年末の年賀状印刷の為にプリンターを引っぱりだしてきたら3枚印刷したところでインク切れを起こしてしまいました。
しかたが無いのでインクを購入しようと近所のホームセンターに出かけるとブラザーのインクは取り扱いが無し。
もう一件別のお店に寄ってみるとそこはブラザーのインクは扱っているもののボクの欲しい型番は無しで困ってしまいました。
結果、ネットショッピングで購入できましたが、いろいろあって人生初の “互換インク” を購入してみることにしました。
この記事では購入した “ブラザー”のLC12/17の互換インクに対してのレビューをまとめています。
この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点
この記事はメーカー純正ではない “互換インク” についてのレビューです。
互換インクを使用したことでの故障の場合にはプリンター製造メーカーの修理を受けられない事もあるようです。
その為、購入・使用に関しては十分にご注意ください。
互換インクを避けていた理由と今回購入する事にした理由
学生時代から長い事プリンターを使っていますがどのメーカーのどの機種に買い替えてもインクは “純正” のモノを使っていました。
理由は単純で、購入した電気屋さんや製造メーカーの注意で毎回「純正以外の使用は故障に繋がる」と言われたのを真に受けていたからです。
「人生以外は詰まり易いから印刷できなくなる」「純正じゃないとキレイに発色しない」という説明を何度も聞いていたので “互換インク” は怖くて手が出せませんでした。
互換インクに対してもっていたイメージ
いままで購入した事が無かったので実体験ではなく、自分が聞いた意見とネットで目にした意見が混ざり合ったイメージですが、互換インクは
・ヘッドがつまり易い
・発色が良くない
・退色しやすい
・プリンターが故障する
・プリンターが故障したとき修理が受けられない危険がある
という悪いイメージと、「だけど純正品に比べて多少安い!」というコストだけは良いとというイメージでした。
なぜ避け続けていた互換インクを購入する事にしたのか
避けていた理由はやはり「故障に繋がる」という部分が大きかったです。
毎回複合機を購入するので本体も安くなく、故障はどうしても避けたいので「故障に繋がる」という言葉には敏感になっていました。
「では何故今回購入したのか?」という点ですが、純正品の値段が高すぎるのと純正品でもヘッドは詰まるし故障もするからです。
ボクがメインで使用しているブラザーの複合機のいインクはボクが目にした最安値で4色で4980円、サブ機のエプソンのプリンターは6色インクで1色だいたい1000円前後です。
ブラザーは比較的インクが保ちますが、エプソンは高いのにすぐインク切れになってしまい非常にコスパが悪いです。
新品のインクに交換してヘッドクリーニングをした後に数十枚の年賀状の印刷したら “インク切れ” のエラー画面が出た時は本当に腹が立ちました。
更にたちが悪いのがインクカートリッジについている “チップ” で残量が管理されているので外したカートリッジにインクが残っていてチャプチャプしていても認識してもらえない点です。
これらはプリンターと使っている人にはあるある過ぎると思いますが、インクで儲けるスタイルが露骨すぎて本当に腹が立ちます。
あまりにもインク代が高いのと、”純正品” を使っていても詰まるのでさすがにばかばかしくなって互換品を探してみたところ値段に驚いた訳です。
互換インクは純正に比べて多少安いだけだと思っていた
今までも家電量販店やホームセンターで “純正インク” を購入する時に “互換インク” は何度かみた事はありました。
エプソンをメインで使っていた当時、純正品が1000円前後で、互換品が500~600円といった感じだったと記憶しています。
“4~5割安い!その代わりに故障に繋がるかもしれない商品” というイメージを長年持っていたので心配性なボクは手を出さずにいました。
それが今回のインク切れでお店に行ったときにブラザーの “LC12/17” の取り扱いが無かった事でイメージが一新することになりました。
ブラザーがはじめてのインク切れだったので店頭では買いにくいことを知らず、2件回っても店頭には並んでいませんでした。
しかたが無くネットで購入しようと検索してみると “LC12/17” の純正品4色セットは4980円でやはり結構な値段がします。
ただ、関連で出てきた互換品は4色セットで1000円前後のものや、中には1色150円以下(4色揃えても600円以下)という激安のものがありました。
実店舗では純正品と互換品でここまでの差はないはずですが、やはりネットショップは凄まじい安さのものがあります。
当然、実店舗で販売されている互換品よりも品質は低いかもしれませんが、高いインク代にイライラしていたのもあってとても魅力的に見えました。
高い純正を使っていてもエプソンはノズルが詰まって修理が必要な状態だし、年賀状の印刷だから発色もこだわらない。
もし故障に繋がってもそれは純正品でも起こっていたかもしれない、もう古い機種だし壊れたらその時だ、という考えと値段につられて人生初の互換インクを購入することになりました。
購入したpommeのLC12/17互換インクについて
互換インクを購入した場所と販売価格
購入したのはAmazonです。
ボクの購入した時の販売価格は “送料無料、税込み538円” でした。

価格の変動をチェックしてみると2022年の9月までは378円で販売されていて、9月から538円に値上げされています。
普段の価格変動はほとんどない様なので必要な時に気にせず、待たずに買うことが出来そうです。

インクカートリッジの型番や対応している機種
この商品はブラザーの “LC12/17” のカートリッジの互換品で、LC12/17を使用するプリンターなら使用できるはずです。
販売ページの “対応機種” の欄に対応している機種の一覧が載っているので確認できます。
ボクの使用している “MFC-J960DN” も対応機種として確認でました。

商品到着:梱包の様子・商品の確認
商品は封筒に入れられた状態でポスト投函されていました。
開けてみると緩衝材などでの梱包は無く、透明なセロハンの袋に入れられているだけでした。

個々のインクはそれぞれが袋で小包装されているので4つをまとめて一袋にして、茶封筒に入れて発送といった感じです。

衝撃が加わって壊れる様なものでも無さそうですし必要充分な梱包でした。
プリンターへセットして確認
早速、インク切れしてしまったカートリッジと交換してみることにしました。
特に説明書などは入っていませんでしたが間違え様が無い仕組みなので簡単にセットできます。
試しにイエローをセットしてみると無事に認識されて残量が満タン表示になりました。

きちんと認識されるかが一番の不安だったので無事認識されて一安心でした。
ただ、ブラックを交換した際に一度目はエラーが出てしまい、再度セットし直したら認識されたので若干の個体差があるのかもしれません。
ボクは写真の印刷はしないので発色に関してそこまで違いの確認は出来ていませんが、年賀状の印刷は問題なく出来ました。
退色に関してはしばらく期間をおかないと確認できないので検証できていません。
購入したインクを実際に使用してみて感じたメリット
メリット①:圧倒的なコストパフォーマンス
やはり価格が一番の魅力でありメリットです。
ボクの購入した時の販売価格は4色セットが税込み538円で、1本あたり134.5円の激安価格です。
純正インクが4色4,980円だったので1本あたり1,245円。
価格だけでみたら純正の9分の1ぐらいの価格です。
廃インクを吸収するパーツなどのこともあるので一概には言えませんが、例え詰まりやすくてヘッドクリーニングが多めに必要になっても惜しくない値段はやはり大きなメリットだと思います。
メリット②:古い機種のものなのに手に入りやすい
これは今回買った商品に限ったことではありませんが、互換品は古い機種のものでも入手が簡単です。
古い機種の純正インクは店舗では販売されていなかったり、ネットショップでも売っているお店が少なくて安いお店を探すことが出来ません。
それに比べて互換品は古い機種のものでも様々なメーカーが製造していて、それらを販売しているショップも沢山あります。
その結果、価格にも幅があり自分の希望のか価格帯のものを選んで購入することが出来ます。
古い機種を使っているユーザーにはこれも大きなメリットだと思います。
購入したインクを実際に使用してみて感じたデメリット
デメリット:インクの品質や保存に不安がある
使いははじめたばかりなので今のところ不具合はありませんが、もしかしたら今後不具合があるかもしれません。
それも納得した上で購入しているのでべつに良いのですが、やはり品質に関しては若干の不安があります。
購入者のレビューでも何回か購入した結果色あせが早いものがあったらしく、長期保存する印刷物には注意が必要かもしれません。
印刷物だけでなく、インク本体の長期保存もどのくらい平気か全くわかりません。
ボクは最近はほとんど印刷しないので今回購入したカートリッジも使い切るまで数年はかかりそうです。
その為インク本体の長期使用も不安の一つです。
この商品の購入をおすすめできる人
互換インクを購入・使用してみてボクは充分満足していますが、誰にでもおすすめできるものでもないとも思っています。
まずおすすめできるのは “古い機種” を使用している方です。
互換インクは古い機種に対応している商品も多く出ています。重製品と比べても商品が入手しやすいのでおすすめです。
また、故障に繋がる可能性はありますので壊れても諦めがつくプリンターでの使用がいいと思います。
そして、印刷するものが書類や年賀状程度のものの人にはおすすめです。
長期間退色せずに保存できる保障が無いので重要な書類などの印刷には向かないと思います。
また、ボクにはわかりませんでしたが「発色が良くない」という意見もあるので写真の印刷にもあまり向かないと思います。
まとめ
メーカーの言葉を信じて長年 “純正品” を使い続けてきましたが、ボクの使い方や使用機種では互換インクで十分ということに気がつけました。
もちろん万人にお勧めできる商品ではありませんが、ボクには必要充分な商品でした。
インクのコストも大幅に削減できたので気楽に使える点でも購入してよかったと思っています。
またしばらくして気がついたことがあったら追記していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの