ミニマリストの家を見て防災面での”断捨離”の危険性に気がついた話

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私は “終活”、”断捨離” に興味があり、少しずつ取り組んでいます。

そんな中で、一時期よく耳にしていた “ミニマリスト” の生活にも少し興味をもっています。

自分がミニマリストになる事は想像できませんが、あそこまで持ち物を少なくした行動力や、物を持たない生活に興味が湧きます。

しかし、情報は “ネット” からのみで、実際に “ミニマリスト” の方のお宅にお邪魔したり、体験談を聞いた事はありません。

それが今回、ありがたい事に知人のおかげで少し踏み込んだ情報を知る事ができました。

実際にお邪魔して、ご本人にお話を聞いた訳ではありませんが、少しだけミニマリストの生活についての理解が深まった様に感じています。

それと同時に、災害が多い昨今の環境で “ミニマリスト” である危険性にも気がつきました。

この記事では、”ミニマリスト” という生き方について少しだけ理解が深まった時に気がついた “防災面” でのデメリットと、今後の自分の “断捨離” での “防災グッズ” や “備蓄” に対しての考えを、備忘録としてまとめてみたいと思います。

この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点

この記事でまとめているのは専門家ではない私個人の考えです。

私はミにマリストを目指している訳ではありませんが、”終活”、”断捨離” を進めて将来的には自宅をスッキリさせたいとおもっています。

断捨離を進めていく時に防災に関するものは “こうしよう!” と思いついた考えをまとめています。

その為、専門的な情報としては物足りない点が多々あるとおもいます。

以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。

ミニマリストの生活についての理解が深まったきっかけ

私が “終活”、”断捨離” をはじめてから、何人かにその話をした事があります。

その中の一人が、実際に大規模な断捨離をして “ミニマリスト” になった友人の話をしてくれました。

断捨離が途中の段階で何度か遊びに行っていたらしく、だんだんものが減っていくのが面白かったけど、途中から少し心配になった!と当時の話を聞かせてくれました。

そんな話を興味津々で聞いていたところ「紹介しようか?」と言ってくれました。

非常にうれしい&ありがたいお誘いでしたが、「面白がっていると思われたら嫌だし」と、持ち前の “心配性” と “社交性の無さ” が爆発して丁重にお断りしました。

すると「じゃあ、今度遊び行った時に部屋の写真撮らせてくれたら撮ってくるよ」と言ってくれました。

「ミニマリストのお部屋が見れるのはうれしいけど失礼じゃ?」と思って「無理に頼まなくていい」と言いましたが、それから一週間もしない内に遊びにいった時に撮った写真を見せてくれました。

写真を撮る事を快諾してくれたらしく、リビング、台所、ベランダなどの写真を見ながら、部屋の状況を教えてくれました。

その説明が非常に分かりやすく、一口に “ミニマリスト” と言ってもやはり持っている荷物の量はバラバラなんだなとおもいました。

と言うのも、写真を撮らせてくれた方の部屋は、ネットやTVで見る様な “布団とパソコン以外無い” といった部屋ではありませんでした。

テレビは無く、家電も少ないもののソファーやリビングテーブルはありました。

今まで持っていた “ミニマリスト” の “余分なものを一切持たない” というイメージを少し和らげる結果になりました。

ミニマリスト生活をしていても “ブログ” や “本”、”SNS” をしていない方の情報はなかなか知る事ができません。

そして、情報を公開している場合でも “大勢に見せる情報” は少なからず “見せたくない部分は隠す”、”触れない” 様にしている感じがします。

今回は知人のおかげで、そう言った “ネットの情報”ではない、”本来なら知る事ができなかった” ミニマリストの方の普段の生活や居住環境を知る事ができたのでした。

ミ二マリストの生活を知って改めて感じた防災面で危険性

直接知りもしない私の為に、自宅の写真を撮らせてくださった方の生活に【危険性】などと言うのは非常に失礼な話ですが、貴重な話を聞かせていただけた事で “断捨離” も進め方によっては再活に危険を生みかねない事に気がつく事ができました。

もちろん危険な面だけでなく、ミニマリストの方の住環境は防災の面で良い点も沢山ありました。

綺麗に片付けられていてモノが少ない部屋は、地震で家具の下敷きになる心配がありません。

また、モノが少ない部屋は “避難経路” の確保も簡単にできそうです。

ただ、物が少ないことは、日常・非日常(災害時)の両面でメリットとなると同時に、防災面では大きなデメリットになる事を強く感じました。

ミニマリストの危険性①:防災グッズがほぼ無い

日用品も必要なモノだけを残し、すっきりとした住環境を作っているミニマリストの方の中には防災グッズも無い場合があるようです。

私に見せる為に部屋の写真を撮らせてくれた方は “非常用持ち出し袋” の様な役割のリュックが部屋にあったそうです。

玄関にリュックがあったので聞いたら「避難用」と言っていたそうです。

ただ、元々持ち物を少なくしているので保存食と水が少し、懐中電灯ぐらいしか入っていないそうです。

必要最低限のモノで生活できるミニマリストですが、被災時でも物が無くて生活できるかはわかりません。

災害時にはいつもと違う道具が必要になる場面が出てきます。

断水で給水場に水を貰いにいく時には、水用のポリタンクやバケツ、最低でもビニール袋が必要になります。

避難生活が必要な場合には、少しでも快適に過ごす為に “防災グッズ” や “キャンプグッズ” が効果を発揮します。

無駄な物を排除する生活でも、やはり “非常時への備え” は重要だとおもいます。

ミニマリストの危険性②:そもそも被災時に使用できるモノが非常に少ない

被災時にはいろいろな日用品で工夫しながらトラブルに対処する場面が出てきます。

幸い私は大きな地震を体験していませんが、昨年の豪雨災害ではそんな場面がいくつもありました。

専用の防災グッズが無かったとしても、家にあるもので代用して対応していく訳です。

ただ、ミニマリストの方の家の場合は、”代用” しようにも、そもそも “モノ” があまりありません。

また、服に関してもそうです。

非常時に清潔な衣類に着替えられるというのは、衛生面でも精神面でもとても重要だとおもっています。

余分な服を持たないことで、そう言った場面での対応が難しくなる気がしました。

“物が少ない” ことは、災害発生時の危険を低くするメリットがあると同時に、被災後の危険も併せ持っていると強く感じました。

ミニマリストの危険性③:非常食になる食料の備蓄もほぼ無い

所謂 “非常食” ではなくても、自宅に沢山の食べ物や調味料がある方が多いんではないでしょうか。

我が家も “ローリングストック” をはじめて、日常的に使用しては買い足している食品が沢山あります。

その為、もしもの時でも一週間ほどは食べ物に困る事は無いと思います。

もしろん、自宅がぐちゃぐちゃになってしまったら取り出す事はできないかもしれませんが、それでも備えとしての安心感があります。

対して、ミニマリストの方は “モノ” だけでなく食料の “買い溜め” や “備蓄” も無いようです。

今回聞けた話でも、ご本人がほとんど自炊はしないそうで “インスタントラーメン” や “ペットボトル” の飲み物が少しあるだけだと聞きました。

そのインスタント食品を日々の食料として消費してしまうのか、買い物が面倒な時用の買い置きなのかはわかりませんが、非常時には最低でも3日は生活できる様に供えが必要だと言われています。

世間一般の家庭なら意識しなくてもある程度は蓄えられている食料が、ミニマリストの方の家にはありません。

“自炊しないので食料を買い溜めていない”、”非常食を備蓄していない” 状況はもしもの時を考えると非常に怖いと感じました。

今後の”断捨離”を進める時に自分なら防災面を意識してどうするか

食料の備蓄はローリングストック

私も「無駄を省いてスッキリした生活を送りたい」というおもいが年々強くなっています。

やはり “ミニマリスト” を目指すことはありませんが、物が少ない住環境にはとても憧れています。

しかし、やはりミニマリストの方のお部屋の写真を見せてもらって “食料の備蓄” が無い事には怖さを感じました。

食料は災害が起きた後に一番必要と言っても過言ではないものだとおもいます。

なので、断捨離を進めても食料は充分な量を備蓄し続けようと思います。

ただ、正直 “保存食” は久しぶりにチェックしたら期限が切れていたりして、その度に買い直したりして面倒&効率的ではありません。

私は何回かこの経験を繰り返した頃に “ローリングストック” を知りました。

以来、もう3年ほど続けていますが、日常的に “備蓄分から消費→購入&備蓄へ” の流れができるので期限切れを迎える事がほぼありません。

過剰な食料を溜め込んでいる訳でもなく、この点は私の目指す生活にあっていると感じています。

賞味期限に振り回される “保存食” の備蓄はなるべく排除して、日常的に使える賞味期限の長い食品の “ローリングストック” を続けていこうと思います。

“防災グッズ”や”アウトドアグッズ”は整理してキープ

有事の際に備えて “防災用品” を準備しているご家庭も多いのではないのでしょうか。

私も室内には “非常用持ち出し” の袋を用意していますし、倉庫には10年ほど前にキャンプにドはまりしていた頃のキャンプギアがまとめてあります。

正直、結構な物量で、これを処分したらかなりのスペースが生まれてスッキリするとはおもいます。

しかし、やはり非常時に頼りになるいわば命綱の様なものだと思います。

特に私の様に集団の場にいるのが苦手な場合は “テント生活” も選択肢にある事は気分的な余裕も生まれると思います。

スッキリした生活には憧れますが、この先 “終活” “断捨離” を進めても “防災グッズ” と “アウトドアグッズ” はとっておく事にしました。

この考えを固められたのも “ミニマリスト” の生活を知れたおかげです。

まとめ

今回、知人とその友人のミニマリストさんのおかげで、ネットでの情報でしか知らなかった “ミニマリスト” の生活を少しリアルに感じる事ができました。

写真で見せてもらったお部屋は本当に無駄なものが無くて、スッキリと広々していました。

さすがに写真を貰ったり、ブログに載せる事はできませんが、清潔感があり、ミニマリストを目指していない私でも少し憧れてしまうレベルでした。

今回この記事でまとめた “防災面” に関してはあくまで写真と知人から聞いた話をもとにしているので、もしかしたら別の場所(マンションの外の倉庫)などにきちんと準備されているかもしれません。

【危険性】という言葉を使っていますが、ミニマリストという生き方にケチをつける気持ちは全くありません。

むしろ、話を聞いているうちにメリットにも沢山気がつけて本当に有意義な体験でした。

私の “興味” に手を貸してくれたふたりには本当に感謝しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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