3年近く使用した樹脂製のまな板が傷だらけになり、汚れが落ちにくくなったので買い替える事にしました。
以前にちょっと目にして気になっていたので、次買い替える時は “エラストマー製のまな板” と決めていたので、ヨシカワの”【抗菌】エラストマーまな板ライト”というまな板を購入してみました。
エラストマー製のまな板は初体験で、届いた商品を使用してみたところ想像以上に切りやすくとても気に入りました。
この記事では、ボクが購入したヨシカワの”【抗菌】エラストマーまな板ライト”を使用してみて感じたレビューをまとめています。
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この記事では専門知識の無い素人のボクが使ってみて感じた感想をまとめています。
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以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。
エラストマー製のまな板を購入した理由
「まな板を買い替えたいな」と思っていた時に通販のカタログ本で “プロも使用するまな板” としてエラストマー製のまな板が掲載されていました。
その時にはじめてエラストマーのまな板の存在を知り、”プロも使用する”という文句に引かれてエラストマー製のまな板について調べてみました。
結果、エラストマーのまな板の強みは
・汚れや臭いがしみ付きにくい
・弾力があって包丁を痛めにくい
・傷がつきにくい性質がある
でした。
木製のまな板は “切り心地” が柔らかいというメリットの代わりに傷がつきやすく、その傷が黒ずんでしまう事が多いというデメリットがあります。
また、水分を含みやすい性質なので “臭いの強い食材” や “色の付きやすい食材” を切ると臭いや色が染み付いてしまう事があります。
一方、プラスチック製のまな板は水分を吸収しないので “臭い” や “色の染み” はしにくく、傷がついても “消毒がし易い” というメリットはありますが、その代わりに素材の堅さから包丁の刃を痛めてしまう事があるというデメリットを持っています。
その両者のメリットを組み合わせたのが “エラストマーまな板” なのだそうです。
切り心地は木製まな板のように柔らかで、かといって水分を吸収しないので “臭い移り” や “色移り” はしにくい性質です。
また、木製まな板では出来ない “抗菌剤配合” で菌の繁殖を抑える事が出来るので衛生的に使用できるそうです。
水切りが良いので洗いやすく、乾きやすいことも衛生的に使用する上では大事な要素です。
今まで使用してきたまな板で “それぞれのデメリット” 全てを体験済みだったので、これらをクリアしたエラストマーがどうしても試してみたくなって購入しました。
購入したヨシカワ”抗菌エラストマーまな板”について

販売しているのは新潟県にある “株式会社ヨシカワ” で、安心の “日本製” です。
素材は “ポリエチレン” で、 “無機系抗菌剤” というモノで菌の繁殖を防ぐ “抗菌加工” が施されています。
また、”ポリエチレン及びポリプロピレンを主成分とする合成樹脂製品の器具または容器包装” の食品衛生法の規格基準というものをクリアしているそうです。
それがどんなもので、どれだけ厳しい基準なのか全くわかりませんが、なんだか品質や安全性が高そうで安心しました。
ボクが購入した時は
【レギュラー】35cm×20.5cm、厚さ:1.3cm、重さ:870グラム
【ミドル】39cm×23cm、厚さ:1.3cm、重さ:1,080グラム
の2種類のサイズが販売されていて、ボクは “ミドル” を購入しました。
購入価格は1,580円(税込み1,738円)でした。
ヨシカワ”抗菌エラストマーまな板”を選んだ理由
理由はサイズと価格がどちらも希望通りだったからです。
エラストマー製の “まな板” を購入する事を決めた後はネットショップだけでなくホームセンターにも足を伸ばしました。
しかし、ホームセンターはエラストマーまな板は扱っているものの、やはりネットショップと比べるとどれも高めで、希望通りの商品は見つかりませんでした。
Amazonでエラストマーのまな板を探しているときも黒いカッコいい製品は比較的高めでした。
安い製品は厚さが薄かったり、生産国を明記していないため候補から外して行くと、最終的には今回購入した様なベージュのタイプのモノが残りました。
厚さもあり、価格も手頃で、日本産、これらの条件でたどり着いたのが今回購入した商品だった訳です。
さらに、”おうちcoop” のチラシでネットよりも若干安く販売されていたのでそこで購入する事にしました。
ヨシカワ”抗菌エラストマーまな板”使用時の注意点
エラストマーまな板の耐熱温度は70℃
素材が樹脂なのでやはり高温には弱いようで、商品裏の注意文には「お湯をかける場合は70℃以下にしてください」と「日のそばにおかないでください」の注意文があります。

抗菌まな板なので必要無いとは思いますが、熱湯消毒は出来ないので注意が必要です。
また、熱々のお鍋やヤカンを載せてしまうと変形してしまうそうです。
熱々の鍋をまな板の上にのせてしまう事があるボクには注意が必要そうです。
食器洗浄機・食器乾燥器の使用に関して
商品裏の注意事項には「食器洗浄機・食器乾燥機には使用できません」の一文が記載されています。

やはりこの点も “熱に弱い” のが関係しているようで、ネット上には「食器洗浄気に入れたら変形してしまった」という意見がありました。
中には「大丈夫だった」という意見もありましたが、耐熱温度が70℃で製造会社が “使用できません” と公表している以上は使わないように注意が必要です。
開封と商品の詳細チェック
薄いビニールの梱包材とその中に説明書とパッケージが一体化したものが入っています。

表面は細かなボツボツのある “エンボス加工” が施されていて、触ると細かなザラザラを感じるものの非常に滑らかな触り心地です。
エラストマーのまな板について調べていた時には “弾力性” がという言葉を良く目にしましたが、触ってわかる弾力性は感じず、固い “樹脂の板” といった感じです。
厚さはきちんと “13mm”、四つ角は丸く加工されていますがそれ以外の各面の角は斜めカットの処理がされています。

表面に “食品衛生法適合” の刻印がある意外はただの一枚板の形状で、持ち手やフックを引っ掛ける穴は開いていませんでした。
抗菌エラストマーまな板を使用して感じた “メリット”
使いはじめてまだ2週間程度ですが、購入前に想像していた通り、またはそれ以上のメリットが見えてきました。
実際に使用してみて感じた “気に入っている点” や “想像以上だった点” をまとめてみたいとおもいます。
樹脂製のまな板を使用する上で “抗菌” である事は大前提だと思っているので、ここではそれ以外のメリットを取り上げています。
メリット①:適度な弾力性で使い心地が良く、音も静か
エラストマー製のまな板をはじめて使ったので切り心地の良さにビックリしました。
触った感じは普通の樹脂製のまな板とほとんどおなじ感触でしたが、いざ使ってみると包丁が当った時の衝撃を吸収してくれている感じが心地よいです。
樹脂製まな板のように “刃が弾かれている感覚” はなく、かといって木製まな板のようにまな板に刃先が食い込んでしまっている感じもしません。
ショックを吸収してくれているような切り味だけでなく、まな板に包丁が当る時の音も樹脂製のまな板に比べて若干静かです。
特に “千切り” をしているときがわかりやすくて、切り心地も切っている時の音もとても満足しています。
メリット②:滑りにくく洗いやすい表面のエンボス加工
まな板の表面に細かいエンボス加工が施されています。
これは滑り止めの高価が高いだけでなく、まな板を洗う時にも効果があるように感じています。
エンボス(凹凸)がある事で食材とまな板がピッタリ接地せず、その結果汚れも密着しにくくて落としやすいのかな?とおもっています。
エンボスも深すぎず、洗剤で洗えばへこみの部分に汚れが残る印象も無いので非常に使いやすくて気に入っています。
メリット③:食材の色や臭いが染み付きにくく、洗い流しやすい
“ニンニク”、”生魚”、”バジルが利いた肉” など臭いの強い食材を切ってみましたが、普通に洗うだけで臭いは簡単に落とす事が出来ました。
また、色が染みやすい “ビーツ”、”梅干し” も切ってみましたが、それらの食材を切った後にすぐに洗えば染まってしまう事もありませんでした。
しかし、これに関してはまだ2週間しか使用していない新しい状態だからなだけという可能性もあるかもしれません。
ただ、過去に使用してきたまな板では新品の時に梅干しを細かく刻んで赤く染まってしまった事があったので多分この商品の方が臭いや色の染み付きには強いと思います。
この先長く使っていってはじめてわかる事ですが、今現在の臭いの付きにくさや色の染まりにくさは大満足です。
メリット④:商品衛生法に適合 & 日本製の安心感
抗菌剤入りの素材で出来ている抗菌まな板は良く目にしますが、それら全ての商品に “食品衛生法適合” のマークがついている訳ではないようです。
食品を調理するものなのだから “体に害がない素材” で作られているのが当たり前で、どれも安全なものだと思って気にした事がありませんでした。
しかし、今回購入した商品に “食品衛生法適合” の刻印が合った事で、ネットで販売されているまな板を調べてみると必ずしも “食品衛生法適合” を謳っている商品ばかりでない事がわかりました。
ボクがこれまで使ってきた樹脂製のまな板も “抗菌” となっていましたが、もしかしたら “食品衛生法適合” のマークはついていなかったのかもしれません。
“適合” していれば “食品衛生法適合” と書かれている方が安心感があります。
はじめて気がついた事ですが、衛生面の点でとても安心感が合って気に入っています。
また、ネットショップに出ているまな板には海外製品も多く含まれています。
今回購入したまな板は “日本製” で、その点でも品質や衛生面で安心感を感じています。

メリット⑤:重さと強度があるので安定して使いやすい
13mmの厚さが合って重量と強度があります。
どっしりした厚めのまな板が好きなのでペラペラしたまな板はほとんど使った事はありませんが、それでも過去に薄めの “樹脂製まな板” を購入したこともありました。
しかし、薄いまな板は重量も無く強度も低いので下に滑り止めとして “濡れ布巾” を敷くとまな板自体も若干変形して食材が転がったりして不便ですぐに捨ててしまいました。
その点今回購入した商品はどっしりとして強度も十分です。
まな板自体に重量がある事で食材を切っている時にまな板が動いてしまう危険も低く、強度もあるので下に敷いた “濡れ布巾” 程度では “たわむ” 事もありません。
刃物を使う時の道具はやはり安定感と強度があると安心だと思います。その点で今回購入したヨシカワのエラストマー製のまな板はとても安心して使えるものでした。
抗菌エラストマーまな板を使用して感じた”デメリット”
“デメリット” というほど強い不満ではありませんが、ちょっぴり残念だった点や「こうしてくれたら良かったのに」と言った感想を持った点がありました。
まだ購入してから2週間ほどしか使っていませんが、使用してみて感じた “残念だった点” や “改善して欲しい点” をまとめてみたいと思います。
デメリット①:色がベージュなので食材が若干見づらい
今まで使っていた樹脂製のまな板は “黒色” で食材とのコントラストがハッキリしていました。
2年近くそれを使い続けてそれに慣れきっていたので、今回購入したベージュ色のまな板を使いはじめた時には食材の輪郭がぼやける感じがして少し見づらく感じました。
ボクの視力が良くないのも原因ですが、やはり食材の見やすさの点だけで言えば “黒色” の方が良かったかもと思いました。
デメリット②:持ち手として使える”くぼみ”や”穴”がない
今回購入した商品は “穴” も “くぼみ” もない一枚板の形状のまな板です。
“食材を切り終わってまな板を流しに移動するとき”、”まな板を洗ってシンクから持ち上げるとき”、”乾かしているまな板を取り出すとき” など “まな板” を持ち上げたり、運んだりする時に不便さを感じます。
今まで使っていたまな板には持ち上げやすいようにまな板の隅が斜めにカットされていたり、持ち手として穴があいていたりひてとても便利だったので、”持ち手” や “くぼみ” など持ち上げたり運んだりする時の工夫が施されていないのは残念でした。
エラストマー製のまな板を出している他社メーカーでは穴のあいたものが売り出されているので、まな板をフックに掛けて干したりする方は穴の開いている商品を探してみてください。
デメリット③:本体の重量が “重め”
メリットでは「重さがある事で安定して使いやすい」と書きましたが、使用後の移動や洗浄の事を考えるとデメリットになってしまいます。
表面が滑りにくいので “持ちにくい!” というほどではありませんが、デメリット②で書いた通り “持ち手” や “くぼみ” が無いので移動は少し不便です。
それに加えて “重量” があるので、力が弱い方はすこし大変と感じるかもしれません。
強度の面や安定感の関係で難しいのかもしれませんが、もう少し軽い方が誰にでも使いやすくて良いのかなと感じました。
ただ、この商品の他に “小さめサイズ” も売られているので大きな食材を調理しないのであればサイズで調整するが出来そうなのでデメリットと言うほどではないかもしれません。
この商品でも改善出来なかったまな板使用時の不便な点
今まで使っていた “樹脂製のまな板”、それより更に前に使用していた “木製のまな板” でもずっと感じていた “不便な点” があります。
それは台所のステンレス製の調理スペースでまな板を使用していると滑るという事です。
今までは滑り止めとしてまな板の下に “濡れ布巾” を敷いて使用していましたが、今回購入したエラストマー製の “まな板” でもやはりそれは必要でした。
表面の “滑りにくい加工” に加え “弾力性” があるという素材の説明から、あわよくば「ステンレスの上でも滑らずに使えるかも」と期待しましたが、やはり表面の加工は “食材の滑りにくさ” は期待できても調理台の上での滑り止めにはなりませんでした。
その点に関しては商品の裏の注意文にも書かれていました。当然、今回購入した商品が悪い訳ではありません。
今までもずっと感じていた不便さなのでしかたがありませんが、エラストマー製のまな板でもこれは解消されませんでした。
まとめ
今まで “木製のまな板”、”樹脂製のまな板” など素材の違うまな板を何枚か使ってきましたがどれも一長一短があって “大満足” できるまな板はありませんでした。
当然、今回購入してはじめて使ってみた “エラストマー製のまな板” も購入前の想像とは違った残念な点はありました。
しかし、使用して2週間近くしか経っていませんが、今のところ今まで使用してきたどのまな板よりも満足度は高く、とても気に入っています。
今まで3年近く使用して限界を迎えた “樹脂製のまな板” と同様に、3年近く使用した時にどんな状態になっているかがとっても楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの