ばぁちゃんの “たけのこ山” の整備をはじめてもうすぐ1年。
真夏以外かなりの頻度で山に通っていた結果、先日ついに「靴」が壊れてしまいました。
そこですぐに次の靴が必要になったんですが、山仕事用に使えそうな靴は
・登山靴
・地下足袋
・スパイクブーツ
といくつかのタイプがあります。
どのタイプの商品にも気になる商品が見つかった結果「選べない」状態になってしまいました。
そこで、それぞれの “メリット” や “デメリット” など情報を調べてみる事にしました。
この記事では、山仕事で使う靴選びの為に調べた情報を “備忘録” としてまとめてみたいと思います。
山仕事で壊れてしまった登山靴について
私が山仕事で使っていたのは “VANS” の登山靴です。

元々は友達と “高尾山” に行く為に購入したもので、”軽登山” を想定して販売されていた商品だとお思います。
なので靴底にピン(スパイク)などの滑り止めはついてなくて “山仕事” には物足りないスペックだったと思います。
とは言えソールはしっかり “厚め & 硬め” に作られていて、スニーカーと比べれば断然疲れにくいです。
また、”ハイカット” で足首もしっかりと固定できるので、山の中のキツイ傾斜地でも問題なく使用できていました。
雨の後は、少し前に公開した記事
でまとめた “後付けのスパイク” を付けることで滑りやすい場所も問題なく歩けます。
ばぁちゃんの山が “住宅街の近くの小さな山” というのもあって十分満足していました。
しかし、もう購入してから10年近く経っていた事と、期間の割に使用頻度が極端に少なかったことでかなり劣化していたようです。
先週末に山の整備(竹の伐採)をしていると斜面で足下がぐらつき、 “靴の裏” を確認してみるとソールが剥がれかけてグラグラしていました。
数分後にはソールは全体の半分以上剥がれて、歩く度に「ペタンっペタンっ」と音が鳴る状態に。

この1年、山の中を歩き回った事で耐えられずに完全に壊れてしまいました。
山仕事【登山靴/地下足袋/スパイク靴】どれを買うか悩む
毎度おなじみのAmazonで「山仕事 靴」と検索すると
・登山靴
・スパイクブーツ
・地下足袋
がヒットしました。
しかし、実際に山で使えるのかわからない商品もガンガンヒットします。
“見た目が頑丈そうな商品” や “購入者の多い商品” をチェックしてみるものの、全然判断できません。
“山”、”靴” という言葉にヒットしている印象で「山仕事」に耐えられるのかが素人の私には全然わからないんですよね。
そこで、ネットやSNSの情報なんかでも調べてみると、本職(林業)の方には
が定番アイテムだとわかりました。
ただ、趣味や家の事情で山をイジっている人の中には登山靴でおこなっている方も多いみたいです。
どの商品を選んでも「一長一短」、検索して悩んで、調べて更に悩む結果になってしまいました。
山仕事で愛用される【スパイク付き地下足袋】について
「林業=地下足袋」のイメージがありましたが、正確には
が愛用されているようですね。
山で使うのを目的に探しているので、ここでは【スパイク付きの地下足袋】についてまとめてみたいと思います。
スパイク付きの地下足袋は所謂 “地下足袋” と見た目は大差ないものが多いです。
大きな違いは足袋の裏底にゴムや金属のスパイクが沢山ついている事です。
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山仕事に【スパイク付きの地下足袋】を選ぶメリット
“スパイク付き地下足袋” を選ぶメリットは
・グリップ力の高さ
・軽量で疲れにくい
という「動きやすさ」に特化したモノでした。
特にグリップ力に関しては “地下足袋” というだけで地面を掴みやすいのに加えて、スパイクが付いている事でかなり高いようです。
そこに “軽量” という要素が加わる事で「山の中を動き回っても疲れにくい」メリットも出てきます。
広範囲で長時間作業する “機動力” を必要とするプロが選ぶ理由がわかりますね。
私が個人的にメリットだと思っている点は
・ズボンの裾を仕舞える
・虫除けスプレーを安心して掛けられる
という点です。
山では裾が汚れやすく、ゴミや害虫が付きやすくなります。
それを仕舞えて、マダニ予防に “虫除けスプレー” をブシューっと掛けられるのは魅力的で大きなメリットだと思います。
いくらハイカットの登山靴でも裾は入らないし、合成皮革製だと虫除けスプレーが大丈夫か不安ですからね。
山仕事に【スパイク付きの地下足袋】を選ぶデメリット
プロにも愛用者が多い “スパイク付き地下足袋” ですが、デメリットもあります。
代表的なデメリットは
・防御力は低め
・耐久性が低い(スパイクが抜けてしまう)
というモノです。
“登山靴” や “ブーツ” に比べて足を守る「防御力」が低いという意見は “布とゴム” で構成されているので納得です。
安全靴のように中に “鉄の芯” が入っている訳でもないですが、それを除いても見るからに装甲は薄そうです。
これは “軽量” という要素があるので仕方ないかもしれませんね。
“耐久性” に関しては地下足袋部分ではなく “スパイク” の部分があまりもたないようです。
レビューの中にも「スパイクが抜ける」という意見が多く、定期的に買い替えが必要になるようです。
私としては、けして安くない価格なので定期的な買い替えはとても大きなデメリットに感じました。
Amazonで人気の【スパイク付き地下足袋】について
Amazonでは
https://www.amazon.co.jp/
などの商品が人気のようで、購入者が多く高評価が付いています。
価格は3,000円~6,000円の間のものが多いようです。
金属の爪(コハゼ)でとめるタイプが多い中、マジックテープで固定するタイプもありました。
気になった商品があったら是非チェックしてみてください。
【スパイク付き地下足袋】の売り場は “こちら“
山仕事で愛用される【スパイクブーツ】について
山仕事に使える靴には「スパイクブーツ」というものもありました。
私ははじめて知りましたが、実際に使っている方の意見ではなかなか使い勝手が良いようです。
見た目は “地下足袋” と変わらないモノ、”登山靴” や “作業ブーツ” に似たモノなど幅広いようです。
ただ、共通して “裏底にスパイクが付いている” ので山仕事に特化しています。
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山仕事で使う靴に【スパイクブーツ】を選ぶメリット
「スパイクブーツ」のメリットは
・高いグリップ力
・高い防御力
・フィット感
と、こちらも山で使うのに魅力的なものです。
グリップ力に関しては「スパイク付きの地下足袋」程では無いものの、かなり高いようです。
また、鉄製や強化プラスチック製の芯が入っているので “足の上に物が落ちたとき” などに高い防御力を発揮してくれるそうです。
さらに靴ひもで縛ったり、ファスナー、ベルクロ(マジックテープ)で固定出来るタイプがほとんどなので足へのフィット感も良いとのことです。
山仕事で使う靴に【スパイクブーツ】を選ぶデメリット
「スパイクブーツ」のデメリットは
・重量がある
・耐久性が無い
点で、スパイクに関しては「スパイク付き地下足袋」と同様に抜ける、無くなると言う意見が多かったです。
また、金属製や強化プラスチックのプレートは安全面では頼もしいものの、”重さ” や “冷え” というデメリットがあるようです。
私としては “価格に対しての耐久性” が大きなデメリットだと感じています。
と言うのも、安い製品の耐久性に対する評価が低いのは勿論、1万円以上する商品でも数ヶ月で使えなくなったという意見が気になりました。
・合成皮革がボロボロになっていく
・縫い目がほつれていく
という意見は使い方やその後のメンテナンスによっても変わってくるかもしれませんが、正直かなり気になりました。
Amazonで人気の【スパイクブーツ】について
Amazonでは
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などの商品が人気のようで、購入者が多く高評価が付いています。
価格は三千円代~一万円以上と開きがあります。
地下足袋のような形状のものも多く、形も様々です。
マジックテープ、靴ひもで固定するタイプがほとんどです。
気になった商品があったら是非チェックしてみてください。
【スパイクブーツ】の売り場は “こちら“
山仕事に【登山靴】という選択肢について
本職の林業をやっている方が登山靴で山仕事をする事は少ないようです。
ただ、山奥に入らない場合は “登山靴(トレッキングシューズ)” で作業する人もいるようです。
そう考えると、私の「山いじり」程度なら登山靴でも十分使えるハズです。
現に1年近く登山靴で作業してきたので、正直一番の購入候補になっています。
山仕事で使う靴に【登山靴】を選ぶメリット
登山靴を選ぶメリットは
・商品の選択肢が多い
・好みのデザインのモノを探しやすい
・ピンからキリまで価格の選択肢も広い
点だと感じました。
“趣味” に使うもので様々なメーカーから販売されているのでデザインから形状まで本当に選択肢が多いです。
私の場合も「趣味の山イジリ」なので使う道具も好きなデザインのモノの方が気分はあがります。
また、多くのメーカーが販売している事で価格もピンからキリまで幅広いのがうれしいポイントです。
有名メーカーの高級品から、ワークマンのお手頃価格の商品まで自分のお財布事情に合わせて選べるのは大きなメリットですよね。
また、スパイクが無いので山に登る前、降りた後の歩きやすさは登山靴が一番だと思います。
汚れがきつくない場合はそのまま帰る事が出来るので「履き替える手間」を考えるとそこも魅力的です。
山仕事で使う靴に【登山靴】を選ぶデメリット
山仕事に登山靴を選ぶデメリットは
・グリップ力が不安
・防御力が不安
・耐久性が不安
と言ったところだと思います。
当然、ソール(靴底)に “滑り止めのスパイク” が付いていないのでグリップ力は専用のものに比べて低いです。
ただ、私の場合は今まで普通の登山靴を使っていたので案外大丈夫なのかもしれません。
防御力に関しても “鉄や強化プラスチックの芯” が入っていないので期待できません。
そして一番重要な “耐久性” ですが、本職が使う
・スパイクブーツ
・スパイク付き地下足袋
でも「製部分がちぎれる」と言う意見があったので、期待できない場合が多いと思います。
やはり “登山道を歩く” のと “傾斜地で作業” するのでは縫い目に掛かる負荷が違うんですね。
ただ、これは価格によってかなり違ってくると思うので、中には “かなり頑丈” なものもあるのかもしれません。
Amazonで人気の【登山靴】について
Amazonで販売されている登山靴の “人気ランキング” を確認してみました。
その中で「山仕事」に使えそうなハイカットの登山靴は
https://www.amazon.co.jp/
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などの商品が人気のようで、購入者が多く高評価が付いています。
価格は三千円代~二万円以上とかなりの開きがあります。
デザインも豊富で、日本人にうれしい幅広タイプの商品も選べます。
気になった商品があったら是非チェックしてみてください。
【登山靴(トレッキングシューズ)】の人気ランキングは “こちら“
【山仕事で使える靴】の情報を集めた結果
山仕事で使う事を前提として
・スパイク付き地下足袋
・スパイクシューズ
・登山靴
に付いて調べてみた結果、どのタイプの商品も急斜面で高い負荷が掛かるので定期的に買い替えるのは避けられない事がわかりました。
特にスパイクに関してはどの商品も
・抜ける
・だんだん減る
と言うのが共通のデメリットで、購入者のレビューにも同様の体験談が書かれていました。
さらに、”ベルクロ(マジックテープ)” を使用している商品には「ちぎれる」不具合が出やすいようです。
縫い目が耐えられない事が多いようで、そう考えると “地下足袋” や “紐で結ぶ靴(ブーツ)” の方が少しは安心なのかもしれません。
とは言え、どれを選んでも不具合は避けられないようで、結局は “デザインが好きか” や “払える金額か” などで決めるしか無いように感じました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
“靴” は山で動き回るのに大事な道具なので良いものを買いたい気持ちは強くあります。
しかし、ある程度の価格のものでも、定期的に買い替えが必要だとわかって更に悩んでしまいました。
これが仕事道具だったら高めのものを買うんですけどね。
一銭にもならない趣味?と言えるかも微妙な行為の道具なので悩みます。
こうやって情報を調べて、余計に決められなくなるとは思ってもみませんでしたが、私はもう少し探しながら悩もうとおもいます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの