自分の思考の間違いに気づかされた本【ザ・シークレット】

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
生活

少し前に投稿した

という記事にまとめた “引き寄せヨガ” という本を読んだ事がきっかけで、それまで苦手意識があった【引き寄せの法則】に少し興味を持ちました。

とは言え、引き寄せの法則に良いイメージを持っていなかったこともあり、どの本を読んでいいかわかりません。

そこで「とりあえず有名な本を」とおもい手に取ったのが【The Secret:ザ・シークレット】という本でした。

読んでみた結果、悪い意味で “思い当たる節” があり過ぎてビックリしました。

よかれと思ってしていたことがきちんと “悪い方向” に作用していたことに気づかされたんです。

世界的ベストセラーの本をいまさら私がレビューするのもなんなんで、この記事では

・私がやっていた間違った思考

・それによって引き寄せていた悪いこと

・今後の思考で注意するように意識したこと

など、”自分の体験” と “この本” を照らし合わせて気が付いたことを “備忘録” の意味も込めてまとめてみたいと思います。

過去を思い出して【引き寄せ】が発動していると確信

“ザ・シークレット” を読み進めていくうちに「なるほど」と思える解説がいくつかありました。

それと同時に「思い返してみるとあれは…」とハッとするものがいくつかありました。

①:今の現状が10年近く前の【悪い想像通り】になっている

まず申し上げておくと「私のおもい描いた通りだ!」というポジティブなものではありません。

当時おもい描いた「こうなったら嫌だな」という悪いイメージ通りの未来になっていました。

正確には3年ほど前までが “悪いイメージ通り” の状況でした。

説明のために少し自分語りさせていただきます。

10年近く前、私は体調を一気に崩して “病院通い&ほぼ寝たきり状態” の生活をしていました。

精神的にまいってしまったことが原因で、食事も摂らなくなったので体力も気力も無い状態でした。

その当時、頭の中では

・このまま病気が良くならなかったらどうしよう

・別の症状が出はじめたらどうしよう

・外出できなくなったらどうしよう

という “ネガティブな思考” と、”どうにもならなくなってベッドに横たわっている自分” のイメージが頭に浮かんでいました。

この当時のイメージは意識すれば鮮明に思い出せるほどしっかりと覚えています。

間違った思考やイメージで自ら【引き寄せ】た最悪の状態

不安からくる思考、最悪のイメージはその通りの未来を私に引き寄せました。

・数年経っても完治していない発作症状

・当時は無かった “不整脈” などの別の症状

・人混みが苦手でレジにすら並べず少なくなった外出頻度

など、当時の「不安」を全てコンプリートしていた状態が3年前の私です。

引き寄せの法則をきちんと知る前は「思った通りになった」というイメージすらありませんでした。

しかし、今思い返すと悪い意味で「思った通りになっていた」と感じます。

引き寄せとは断言できないけど細部まで正確に一致

体調が最悪で不安が強かったこともあって

・人付き合いは激減

・自宅でできる仕事と貯金切り崩しでの生活

・世間に取り残される

・無趣味、無気力

など、さまざまな悪いイメージの “未来” を予想していたのを覚えています。

そして、それは細部まで完全に再現されました。

特に自分が無趣味になって、何もやる気が起きない「無気力」になるイメージを強く持っていて、結果その通りの人間になっていました。

とは言えこれに関しては【引き寄せ】なのかは断言できません。

「数年間体調を崩した人間ならこうなるだろう」とも思うので、”引き寄せた” とも “なるようになった” とも感じています。

②:3年前から思考を変えた結果、状況が少しずつ改善してきた

外出が苦手でも「どうしても出かけなければならない」ことはあります。

そんなとき私は、外出前には「発作は出ない!」「怖くない!」などの自己暗示をよくしていました。

しかし、外出先で発作が出るし不安も強くなって、次第に「自己暗示は効果がない」と感じるようになっていました。

そんな状況でビビりながら生活をしていたところ、3年ほど前に「脳は否定の表現を理解できない」と知りました。

それを知ったのが “テレビ” だったか “本” だったかは覚えていませんが、衝撃的だったので内容はしっかり覚えています。

当時の解説では、

ジュースを運ぼうとしている子どもに「こぼさないようにね」と声をかけたとします。

大人目線では「こぼさないように注意してね」の意味です。

しかし、【こぼさない = “こぼす” の否定形】です。

            ↓

子どもは「こぼさないように」「こぼさないように」と意識します

しかし、否定部分は理解できないので脳内には「こぼさない」ではなく「こぼす」のイメージが浮かびます。

            ↓

子どもの脳内は「こぼす」に意識が向かい、結果ジュースをこぼしてしまう。

といったモノでした。

これと同じような解説が今回読んだ本(ザ・シークレット)にも書かれていました。

私のおこなっていた自己暗示はどれも否定形の表現のものばかりでした。

「発作は出ない」ではなく、「絶好調」や「リラックスできている」といった言葉を選ぶ必要があったんです。

ここでも “希望” ではなく、”不安” からネガティブな願望を無意識に選んでいたようです。

否定形の願望をやめてポジティブな表現を選ぶように意識

「否定形を理解できない」と知ってからは、外出前は

・今日は体調がいい!

・リラックスできてる!

・余裕!

といったポジティブな言葉を “自己暗示” の意味を込めて想像・口に出すようにしました。

ただ、慣れないうちは咄嗟に「問題ない」と否定形の表現が出てしまうこともありました。

そんな時はすぐに「今日調子いい」「余裕だわ」という言葉で “上書き” するようにしました。

続けていくうちに、自然と “否定形の表現” ではなく “ストレートなポジティブな表現” が浮かぶようになっていきました。

【否定形の願望】をやめた結果、少しずつ状況が改善

否定形の表現の “思考・イメージ” をやめた結果、出来ることが少しずつ増えていきました。

・外出先で発作で困ってしまう

・発作を恐れて外出自体をしない

ということが少なくなりました。

もしろん、「症状が全く無くなった」という訳ではありません。

どちらかというと “症状に意識が集中しなくなった” といった感じだと思っています。

今までは「発作は出ない → 発作!発作!」という形で発作に意識が集中していたのが、

・済ませたい用事の内容

・買い忘れが無いかの確認

・レジでの支払いの準備

など “その時に必要なこと” に意識が集中できるようになったといった感じです。

「意識しなければ頻繁に出るものではないのかも…」と考えはじめたことも大きな要因だったかもしれません。

外出が増えたことで体力も少しずつ付き、長時間の外出も出来るようになっていきました。

ザ・シークレットを読んで【答え合わせ】が出来た

ザ・シークレットを読んで “引き寄せの法則” は “プラシーボ効果” と近いものだと知りました。

プラシーボ効果は簡単に説明すると「偽の薬でも効果があると信じて服用すると効果が出る」というものです。

車酔いする人に「酔い止め」と言ってラムネ菓子をあげてたら車酔いが治まった

といった感じで、治験でも確認の為に偽薬を処方した人との比較するくらい強い効果です。

しかし、この効果は少しでも疑いがあると効果が出ないとされています。

約10年前の私は「こんなに体調が悪くてはすぐには治らないだろう」と強く思い込み、”プラシーボ効果” が発動したのかもしれません。

もしかしたら当時そんな意識を持たなかったら、体力が落ちて悪化するようなことは無かったかもしれません。

悪い意味で信じて疑わなかったことで “プラシーボ効果” により「長引く症状」が出てきた可能性もあります。

結果、それは言い換えれば “引き寄せ” が発動してしまって、数年後にイメージ通りの最悪な状況を生み出したのかもしれないと感じました。

なぜ良いイメージもしたのに悪い未来を引き寄せたのか

“脳が否定形を理解できない” と知ったのは3年ほど前です。

今回読んだ “ザ・シークレット” にも似た説明があり、「願望は否定形ではいけない」と注意を促していました。

自分の体験もあるので、願望やイメージが “否定形” ではいけないというのは事実だと思っています。

しかし、私は “否定形の願望やイメージだけしか” していなかった訳でもありません。

不安から悪い未来を想像しましたが、楽しい未来を想像していたこともあります。

では、なぜ良いイメージではなく、悪いイメージ通りの未来が実現してしまったのかを考えてみました。

願望は鮮明にイメージ出来なくては引き寄せできない

本には “叶えたい願望”・”引き寄せたいもの” は鮮明にイメージできなくてはならないと書かれていました。

車が欲しい場合は「車種、年式、カラー」など事細かにイメージできるものでないと引き寄せられないそうです。

漠然とした「車が欲しい」では情報が足りなくて実現しないとのこと。

これは先ほど書いたプラシーボ効果の “少しでも疑いの心があると発動しない” と同じだとおもいました。

“鮮明にイメージできない=強く望んでいない” とも考えられます。

そこから考えると、私がおもい描いた “楽しい未来” は漠然としかイメージできていなかったです。

対して、実現して欲しくない “悪い未来” は細部まで鮮明にイメージ出来てしまっていたのかもしれません。

過去と比べて出来なくなったことに意思を集中していた

過去や今の現状に関係なく “望む未来” を鮮明にイメージすることが大事とのことです。

例えば「お金持ちになりたい」と願ったとします。

強く願おうとしても、頭の片隅で「でも子どもの頃から貧乏だしな」とおもっていたとしたら「お金持ちになる」ことを疑っていることになります。

効果を信じて疑わないから効果が出るのがプラシーボ効果です。

願望に少しでも “疑い” があってはならないので、それを避けるためにも過去や今の現状は “関係ないもの” として無視する方が良いようです。

そこから考えると、当時の私は楽しい毎日を想像しながらも

・昔のあれが原因だったのかな

・今こんな状態で無理だよな

などの、現状の原因やネガティブな考えを挟み込んでいました。

これによりポジティブな願望に疑いが出て、逆にネガティブな願望に補足情報を与えて解像度を上げることになっていたんだとおもいます。

結果、良いイメージではなく悪いイメージ通りの未来を引き寄せた

“望む未来” と “望まない未来” の両方をイメージしていたのに “望まない未来” のみを引き寄せてしまったのはイメージの解像度に差のようです。

体調が悪い状態で “真逆” とも言える “楽しい未来” を想像するのは難しかったんですね。

対して、”悪い未来” はその時の体調や状況も相まって具体的に想像してしまっていたんだとおもいます。

一つ一つ思い出して考えていくと、やはり10年前の私が想像した未来を【引き寄せ】たんだと納得できました。

この本を読んでこれからの生活で意識しようと決意したこと

この本を読んで、私の過去の体験も思い返すと「思いの力」を実感してしまいます。

実感してしまった以上、今後の人生が良い方向に向かっていくことをイメージしなくては勿体ない。

そこで「体調が良くなって趣味を楽しんでいる自分」を強くイメージするようにしました。

自分に強く信じ込ませられるように

・趣味に向かう道中のシーン

・使う道具を準備しているシーン

・趣味に集中しているシーン

など、出来るだけ具体的にイメージするようにしています。

“ザ・シークレット” には、他にも「はなるべく “機嫌がいい状態” で過ごす」ように書かれていました。

楽しい気分の時には悪い想像が湧かないという訳ですね。

逆に悪いイメージが浮かんでいる時は気分をリセットする必要があるようです。

そこで、やはり私の過去(10年前の当時)を意識しないように気をつけています。

そして、「否定形の願望(自己暗示)は使わないこと」これを一番強く意識して生活していくつもりです。

読んで【引き寄せの法則】に対する怪しいイメージが減少

私が “引き寄せの法則” に苦手意識を持っていたのは、

・盲信と感じてしまうレベルの意見

・スオピリチュアルやオカルト臭さ

を “見て・感じて” いたからです。

特に「宇宙の」や「神様の」というフレーズには身構えてしまいました。

そのため自分から積極的に調べることも無く、先入観からの食わず嫌い的な状態で苦手意識を持っていました。

しかし、この本(ザ・シークレット)を読んで、自分の体験と照らし合わせてみることでイメージが変わりました。

もちろん、この本でも「宇宙の意思」などの言い回しが出てきます。

説明の “例え” とわかっていてもやはり身構えてしまいました。

それでも、今まで読んできた本で知った情報を更に深く考えさせられたり、自分の体験と照らし合わせて合点がいく事で納得できる内容でした。

また、いつの間にか思考が “ネガティブ寄り” になってしまう私には “説明書” とも思える内容もありました。

引き寄せの法則に対して当初持っていた “苦手意識” や “疑い” はかなり少なくなったとおもいます。

これだけでも “読んでみて良かった” と思える結果でした。

読んだ本:The Secret(ザ・シークレット)について

タイトル : The Secret(ザ・シークレット)

著  者 : RHONDA BYRNE(ロンダ・バーン)

出  版 : 角川書店

初  版 : 2007年10月

今回読んだザ・シークレットは

の5冊がシリーズとして出版されているようです。

私はまだ今回の記事のきっかけになった【ザ・シークレット】しか読んでいませんが、かなり興味が湧いたので他のも読んでみるつもりです。

興味が出た方は是非チェックしてみてください。

まとめ

“引き寄せの法則” に興味が湧いて「有名だから」と手に取った本ですが、超初心者の私にも取っ付きやすい内容の本でした。

ただ、本の厚さ(ページ数)の割に情報が少なかったようにも感じます。

もしかしたらシリーズの他の本も読むことで詳しい内容が理解できるのかもしれません。

読み終わった後、引き寄せの法則に対する苦手意識は減りましたが、やはり “スピリチュアル” や “オカルト” といった印象は少し残っています。

しかし、この本を読んだおかげで自分の思考やイメージの間違いに気が付くことが出来ました。

今度は意識して「症状が全て消え去った自分」を引き寄せてみたいと思います。

・現状に不満がある

・何故こうなってしまったのか気になる

そんな人は、もしかしたら参考になるかもしれません。

もし興味が出たら読んでみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

タイトルとURLをコピーしました