祖父母の家の片付けをしている時に、後になってから必要になって後悔するものがいくつもありました。
その中で一番後悔したのが “布製品” です。
布製品は片付けをしている時に出るゴミでもかなりの量を占めます。
しかし、片付けを進めていく上でもとっても役に立ちます。
この記事では、祖父母の家の片付けでゴミとして “布・衣類” を処分して後悔した理由や、片付けの時に役立つ利用方法について、今後片付けをする人に向けてのおすすめの方法をまとめています。
片付けをはじめた当初は”布製品”をどんどん処分していた
祖父母の家の片付けをはじめた当初はとにかく目につく不要品をゴミとしてどんどん処分していました。
中でも衣類の量が多く、じいちゃん・ばーちゃんの服は親戚や近所の友達が欲しいものを持っていった後だったので、タンスの中やチェストの中に残った衣類をまとめてごっそりゴミ袋に詰め込んで何週かに分けて少しずつ可燃ゴミとして出していました。
他にも “タオル類”、”布団” などの布製品も未開封の新品のもの以外はどんどん処分していきました。
やはり長年住み続けた家だけあって、押し入れの中からは “母や叔父の子どもの頃の服” や “古い座布団”、”ひいばあちゃんの着物” などが出てきます。
とにかくいろんな場所からいろんな布製品がどんどん出てきて、とにかく物量を減らしたかったので後先考えずにどんどん処分しました。
布製品は片付けが終わる頃に捨てるのががおすすめ
“モノを減らしたい” という気持ちが先走ってどんどんと処分していきましたが、今考えてもとてもバカな事をしていました。
片付けの作業中に “布製品” が役に立つであろう場面が次々と訪れ、すごく後悔する事になりました。
「どっかに布ないか?」、「あー、タオル取っておけば良かった」という場面を何度も何度も体験しました。
もちろん、”全ての布製品を取っておいた方が良い” という訳ではありませんが、布製品の処分は比較的簡単で、まとめておいて後で処分しても不具合は起こりにくいです。
布製品を処分すると片付けがすごく進んだ感覚があって “達成感” を感じられますが、片付けは勿論、その後の “掃除” にもとても役に立つので、”布製品” を捨てるのは片付けの一番最後まで待つのをオススメします。
片付けで”布製品”が大量に必要になった状況
布製品を処分してしまった後で特に後悔したのが
- 水分が多いゴミの処分をしたかった時
- 運びにくいゴミをまとめて運びたかった時
- 片付け中に汚れた所の掃除をしたかった時
です。
水分の出るゴミを処分する時に使用したかった
片付けをしていると液体状のゴミもたくさん出てきます。
“賞味期限が切れてしまった食品” はもちろん、”古い化粧品” や “整髪料”、”文房具” や “掃除用品” など水分が多いゴミは予想以上に出てきます。
ボクの住む地域は、入れ物自体も可燃ゴミで “完全な液体” でなければそのまま出しても問題ないようですが、容器が “金属” や “ガラス製品” のものもたくさんあります。
“食料品” や “化粧品”、”整髪料” などは入れ物が “缶” や “瓶” の場合が多く、中身と入れ物を分けて処分する必要があります。
当然ですが、水分をそのまま下水に流す訳にはいきません。
かといってゴミ袋に中身をそのまま入れて、ビチャビチャの状態でゴミに出す訳にもいきません。
その時に「ボロ布とっておけば良かった」と後悔しました。
捨てて後悔した布製品:液体を吸収しやすい素材のもの
ボクがその時欲しかったのは “水分を吸収しやすい素材の布製品” のゴミです。
特に食料品の “瓶詰め”、”缶詰” は水分を切っても内容物自体も水分をたっぷり含んでいるのでゴミ袋に入れても液漏れがしょっちゅう起きました。
水分を吸ってもらおうと、ビニール袋に新聞紙をクシャクシャにして詰めてから生ゴミを投入してみたりしましたが、新聞紙では吸える水分も少なく中々うまくいきませんでした。
すでに処分した後でしたが、大量に処分した “Tシャツ” や “タオル” があれば新聞をクシャクシャにする手間もいらないし、何より水分をしっかり吸ってくれます。
水分を吸収しやすい衣類やタオルを処分してしまったことをすごく後悔しました。
運びにくいゴミを処分場に持ち込む時に使用したかった
“缶詰” や “瓶詰め” を片付けている時には大量の “瓶”・”缶” がゴミとして出ました。
地域の “ビン・缶の回収日” に出しても良かったんですが、月に一日しかなのですぐに処分してスペースを空けたいボクは待っていられませんでした。
その為、まとめて市のゴミ処分場に直接持ち込む事にしたのですが、ビニール袋に詰めたり、箱に詰めたりして運んでみましたがうまくいきません。
特にビニールは詰め込んでいく時に缶や割れてしまったガラスで裂けてしまったりして全然だめでした。
なのでダンボール箱に詰めて運びましたが、箱に入れると隙間ばかりでたいした量が入らなかったりしました。
そんな時、大きな布をとっておけば “風呂敷” として使えます。
ビニール袋と違って簡単には裂けないし、箱と違って形が変わるので余分なスペースが生まれません。
“布を広げておいてどんどん載せる→四隅をしばってまとめて運ぶ” という方法もゴミをまとめるのにはとても便利そうです。
大きめな布もあったのに全て処分してしまった事をとても後悔しました。
捨てて後悔した布製品:物を包める大きめサイズのもの
ゴミとして処分した “布製品” の中には “布団” や “シーツ”、”カーテン” などのすごく大きなサイズの布もありました。
布製品を処分していた時には汚れていたり、古くなっていたからどんどん捨てていましたが、それらの大きな布は物を包む事が出来ます。
所謂 “風呂敷” の代わりとして使う事が出来るんです。
お金を出して購入した “風呂敷” でゴミを包むのは汚れてしまうし気が引けますが、元々捨てる予定の布なら汚れたら捨てれば済みます。
まさかゴミを捨てる時に利用したい場面が出てくるとは思ってもいませんでした。
片付け中に汚れた所の掃除に使用したかった
片付けをしているとゴミから中身がこぼれたり、漏れたりして床が汚れてしまうこともしょっちゅうありました。
乾いたものが散らばるだけなら掃除機で吸えば済みますが、水分を含んだものだと厄介です。
ちょっと考えれば想像がつく事ですが、ボクはそんな事全く想像せずに布製品をガンガン捨てていたので “雑巾” として使えるボロ布すらもありませんでした。
そのせいで掃除をする為の雑巾をわざわざ自宅から持っていくはめになりました。
最初に捨てていたタオルやTシャツがあればすぐに掃除できたのに、とってもバカな事をしました。
使い道が少なく、すぐに処分しても問題ない “布・衣類”
布製品を処分してしまった後で後悔した場面はたくさんありましたが、かといって全ての布製品が役に立つ訳でもありません。
化繊素材の衣料やズボン類、帽子などは必要になる場面は少ないと思います。
化繊素材以外でも “セーター” など水分を吸いにくいものも出番は少ないと思います。
布団や座布団など “綿” や “スポンジ” が含まれたものも外側のカバーは使い道がありますが、中身は多分役立つ場面は少ないと思います。
布製品は捨てやすいのでまとめておいて一番最後に捨てるのをオススメしましたが、場所の関係も出てくるので出番が無さそうなものは捨ててしまう方が作業がスムーズです。
まとめ
片付けが終わって数年、最近寄ったお店で布製品の回収サービスをはじめていました。
いらなくなった衣料を45Lのビニール袋一杯に詰めて持っていくと一袋200円で買ってくれるそうです。
当時このサービスがあれば2~3000円は軽々とゲットできていたと思います。
いまは昔では考えられなかった買取をしているお店も増えています。
衣類の買取だけでなく、中には “ぬいぐるみ” の買取をしてくれるお店もあるそうです。
片付けをすすめて、”いらない衣類をまとめておく→ゴミの処分などに使用して余った分は買取に持っていく” なんていう方法もとれますね。
布製品は片付けやすいですが、最初に全て捨ててしまうとボクのように後悔してしまうかもしれません。
場所はとってしまいますが、なるべく最後のほうで処分する事をオススメします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの