嫌な吸血害虫対策に!自分に合った虫よけ剤の選び方まとめ

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生活

暖かくなってきて快適な反面、早くも “蚊” が飛びはじめました。

私は蚊に吸われると痒いだけでなく赤く腫れて何日も残り続ける体質なので、蚊は天敵です。

更に今年は夏に山に行く機会も多そうなので例年以上の対策が必要だとおもっています。

そこで、いつもは何となく購入している「虫よけ剤」についてしっかりと調べてみることにしました。

この記事では

・肌に使用する虫除け商品の[有効成分]の違いについて

・肌に使用する虫除け商品を[タイプ別]に紹介

・【虫よけ】の効果を最大限に発揮する効果的な使い方

・蚊に刺されない対策=感染症対策!虫よけは大事

など、”虫除け” を選ぶ時の参考になるように「調べた情報」と「自分の体験」をまとめてみたいとおもいます。

  1. 肌に使用する虫除け商品の[有効成分]の違いについて
    1. 幅広い害虫に効果がある虫よけ成分【ディート】
    2. 子どもにも使える虫よけ成分【イカリジン】
    3. 有効成分【ディート】と【イカリジン】はどちらを選ぶ?
  2. 肌に使用する虫よけ商品を「タイプ別」に紹介
    1. スプレー【ミストタイプ】の虫よけ剤について
      1. ミストタイプの虫よけの【メリット】
      2. ミストタイプの虫よけの【デメリット】
    2. スプレー【エアゾールタイプ】の虫よけ剤について
      1. エアゾールタイプの虫よけの【メリット】
      2. エアゾールタイプの虫よけの【デメリット】
    3. 【ジェルタイプ】の虫よけ剤について
      1. ジェルタイプの虫よけの【メリット】
      2. ジェルタイプの虫よけ剤の【デメリット】
    4. ウエットティッシュのようなシートタイプについて
      1. ウエットティッシュタイプの虫よけ剤の【メリット】
      2. ウエットティッシュタイプの虫よけ剤の【デメリット】
    5. どのタイプの虫よけ剤を選べばいいか迷っている方へ
      1. 吸い込んでしまう危険/呼吸器に不安がある場合
      2. 虫よけを旅行へ持っていきたい場合の注意点
      3. 屋外作業/仕事で使用する場合は有効成分の濃度で選ぶ
  3. 【虫よけ】の効果を最大限に発揮する効果的な使い方
    1. ポイント①:噴霧/塗布後に【しっかりと塗り広げる】
    2. ポイント②:【日焼け止め→虫よけ】の順番に付ける
    3. ポイント③:必要に応じて【こまめに塗り直す】
  4. 蚊に刺されない対策=感染症対策!虫よけは大事
  5. まとめ

肌に使用する虫除け商品の[有効成分]の違いについて

肌につけて使用する虫よけ剤に使われている成分は

・ディード

・イカリジン

が一般的です。

中には “ハーブ” を配合した天然成分の商品も売られていますが、今回は主流の【ディード】と【イカリジン】の違いについてまとめます。

幅広い害虫に効果がある虫よけ成分【ディート】

「ディート」は元々は米軍のマラリア予防の為に開発されたそうです。

日本ではじめて承認された虫よけ成分で、50年以上使用されてきました。

幅広い害虫に効果があるのが特徴で、世界でもっとも使われている虫よけ成分だそうです。

私が現在使用している “ベイプミスト” もこの「ディート」が使われた商品でした。

「害虫を寄せ付けない!」のではなく「どこで血を吸えるかわからなくする」効果があるそうです。

感覚(吸血源の感知能力)を撹乱することで刺されるのを防げるんですね。

“虫よけ” としてとてもポピュラーな有効成分ですが、日本では年齢によって1日の “使用回数制限” があります。

また、子どもの顔には使用できないので注意が必要です。

「繊維が傷む」「色落ちする」という意見もあるので服に使用するときにも注意が必要かもしれません。

「ディート」のメリット/デメリットについては

記事でもう少し詳しくまとめているので、読んでいただけたら幸いです。

子どもにも使える虫よけ成分【イカリジン】

「イカリジン」は1980年にドイツで開発された成分で、日本では2015年にキンチョウがはじめて製品化したそうです。

ディートと同じで、「害虫を寄せ付けない!」のではなく、吸血源の感知能力を撹乱することで刺されるのを防ぎます。

ディートとの大きな違いは “年齢による使用回数制限” が無いことです。

“小さな子ども” や “お年寄り” も安心して使用できる成分です。

また、ディートと違って顔にも安心して使用できるのはうれしいポイントですね。

年齢に関係なく使えるから「弱い」という訳ではありませんが、イカリジンはディートに比べて効果がある害虫が制限されるので注意が必要です。

服にも安心して使用できることを謳った商品が多いのも魅力の一つだとおもいます。

有効成分【ディート】と【イカリジン】はどちらを選ぶ?

今現在主流の「ディート」と「イカリジン」、どちらの商品を買うか迷う方も多いと思います。

そんな時は

① 子ども(12歳以下)が使うか

② 自分が使いたい場所にいる虫の種類

の二つのポイントから考えていくのがオススメです。

①が “イエス” なら「ディート」よりも「イカリジン」の方が “制限が無くて安心” して使えます。

大人しか使わない場合は②の「使う場所(そこにいる害虫の種類)」によって選びましょう。

というのも「ディート」と「イカリジン」では “虫よけ効果” がある対象の害虫が違うからです。

ディートは

  • ブユ(ブヨ)
  • アブ
  • マダニ
  • イエダニ
  • ノミ
  • トコジラミ
  • ヤマビル
  • サシバエ

と幅広い害虫に効果があるのに対して、イカリジンが効果がある害虫は

  • ブユ(ブヨ)
  • アブ
  • マダニ

一部商品では

  • イエダニ
  • トコジラミ

と、ディートに比べて限定されます。

「蚊に刺されないように」と購入するならどちらでも大丈夫ですが、キャンプで山に行き “ヤマビル” から身を守りたいならディートが使われた商品が必要です。

こんな感じで「防ぎたい対象の虫」によって選ぶのがオススメです。

肌に使用する虫よけ商品を「タイプ別」に紹介

肌につける “虫よけ剤” は

など様々なタイプの種類が販売されています。

どれを買えば良いのか迷ってしまうとおもうので、それぞれの商品について【メリット/デメリット】をふまえて紹介していきます。

スプレー【ミストタイプ】の虫よけ剤について

手動のスプレーで薬液を噴霧するタイプの商品です。

“虫よけスプレー” として一番一般的なタイプだと思います。

などが人気で高い評価がついています。

ミストタイプの虫よけの【メリット】

スプレーのトリガー部分を握るだけで噴霧されるので、塗りたい部分にシューっと手軽に塗ることが出来ます。

薬液が霧状(ミスト)で出てくるので、ある程度の範囲に一度に吹き掛けることができるのがメリットです。

高圧ガスもシートも使用しないので価格がリーズナブルなのもうれしいポイントです。

また、”200ml入り”、”60ml入り” と容量のラインナップが多いのも便利です。

購入者の中には両方買って「60ml容器で持ち歩く→少なくなったら200mlから移し替える」という使い方をしている人がいました。

60ml容器のものは飛行機への持ち込みが出来るらしく、旅行へ持っていく時に便利ですね。

ミストタイプの虫よけの【デメリット】

ミストタイプは噴霧できるので便利ですが、その反面「吸い込んでしまって咳き込む」という意見も多くありました。

他にも「肌に掛からなかった薬液が床に落ちてベトベトする」ということもあるようです。

薬液が舞うので “屋外で吹き付ける” などの工夫が必要ですね。

また、一度にある程度の範囲に吹き付けられるとは言え、隅々まで塗るには吹き掛けた薬液を手で延ばす必要があります。

手が汚れるのと、塗り延ばす手間はデメリットですね。

液の残量が少なくなってくると「出にくい」という意見も多かったです。

スプレー【エアゾールタイプ】の虫よけ剤について

エアゾールタイプは所謂「缶スプレー」のタイプの商品です。

ミストタイプに次いで多く目にするタイプの虫よけ商品だとおもいます。

などが人気で高い評価がついています。

エアゾールタイプの虫よけの【メリット】

エアゾールタイプは虫よけ剤を “高圧ガス” で噴出(噴霧)する仕組みです。

そのため、広い範囲にきめ細かく吹き付けることができて、塗りムラが少なく手軽に使用できるのがメリットです。

塗り直ししたいときも「シュー」っとスプレーするだけなので便利ですね。

また、服の上から使用できる商品が多いのメリットです。

個人的には “日焼け止め” の上に使うのに一番便利なタイプの商品だと思っています。

エアゾールタイプの虫よけの【デメリット】

エアゾールタイプは噴霧される量が多いので、肌に掛からずに無駄になる分が多い傾向があります。

また、薬液が空気中に漂うことで「むせる」という意見も多かったです。

誤って吸い込んでしまう可能性が高いのは少し怖いですよね。

あとは噴霧するのに可燃性ガスを使っているので、高温になる車内などに放置してしまうと爆発してしまう危険性があります。

飛行機への持ち込みも出来ないので注意が必要です。

【ジェルタイプ】の虫よけ剤について

粘度が高いジェルタイプはチューブ型の容器に入って販売されています。

ジェルを手のひらに出して、肌に塗り広げる形で使用するタイプの商品です。

などが人気で高い評価がついています。

ジェルタイプの虫よけの【メリット】

手の平に出して肌に塗り広げるので、必要な量を必要な場所へ無駄なく塗ることが出来ます。

・肘の裏~二の腕

・膝の裏~腿の裏

・耳の後ろ~首

など “スプレータイプ” では塗りにくい部分にも簡単に塗り広げることが出来るのが魅力です。

また、スプレータイプと違って “霧状” にならないので、薬剤を誤って吸い込んでしまう危険が低いので安心です。

なので、”小さな子ども” や “お年寄り” に使用するのに安心で、人気があるようです。

液体ではないので漏れる心配も低く、持ち運びの安心感は高いと思います。

商品によりますが、塗った後も「サラサラしている」という意見が多くみられました。

ジェルタイプの虫よけ剤の【デメリット】

デメリットは塗り広げるのに “手が汚れる” 点と “手軽” と言いづらい点です。

また、”スプレータイプ” と違って服の上から使うことが出来ないのもちょっと不便ですね。

ウエットティッシュのようなシートタイプについて

薬剤が染み込んだウエットティッシュの形状の商品です。

シートを取り出して肌を拭くように薬剤を塗りげて使うタイプの商品です。

などが人気で高い評価がついています。

ウエットティッシュタイプの虫よけ剤の【メリット】

ウエットティッシュタイプの商品は薬剤が染み込んだシートで肌に塗り広げていくので、塗りたい部分にピンポイントで塗ることが出来ます。

ジェルタイプと同様に

・肘の裏~二の腕

・膝の裏~腿の裏

・耳の後ろ~首

などの塗りにくい部分にも塗りやすいのがメリットです。

また、こちらもジェルタイプと同様に「薬剤を吸い込んでしまう心配」が低いので安心です。

持ち歩く際の “液漏れ” の心配も少なく、飛行機への持ち込みも制限が無いので旅行の時に便利ですね。

成分によりますが、子どもやお年寄りに塗ってあげるのに便利で安心なタイプの商品だと思います。

ウエットティッシュタイプの虫よけ剤の【デメリット】

ジェルタイプ同様、塗り広げる手間がかかります。

また、シートが乾燥してしまうと使えないので他のタイプに比べて早めに使い切る必要があります。

特に取り出し口をしっかり閉じていないと乾燥してしまいます。

エアゾールタイプと違って「高温の場所で爆発」などの心配はありませんが、乾燥には注意が必要ですね。

また、スプレータイプに比べて濃度が低い傾向があり、1~2時間ごとに塗り直す必要があるのは面倒です。

さらに、シート状にしていることで他のタイプよりも一回当たりの単価は高めに感じました。

「一枚に含まれている薬液では足りない」という意見もあったので注意が必要ですね。

どのタイプの虫よけ剤を選べばいいか迷っている方へ

と様々なタイプの商品が販売されているので迷ってしまう方も多いと思います。

結局使ってみないと自分の合うかはわからないんですが、「これだけは気をつけて」というポイントを紹介します。

吸い込んでしまう危険/呼吸器に不安がある場合

まず、なんと言っても一番気をつけたいのが「薬剤を吸い込んでしまう危険」です。

薬液を噴霧する “スプレータイプ” は薬液が舞い上がってしまい、それを吸い込んでしまうことがあります。

「むせる」「咳き込む」という意見(購入者レビュー)が多く、私もミストタイプで何度か咳き込んだことがあります。

なので、「小さな子ども」や「お年寄り」の場合は避けた方が安心だと思います。

また、呼吸器系に不安がある人も避けた方が安心です。

「一度手にスプレーしてから塗るってあげる」などの工夫も出来ますが、”ジェルタイプ” や “シートタイプ” なら誤って吸う心配が少ないのでオススメです。

虫よけを旅行へ持っていきたい場合の注意点

旅行先に虫よけを持っていきたい場合も多いと思います。

そんな場合は、

・高圧ガスを使用しているエアゾールタイプ

・容器容量が200mlあるミストタイプ

は飛行機への持ち込みが出来ないそうなので注意が必要です。

「ミストタイプは60mlの小型容器のものなら持ち込めた」、「ミストタイプの未開封のものをトランクへ入れていたら大丈夫だった」という意見もあるので、旅行前に問い合わせてみると安心ですね。

また、修学旅行用に購入したという方のレビューで「学校側からスプレータイプはダメと言われた」という意見もありました。

吸い込んでしまう危険や液漏れ、持ち込みの関係だとおもいます。

旅行に行く場合にも、”ジェルタイプ” や “シートタイプ” の方が心配が少ないですね。

屋外作業/仕事で使用する場合は有効成分の濃度で選ぶ

・吸い込んでしまわないように気をつけられる人

・作業/仕事で長時間外にいる人

の場合には “持続時間” が最重要ポイントになると思います。

そんな時は有効成分(ディート/イカリジン)の濃度に注意して選ぶのがオススメです。

商品には必ず「◯○%」といった形で有効成分の濃度が記載されています。

この濃度は、虫よけの効果の強さではなく効果の持続時間に関係してくるそうです。

スプレータイプでは「ディート10%」、「イカリジン15%」のモノが多いのに対して、ウエットシートタイプでは7%の商品もあります。

一般的にはスプレータイプよりジェルやシートタイプの方が濃度が低い傾向があるようです。

濃度が低いとこまめに塗り直す作業が必要になるので、長時間持続して欲しい人は濃度が高いスプレータイプがオススメです。

【虫よけ】の効果を最大限に発揮する効果的な使い方

“有効成分”、”タイプ” と市販の虫よけ剤についてまとめてきました。

しかし、どの商品を選んでもきちんと使用しないと効果が発揮されません。

そこで虫よけ剤の効果的な使い方について調べてみました。

ポイント①:噴霧/塗布後に【しっかりと塗り広げる】

最大限に効果を得るにはどのタイプを選んでも「塗り広げる」ことが大事です。

これは吹き付けが楽なエアゾールアイプでも同様です。

虫よけ剤の有効成分である「ディート」と「イカリジン」は、虫を寄せ付けないのではなく感覚を麻痺させる効果で吸血を阻止します。

なので、薬剤が塗れていない場所(塗り残し)があればそこを狙って刺されてしまうそうです。

「塗ったところだけ」が防げるんですね。

なのでスプレータイプで「シュッ!!」とやるよりも、その後に塗り広げた方が塗り残しが防げて効果的です。

ポイント②:【日焼け止め→虫よけ】の順番に付ける

夏は虫よけだけでなく日焼け止め(UVカット)を併用する人も多いと思います。

その時に重要なのが使用する順番です。

虫よけの有効成分は揮発することで効果を発揮します。

なので、虫よけを塗った後に日焼け止めを塗ってしまうと、うまく揮発出来ないようです。

「虫よけは一番最後」と覚えておきましょう。

ポイント③:必要に応じて【こまめに塗り直す】

虫よけは汗で流れてしまいがちです。

作業中に汗だくになって、汗を拭いたら蚊に刺された経験が何度もあります。

なので汗をかいたら塗り直す必要があります。

それに加えて、虫よけの有効成分は配合されている濃度によって効果の持続時間が変わります。

持続時間は目安なので、状況によってそれより速く効果が半減することもあります。

「塗ったから一日大丈夫」ということは難しいので注意が必要ですね。

蚊に刺されない対策=感染症対策!虫よけは大事

私は「痒い、腫れるのがイヤだから虫よけを塗る」と考えていました。

しかし、昨年あまりの痒さに皮膚科に行った時にお医者さんから「蚊に刺されない=感染症対策」であることを教えて貰いました。

日本に住んでいるとあまり意識しませんが、蚊が媒介して広げる感染症は「マラリア」や「デング熱」「ジカウイルス感染症」など沢山あります。

近年は日本でも「デング熱」が結構話題になりますよね。

また、ここ最近東京の交通機関ではトコジラミ(南京虫)の報告が増えています。

自然の中でなくても害虫の被害はあるので、感染症対策の為にも、快適な生活の為にも是非「虫よけ剤」を活用しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事をまとめていて、虫よけにも成分によって使用回数制限があることをはじめてしまりました。

また、成分によって有効な対象の害虫がかなり違うこともはじめて知りました。

昔は「虫よけ=自然の中に行くときだけ」というイメージを持っていましたが、今は都会でも蚊による感染症対策、吸血害虫対策で虫よけが必須になってきましたね。

特に「トコジラミ」の被害はかなり拡大しているようなので、公共交通機関に乗るときも必須と言えるかもしれません。

刺されるとかなり痒くて長く続くそうなので、きちんと対策するのをおすすめします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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