母のスマホ回線の乗換え先選びをするにあたって、前回の記事 “格安SIM①:乗換えたいけど何からやればいいか解らない人へ” でまとめた “手順①” に取りかかりました。
母が現在契約しているのは “SoftBank” なのでSoftBankのマイページ “My SoftBank” にアクセスして使用状況を調べます。
調べるのは毎月の “通話料金” と “パケット量(インターネット通信の量)” です。
この記事では、”格安SIMへの乗換え前に70代の母のスマホの使用状況を確認した時の手順”、”その結果からわかった乗換え先に求める条件” についてまとめてみようと思います。
この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点
この記事で説明しているのは格安SIMへ乗り換える前に乗換え先に求める条件(プラン)を調べた時の手順や注意点です。
母が現在 “SoftBank” を契約している為、手順はSoftaBankのものになります。
説明に使用している画像は “SoftBankユーザー” 意外にはあまり参考にならない可能性があります。
この記事は【格安SIMを使った事が無い人】、【スマホに詳しくない人】に向けてまとめています。
その為、少しでも知識がある方や経験者にはすでに承知の当たり前の情報が多く含まれています。
以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。
母の回線をSoftBankから格安SIMへ乗り換える理由
理由はズバリ、毎月の “スマホ代” の無駄をなくす為です。
母が現在使用しているスマホは、昨年の3月に近所の家電量販店で行われていた “iPhone12” を1円で一括購入できるキャンペーンで手に入れたものです。
そのキャンペーンはSoftBankの代理店が行っていたもので、MNPで他社から乗り換える場合のみ適用されるものでした。
また、その当時母はauの “ガラホ” を使用していたためSoftBankの “スマホはじめて割り” というプランで契約する事が出来ました。
そのプランは “はじめてスマホを契約するユーザー限定” で1年間は月額992円でスマホを利用できるというものです。
契約から1年間限定で “1080円” の割引を受けられる事で “月額992円” で利用できる仕組みです。
その為、1年以上利用して “割引” が適用されなくなると基本利用料が倍以上に跳ね上がってしまいます。
早いもので利用から1年が経ち、その割引が適用されなくなる時期が迫っていました。
正直、1年契約してSoftBankそれほど魅力を感じませんでした。
月2,000円近く払うなら他所を契約した方がいい。
そこで、母に合ったプランの “格安SIM” サービスを探して乗り換える事にしました。
使用状況の確認①:母に必要な毎月のパケット量の確認
まずは母が毎月どれくらいのパケットを消費しているかの確認をする事にしました。
毎月の “通信量(パケット消費量)” がわかれば乗換え先を探す時の大きな目安になります。
現在は “ソフトバンク” を契約中なので、”My SoftBank” にアクセスして調べてみる事にしました。
SoftBankでの3月のパケット使用量を確認した時の手順
調べた時が3月中旬だったので、まずは当月(3月)の “パケット通信量” を調べてみる事にしました。
インターネットで[ソフトバンク]と調べると “My SoftBank” がヒットするのでクリックします。

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“My SoftBank” のページが開いたら “スマートフォン 携帯電話” の[ログイン]ボタンをクリックします
![スマートフォン 携帯電話の欄にある[ログインする]ボタンをクリックします](https://niwakemono.com/wp-content/uploads/2023/04/low-cost-sim-2_2.jpg)
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“ログイン” 画面になるので、”SoftBank ID(携帯電話番号か英数字のID)” と “パスワード” を入力して[ログインする]ボタンをクリックします
![SoftBank IDとパスワードを入力して[ログインする]ボタンをクリックします](https://niwakemono.com/wp-content/uploads/2023/04/low-cost-sim-2_3.jpg)
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二段階認証やSMS認証もなく普通にログイン完了 “MySoftBank” のページが表示されました
ページの中央にある “データ使用量” の “データ使用量を確認する>” をクリックします

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“データ使用量の管理” 画面に切り替わり、契約データ量と使用量がグラフで表示されました
利用期間 “2023年3月1日~2023年3月31日です
母の契約している “スマホはじめて割り” は毎月5GBのパケット通信が可能です
表にあるパケットの残りは “4.91GB”
ちょっと単位が大きいのでわかりにくいかもししれないので小さい単位になおしてみます
“5GB=5000MB”、”残り4.91GB=残り4910MB” という事になります。
“5000MB – 4910MB = 90MB”、 つまり母の3月のデータ通信量はわずか “90MB” とい事になります。

確認したのが “3月中旬” でしたが、半月で100MBも使っていない事が確認できました
過去半年分の毎月のパケット使用量を確認した時の手順
3月の “消費パケット量(データ通信量)” が確認できたので、次は過去の通信量を確認したいと思います。
画面上部のメニューの中の[過去の通信料]のタブをクリックします
![画面上部の[過去の通信料]のタブをクリックします](https://niwakemono.com/wp-content/uploads/2023/04/low-cost-sim-2_6-1.jpg)
画面に切り替わり、”過去のデータ通信量” が一覧表示されます
2022年の9月~2023年2月まで半年分の記録が確認できました
記録を見てみると一番使っていない月は僅か “140MB”、一番使っている月でも “430MB” だと言う事が確認できました。

確認①を調べた結果:母に必要なパケットは500MB程度
母がスマホの利用をはじめてから1年が経ちました。
確認できたのは記録が残っている “過去6ヶ月分” のみですが、この確認作業で月に500MB以上使っている月は無い事がわかりました。
自宅に “Wi-Fi” が飛んでいる事と、外出中はあまりスマホをいじらないことでほとんどパケットを消費していないようです。
“500MB” と言うとどこの回線会社でも “最低のプラン” か、それ以下のものです。
多くの格安SIM業者が設定している一番安いプランは “1GB(1000MB)” のものが多い印象があります。
データ通信量(パケット)の面でだけ考えたら、母には一番安いプランで十分足りると言う事がわかりました。
使用状況の確認②:母の毎月の通話時間の確認
“データ通信量” を調べた事で “一ヶ月に必要なパケット量” が確認できたので、次は “通話料金” を確認する事にしました。
これで “かけ放題” の契約が必要なのか、”10分までの通話無料” ぐらいのオプションがあれば良いのかがわかるはずです。
SoftBankでのひと月の通話料金を確認した時の手順
画面上部の “料金・支払い管理” のタブをクリックします。
“データ使用量の管理” を表示している場合は、左側の “関連メニュー” の中の[ご利用料金の確認]のボタンをクリックしても同じ画面にたどり着けます。

“料金・支払い管理” の画面に切り替わります
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【2月】の料金画面が表示されています
ひと月丸まるの通話料金が確認したいので試しに【1月】から確認してみる事にしました。
画面上部の【1月】のタブをクリックして “1月” の料金画面に切り替えたら画面を下に進めて詳細を確認してみます。
確認するのは画面中ほどにある “小計” の欄、”通話料” を確認します。
!["小計"の内容を確認します
さらに詳しく調べたい場合は[もっと詳しくみる]のボタンをクリックします](https://niwakemono.com/wp-content/uploads/2023/04/low-cost-sim-2_9.jpg)
1月の母のわずか “6円” でした。
[もっと詳しくみる]のボタンをクリックすると、この6円は “SMS(ショートメッセージ)”の料金だと言う事がわかりました。

“ショートメッセージ” は電話番号でメールを送るので “通話料” としてカウントされるようです。
母がSoftBankで契約しているプランは “1回10分までの通話なら何度でも無料” というものです。
その為、それに収まる通話料金はカウントされないようで、この画面では “ひと月の何分ぐらい通話したか” は確認できませんでした。
SoftBankで詳細な”通話時間”を調べる方法
“My SoftBank” では詳細な通話時間は確認できないようです。
調べてみたところ、詳しい明細を知りたい場合は “紙の通話明細書” の発行をするしかない事がわかりました。
ただ、紙の通話明細書の発行には1ヶ月分につき “手数料:220円 + 送料:84円” が掛かるそうです。
ひと月分調べたいだけでも “304円” かかるので、正直勿体なく感じてしまいます。
どうしても知りたい方は試してみるのも手かもしれません。
確認②を調べた結果:母の通話時間は非常に短時間
プランの関係で “1回10分以下” の通話用金が掛からず、1月の “通話料” はたったの6円でした。
過去の料金を確認してみると、データ通信量の履歴同様に “2022年9月~2023年3月まで” 半年間の料金の記録を確認できました。

一番使っていない月で “0円”、一番使っている月で “6円” しか請求がありません。
母は、”家族” や “ともだち” との連絡は “LINE” や “電話” がほとんどのようです。
その “電話” も一回あたり10分以下なので料金が発生していない事が確認できました。
つまり、乗換え先でも “かけ放題” などの高額なオプションは必要ないという事です。
“1回10分まで何度でも無料” や “1回5分まで何度でも無料” のオプションを低価格で提供している業者もいくつかあります。
何ヶ月かオプションなしで利用して、その間の通貨料金から安めの通話オプションを契約するか判断する事にしました。
使用状況の確認③:母に必要な通信速度の確認
格安SIMの通信速度は業者によってだいぶ違うと言われています。
そして、業者によって呼び名は違いますが、”低速モード” や “ブースター” などの通信速度の切り替えが出来る業者もあります。
“低速モード” は “mineo” の “mineoスイッチ” が有名です。
このスイッチはmineoのアプリで切り替えがかので、ONにしていると通信速度が低速になる代わりにパッケットの消費なしでデータ通信が出来ます。
“ブースターモード” は
これらの切り替え機能が母の乗換え先のサービスにも必要かを確認してみる事にしました。
確認方法は母がよく使う “アプリ” と “ネットサービス” を確認して判断しました。
確認③を調べた結果:高速通信の必要なし
母のスマホの使用は “家族・友人” との連絡の為の “LINE” がほとんどでした。
その他に使用頻度の多いものは “ニュースアプリ” と “カメラ” ぐらいでした。
YouTubeも利用するようですが、”タブレット” や “Fire Stick TV” を利用しているようです。
外出先で動画サイトを利用する事はないことがわかりました。
“LINE” や “ニュースアプリ” の利用では高速通信は必要ありません。
逆にパケットを消費しない “低速モード” での使用でも大丈夫かもしれませんが、元々のデータ通信量が少ないのでそれも必要無さそうです。
“低速モード” や “ブースターモード” がない業者も多いので、この確認で乗換え先の候補が格段に増えました。
まとめ
今回の確認作業で母に必要な “データ通信量”、”通話オプション”、”通信速度” が確認できました。
その結果、”データ通信量は1GBあれば十分”、”通話オプションの必要は無し”、”高速の通信は必要なし” という事がわかりました。
特に必要な “パケット(データ通信)量” がわかったことは業者選びの参考になります。
次は、今回わかった “必要条件” に当てはまる乗換え先の “格安SIM業者” と “契約プラン” の検討をしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの