[パニック障害]人生初の胃カメラ検査を受けたときの記録

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ボクは過去に病院の待合室や受信中に “パニック発作” が出てしまったことがあり、それ以来病院に強い “苦手意識” があります。

特に “待ち時間” が苦手で、診察の順番待ちをしているときに “不安” が襲ってくることが多く、それを繰り返しているうちに “病院に行くと脈が速くなる” 、”血圧が低くなる” などの症状も出る様になってしまいました。

今回の記事では、そんな苦手な病院で “人生初の胃カメラ検査” を受けたときの記録をまとめています。

結果としては、想像していたような “恐怖” や “痛み” は無く、不安発作を出すこと無く無事に検査を受けることが出来ましたが、ボクと同じ様に “胃カメラ検査” が必要だけど怖くてたまらない人の気持ちが、少しでも軽くなることを願ってこの記事をまとめます。

病院によって違いがあるとおもいますが、検査前の恐怖を少しでも和らげる手助けになれば幸いです。

胃カメラ検査を受けることが決定した時に浮かんだ恐怖

苦手な病院ですが、よくお腹の具合が悪くなり我慢して受診していました。

しかし、ある時期に中々治らない腹痛に疑問を持ち、いつもとは違う “消化器内科” を受診したところ胃の状態を確認した方がいいということになり人生初の “胃カメラ検査” を受けることになってしまいました。

只でさえ病院に対して苦手意識があるのに検査となれば長時間滞在しなくては行けません。

過去に “歯医者さん” での記事を書いたことがありますが、ボクは歯医者さんよりも内科などの普通の病院の方が不安が込み上げてきます。

その理由が “待ち時間” と “滞在時間” です。

歯医者さんは予約時間に行けばほぼ待たされること無く診察を受け、長くても15分~30分ほどで治療を終えて帰ることが出来ますが、ボクが普段通っていた病院は診察時間こそ非常に短時間ですが、事前に予約してから行っても診察前に30分、長いときは1時間近く待たされることがよくあり、その長い滞在時間は非常に苦痛でした。

通常の “短時間の診察” でもそれを受けるのに長時間待たされ、結果滞在時間が長くなるのに、それが「”検査” になったらどのくらいの時間が掛かるのか…」、「その間に抑えられないほどの “不安発作” が出てしまったら…」という予期不安が湧き出てきてしまいました。

いつもの様にお医者さんに “不安発作” について伝えましたが、そういった経験に無縁な先生だったらしく、すごく軽く捉えられてしまっているように感じて余計に怖くなりました。

しかし、その病院は胃カメラ検査を “全身麻酔” で行うことができたので、それだけが恐怖を少しだけ和らげてくれました。

胃カメラ検査当日の朝~病院に行くまでの心境

検査前日の夕飯後から水以外を口にしないようにし、検査当日の朝も当然朝食は抜きです。

普通の人にはなんてことのない、検査前の普通の制限ですが、当時は食が細くなってしまっていて、そのせいで “低血糖” の症状が出ることが度々ありました。

低血糖の症状が “パニック発作” に似ていて、不安が大きくなってしまうので、朝ご飯を抜くことで低血糖になり、不安が誘発されてしまわないかがとにかく心配でした。

事前に先生にそのことも相談していたので、もしものときは病院に連絡するように言われていました。

朝はエネルギーを消費しない様になるべく動き回らず、病院に向かいました。

病院に向かう途中も “検査結果” よりも病院へ行かなくてはいけない不安や、検査への不安にばかり意識がいってしまい病院に着く頃には不安発作の症状が出るギリギリの状態でした。

“胃カメラ検査” 全身麻酔で意識がなくなるまで

病院に着いてからは5分ほどの待ち時間ですぐに処置室に呼ばれ、そこで検査着に着替えて、看護婦さんに説明と検査前の処置を受けました。

ボクが検査を受けた病院は鼻から内視鏡を挿入して検査をするので、鼻の穴にゼリー状の “麻酔薬” を注入してリクライニングチェアで麻酔が効くまでしばらく待たされました。

普段ならこの時点でドキドキが大きくなってしまいますが、なぜかこの時は落ち着いていました。

今になっておもえば、”他に患者さんがいないからもしも発作が出ても恥ずかしくない” と無意識に考えていたのかもしれません。

鼻の麻酔が効いたら今度は手術台の上に体を横にして寝て、先生からこの後の説明を聞いて、注射を打たれました。

先生に話しかけられている途中で記憶がなくなり、気がついたらストレッチャーの上で寝ていました。

意識はしっかりしましたが、二度寝する直前のようなフワフワした感覚で、全身の筋肉が緩んでいる感覚はすごく気持ちがよくて、すごくリラックスできていたのを今でも鮮明に覚えています。

当時は肩周りの筋肉の力を抜くことが出来なくて常に強く “力んでいる” ような状態で過ごしていました。

睡眠の質も悪く、夜中に目を覚ますことも多かったので、”全身麻酔” で久しぶりに本当の “脱力” が出来たのかもしれません。

“不安” や “焦り” の感情は全くなく、そんな意識も湧いてこないくらい “ゆったり” とした幸せな時間でした。

検査終了後に全身麻酔から覚めた後

目が覚めた後はリクライニングチェアに移り、様子を見る為なのか、そこで30~40分ほど “ぼー” っとしていました。

麻酔から覚めたばかりの “ふわふわ” した感覚を感じながら待っていたので、この時も普段の待ち時間で感じるような “不安” や “焦り” は全く出ませんでした。

リクライニングチェアでの待機時間もおわり、診察室に呼ばれて、映像を見ながら自分の胃の状態の診断を聞きました。

この頃にはもう普段と同じような状態で、体の力みも出始めて脈拍が速くなっているのを感じました。

検査の結果は、胃の上部に強い炎症が見られ、原因は “ピロリ菌” の可能性があるので続けて “ピロリ菌” の検査を受けることになってしまいました。

別室に移動して、看護婦さんの指示に従って検査の袋に息を吹き込み、完了。

検査結果は後日出るということでその日の検査と診察は終わりました。

いつもなら「この後別の検査を…」と言われるとまだ居なきゃいけないの?と焦りと不安が大きくなりますが、脈拍は早いものの意外と落ち着いていました。

これも麻酔による脱力の余韻かもしれませんが、予想外の “成功体験” になったとおもっています。

まとめ

“胃カメラ検査” が決まったときの “不安” と “恐怖” はものすごいモノでしたが、いざ受けてみると “全身麻酔” での検査だったこともあり不安が強くなる前に眠ってしまいました。

麻酔から覚めた後も、麻酔の影響だとおもう “ふわふわ” した感覚で緊張や不安の感情が沸き起こること無く、普段だったら苦手な待機時間(待ち時間)を過ごすことが出来ました。

初めての体験だったので自分で想像を膨らめてしまい、不安を大きくしていましたが、いざやってしまうと意外と平気なこともあると実感できる体験でした。

今回は “全身麻酔” での検査で、最近ではそんな病院も増えてきているようですが、意識がある状態で検査する病院もまだまだ多いそうです。

“全身麻酔” 自体が少し怖く感じるので、どちらの状態で検査を受けるのが良いのかはわかりませんが、病院や検査に恐怖や不安を感じてしまう人は “全身麻酔” での “胃カメラ検査” にも対応している病院での受診がストレスも小さく済むとおもいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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