子供の頃から胃腸が弱く “腹痛” が悩みの種でした。
その “腹痛” がこないだの記事で書いた “ピロリ菌の除菌” と今回書く方法で劇的に改善しました。
この記事では、胃痛ではなく “大腸” “小腸” のあたりの “腹痛” の症状が改善した方法をまとめています。
誰にでも効果が出るという訳ではないとおもいますが、ボクと同じような腹痛の症状で悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
ボクが改善した “腹痛の症状” と効果が出やすいタイプ
ボクが長年悩まされてきた腹痛は
① 胃のあたりがキリキリと傷む “胃痛”
② ストレスを感じたときにでる下痢をともなう “腹痛”
③ おへその高さぐらいの位置で、特に “横腹” に痛みがでる事の多い “腹痛”
の3種類でした。
子供の頃から頻繁に消化器内科に通っていましたが、特定の病気という訳でもないらしく、どの病院でも “胃腸炎” という診断でビオフェルミンなどの “整腸剤” が処方されるだけでした。
① の “胃痛” の症状
① のキリキリするような痛みの症状は空腹時にでる事が多く、過去に[ピロリ菌の駆除をして体に起こった良い変化と悪い変化]の記事で書いた通り “ピロリ菌の除菌” でほとんど症状はでなくなりました。
除菌後に知りましたが、ピロリ菌が原因の “腹痛” は空腹時にでる事が多いらしく、ボクの症状はまさにピロリ菌が原因のようでした。
ストレスを感じたときにも “キリキリ” 傷む事がありますが、除菌後はそれも若干減ったというか、少しのストレスでは出なくなった感じもします。
② の “腹痛” の症状
② のストレス性の腹痛の症状はお腹の下の方を中心にぐーっと押されているような痛みで、この症状が出ているときは必ずと言っていいほど “下痢” をともないました。
ストレスが原因なので胃もキリキリする事があるんですが、”胃だけが痛いとき”、”お腹全体が痛いとき” などストレスによる腹痛でも症状がちがいました。
胃痛の方は①の通りだいぶ症状が出にくくなりましたが、下痢をともなう腹痛の方は相変わらずでした。
ただ、余程緊張した時にしか出ないので頻度的には少なく、また、排便で治まる事が多いのでそこまで大変ではありませんでした。
③ の “腹痛” の症状
③ の腹痛は満腹時、空腹時関係なく起こり、比較的いつでもでる感じでした。
特に多かったのは朝方かもしれません。
朝起きてお腹(おへその高さぐらいの位置で、特に “横腹” )が張るような、ぐーっと押されているような感じで痛みが出る事が多かったです。
ただ、便は問題なく、その症状がでているときに “便秘” だったり “下痢” だったりした訳ではありません。
激痛という訳ではなく、日常生活は送れるけどずっとじわじわ痛いといった感じの症状です。
頻繁には出ましたが毎日でる訳ではなく、一度症状がでると2~3日症状が続き、一週間またはそれ以上症状が出ない期間があるといった感じでした。
①の胃痛は数時間でおさまる代わりにほぼ毎日のように出る。③の腹痛は数週間に1回だけどそれが2~3日、長い場合は一週間近く続くといった感じだったので、①の症状が落ち着いた後は③がメインの症状でした。
③の症状は “ピロリ菌の除菌” 後もでる頻度や症状には変化はありませんでした。
今回の方法で効果が出やすいタイプの腹痛
今回ボクの症状を改善した方法は “おなかのマッサージ” です。
そして、その効果が一番実感できたのは③の時の症状です。
②も効果がない訳ではないのですが、症状がでるタイミングでマッサージをするのが難しいのと、トイレに行けばだいたい治まってしまうので③の症状の腹痛が出たときにおこなっています。
マッサージの効果は絶大で、今まで2~3日続いていた症状が早いときにはマッサージをやってすぐ、遅くても1時間後ぐらいには症状が出ていた事を忘れていたというレベルで症状が治まりました。
また、寝ながら行うマッサージなので③の症状が出やすい朝方にベッドに横になったまま出来るのでとっても便利です。
腹痛を劇的に改善した”自分で出来る”マッサージの方法
ボクの症状を劇的に改善してくれたマッサージは “寝ながら” “自分で” “簡単に” 行う事が出来ます。
この方法を知ったのは “ツイッター” で腹痛の改善方法を探していたときでした。
やり方は非常に簡単で、
①横になった状態で膝をたてる
↓
②両手の指を閉じた状態で指先を重ねて、おへその右斜め下あたりに優しく当てる(自分からみて右側の斜め下からスタートします)
↓
③当てた手をお腹の肉ごと動かすように上下に10回ほど動かす
※ここがポイントで、”さする” のではなく肉ごと動かすように気をつけてください!
