パニック発作持ちのマイナンバーカード受取り時の記録

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2023年の4月中旬に “マイナンバーカード” の受け取りに行ってきました。

結果としては、想像していたよりもスムーズな交付で “パニック発作” が出る事なく受け取れました。

無事に受け取りが出来て安心したのと、自分の想像とは少し違っていくつかの “対処方法” に気がつけました。

この記事では、パニック発作持ちで “混雑” “待ち時間” に強い苦手意識を持つわたしが、実際に “マイナンバーカード” を受け取りにいった時に掛かった時間や手順、その時に気がついた “発作が出そうになった時に出来そうな対象法” についてまとめてみたいと思います。

“パニック障害” やその他の理由で混雑した場所が “苦手・無理” な方が受け取りにいく時の “不安な気持ち” が少しでも軽くなったら幸いです。

この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点

この記事では、パニック発作持ちのわたし個人の体験と、そこで気がついた事をまとめているだけです。

その為、受け取りの時の体験談も “わたしの住む地域” でのマイナンバーカード受け取りの手順からくるものです。

読んでくれている方がお住まいになっている地域によっては手順が違う事も考えられます。

また、混雑状況によってはも大きく違う可能性があります。

以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。

苦手意識から放置していたら状況が悪化、追い込まれて手続き

“マイナンバーカード” を作らない方や、作りたくなくて悩んでいる方は結構いるそうですね。

わたしも皆さんと理由は違うかもしれませんが、”作りたくない派” でした。

理由は単純で、マイナンバーカードは「本人が直接受け取りにいかなくてはならない」からです。

作ろうか悩んだ当時、キャンペーンの締め切り間近だった事もありニュースでものすごく混雑した窓口の映像が流れていました。

心配になったわたしは “受け取りにいった人たちの感想” が知りたくてSNSで検索したところ「○○人待ちだった」「○○分も待った」などの情報がでてきて完全にビビってしまい、手続きを避けていました。

キャンペーンが終わって空いていそうな時に手続きしてしまえば良かったのですが、当時は投げやりになっていて「もう作らない」と決めていたのでそのまま放置してしまいました。

しかし、”健康保険証” がマイナンバーカードに変わるニュースを観て、作らざるを得なくなってなってしまいました。

「しかたが無い」と手続きをしようとしたタイミングは “マイナポイント” の受け取り対象にる申込期限の締め切り間近。

また、ニュースではものすごく混雑した窓口の映像が連日流れました。

「作らない」と開き直って、マイナンバーカードに関するニュースも観ていなかったので完全に世間の流れからおいていかれていました。

またしても大混雑する窓口の映像を目にして受け取りにいけるか不安が大きくなってしまっていました。

【事前準備】不安や焦りを最小限に抑える為にした事

受取予約の電話で空いている曜日や時間帯の確認

私の住む地域は電話で受取日の予約を取る仕組みです。

その時に、比較的空いている曜日、比較的空いている時間を質問してなるべく待ち時間が少なそうなタイミングを調べました。

仕事の関係で休日しか受け取りに行けない人には使えない方法ですが、時間帯によって混み具合にはかなりの差があるようです。

駐車場や会場までに掛かる時間などの確認

私は「時間に間に合うか」というドキドキも苦手と言うか嫌いです。

遅刻するかもしれないと言う焦りも心拍数が一気に上がってしまい、不安が誘発してしまって嫌なので、駐車場について事前に確認しておきました。

市役所にはもう十年近く行っていなかったのと、それまでもバイクでしか行っていなかったので無料の駐車場がある事を今回はじめて知りました。

無料となると駐車場の混雑具も気になったので、少し前に受け取りに行った知り合いにも聞いてどれくらい余裕をみれば大丈夫か、事前にシュミレーションをして当日なるべくストレスを感じなくて済む様に準備をしました。

私の場合は自家用車で会場に向かったので駐車場や、そこから会場までにかかる時間を調べましたが、自転車や徒歩の場合でも会場までにかかる時間を逆算して余裕を持って出かけるだけでもだいぶ気持ちが軽くなると思います。

待ち時間に気を紛らわせるアイテムを持参

やはり何においてもこれが一番大事だと思います。

私はいつも書いていますが “龍角散のどすっきり飴” です。

待ち時間や頭がもやもやし始めた時にハーブの爽快感で気分をすっきりさせてくれるのでいつも持ち歩いているものです。

自分の気持ちを落ち着けるアイテムがあるだけで苦手な場所でも不安に襲われずに済む経験は何度もあります。

“頓服” の様に愛用しているので常にバッグには入っていますが、忘れてしまうと困るのできちんと確認しました。

結果、受取会場は “飴” や “フリスク” 程度なら食べられますし、常識の範囲内なら待ち時間はかなり自由です。

スマホをいじっている人、本を読んでいる人、目をつむって微動だにしない人、様々な時間の過ごし方をしていました。

最悪使えなかったとしても、持っているだけでも安心する場合があるので事前の準備をおすすめします。

実際にマイナンバーカードの受取に掛かった時間と手順

2月末に申込の手続きを済ませて、4月上旬にマイナンバーの受け取り通知のはがきを受け取りました。

ハガキに書かれていた受取場所は市役所で、半年先でしたが “受取期限” もある事を知りました。

受取日の予約を取る為に市役所の窓口に電話

私の住む地域は “マイナンバーカード” の受け取り前に、受取日の予約を電話で取る仕組みになっていました。

知り合いは電話予約も混雑していたと言っていたので、市役所が開く朝8時30分にはがきに記載されていた市役所の窓口に “受取り予約” の電話をかけました。

電話口の職員さんに「体調の関係で人混みに長時間いられないんですが、空いている時間帯はありますか?」と聞いてみると、やはり「平日の朝イチ」が比較的空いていると教えて貰いました。

「特に空いている曜日はありますか?」と聞くと「”火曜日” “木曜日” “金曜日” が比較的空いている印象があります」と教えてくれました。

そこで “火・木・金曜日” の朝イチで開いている日を確認すると翌日 “4月11日(火曜日)9:00” の枠に予約が取れました。

予約時間の少し前に市役所の特設窓口に到着:8:45

私の住む地域は田舎で、移動手段のほとんどは車です。

バスは比較的多く走っていますが、わたしは公共の交通機関全般が苦手なので市役所までは車で向かいました。

知り合いから「市役所の駐車場も混雑で渋滞するので早めに出た方がいい」と聞いていたので予約時間の10分前には駐車場前に到着できる様に向かいました。

予定通り “8時45分” には市役所の駐車場に到着。

電話予約の時に聞いていた通り、火曜日の朝イチは空いていて渋滞もなくスムーズに駐車できました。

市役所に入ると「マイナンバーカード受け取り窓口」の看板があり、すぐに特設窓口に到着しました。

受付番号の発券と順番待ち:8:47

特設窓口はイベント用の組み立て式のパネルで囲われていて、入り口に入ると受付番号の発券機がありました。

私が発券したのが “8時47分” で、受付番号は “23番” でした。

待ち合い席に座って会場内を軽く見回してみると、窓口は5カ所あり、19番の人が呼ばれるのが確認できました。

窓口は8時30分から開いているので、開始から20分で受付番号19番の人が呼ばれているのならすぐに済みそうです。

少し安心して座っていると「21番の方…21番の方いらっしゃいませんか?…では22番の方…22番の方!」と言う風に居ない人がドンドン飛ばされていき、2分も待たずに自分の順番が回ってきました。

多分、受付け番号だけとってトイレや違う手続きに行ってしまった人たちが結構居たようです。

窓口での本人確認と暗証番号の記入:8:50

自分の受付番号が呼ばれ窓口のイスに座りました。

個人的にイスに座っての手続きは立ったまま手続きするよりも拘束力を感じて苦手です。

少しドキドキしながら窓口の方に挨拶すると「何時の枠を予約されましたか?」の質問。

「9時です」と答えるも、予約時間前に来てしまっているので一瞬ドキッとしました。

結果、問題はなかったらしく手続きがスタートしました。

“マイナンバーカード交付通知書” というハガキと “マイナンバーカード通知カード” の提出を求められました。

代わりに書類が挟まったバインダーが渡され、マイナンバーカードに登録する暗証番号を考える様に言われました。

申込をした時の設定にもよりますが、わたしは暗証番号は “署名用電子証明書” の6桁以上の暗証番号と、”利用者証明” の4桁の暗証番号を記入しました。

その間に職員さんはバックヤードに行き、マイナンバーカードを持って戻ってきました。

“身分証明証” の提出を求められ、”自動車運転免許証” を渡すと、マイナンバーカードと見比べて内容に間違いがないか見比べているようでした。

「お顔の確認をしたいのでマスクを外していただけますか?」と言われ顔を見せるとすぐにOKがでました。

「名前をお呼びするまで待ち合い席でお待ちください」と言われ待ち合い席に移動しました。時計をみると8時54分でした。

暗証番号の登録と受取り確認:9:04

窓口での最初の手続きが終わったのが8時54分だったので呼ばれるまで約10分ほど待たされました。

待ち合い席の壁には「書類の準備の関係で呼ぶのが前後する」という張り紙がありましたが、後から来た人がドンドン呼ばれていくので正直少し焦りました。

名前を呼ばれて、職員の方と一緒に少し離れたところにあるブースに移動しました。

そこにはパソコンが何台も並んでいて、そのうちの一台の前に案内されました。

席に座ると「お顔の確認をしたいのでマスクを外してください」と言われ2度目の顔確認を済ませました。

操作方法の説明を受けて、自分で “署名用電子証明書” と “利用者証明” の暗証番号を確認も含めて2回ずつ入力しました。 

入力が終わると自分の “マイナンバーカード” を渡されて、受け取りの署名をして手続きは完了しました。

最初の窓口で記入した書類は自分暗証番号の保管用らしくカードと一緒に渡されました。

会場を出たのは “9時09分” でした。

個人番号カードの受取りに掛かった時間と会場の印象

かなり空いていてスムーズに手続きが進んでいる印象でしたがそれでも約25分かかりました。

暗証番号の登録前の10分の待ち時間が大きかっただけで、それ以外の手続きはかなりスムーズでした。

ただ会場内はかなり狭く、待ち合い席では隣の人との距離が非常に近く圧迫感がありました。

この点に関しては各自治体でかなり違うと思いますが、”待ち時間” に気がまぎれるものを用意して向かうと少し気が楽になるとおもいます。

【対策】受取り手続きを体験して感じた注意点と対処法

各自治体によってかなり違うと思うので参考にならないかもしれませんが、私が感じた注意点や、発作が出てしまった時に使えそうな対象法についてまとめてみようと思います。

つらくて会場を離れたくなった場合は必ず職員に相談する

私が手続きした時は “受付番号を取った後”、”暗証番号を登録する前” の2回の待ち時間がありました。

その時に居なくて順番を飛ばされている方が何人も居ました。

特に受付け番号を呼ばれるときに居ない人がとても多かったです。

「予約を取っているから」という考えがあって離れてしまったのか、私の様に待ち時間が苦手で離れてしまったのかもしれません。

しかし、わたしがブースに居る間に “飛ばされた受付番号” が再度案内されることはありませんでした。

多分、戻ってきて「21番もう呼ばれましたか?」のように職員に聞いても、もう一度 “受付番号” を取る様に指示されていたんではないかとおもいます。

もし何も伝えずに自分の順番を飛ばされてしまうと、もう一度最後尾に並ぶ様なものです。

発作が出かけて避難したい時などは「体調が優れないのでトイレに行きたいんですが」など、離れたい理由込みで職員の方に相談する方が安心だと思います。

誰かに付き添ってもらい本人確認の時だけ窓口に行く

まず、この方法が他所でも出来るのかは疑問で、確証はありません。

マイナンバーカードの受け取りは原則 “本人” が行かなくてはなりません。

ただ、本人が病気や障害、未就学児など “やむを得ない” 場合は代理人に委任する事が出来ます。

どうしても症状が重く受け取りに行けない方で、身内に頼める方はお願いしてしまうのも手だとおもいます。

しかし、その場合は委任する相手も必要な書類があり少し面倒そうでした。

私が順番待ちをしている時に目にしたのは、身内らしき人が手続きをして、本人は待ち合い席で座ったまま身分証と顔の確認の時だけ窓口に行った人でした。

多分親御さんだと思いますが、窓口の職員さんに事情を説明していて、それで手続きは出来ていました。

詳しい状況がわからないのでこの方法がどこまで有効なのかわかりませんが、一度問い合わせてみるのも手かもしれません。

まとめ

幸いにも手続き自体は30分もかからず済み、発作も出ずに無事受け取る事が出来ました。

事前に不安が大きくなっていましたが、下準備をして「最悪受け取れなかったら予約取り直せばいいや」と開き直れたのも良かったのかもしれません。

たまたま私の受取会場が余裕を持って予約を受けていたのかもしれませんが、SNSなどでは「予約をとっても呼ばれるまで30分待ち」なんて情報も目にしました。

もし可能なら “空いている時間”、”空いている曜日” を狙って、事前に準備をして、出来るだけ発作が出にくい様対策をおすすめします。

参考になる情報を提供できたかはわかりませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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