格安SIM③:70代母の乗換え先に日本通信SIMを選んだ理由

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2022年の3月にiPhone12を1円で一括購入できるキャンペーンがあって、母のガラホをiPhoneに乗り換えました。

キャンペーンを行っていたのはSoftbankで、”スマホはじめて割り” という、1年間は月額992円でスマホを利用できるプランに加入しました。

それから1年近く経ち、はじめて割で適用されていた割引が適用されなくなってしまう時期を迎えました。

正直、割引が効かない状態では契約し続ける魅力を感じられなかったので、近いうちに “MNP” で格安SIM(格安スマホ)に乗り換える事にしました。

前の記事では、乗換え先選びに必要な “パケット量” や “通話オプション” の必要性を確認する為に、母のスマホの使用状況を確認しました。

その結果をもとに “乗り換え先” に選んだのが “日本通信SIM(シム)” というサービスです。

この記事では、70代の母のスマホ回線に “日本通信SIM” を選んだ理由と、デメリットにどのように対処する予定か自分なりの考えをまとめてみたいと思います。

この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点

この記事では “日本通信SIM” という格安SIM(格安スマホ)の “合理的[シンプル290]プラン” という料金プランを取り上げています。

その他のプランに関してはほぼ触れていません。

以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。

母のスマホの利用状況と必要なパケット量・サービス内容

現在、実家には光回線を契約しているので自宅にはWi-Fiが飛んでいます。

その為、母が自宅にいる時にスマホで “LINE”、”メール”、”ニュースアプリ” の閲覧をする時にはパケットを消費していません。

パケットを消費するのは外出時のみですが、母は外であまりスマホを触らないらしく、使っても “電話” と “LINE” のメッセージのやり取りのみらしいです。

たまに旅行に行ったときは旅先で調べものをしたり、地図アプリを利用するのでパケットを消費しますが、旅行も月に1度行くか行かないかぐらいの頻度です。

その為、現在契約しているSoftbankのプランは月に “5GB” までのパケットを利用できますが、母は十分の一の “500MB” 行くか行かないかぐらいしか利用していませんでした。

また、通話に関しては “家族・友人” のほとんどが “LINE” を利用しているため、よく連絡を取り合う相手で “電話” する人は2人だけでした。

その相手ふたりは基本的にメールで連絡をくれるらしく、電話をするのは急いでいるときだけ月に2~3回ぐらい、長話もしないそうです。

母に聞いた情報と、”My Softbank” で確認した “使用状況” から考えると、母に必要なパケット量は月に “1GB程度” 。

そこまで “電話” も掛けなので、無料通話が無くてもその分 “月額料金が安い” サービスが合っていそうです。

この用件をもとに各社の料金やサービス内容を見比べて、一番魅力的に感じたのが “日本通信SIM(シム)” でした。

日本通信SIMとは?魅力を感じたポイントと契約予定のプラン

日本通信SIMと言っても聞いた事が無い方も多いと思います。

私は自分のスマホの契約先を探していた当時にちらっと名前だけは聞いていましたが、当時はmineoにほぼ決めていた状態だったので詳しくは調べていませんでした。

それから数年、新しいプランも増え、最近では一気に話題になっていました。

あまり聞いた事が無い “日本通信SIM” とは?

“日本通信SIM” は “日本通信株式会社” という会社が運営している格安SIMのサービスです。

意外にも歴史は古く、2008年にはドコモ回線を利用したサービスを開始しているようです。

ドコモ回線をそのまま利用できるため、開始当時から “通話品質” が良いと高く評価されていたようです。

魅力①:利用料月額290円~”合理的[シンプル290]プラン”

日本通信SIMが、2022年の1月から開始したサービスが今回契約する予定の【合理的[シンプル290]プラン】です。

このプランの魅力はなんと言ってもその “利用料金の安さ” です。

月に1GBまでのパケットが利用できて、電話回線込みでたったの【月額290円】で利用できます。

もちろん、電話をかけたり、1GB以上のパケットを使用すると “通話料金” や “追加料金” が発生して290円では収まりません。

しかし、追加のパケットを購入したとしてもその安さは驚異的です。

さらに、どうしても料金を抑えたい場合には、いくつかの点に気をつけて使えばかなり安くスマホを利用する事が出来そうです。

ほぼ全てのものが値上がりしている現在で、この料金でスマホを利用できるのはとてもありがたく、魅力的です。

魅力②:パケットの追加料金も業界でトップクラスの安さ

“合理的[シンプル290]プラン” の基本パケット量は “1GB” です。

電話回線+1GBを “290円” で使える仕組みで、使い切った場合は自動で”1GB” ずつパケットが追加購入されていく階段式の料金形態をしています。

この追加購入される1GBずつのパケットの価格が “1GBあたり220円” で業界トップクラスの安さを誇っています。

他社によくあるパターンで、”1GBプラン” の次が “3GBのプラン” とか “5GBのプラン” という設定がされているものを多く目にします。

この場合は1GBを “ほんの少しだけ越える” という人でも “3GB” の契約が必要だったり、超過した分は我慢して低速で利用する必要が出てきます。

しかし、日本通信SIMの場合は “1GB” ごとに追加できる為、無駄が少なくて済みます。

また、追加購入するパケットの単価が “業界最安値” なので、追加購入しながら3GB使ったとしても他社の3GBのプランよりもかなり料金を抑える事ができます。

【例】月に3GBのパケットを使った場合は

基本料金の1GB:290円 + 追加購入の1GB:220円 + 追加購入の1GB:220円 = 730円で3GBのデータ通信が可能になります

自動で追加購入されるパケットの上限設定が可能

“基本料金に含まれる1GBのパケット通信量をオーバーしたら次の1GBが自動購入される” という部分で疑問が生まれた方もいるんではないでしょうか?

「”自動で追加購入” ということは、使いすぎたらいつの間にか大量のパケットを消費していている可能性も?」と心配になった方もいるかもしれません。

でも大丈夫です。日本通信SIMでは追加購入するパケットの上限が設定する事が出来ます。

基本料金を安く設定している業者は “追加のパケット” を購入してもらいたいので上限が設定されていない事が多いんです。

楽天モバイルは “3GB” までは “980円” で利用できますが、3GBで “上限設定” は出来ないので、少しでも越えたら一気に一段上の利用料金が上がってしまいます。

しかし、日本通信SIMは “専用アプリ” で上限を「2GBまで」「3GBまで」と設定すればそれ以上自動追加にはなりません。

上限設定で使い過ぎを防止する事が出来るので、安心して使う事が出来ます。

魅力③:30秒あたりの通話料金も業界トップクラスの安さ

日本通信SIMの安さはデータ通信用の “パケット” だけでではありません。

多くの通信業者が通話料金を “30秒:22円” で設定しているなか、日本通信SIMは “30秒:11円” で利用できます。

また、通話料金が安いだけでなく、通話料金をお得にする “オプション” も2種類用意されています。

一つ目は “月に合計70分までの通話” ができるオプションで、”月額700円” で利用できます。

二つ目は電話をよく掛ける人用の “24時間かけ放題” のオプションで、”月額1,600円” で利用できます。

データ通信をあまりせず、通話の利用が多い人は “基本使用料:290円 + 24時間かけ放題:1,600円 = 1,890円” で “1GB” のパケットと “電話をかけ放題” のプランを構築できることになります。

逆に、電話をあまり掛けず、オプションが必要ないうちの母の様な人にも他社と比べて “半額” の料金で電話が掛けられるのはとっても魅力的です。

高音質の通話が可能

通話料金だけではなく、”通話音質” も日本通信SIMの強みです。

“専用アプリ” を使わずに “高音質のVoLTE HD+” という高音質の通話が利用できます。

これはドコモ回線をそのまま利用しているからできることらしく、利用者からも高評価を得ていました。

魅力④:”最低利用期間”の設定、”解約金”が掛からない

日本通信SIMには “最低利用期間” も “解約金” も設定されていません。

その為、使ってみてあわなかったら1ヶ月で解約する事も可能です。

契約時に事務手数料などが掛かっているのですぐに解約するのは勿体ないですが、”もしもの時は簡単に解約できる” ので試してみやすいのも大きな魅力だとおもいます。

※短期間での解約後、再度契約しようとしても出来ないなどの “ペナルティー” に関しては確認が取れていません。 

日本通信SIMの “デメリット”、注意点と対処方法

ここまで魅力的なポイントばかり並べてきましたが、もちろん “日本通信SIM” にも気になる点はいくつかあります。

デメリット①:大手に比べて通信速度は遅い

信速度は大手に比べるとやはり遅いみたいです。

私は他社の回線と同時に比較出来る環境がないので、ここからは “YouTube” で回線速度の比較動画をアップしてくれている方の情報を参考にしています。

利用するエリアによって多少の違いはあると思いますが、お昼の “12時” が特に遅い様です。

これは、昼休憩などで利用者が多くなって “回線が混む” のが原因らしく、日本通信SIMだけの話ではなく他社の格安SIMもお昼に遅くなる傾向にあります。

ただ、”遅くなる” と言っても、ネットを見ていて画像の表示がちょっと送れたりする程度なので「遅すぎてイライラする」というほどでは無さそうです。

日本通信SIMを選んでいる時点で “大容量のデータ通信” を必要としているユーザーではないと思うのでそれほど大きなデメリットではなさそうです。

デメリット①の対処方法

対処方法というほどのものではありませんが、どうしてもお昼に動画が視聴したい場合は “画質” を下げる事で対応できそうです。

ちなみに、YouTubeの動画は “最低画質” の設定でなら問題なく再生出来るとの事でした。

また、SNSなどはほんの少し画像の表示が遅れる程度なので、こちらも “モバイル通信” の場合は表示画像の解像度を低くするように設定すればストレスなく利用できると思います。

デメリット②:パケットを使い切ると通信不能になる

【魅力②】で紹介した通り、日本通信SIMでは追加購入するパケットの上限が設定できます。

ただ、この上限に達してパケットを完全に使い切ってしまうと、 “超低速” ではなく【通信不可】になってしまいます。

これは “合理的[シンプル290]プラン” だけのデメリットで、他のプランは通信不能にはならずに超低速での通信が可能です。

これは結構大きなデメリットに感じました。

と言うのも、他社では自分が契約したパケットを使い切ってしまったとしても “超低速” にはなるもののなんと通信は出来るからです。

その為、パケットを使い切ったのが月末ギリギリだったりすると遅い通信を我慢して利用たりもできます。

しかし、日本通信SIMは “低速” にはならず “通信停止” になってしまうのでそういう訳にも行きません。

“通信不可” なのでSMSはもちろん、LINEやメールも出来ません。

自宅や会社で “Wi-Fi” を利用してしか通信が出来なくなってしまいます。

その為、「月末後1日で」というタイミングだったとしても、追加で “1GB” 購入しないと利用が出来ないままです。

たかが “220円” ですし、低速で利用できてしまったら追加購入されず、日本通信SIMの収益が無くなってしまうのでしかたが無いのですが、デメリットに感じてしまいました。

デメリット②の対処方法

パケットが上限に達してしまうと【通信不能】にはなってしまうものの “日本通信のサイト” と “マイページ” にはアクセスができます。

“マイページ” にアクセスして、設定していた自動購入の “上限” を変更して “1GB” 購入すれば通信できる様になります。

通信料を安く抑えたくても “自動購入の上限” を厳しくしすぎなければ、それほど不便ではなくなると思います。

【朗報】パケットを使い切った後も低速で利用可能になりました

2023年3月31まではパケット使い切っても “低速制限” がかかるだけで通信はできる仕様でした。

本来なら2023年4月1日以降はパケットを使い切ると “アクセス制限(通信不能)” になる予定で告知されていました。

それが “低速制限” が継続されることが発表されました。

その為、月末ギリギリでパケットを使い切ってしまった時にも “速度さえ我慢” すればパケットの追加購入なしで利用できるようになりました。

これにより日本通信SIMの “合理的[シンプル290]プラン” は “デメリット①” はなくなりました。

デメリット③:パケットの繰り越し・シェアは出来ない

これも月額基本料金から考えたら当然かもしれませんが、”パケットの繰り越し・シェア” は出来ません。

他社では余ったパケット “繰り越し” が出来るところもあり、利用した事がある方には少し不便に感じるかもしれません。

また、パケットを贈り合うことも出来ないのでそれらを利用したい方は注意が必要です。

ただ、パケットの購入単価が “220円” と格安なのでこれもそれほど大きなデメリットには感じませんでした。

まとめ

日本通信SIMのサイトでプランを確認していると本当にこの料金で利用できるのか不安になるほど安くて驚きます。

パケットは勿論、通話料まで他社に比べて半額で利用できるのはとても魅力的です。

試しに私が契約している “mineo” で同じ条件で契約した場合の利用料金と比較してみました。

2023年3月現在、”合理的[シンプル290]プラン” と同じ内容(電話回線込み、月に1GBのパケット)で “mineo” を契約した場合、”月額1300円” 掛かります。

もちろん、mineoには日本通信SIMには無い魅力的な独自のサービスがあるので単純に比較するのは難しですが、月に “1,010円” の差は大きいです。

同じ “格安SIM” という括りなのに1年間の利用で “12,000円” 以上の差額になる訳です。

私は月に “3GB” ほどの利用なので日本通信に乗り換えた場合でも “730円” で利用できる計算になります。これは今契約している “mineo” の半額以下で利用できる計算です。

母の乗換えが完了したらしばらく様子を見て、自分の回線も乗換えるかもしれません。

日本通信SIMはデータ通信をあまり利用しない人には最適のサービスだと思います。

自宅や仕事場に “Wi-Fi” がある人は少ないパケットでも平気なので、通信費を抑えるために “日本通信SIM” を検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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