↓
④10回ほど動かしたら少し上の部分に手を移動して同じく10回ほど手を当てた部分のお肉が一緒に動くように気をつけて動かす
この動作を時計回りにおへその下にくるまで繰り返します
おへその右斜め下のお腹の端 → おへその右横のお腹の端 → おへその右上(肋骨のちょっと下あたり)→ 鳩尾(みぞおち)のあたり → おへその左上(肋骨のちょっと下あたり)→ おへその左横のお腹の端 → おへその左斜め下のお腹の端 → おへその指5本分くらい下の部分とマッサージをします
↓
⑤お腹の端をぐるっと8カ所ほどマッサージし終えておへその下まできたら今度は先ほどよりもおへそに近い位置でもう一周します。
ボクはお腹の端をマッサージしたときの位置とおへその位置の2等分したぐらいの位置を狙って行っています。
マッサージする位置だけおへそ寄りにして、④と同様に解け回りにおへその下まで8カ所ほどマッサージします。
以上でマッサージは完了です。
このマッサージをしていると固いというか強い力を加えていないのに響く箇所がある場合があります。
ボクは鳩尾の周辺が固くマッサージすると “突っ張る感覚” がすることが多いです。
そのような部分は “こわばり” があるので重点的にマッサージします。
このマッサージは腸に効果的に作用できるらしく、早いときにはマッサージをやっている途中で “おなら” がしたくなったり、マッサージ終了後にトイレに行きたくなったりします。
だいたい1回で十分効果がでますが、どうしても張り(こわばり)が消えない場合はそこを重点的にマッサージした後で2回目を行っています。
腸のマッサージを行うときの注意点
お医者に相談してから行う
ぼくの主治医から聞いた話ですが、腹痛には腸が動きすぎて痛みがでる事もあるそうです。
今回のマッサージは腸に効果的にアプローチできるので、腸が動きすぎて出ている腹痛の場合は余計に腸の働きが活発になって症状が悪化する可能性も考えられます。
ご自分の腹痛がどういった事が原因で起きているのか、マッサージをしても大丈夫かお医者さんに相談してから行ってください。
マッサージのときに力を入れすぎない
お腹に手を当てるときは指先だけにならないように気をつけましょう。
指の関節全てをお腹に当てて、”点” ではなく “面” で力を加えられるようにして、ほんのちょっとだけ力を加えるようにします。
お腹はデリケートです。マッサージの効果を高めたいからと強い力を加えないように十分注意してください。
ボクは当てた手がお腹の肉ごと上下にマッサージするときに滑らないぐらい(弱すぎると “さする” 状態になってしまいます)の力を確認しながら行っています。
マッサージをやりすぎない
効果を求めて一度に何回も何回も繰り返してしまわないように注意しましょう。
このマッサージを知った当初、お腹を健康にしたいという想いから一度に何回も(何周も)行ってしまい、違う痛みが出てしまいました。
それ以来ボクは1度のマッサージで多くても2周までにしています。
ボクは朝起きたときにベッドに横になったまま行います。夜もやるときはありますが基本的には朝1度だけで十分に効果を実感できています。
まとめ
いままでもお腹を揉んで腸にアプローチするマッサージを試してみたりはしましたが効果はほとんど実感できませんでした。
しかし今回のマッサージは一度目から効果を実感できて、今では朝方にお腹が痛くてもこのマッサージですぐに回復できています。
たまたまボクの腹痛が腸の働きが悪い事が原因で、腸のマッサージが効果的だっただけかもしれませんが、非常に気に入っているマッサージでおすすめです。
お腹の調子が悪くて困っている方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの