“猫背で姿勢が悪い”、”運動不足”、”早食い” などの様々な要因が重なって数年前に “逆流性食道炎” になってしまいました。
病院で診察を受けて “胃酸を抑える薬” を処方してもらい、半年近く飲み続けましたが症状は全く改善しませんでした。
改善しないどころか、悪化して他の薬も追加されていた時期もあります。
あまりにも症状が改善しないので “薬” だけでは無理かも…とおもい “ネットの情報” や “本”、”知り合いに聞いた方法” などいろいろ試してみました。
いくつか試していくことで “劇的に効果があったもの”、”徐々に効果が出てきたもの”、”全く効果がなかったもの” がハッキリわかれました。
この記事では、今後も症状が出た時に見返せる様に “逆流性食道炎” の症状を抑えるのに “特に効果があった方法” を自分用に記録する “備忘録” 目的でまとめています。
※医療の知識が無い素人が試して、自分に効果があった方法をまとめています。
必ず効果が期待できる方法ではありません。試してみる場合はお医者さんと相談をして自己判断・自己責任でお願いいたします。
① “肩(肩甲骨)” が上がらない様に気をつける
ツイッターで “逆流性食堂炎” の対策方法をつぶやいてくれている方の “つぶやき” で知った方法です。
その方は “肩” を上げない様に気をつけることで症状がかなり抑えられたようで、期待して試してみたら本当に効果がありました。
やり方は非常に簡単で、日常生活で “肩” が上がってしまわない様に気をつけるだけです。
シンプルな方法ですが、自分はいまだに “パソコン” を操作している時や、”スマホ”をいじっている時に無意識に肩が上がってしまいます。
肩を下げる癖を付けようとはしていますが中々むずかしく、気を抜くといつの間にか肩が上がってしまっていることがあります。多分、姿勢や筋力に問題があるのだとおもいます。
“肩を下げる” ことに意識しはじめた当初は、いままでなったことが無い部分が筋肉痛になったりして大変でしたが、その代わりに “逆流” する嫌な症状は劇的に少なくなりました。
①を試す時の注意点と、試して感じたコツ
副作用は無いとはおもいますが、肩と背中が酷い筋肉痛になったこともあったので注意が必要です。
自分は “肩が上がらない様に!” と意識するところを “肩を目一杯下げなくては!” と勘違いしていた時期があって、首や肩、背中の筋を痛めてしまったことがあります。
“過剰に下げる” 訳ではなく “過剰に上がらない” ことを意識すると筋肉や筋を痛める心配も無いのかな、とおもいます。
また、感覚をつかむまで時間がかかりますが、腕の付け根の “肩” を下げるというよりは “肩甲骨” が上がらない様にイメージして行うとより効果を実感できました。
腕~肩だけでなく、腕~肩~背中の筋肉が上がらない様に(少し下げるイメージ)意識してみると上手くできるかもしれません。
はじめから無理をせず、毎日少しずつ、気がついたら肩を少し下げるという形で毎日続けていくことで逆流がおこる頻度が少なくなっていくとおもいます。
② “横隔膜”の運動とストレッチ
これはジムでトレーナーをしている知り合いに教えて貰った方法です。
肋骨の一番下の “みぞおち” の部分に肋骨の淵に沿って指を4本垂直に当てて、呼吸を吐く時にグ~ッと押し込みます。
息を吸う時は力をかけず、吐く時だけ体に押し込むイメージで力をかけるとストレッチになるそうです。
このストレッチをやることで横隔膜がほぐれて、その後腹式呼吸をすることで “運動” になるそうです。
毎日の習慣にすることで凝り固まった “横隔膜” がだんだん柔らかくなってキチンと働くようになるそうです。
この方法を教えて貰った後で “本” や “インターネットのサイト” 、”YOUTUBE” でも横隔膜の柔軟性の重要さを知りました。
食道と胃が繋がる部分で横隔膜を貫通していて、その柔軟性が “逆流” を抑えるのに重要らしく、横隔膜がうまく働かないと胃袋の入り口が開いたままの状態になって “逆流” がおこりやすくなるそうです。
運動とストレッチで “横隔膜” を柔らかくすることでキチンと働いて、”逆流” を防いでくれるそうです。
また、横隔膜が固くて上手く働かないと呼吸が浅くなって肩で息をする状態になってしまいます。
肩で息をしている状態というのは、呼吸をする度に肩が上下するもので、①の肩が上がってしまっている状態になりやすいので良くありません。
横隔膜は意識してストレッチしていないと “運動不足” や “姿勢の悪さ(猫背)” で固くなってしまうらしく、現代人は呼吸も浅く肋骨や肩甲骨が凝り固まっていて、結果 “横隔膜” も固くなっている人が多いそうです。
姿勢の悪さ(猫背)も運動不足も自覚しているので、自分の横隔膜も凝り固まっているだろうとおもい、ストレッチと深い呼吸を意識する時間を作ったら、”逆流” の症状が出る回数が少なくなりました。
横隔膜をストレッチすることで肩の可動域も広がったので、①の対策との相乗効果もあるとおもいます。
横隔膜の柔軟性は “逆流性食道炎” 以外にも効果があるので症状に関係なく運動とストレッチは続けていきたいです。
