前回の記事
で、私の管理している山では「どんな靴なら快適に作業できるのか」調べた結果をまとめました。
その結果、私が登山靴に求める “必要な機能” が絞り込め、それに合う靴を探しはじめました。
そんな中、偶然 “オススメ” として表示された【SOARHOPE】というブランドの登山靴に目がとまりました。
私の求める条件にほぼ当てはまる商品です。
この記事では私が今気になっている【SOARHOPE】の登山靴の情報を、購入するか検討する為にまとめてみようと思います。
比較実験で絞り込めた【山管理で使う靴】に求める条件
比較実験をしてみた結果
①【靴の形状・仕様】ハイカットでなるべく軽量
②【靴底の形状・仕様】丸いスパイクで深い溝
という条件だと快適に作業できそうだという事がわかりました。
その条件に加えてもし可能なら
③日常でも履けそうなデザイン
④価格は5千円ほどならうれしい
という希望も満たしてくれる靴が見つかればうれしいなと思っていました。
【SOARHOPE】の登山靴が希望の条件をほぼ満たしていた
Amazonで登山靴を探している時、オススメで出てきた【SOARHOPE】というブランドの登山靴に目がとまりました。
見た目はちょっとお洒落な “軽登山用の靴” という感じです。
商品ページを詳しく見ていくうちに、私の求める条件をかなり満たしている事がわかりました。
https://www.amazon.co.jp/
【注意】SOARHOPEの登山靴には別仕様の2タイプがある
“カラーバリエーション” を見ている時に、異なる仕様の2タイプが同じページで販売されている事に気が付きました。
[A]と[B]の2タイプでそれぞれ仕様が異なり、私の求める条件を満たしていたのは[A]タイプでした。
なので、ここからは “SOARHOPEの登山靴の[A]タイプ” の話として進めていきます。
希望条件①をクリア:【ハイカット】で【軽量】
山で比較実験をしている時に「足首を固定出来る」かで、急斜面での踏ん張りやすさが違う事を実感しました。
さらに脱げてしまうリスクや帰り道(下り)での安心感も段違いでした。
また、「靴の重さ」で疲労度がかなり違う事も実感しました。
なので “条件①” の「ハイカット」と「軽量」は最優先の条件でしたが、しっかりクリアしていました。
表記はミドルカットだけどほぼハイカットに見える形状
はじめ商品タイトルをみたとき「ミドルカット」の表記が気になりました。
ただ、先ほど【注意】に書いた通り “SOARHOPEの登山靴” には[A][B]の2タイプがあります。
その[A]のタイプは画像で見る限り「ハイカット」と言えるぐらい足首の上までしっかりと固定できそうな様子でした。
ちなみに[A]と[B]の履き口の高さを比較してみると、フロント/サイドともに[A]の方が高い事がわかります。
https://www.amazon.co.jp/
もちろん撮影された角度に若干の違いがあるので、実際にこの通りかはわかりません。
ただ、レビューでも「足首の上まである」という意見があり、私の希望どおりだと判断しました。
ミドルカットの登山靴なのにかなり軽量
販売ページには
重量は約351gと、ミドルカットモデルのなかでも軽量
https://www.amazon.co.jp/SOARHOPE
と書かれています。
いままで靴の重さを計った事がないので、この【 351g 】がどれくらいすごい事なのか全くわかりません。
そこで、今まで使っていた “Vansの登山靴” の重さを計ってみたとこを、左右で【 約1.1kg(1,100g)】でした。
ここから考えると販売ページの “351g” は多分片方のみの重さですね。
左右で約700g、いままで使っていたものに比べて400gも軽いことになります。
ちなみに比較実験に使用したときに「軽くて快適!」と感じたサッカーのトレーニングシューズは左右合わせて【 約550g 】でした。
足首の上まであるミドルカットの登山靴にしてはかなり軽量のようです。
この点も私の求める条件をしっかりクリアしていました。
条件②をほぼクリア:独特の形をした靴底のパターン
私は「山での比較実験」で “四角いブロックパターン” の靴底と “丸いスパイク” の靴底を試しました。
結果、今まで使っていた登山靴の “四角いブロックパターンの靴底” は
・斜面に対して水平方向だと踏ん張りにくい
・枯れ葉(笹)の上だとかなり滑る
のに対して、”丸いスパイク”ではそんな場面でもしっかりグリップする事がわかりました。
なのでなるべく “丸い(凹凸の面が多い)” パターンの靴底の登山靴を探していました。
しかし、一般的な登山靴はブロックパターンがほとんどです。
比較実験でも、斜面に対して垂直方向に踏ん張るときはかなり高いグリップ力を発揮していたので「登山」ではその方が一般的なようです。
底だけでなく靴の周りを囲むように溝が配置されている
“SOARHOPE” の登山靴は “六角形の連続” のような独特なパターンになっています。
さらに靴の周り少し囲むようにソール立ち上げっています。
これが竹林の急斜面で効果がありそうな気がして、試してみたくなりました。
とは言え溝の深さは深さが5mmしか無いそうです。
なのでどれほどグリップするか実力はわかりませんが、他の登山靴よりは断然 “私の希望に近いデザイン” で条件②をほぼクリアしていました。
ちなみに[A]と[B]では靴底のデザインも全く違います。
https://www.amazon.co.jp/
私が気に入った靴底は[A]のみの仕様です。
しゃがんで作業するのにうれしい曲がるソール
登山靴と言うとソールが “厚くて硬い” 方が良いとされているようです。
私が今まで使っていた物もかなり硬めで分厚いソールでした。
しかし、 “SOARHOPE” の機能説明には「ソールが曲がる」ことが明記されていました。
https://www.amazon.co.jp/
本来なら邪道なのかもしれまあせんが、山の管理では “しゃがむ” 動作を頻繁にします。
その時、ソールが硬い靴だと無理に曲げる事になって「剥離」が起こりやすくなります。
登山靴が壊れた理由も土踏まずより後方のソールの剥離でした。
はじめから曲がりやすいことで “剥離がが起こりにくいかもしれない” だけでもすごく魅力的に感じました。
条件③のクリア:普段の外出でも十分履けそうなデザイン
私は山のメンテナンスにいく時、麓の駐車場でスニーカーから登山靴に履き替えていました。
自宅や車に汚れを持ち帰りたくないという理由からです。
ただ一番大きな理由は、いままで使っていた登山靴が「ボロボロで恥ずかしい」からでした。
見た目は気に入っていましたが、合皮のスウェードが剥がれてきてボロボロでした。
誰も見てないのはわかっているんですが、やっぱり気になってしまいました。
そんな事を気にするタチなので、見た目(デザイン)は「いかにも登山靴」というよりちょっとお洒落なものが欲しかったんです。
その点も “SOARHOPE” の登山靴はクリアしていました。
これも[B]は「いかにも登山靴」という感じで、やはり[A]が希望通りでした。
カラーバリエーションも豊富で、作業ズボンに合わせて選ぶ事が出来ます。
私が普段使用している作業ズボンと合わせるなら[A イエロー]、上着と友色にするなら[A グリーン]かなとし脳内でコーディネートしています。
https://www.amazon.co.jp/
条件④の完全クリア:4千円以下で購入できるお手頃価格
なんといっても一番ありがたいのが販売価格です。
“登山” ではなく “山の整備” や “タケノコ収穫” に使用するので、靴に掛かる負担はハンパないです。
私が管理している竹林はかなりの急斜面なので登山靴が本来想定していない箇所への負荷もあると思います。
なので短期間で買い直す必要が出てくるかもしれません。
「それならはじめから少し高価なしっかりとしたものを買えば?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、これは林業などの本職の方向けの1万円近くする
でも「半年持たない」「すぐに縫い目がちぎれた」という意見が結構あるんです。
安物を買っても比較的高価なものを買っても短期間で使えなくなる可能性があるなら、素人の私はどうしても安い方を購入したくなってしまいます。
また、4千円だせば
https://www.amazon.co.jp/
などのスパイク付き地下足袋も購入できます。
どちらも耐久性はわかりませんが、山仕事専用に作られているものなので地下足袋の方が優れていると思います。
ただ、地下足袋は山でしか使えません。
その点、”SOARHOPE” の登山靴なら汚れさえ落とせば “ちょっとした買い物” ぐらいになら履いていけます。
私は梅雨時期~初秋は虫と雑草がものすごいので山へ入りません。
“真夏=オフシーズン” としているので、その時期に日常使い出来るのはメリットです。
耐久性は一切不明ですが、正直かなり気になっています。
【SOARHOPE:トレッキングシューズ】について
私の考えをまとめてきましたが、最後に【SOARHOPE】の登山靴の情報を簡単にまとめておきます。
“SOARHOPE” は靴のモデル名ではなく “ブランド名” のようです。
商品タイトルには「トレッキングシューズ」「山登り」などの単語が並んでいますが、ゴリゴリの登山靴というより “軽い登山” や “ハイキング” ぐらいを目的とした登山靴に見えます。
カラーバリエーションが豊富で、どれも「落ち着いた色合い」な事も気にいったポイントです。
カラーバリエーションは【A】のモデルで6色
https://www.amazon.co.jp/
【B】のモデルで6色あります。
https://www.amazon.co.jp/
全ての仕様が【A】【B】で違うようなのでどこまで共通かわかりません。
ただ、今回私が気になっている【A】モデルは
・つま先部分にちょっとした保護機能
https://www.amazon.co.jp/
・通気性/速乾性に優れたメッシュ素材
・衝撃吸収インソール
https://www.amazon.co.jp/
などの機能が搭載されています。
“サイズラインナップ” はカラーによって在庫状況が異なりますが “22.5cm~28.5cm” まで幅広くあります。
また、靴の幅が “3E” と若干広く設計されているので、足の幅が広い人が多いとわれている日本人にはうれしい仕様ですね。
かなり気に入っているけど不安に感じる部分も多々ある
デザインも機能も価格も十分気に入っています。
しかし、いくつか気になる部分のあります。
その中でも特に気になるのが
・商品タイトルの中国語?
・ソールのグリップ力
の二つです。
不安①:商品説明に漢字ではない表記が使われている
商品タイトルの「軽量」の文字が漢字はありませんでした。
まぁ安い商品なので「made in chine」なのはわかっていましたが、販売業者も日本の業者では無いのかもしれません。
そこで気になるのがレビューの信憑性です。
中華業者は “サクラ” レビューを投稿して評価を無理矢理高くしている場合が非常に多くあります。
そのため、どれが “サクラ” でどれが “実際の購入者の声” かがわかりません。
買ってみるまで真相がまったく分からないので、やっぱり不安ではあります。
不安②:レビューに真逆の意見がある
私が一番気になっているのが「グリップ力」です。
しかしレビューには「雪の残る山道でも大丈夫だった」という意見と「濡れた場所で滑る」というほぼ真逆の意見が投稿されています。
ここでも中華業者の可能性からどちらを参考にしていいかわかりません。
ただ、靴底の溝が5mmと浅いので「滑る」という方が正しいのかもしれません。
これも結局「買ってみるまでわからない」という事なんですが、やはり気になりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まだ今回の商品「SOARHOPEのトレッキングシューズ」を購入するかは決めていません。
しかし、今まで探してきた中では一番気に入っている購入候補です。
今回、同じページで【A】と【B】の “全く違う二つのモデル” が販売されている商品があることをはじめて知りました。
もしかしたら【A】と【B】は “新商品” と “旧商品” なのかもしれません。
いままで見てきた登山靴の販売ページでも別モデルが販売されていないかもう少し探してみたくなりました。
とはいえ、この記事でまとめたことで「ほぼ決まり」といえる状態ではあります。
このまま別の候補が出てこなくて購入したら、レビュー記事もまとめてみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの