【山の管理】たけのこ泥棒に遭遇→警察に相談した体験談

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生活

私は2023年の春から “たけのこ山” を管理しはじめました。

その山は親戚のおばあちゃんの山なんですが、

・歳で管理が大変になった事

・山仕事をやりたがる人がいなかった事

・売ろうにもお金にならない(買い手がいない)

という理由で、”鉄腕DASH” 大好きな私に白羽の矢がたちました。

「なんでも好きにしていい」と言われ、山仕事に憧れていた私はわくわくしながら早朝から山へ通い “竹の子” を収穫していました。

しかし、そんな楽しい時間も “タケノコ泥棒” のせいでぶち壊されるようになってしまいました。

私が管理しているタケノコ山の【立地・防犯状況】

私が管理している “たけのこ山” は住宅街の近くにある小さな山です。

アクセスがいいので、”ちょっとした散歩” くらいの軽い感覚で登れてしまう山です。

頂上へ続く山道は1本のみで、山道を境に結構細かく区切られる形で複数の地主さんが管理しています。

多分結構な人数の地主がいるはずです。

持ち主の管理状況によって手入れの具合はかなり違い、綺麗に “フェンス” を張っている場所もあれば、倒木だらけで荒れてしまっている場所もあります。

私の管理しているエリアは比較的山の下の方で、サッカーコートの半分よりちょっと狭いくらいの広さだとおもいます。

フェンスなどは設置していませんが、ばーちゃんがこまめに手入れをしていたので比較的綺麗な状態でした。

しかし、”防犯対策はされておらず” “比較的見通しが良い” というこの状況は泥棒には獲物を見つけやすい状況が揃ってしまっていたようです。

“言い逃れ” できる隙がある山が泥棒に狙われるらしい

ニュースなどでも見たことがありますが、竹の子泥棒はアクセスしやすい山で犯行におよぶようです。

・道路沿いの山で竹の子を見みつけてパパッと盗む

・アクセスしやすい場所に目星をつけて大々的に盗みにくる

こんな感じのパターンがあるようです。

また、バレた(犯罪を指摘された)ときの言い訳としては

・誰かの土地だとは思わなかった(知らなかった)

・生えていたから採っちゃった、盗むつもりは無かった

という言い訳が多いようです。

手軽に泥棒できて、もし見つかっても言い逃れできる “隙” がある山はターゲットにされやすいようです。

綺麗に管理しているけど防犯対策をしていない山は注意

タケノコ泥棒・山菜泥棒に多い行動から考えると、

・山道から簡単にアクセスできる

・山道から竹の子を見つけやすい(綺麗に管理されている)

・山道との境界線にフェンスが無い

・”注意看板” が設置されていない

とういう状況のばーちゃんの山は、たけのこ泥棒にとって都合のいい条件が揃ってしまっているように感じました。

“手入れされているけど防犯対策をしていない山” は泥棒しやすくて許してもらえやすい “穴場” になってしまうかもしれません。

2023年に確認した【タケノコの盗難被害】

私は竹の子シーズンは朝6時半から7時半近くまで山にいっていました。

小さな土地なので1時間も作業すれば竹の子が収穫できてしまいます。

しかし、薄暗く感じる6時半の時点でもうすでに掘り返された形跡を見つける事が頻繁にありました。

早朝の暗い時間帯から盗みにきているらしい

一番酷かった時には “1本も残っていない(収穫できるタケノコが無い)” という日がありました。

不慣れとはいえ、私が1時間近く掛けて収穫している量です。

“何時から盗みにきているんだ?” と疑問でしたが、隣の土地の地主さん曰く「真っ暗に近い時間帯から来るヤツもいる」そうです。

その地主さんは自宅が山のすぐ麓にあります。

早く起きた日の朝に山の中で明かり(懐中電灯かヘッドライト)を見たことがあるそうです。

それが泥棒の使用していた明かりとは限りませんが、そんな時間に登る山ではないので「多分タケノコか山菜泥棒だろう」と言っていました。

盗んだ竹の子を売るのかどうか知りませんが、”竹の子を盗む執念” の強さに驚きました。 

タケノコを掘った穴を埋めず、剥いた皮も放置して山を荒らす

竹の子の盗難被害で一番頭にくるのが “山を荒らされる” ことです。

竹の子は収穫すると “穴” が残ります。

これを埋めず、収穫した周りには “竹の子から剥いた皮” をまき散らして帰っていきます。

盗まれただけでなく、山を荒らされることでそれを手入れする時間も奪われてしまいます。

これが盗まれた以上に腹が立ちます!

まわりの地主も被害にあっている【広範囲で盗難被害】

1年近く管理をしているので周りの地主数人と顔を合わせた事はあります。

その際に “竹の子泥棒” の話をするとほとんどの人が被害にあっている事がわかりました。

中には仕事が忙しくてなかなかこられないために “山が荒れないように管理をするだけで、竹の子はほぼ盗まれる” だけの状況になっている人もいました。

ただ、やはりお金が掛かる事もあって防犯対策をしている人はいませんでした。

山に行く時間をずらしたら【犯行中のタケノコ泥棒との遭遇】

3月のある日、珍しく早く目が覚めたのでいつもより30分早く、6時に山に着きました。

すこし薄暗い山道をあがっていくと、明らかに竹の子を掘っている音が聞こえてきました。

盗んだタケノコをビニール袋2つにパンパンに詰めていた

恐怖を感じながら近づくと、ばーちゃんの土地で50代ぐらいのおじさんが黙々と竹の子を掘っていました。

集中しているのか私には全く気が付いていませんでした。

傍らには盗んだ竹の子がパンパンに詰まった大きな袋が2袋ありました。

ビビりながらも勇気を振り絞って「うちの土地で何してんの?」と声をかけると、ビックリした様子でこちらを見ました。

「えっここお宅の土地?」と用意していたであろう “泥棒のあるある” のような返答が帰ってきました。

相手は “鍬(クワ)” ではなく “ツルハシ” で竹の子を掘っていました。

「逆上して襲われたら…」とおもうと怖くなりましたが、かなり頭にきていた事もあって「誰の土地でもない場所なんてないでしょ」と返しました。

「警察呼ぶから」というと急に下手になり「すみません、知らなかったんです、勘弁してください」と謝りはじめました。

【竹の子泥棒】謝りながらもタケノコは持ち逃げ!

謝っている風ですが、内容は “言い訳” ばかりです。

さらには “今日がはじめて” と言いはじめました。

たぶんですが、

・人の土地だと知らなかった

・はじめて掘りにきた

という言い訳をすれば “重い罪に問われにくい” とかの “逃げ道” になるのかもしれません。

そもそも、準備万端で大量のタケノコを掘っておいて「はじめて」という言い訳が通ると思っているのが気持ちが悪い。

さらに驚いた事に、「すみません、すみません」といいながらもばーちゃんの土地から隣の土地へ早足で逃げていきます。

ちゃっかり二袋分の竹の子も持っているのに、普段管理している私よりも山歩きに慣れている様子でめちゃくちゃ速い。

隣の土地は笹がすごいんですが、その笹の中にグングンと入っていきました。

ツルハシを持った泥棒を笹薮の中まで追いかける勇気は出ず、結果そのまま逃げられてしまいました。

「笹薮の中に逃げ込むって…」と状況が理解できずにいると。男が入っていった場所には “獣道” がありました。

笹薮の “獣道” の場所まで知っていることから、かなり頻繁に盗みにきていたように感じました。

山道を急いで降りて探そうともおもいましたが、言動から行動まで理解できない事ばかりで怖すぎるのでやめました。

近所の交番に竹の子泥棒が出た事を【報告&相談】

以前知り合った地主さんに「盗難被害はすぐに警察に通報」と教えて貰ったのに、現場に出くわしたら通報よりも先に自分で声をかけてしまいました。

あとで警察官にも注意されましたが “非常に危険” なことのようです。

山から一番近い交番に行き、泥棒と出くわした事を説明(報告)しました。

地図で山の位置を説明して、泥棒の特徴を伝えました。

とは言っても山中だったこともあり、背の高さなどは比較するものが無くてカンです。

服装やツルハシを使用していた事を伝えました。

もし次ぎに出くわしたら声をかける前に通報するように言われました。

【竹の子泥棒】近所の交番に相談!教えてもらった対処法

泥棒が出た事を相談しにいった時に “やっておいた方がいい対策” も教えてくれました。

対策①:敷地の境界線に注意看板を設置する

・ここから私有地であること

・無断の立ち入りを禁止すること

・発見次第警察に通報すること

などの “警告文” をわかりやすい場所に設置する事をすすめられました。

多分この看板があれば「人の土地だと知らなかった」という言い逃れができなくなるのかもしれません。

立て看板でもいいのかもしれませんし、紙に書いたものをパウチして竹や木に縛ってもいいかもしれません。

“耐候性” がある素材で作る必要はありますが、あまり費用を掛けずにできそうな対策です。

対策②:土地の境界線をわかりやすくする

可能ならフェンスの設置を勧められました。

また、ロープなどを張って境界線をわかりやすくするのも効果的らしいです。

フェンスは “私有地への侵入” 自体を防ぐ効果がありますが、多分ロープの方は看板と同様に「間違えて入ってしまった」という言い訳をつぶす効果があるように感じます。

看板とロープでは侵入されてしまう可能性は大いにありますが、見つかった時に言い逃れし難くなります。

「”見つかった時のリスク” を大幅に上げる事が抑止力につながるんだな」と感じました。

ロープを使う場合も看板同様に “耐候性が高いロープ” を使用する必要があります。

多少費用はかかりますが、フェンスなどに比べるとかなり安く設置できます。

次の “たけのこシーズン” までに設置する予定で計画しています。

対策③:遭遇したら警察に通報!声かけは危険!

これは一番強く言われましたが、たけのこ掘りの道具は危険です。

注意して “逆切れ” されたら非常に危険なので “声かけする前に通報” するように言われました。

特に山中は “人目の少ない” 場所なので十分に注意するように言われました。

泥棒のせいで防犯対策の費用がかさむのは腹が立つ

自分が時間をかけて手入れしている土地に泥棒が来るせいで、防犯対策もしなくてはならないのは腹が立ちます。

しかも “時間” だけでなく “費用” も掛かってしまいます。

なのでなるべくお金を掛けずにできる防犯対策を考える毎日です。

実現できそうな考えがまとまってきたので、近いうちに記事にまとめてみたいとおもいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

山を管理しているという人は少ないとおもいますが、田舎の方の人には共感してもらえるかもしれません。

私が山を管理しはじめてから感じたのは、「山を管理している人はだいたい “竹の子泥棒”・”山菜泥棒” の被害経験者」というです。

そして、私の周りでは “泥棒が捕まった” という話を聞いた事がありません。

もしかしたら私たちの知らない “逃げ道(言い逃れ方法)” がまだまだあるのかもしれません。

もうしばらくしたら早い地域ではタケノコが出始めます。

私の管理している山でも1月中頃からはタケノコが収穫できる予定なので、それまでにある程度の防犯対策を進めていこうとおもいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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