[パニック障害]入院した時に辛かったこととその対策

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数年前に腕を怪我して1ヶ月ほど入院していた時期がありました。

その当時は “パニック発作” が一番酷かった時期だったので入院期間中にもいろいろな苦労がありました。

昔やっていたブログにも書いたことはあったのですが、多少知識がついた今ならもう少し快適に過ごすことが出来たんでは無いかとおもいます。

この記事は、パニック障害に悩まされていた時の入院生活について “辛かったこと” とその “対処方法” についてまとめています。

当時の状況と入院前後での症状の変化

腕に怪我を負ってしまい、救急車で県立病院に搬送してもらいそのまま手術・入院になりました。

入院期間は1ヶ月ちょっとで、”形成外科” へ入院していました。

当時は “パニック発作” が一番酷い時期で、救急車での搬送も、手術も、入院生活も不安でいっぱいでした。

しかし、入院生活中でも常に大変だった訳ではなく、発作が出やすかった状況というのは限られていました。

発作が出やすい状況でも、入院当初は環境にお慣れていないので対処に苦労しましたが、入院してしばらく経つと少しずつ対処が出来る様になってきました。

対処は出来る様になっていましたが、結果として “入院前” よりも “退院時” の方が発作が出る頻度は確実に増えていましたし、退院して自宅に戻ってからは発作が激減したので入院生活は想像以上に “ストレス” がかかっていたようです。

発作が出た状況① 救急車で病院に搬送される時

人生ではじめて救急車を呼んだので緊張と申し訳なさで動悸がしていました。

その為、救急車を待っている時は “怪我” の不安より “緊張” のほうが大きく、その時点で “不安発作” も出かけていました。

救急車に乗った後は、救急隊員さんに状況を説明したり、血圧などを計ってもらっている間に、”緊張” がピークに達したのか完全に ”不安発作” が出てしまいました。

状況① でおこなった対処法・効果があった対処法

なるべくなら黙っておきたいとおもっていた時期もありましたが、正直に伝えた方が状況が悪化しないことを教えて貰っていたので、救急隊員のさんに正直に “パニック発作が出てしまって息苦しいです” と伝えました。

隊員さんも慣れてらっしゃって、”水分を摂る” “息がし易い様に状態を起こす” などの対処をしていただいて、病院につく頃には発作も落ち着いていました。

病院について手術の時には緊張していましたが、不思議と発作が出ず、無事に手術を受けることが出来ました。

専門家の前では症状は正直に伝えてしまうことで状況は確実に改善することを知った出来事でした。

発作が出た状況② 病院内の他の科に診察を受けにいく時

入院していたのが “形成外科” だったの “レントゲン” を撮る為に入院中でもほかの科に受診にいかなくてはいけないことがありました。

当然、一般の通院患者さんも受診しにきているので、予約を取っていてもかなりの時間待つことになりました。

ボクは元々、その場所を離れられない状況の “待ち時間” が非常に苦手で、一番発作が出やすい状況です。

なので入院期間中でこの時間が一番苦手で、発作が出る確率も高い状況でした。

状況② でおこなった対処法・効果があった対処法

はじめてレントゲンを撮りにいった時は “ひたすら我慢” していましたが、二回目からは “状況①” と同様に、窓口の看護婦さんに正直に伝えました。

その上で “歩き回っていると気がまぎれるので発作が出たら席を外させていただきたいです” と伝えて了承を貰った上で待合室で待つ様にしました。

事前に伝えて了承を貰っていることで “その場を離れられない” という意識が薄まり、発作が出かけても抑えられることがありました。

“不安発作” が出るきっかけは自分の “思考” によって左右するんだと強く認識した出来事でした。

発作が出た状況③ 入院してから2週間経った頃

入院生活がはじまって2~3日は緊張していましたが、大部屋が開いていなかったので病院都合で個室に入れてもらえたのですぐに慣れました。

しかし、入院2週間目ぐらいから “動悸” が起こることが多くなり、安静にしているのに不安が襲ってくることが多くなりました。

食用くも無くなり、起きている間は “ダルさ” が出ていて、37度ぐらいの微熱が続く様になっていました。

この頃は “ダルさと微熱があることで余計に不安になる” という悪循環にはまっていました。

巡回にきてくれる先生も “微熱” があることで “怪我の治り” を心配していましたが治療は適切で、怪我は順調に回復していました。

動悸もダルさも微熱も “メンタル” 面で起きている不安発作に関係して出ている症状だったようです。

状況③ でおこなった対処法・効果があった対処法

入院していたのが “形成外科” だったので怪我の治療以外の治療は受けませんでしたが、一人の看護婦さんが “体力低下” で似た症状が出る人がいることを教えてくれました。

先生の “安静に” の言葉を真面目に守っていて日中は本を読んだり、片手でパソコンをいじって過ごしていたため、元々の体力の無さに追い討ちをかける形で体力が落ち、代謝が落ちてしまっている状況だったようです。

“筋肉” と “代謝” が落ちる → “食欲がなくなる” → “栄養が少ないのでダルさが出る” → “微熱も出る” → “ダルさと微熱で動けないので筋力と代謝の低下” という非常に悪い循環が生まれていたようです。

看護婦さんのすすめで、水分をこまめにとり、病院内を歩き回る “リハビリ” 的なことをはじめてから少しずつ症状は治まっていきました。

後でわかったことですが、若くても全く運動しないと筋肉はどんどん落ちてしまい、それに伴って “メンタル” も不安定になってしまうそうです。

病院内なので出来る運動は限られていますが、病院内の散歩やストレッチは症状が出る頻度を少なくしてくれました。

 “運動不足” による “筋力の低下” と “代謝の低下” は発作を悪化させる可能性が高いことを知った出来事でした。

発作が出た状況④ 夜中に叫ぶ患者さんが入院してきた時

入院してから3週間ほど経ったある日、少し離れた大部屋に認知症のおばあさん入院してきました。

そのおばあさんは毎晩夜になると “奇声” や “怒鳴り声” を上げて看護婦さんを困らせていました。

その叫び声が大きく、夜中の静かな病院内に鳴り響くので、ビックリして飛び起きることが頻繁にありました。

寝ている状態からビックリして起きることで動悸がおき、睡眠不足も関係してか、不安発作が出ることが多くなりました。

状況④ でおこなった対処法・効果があった対処法

睡眠不足が原因だったので “耳栓” が本当に役に立ちました。

また、”状況③” 同様に日中になるべく動き回って疲れてぐっすり眠れる様に “睡眠の質” を上げる努力をしました。

耳栓は100円均一でも簡単に手に入ります。

物理的に音を遮断して、なるべく体を動かして “睡眠の質” を上げる、あとはその状況に対する “慣れ” で不安発作は出にくくなりました。

入院中は今回の “奇声” や “怒鳴り声” の他に、他の入院患者さんの “イビキ” など睡眠を妨げるものが沢山あります。

メンタルの安定に “睡眠” は必要不可欠なので、 “耳栓” は本当に効果的で、役に立ってくれました。

まとめ

今回まとめたものはあくまで自分の症状とその対処方法です。

パニック発作の症状や、発作が出るタイミング・状況は人によってバラバラだとおもいます。

参考にならないかもしれませんが、パニック障害の人の入院生活は思いのほか大変なことが多いとおもいます。

この記事が誰かの役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの 

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