②を試す時の注意点と、試して感じたコツ
この運動とストレッチに副作用は無いとおもいます。自分が日常的にやっていて不調や症状の悪化を感じたことはありませんが、力加減は重要だとおもいます。
固くなっている横隔膜をほぐす目的なので弱すぎては効果が出ませんが、いきなり力を入れすぎても体を痛めてしまう可能性があります。
横隔膜だけに限らず、筋肉は痛みを感じるレベルの力が加わると逆に堅くなる性質があると教わりました。
やりはじめは力を加減して、毎日続けてだんだん力を強くしていく方が良いとおもいます。
また、横隔膜ストレッチをやる時は指をみぞおちに垂直に差し込む様に動かしますが、少し猫背気味で行うと横隔膜に力が加わりやすく、ズーンッとした感覚を感じやすくなりました。
ストレッチは背筋を伸ばして行うイメージが強いですが、横隔膜のストレッチに関しては少し背中を丸めて、猫背気味で行うとやりやすいです。
ストレッチをした後はしばらく意識して “腹式呼吸” をすることでストレッチで柔らかくなった “横隔膜” をしっかり動かすことが出来ます。
③ 消化を助ける “レモン果汁入りの水” を食事の途中に飲む
この方法はYOUTUBEで知りました。
「”逆流性食道炎” = “胃酸” が多く分泌されていて逆流しているので薬で胃酸を抑える」とお医者さんに聞いていたので、全く真逆の方法で半信半疑でしたが、動画の説明を聞いているうちに納得できました。
“逆流性食道炎” は “胃酸の多い” 場合でも、”胃酸不足” で “消化が追いつかない” 場合”でもおこることをはじめて知りました。
自分が受診したお医者さんは症状をみて「逆流性食道炎ですね。胃酸を抑える薬出しておきます。」と即半断していましたが、薬を半年近く飲んでも症状が改善しなかったので、自分は “消化不良” からくる “逆流性食道炎” では?とおもい、この方法を試してみることにしました。
やり方は非常に簡単で、食事の途中で “レモン水を飲む” だけです。
この “レモン水” が不足している “胃酸” を手伝って消化を手助けしてくれることで “消化不良” が原因の “逆流” が抑えられるそうです。
レモンの果汁を水で薄めて、出来た “レモン水” をご飯を一口食べたら少し飲んで、また一口食べたらちょこっと飲んで、と繰り返します。
“レモン果汁” の代わりに “リンゴ酢” などでやる方法もあるそうです。自分は “リンゴアレルギー” なので試せませんが、リンゴ酢を使う方法が有名なようです。
はじめはキチンと “一口食べる → 少し果汁を飲む →一口食べる” と繰り返していましたが、最近では症状も落ち着いてきているので、2~3口食べて飲むといった感じで手を抜いています。
レモン水が苦手な場合は “梅干し” を食事に取り入れるのも効果があるそうです。
この方法は “胃酸過多” が原因の “逆流性食道炎” の人が行うと症状が悪化して危険です。いきなり試すのは危ないので注意してください。
③を試す時の注意点と、試して感じたコツ
この方法は胃酸が少ないのが原因の “逆流性食道炎” に効果がある方法です。
“胃酸過多” のひとが行うとただでさえ多い胃酸にレモン水が加わり症状が悪化してしまいます。
自分はお医者さんに相談したら “胃酸過多だからこの薬を…” と話しをきいてもらえ無かったので、youtubeの解説に従って試してみましたが、まずはお医者さんと相談してからはじめるのをおすすめします。
試し方は、食事の時にレモン水を少量飲んでみて食後の症状を観察します。
“胃酸過多” であれば “逆流性食道炎” の症状が現れ、”胃酸不足” の場合は普段よりも症状が軽い筈です。
自分は少量のレモン水で試してみたら食後の症状が軽くなったので、確認のため3食試してみて、問題が無かったので本格的にはじめました。
本来なら “胃酸不足” は高齢者に多い症状らしいのですが、運動不足や体質によっては若い人でも “胃酸不足” の症状が出ている人もいるそうです。
自分は長く体調を崩して慢性的な運動不足だったのと、生まれつきの胃腸の弱さが合わさって “胃酸” が少なくなっていたようです。
その為、病院で処方された “胃酸を抑える薬” をのんでさらに胃酸が抑制されて、症状は全く改善されなかったという流れだとおもっています。
症状が改善するどころか一時は胃の内容物を腸に運ぶ働きを活発にする薬も処方されるほど悪化していたので、今おもえばキチンと診察してくれる病院に変えれば良かったなと後悔しています。
まとめ
今回まとめた内容は自分用の記録という形で、自分に効果があった方法をまとめて記録しました。
“逆流性食堂炎” の症状が出ている原因や体質などによって対策方法は違ってくるとおもいます。
病院で処方された薬が劇的に症状を改善してくれたという人も沢山いるとおもいますし、自分の様に全く症状が改善しなかった人など “逆流性食堂炎” といっても様々だとおもいます。
必ず効果が期待できる方法ではありませんし、中には症状を悪化させてしまう場合もあるかもしれません。
試す場合はかかりつけのお医者さんと相談してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの