終活と趣味を両立させる!周りの声から学んだこと

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生活

終活を進めていると “趣味” の存在が大きく、どうしていいかわからなくなってしまいました。

終活をしているからといってまだまだ “生きる気” 満々だし、趣味は生活に無くてはならないものになっています。

ただ、趣味に使っている “道具” や “スペース” の存在は無視出来ません。

そこで、”知り合いから聞いた話” や”ネットの情報” で情報収集をしてみることにしました。

更に、知る事が出来た情報に “自分のこれまでの体験” を加えた結果、自分なりに “趣味” と “終活” を両立出来る方法が見つかりました。

「見つかった」と言っても、これが正解とは思っていません。

ただ、今考えられる最良の方法だとおもうので、この記事で考えをまとめてみたいと思います。

知り合いから聞いた趣味と終活、遺品整理の話

終活を進めたくて、”趣味” をどうするか考えていたとき、運良く知り合いから参考になる話を聞く事が出来ました。

話してくれたのは、小さな会社を経営されている社長さんで、周りに高齢な職人さんが多いのでその手の話をよく耳にすると言っていました。

その中で特に参考になった3つのお話を紹介したいと思います。

①多趣味だったけど年齢を考えて2つの趣味に厳選した職人さん

その職人さんは「とにかく多趣味」と言っていました。

若い頃から “草野球”、”スキー”、”釣り”、”バイク” などいろいろな趣味を楽しんでいたそうです。

高齢になっても “グランドゴルフ” や “バードウォチング” など、変化しながらも “多趣味” を続けていました。

しかし、仕事中に怪我をしたことで弱気になってしまったのか、急に趣味を減らしてしまったそうです。

そして、”グランドゴルフ” と “釣り” だけに絞り、あとの趣味の道具は、仲間にあげたり、処分してしまったそうです。

社長さんが詳しく聞くと、怪我で自分の年齢を実感してしまい、入院中に “もしもの時” の不安が頭を離れなくなってしまったと教えてくれたそうです。

「短期間で一気に片付けちゃってたぞ」と話してくれました。

②家族に相談したら息子さんが引き継いでくれる事になった職人さん

職人 “Yさん” はメダカを趣味にしていました。

ここ数年の “メダカブーム” にのった訳ではなく、数十年前から続けている “趣味家” さんです。

長い間続けていたので飼育している数も品種も大量で、使う道具だけでなくスペースもかなりの広さだったようです。

社長さんも何度か遊びにいった事があるそうで、広い庭に大きなプラスチック水槽が何十個も並んでいたそうです。

飼育、交配、厳選を繰り返して “綺麗な個体” を作り上げていくのでどうしても水槽の数が増えてしまうと話してくれたそうです。

ただ、Yさんもかなりの高齢で、自分にもしもの事があった時に世話をどうするか心配していたそうです。

家族にその事を打ち明けると、実は息子さんもメダカに興味が出ていて、世話を手伝いながら引き継いでくれる事になりました。

「心配事が片付いた」とうれしそうに話していたと教えてくれました。

③大量の趣味の道具、スペースを残してなくなってしまった職人さん

職人の “Tさん” は70代後半でお亡くなりになったそうです。

趣味で盆栽を育てていて、家には所狭しとあちこちに盆栽が置かれていたそうです。

特に庭がすごくて、庭の一角に作られた小さなビニールハウスもあったと言っていました。

“樹木の盆栽”、”蘭”、”シダ” と手広く育てていたらしく、植木鉢が山積みになっていたり、土の袋が積んであったそうです。

趣味を楽しんでいたTさんですが、健康診断後に検査入院が必要になり、入院中に肺炎になってしまい家に帰れないまま亡くなられたそうです。

「体調が悪かった」などの自覚症状も無かった為、「本人もビックリだったとおもうよ」と話してくれました。

そして、大量に残された植物や道具は仕事仲間が手伝いながら片付けたと言っていました。

「土とかは “産廃” 扱いだから大変だったよ」と当時の片付けの様子を話してくれました。

【気づき】趣味と終活を両立させる為に大事なこと

社長さんから沢山の話を聞けたことで、終活と趣味を両立する時に大事な事に気がつく事ができました。

それは

・道具や場所が必要な趣味は厳選する

・家族や趣味仲間に相談してみる

・処分に苦労するものはなるべく早めに片付ける

という事です。

これに気をつける事で、もしもの時でも残された家族に負担をかけずに趣味を楽しむことがでる可能性が高くなると考えました。

道具や場所が必要な趣味は厳選する

“①多趣味だったけど年齢を考えて2つの趣味に厳選した職人さん” の話は “SNS” やネット上でも似た情報を見つける事が出来ました。

趣味はその内容によって必要な “道具” や “スペース” が大きく違います。

サッカーや野球なら個人で所有する道具はそれほどではないと思いますが、何かを育てたり、飼育したりする場合には大量の資材や場所が必要になります。

また、バイクや車などのように “メンテナンス” も楽しみの一部になる趣味の場合は工具も大量になる傾向があります。

“大量の道具”、”広いスペース” が必要な趣味をいくつかやっていると、もしもの時に残された家族が大変な目にあってしまう可能性があります。

趣味は人生を楽しくしてくれるもなので、無理矢理やめる必要は無いと思います。

ただ、自分のやっている趣味の “のめり込んでいるランキング” を考えてみて、熱が冷めはじめているものは片付けを考えてもいいのかな、とおもいました。

私は昔やっていた “釣り” が今は冷め気味で、またやりたくなった時を考えて最低限の道具を残してごっそり処分しました。

最低限の道具にする事でかなりの荷物とスペースが片付きました。

“完全にやめる” ではなく、”道具の厳選” もおすすめです。

家族や趣味仲間に相談してみる

これは自分では考えつかないものでした。

しかし、考えてみると処分ではなく引き継いでくれる人がいればそれに越した事がありません。

“②家族に相談したら息子さんが引き継いでくれる事になった職人さん” の “Yさん” のように家族が興味を持ってくれている可能性もあります。

自分の趣味を家族と一緒に楽しめるというのもすてきなお話ですよね。

特に “植物” や “生き物” など処分する訳にはいかない趣味の場合は相談は大事だと思います。

相談相手は家族だけでなくてもいいと思います。

私は同じ趣味をしている友達と、お互いにもしもの時は片付けてもら約束をしています。

ただ、家族以外の人に片付けを頼んでいる場合には、その事も家族に相談しておく事が大事です。

趣味のモノは “高額” になる道具も多くあります。

中には「譲ってもらう約束をしていた」勝手に持っていってしまうというトラブルもあるそうです。

それもふまえて、もしもの時に自分の “趣味のもの” をどうするか家族と話し合う事がとても重要だと気づくことが出来ました。

処分に苦労するものはなるべく早めに片付ける

“③大量の趣味の道具、スペースを残してなくなってしまった職人さん” の “Tさん” の話は、祖父母の家の片付けの時に体験しました。

また、周りにも似た体験をしている人が沢山います。

Tさんの場合は周りの職人仲間のお陰で “産業廃棄物” も処分する事が出来ました。

しかし、経験が無い一般人には “産業廃棄物の処分” はかなりハードルが高いものになります。

私の場合は使う資材の材質をコンクリートから金属に変えて対応しました。

コンクリートの処分はかなり大変です。

多分、家族や友人は処分方法がわからなくて困ってしまうと思います。

それを事前に、自分で片付ける事が出来たのは、”終活”としても大きな前進だとおもっています。

買い替える為に一時的にお金はかかりましたが、金属製なら処分する時に素材として買い取ってもらう事も出来ます。

また、一般ゴミでは処分出来ない道具などの場合は、価値を知っているから売却も出来ます。

「処分は難しい、でも必要」という場合もあると思います。

その場合は、もしもの時の “処分方法” を事前に調べて、まとめておくのも大切だと思います。

知識が無い人が一から調べるよりも確実で、負担を減らせるはずです。

私が趣味と終活を両立するために実践したこと【体験談】

趣味と終活の両立の為に、

・教えてもらったこと

・調べたこと

・今までの経験

から、まずは処分の難しいものの処分からはじめました。

私は趣味で “植物” を育てているので、その鉢を並べている棚に使用しているコンクリートブロックの処分です。

調べても個人で処分するのは相当難しく、結果、知人が貰ってくれて片付けることができました。

ブロック自体があまり汚れてなかったのも大きいと思います。

これがさらに数年使用して汚くなっていたら貰ってもらえなかったかもしれないので、無事に処分出来て良かったです。

棚も市販の金属製の棚にしたので、もし不要になっても粗大ゴミでですことができます。

場合によっては “鉄” として買い取ってもらうこともできます。

そして、もう一つ!重いコンクリート製の ”鉢” も処分しました。

私の住む地域は、コンクリートブロックは処分出来ませんが、鉢ならゴミ処理場で処分してもらえます。

これがいつ受付してもらえなくなるかわからないので、受け付けてもらえているうちに処分することにしました。

結果、自宅ベランダからコンクリート製の商品はすべて処分することができました。

これだけでもかなり不安が少なくなりました。

まとめ

いままでは ”終活” と ”趣味” は相反するもので、両立は難しいものだと思っていました。

しかし、経験者の話を聞けたことで、今までの自分の経験と結びついて、自分なりにですが両立できる方法がわかりました。

終活は初めても、人生はまだまだ続く予定です。

このタイミングで、終活のためにすべての趣味をやめるのは絶対に無理です。

今回気付けたことを実践して、もしもの時には家族や友人への負担を少しでも減らせるように、これからもすすめていくつもりです。

皆さんも是非、できる範囲で無理のないように ”趣味関係” の終活に取り組んでみてはいかがでようか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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