言う事を説明をして何とか納得してもらえたそうですが、誤解をして苦情を入れられてしまう可能性もある事を知りました。
その人はそのごシュレッダーで処理した “紙の屑” はやはり外から見えない透明でない袋の入れて小分けに出しているそうです。
“写真” を処理して捨てる場合でもこのような誤解を生まない為に、細かい紙片とはいえ外から見えないようにして処分するように注意が必要です。
写真を安全かつ確実に処分するおすすめの方法
一時期はシュレッダーで処理をして捨てていましたが、量が多かったのと、やはり確実な安全性を考えて “最寄りのゴミ処理場” に直接持ち込む様になりました。
ボクの住む地域の “ゴミ処理場” は、”一度に大量のゴミが出たときのみ自分で持ち込みが可能” というルールがあります。
その為、毎回車のトランクスペースいっぱいのゴミを準備してから持ち込んでいました。
受付を済ませたらゴミの投入口に車を横着けして、焼却炉に直結しているベルトコンベアーに自分でゴミを載せていきます。
運ばれていくゴミはその後は燃やされるだけなので、写真や個人情報の記載されているものも “確実” に処分される事が自分で確認できるのですごく安心です。
自分の車を持っていない人や、少量のゴミしか無い人は利用できませんが、実家の片付けなどで大量のゴミが出る場合には直接の持ち込みが便利でかなりおすすめです。
まとめ
ゴミを漁られる事があるなんておもってもみませんでしたが、Nさんお話を聞いて絶対にない訳ではないとおもい注意するようになりました。
Nさんのゴミを漁った犯人は結局わからず、漁られていた理由も定かではありませんが、写真などを捨てる時にはそういう危険も少なからずあるという事がわかりました。
写真が束になってゴミ袋に入っているのを見つけて、「写真を捨てているなら個人情報が含まれているモノもあるかも」と考えたか、はたまた “捨てられている写真に何が写っているか気になった不思議な人” かはわかりませんが、世の中には想像を軽く越えてくる出来事が起こりえるということです。
そういった人の標的にならないように、写真などは外から見える状態ですてず、きちんと処理してから捨てる事を強くオススメします。
この記事が片付けをするひとの参考に少しでもなれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの