[イカリジン]+[シートタイプ]の虫よけ商品まとめ

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生活

過去の記事

で “肌につける虫よけ剤” 全体について

・有効成分の違い

・商品タイプ別のメリット/デメリット

をまとめました。

しかし、実際に商品を選ぶ時に “どの商品” が “どの成分” を使用しているか調べるのは結構大変です。

そこで、商品選びの参考になるように “もう少し絞り込んで” まとめてみることにしました。

今回はその第8弾として

有効成分「イカリジン」を使用した「シート/ウエットティッシュタイプ」の虫よけ商品

についてまとめてみたいと思います。

子どもにも制限無く使用できる虫よけ成分【イカリジン】

「イカリジン」は1980年にドイツで開発された虫よけ成分です。

ディートと違い「年齢による使用回数の制限」がなく、子どもにも安心して使える虫よけ成分とされています。

日本では2015年に “キンチョウ” がはじめて認可を受けて製品化しました。

日本ではまだ歴史が浅いものの、その安全性の高さから世界54カ国以上で採用されている “信頼性の高い虫よけ成分” です。

とはいえ、「絶対安全」という訳ではなく、注意点も少なからずあります。

詳しくは過去の記事

でまとめているので、気になったら読んでいただけるとうれしいです。

イカリジンを使用したシートタイプ商品の【メリット】

「シート/ウェットティッシュタイプ」は “ミストタイプ” や “エアゾールタイプ” のデメリットをカバーできている商品です。

選ぶメリットは大きく別けて

・吸い込む心配の少なさ

・周囲へのダメージの少なさ

・携帯性の良さ

の3つです。

① 使用時に薬剤を吸い込んでしまう心配が非常に少ない

「イカリジン」は “年齢による使用制限がない安全な成分” とされています。

しかし、”ミスト” や “エアゾール” と言った「スプレータイプの商品」では “舞い上がった薬剤” を吸い込んでしまうという意見が非常に多く投稿されています。

いくら「安全性が高い」と言っても、 “吸い込んでしまう” ことへの不安感を持つ人は多いんではないでしょうか。

“喉” や “鼻” を痛めてしまったという意見も多く、”小さなお子さん” や “お年寄り”、”呼吸器に不安がある人” には特に注意が必要です。

今回紹介している「シート/ウェットティッシュタイプの虫よけ剤」は、シートに染み込んだ薬液を肌に塗り広げて使うタイプの商品です。

そのため薬剤が空気中に舞い上がる心配も、それを吸い込んでしまう心配もありません。

「安全とされている “イカリジン” を更に安心して使うことが出来る」というのは非常に大きなメリットだと言えます。

② 薬剤の無駄と周囲へのダメージの心配が少ない

シートタイプは自分で塗り広げるので、「肌に掛からず無駄になる」薬剤がほぼありません。

「無駄にせずに済む」のは大きなメリットですが、同時に「周囲へのダメージ」という面でも大きなメリットがあります。

というのも “イカリジン” も “ディート” と同様に樹脂製品や塗装面を溶かしてしまうことがあるんです。

スプレータイプの場合は周りに飛び散った薬剤が “衣類” や “家具”、”フローリング” にダメージを与えてしまう訳です。

イカリジンは「服に付いても大丈夫」と紹介されていることが多いので問題無いのだとおもっていましたが、パッケージ裏にしっかり書かれていました。

シート/ウェットティッシュタイプならそんな心配自体が必要無いのも大きなメリットだとおもいます。

③ 携帯性がよく飛行機への持ち込みも可能

「シートタイプの虫よけ」は “シール状の蓋付きの袋” の容器で売られている場合がほとんどです。

シートに薬液を染み込ませてあるので “液漏れ” の心配が少なく、携帯性にとてもすぐれています。

飛行機への持ち込みが可能な商品が多く、旅行へ持っていきやすいのがうれしいポイントだとおもいます。

また、 “エアゾールタイプ” などは高温になる場所では爆発の危険性がありますが、シートタイプの場合はその危険性がほぼありません。

高温で管理していいものではありませんが、携帯性の良さと安全性の高さは大きなメリットです。

イカリジン配合のシートタイプ商品の【注意点/デメリット】

“イカリジンを使用した虫よけ剤” の中でも「シート/ウェットティッシュタイプ」はメリットが多い商品です。

しかし、デメリットもいくつかあります。

デメリットは大きく別けて

・使用時の手間

・一回当たりのコストの高さ

・薬液の乾燥に注意が必要

・商品の選択肢の少なさ

の4つです。

デメリット① 塗り広げる手間

薬剤が “飛び散る/舞い上がる” 心配がないというメリットの代わりに「塗り広げる手間」が掛かります。

特にシートタイプは肌の表面をシートで拭くようにして薬剤を塗り広げます。

その時、シートが丸まってしまいスムーズに塗り広げられないことがあります。

すぐにコツが掴めるとおもいますが、慣れるまで少し面倒に思うかもしれません。

手軽で安全性が高い反面、スプレータイプなどと比べるとどうしても “手間” が掛かるのがデメリットと言えます。

デメリット② 一回あたりのコストが他のタイプより高め

イカリジンを使用したシートタイプの商品は 「20枚入り」でした。

一回一枚で済んだとして “20回分” での販売ということになります。

そのため一回当たりで計算すると費用は他のタイプよりも高くなってしまいます。

もし “腕のみ” に塗りたいと言った場合でもシートは1枚消費することになるので、コストの面では大きめなデメリットだと感じています。

デメリット③ 薬液の乾燥に注意が必要

シートタイプの容器は、使用時にシール状の蓋を剥がして中のシートを取り出す仕組みが多いです。

取り出した後しっかりと蓋を貼れれば大丈夫ですが、上手く蓋を出来ていないと中の薬液が乾いてしまうことがあります。

アルコールティッシュなどで似た経験をしたことがある人は多いんではないでしょうか。

乾いてしまうと薬液を塗り広ることが出来ないので、”乾燥” には特に注意が必要です。

デメリット④ 選択肢の少なさと製造終了商品の多さ

「シートタイプ」に限ったことではありませんが、 “選択肢が少ない” というデメリットがあります。

特に「イカリジン」を使用しているシートタイプは非常に少なく、その中で「製造終了/販売完了」していてネットショップでは「在庫限り」で販売されている場合もあります。

そのため選択肢の少なさはどうしてもデメリットに感じてしまいます。

イカリジンを使用している【シートタイプの虫よけ】の紹介

“シート/ウェットティッシュタイプ” の虫よけ商品は種類が少ないのでドラッグストアなどで目にする機会は少ないかもしれません。

特に「イカリジン」を使用したものは非常に少ないので「見たことが無い」という方も多いとおもいます。

2024年5月現在、購入できる商品は “フマキラー株式会社” の

の二つのみでした。

それではこの二つについて少し詳しく紹介していきたいとおもいます。

イカリジン15%【天使のスキンベープティシュ プレミアム】

フマキラー株式会社が販売する「天使のスキンベープティシュ プレミアム」は 「ヒアルロン酸Na」を配合した「ベビーソープの香り」の虫よけシートです
販売名は「スキンベープJ1」、内容量は「20枚(66ml)」です
有効成分(イカリジン)の濃度は「15%」で、「防除用医薬部外品」です
https://www.amazon.co.jp/

天使のスキンベープティシュ プレミアム」は “フマキラー株式会社” が販売している商品です。

潤水成分「ヒアルロン酸Na」を配合し、肌にしっとりなじむやさしい使い心地が特徴の「ベビーソープの香り」の虫よけシートです。

有効成分「イカリジン」を15%配合しているので、虫よけ効果が6~8時間持続するとされています。

販売名は「スキンベープJ1」、内容量は「20枚(66ml)」です。

有効成分(イカリジン)の濃度は「15%」で、「防除用医薬部外品」です。

[適用害虫]

  • 蚊成虫
  • ブユ(ブヨ)
  • アブ
  • マダニ

公式サイトに掲載が無いので”製造終了/生産完了” している商品と思われます。

気になった場合は在庫があるうちに早めに購入するのがオススメです。

【天使のスキンベープティシュ プレミアム】購入者のレビュー/評価

私が調べた時点でのAmazonでの評価は「★★★★☆ 4.4/5」で、160件以上の評価が投稿されていました。

評価を見てみた感想としては「真逆の評価が投稿されているものの効果はある商品」といった印象です。

ただ、本当に真逆の意見が多く、自分に合うかどうかは試してみるまで全くわからないと言った状況です。

それでは “投稿されていたレビュー” について詳しくまとめてみたいと思います。

【虫よけとしての効果】に関する評価

「効果がある:効果が感じられなかった=3:1」ぐらいの割合でした。

「効果がある」という評価の方が多いものの、効果に関して触れていない投稿が非常に多かったです。

また、「普通に刺される」「スプレータイプでは平気だったのにシートタイプにしたら刺された」という意見もありました。

そこで気になったのが「塗り広げている途中から乾いてしまう」という意見です。

シートタイプは “塗りはじめ” は薬剤がたっぷり染み込んでいますが、塗り広げていくうちにシートの薬液が少なくなって “薄くしか塗れていない部分” が出てくるのかもしれません。

その結果「効果が無い」という評価がされている可能性があります。

とはいえ、効果を感じなかった商品に高評価は付けないとおもうので、”効果に関しては触れるまでもなく” ということなのかもしれません。

【良い点】として投稿されていたレビュー/投稿内容

「子どもがムセなくて安心/嫌がらない」

「一緒に散歩に行く犬への害の心配が少ない」

という意見が特に印象的でした。

“一緒にいるペットへの害” はペットを飼っていない私には完全に盲点でした。

確かに一緒に行動する “ペットへの害” は心配ですよね。

薬剤が舞わないシートタイプであることに加えて、年齢制限が無く安全性が高いとされている「イカリジン」であることで “小さなお子さん” や “ペット” への害に関して評価されているようです。

また、「ジェルタイプでは嫌がるのでシートタイプの方が塗りやすい」という意見があり、小さなお子さんに使用する場合に「イカリジン」+「シートタイプ」の組み合わせは安全面だけでなく使用面でもメリットがあるようです。

【残念な点】として投稿されていたレビュー/投稿内容

大人が使用しての感想だとおもいますが「一回1枚では足りない」という意見がありました。

「大判サイズにして欲しい」という意見もいくつかあったので、一度に1枚では足りないのかもしれません。

しかし、「子供用にはもう少しシートを小さくして欲しい」という真逆の意見もありました。

もしかしたら小さなお子さんに使う場合には薬剤が余ってしまうのかもしれません。

「大人には足りず」、「子どもには余る」一度に消費する量が調整できないシートタイプならではの難点ですね。

また、この商品は塗り広げている途中で薬剤が乾くスピードが速いようです。

それも「一度に一枚では足りない」理由かもしれません。

どちらにせよ、「コスパが良い商品」とは言えないようです。

イカリジン15%【天使のスキンベープティシュ プレミアム NHKいないいないばあっ!】

フマキラー株式会社が販売する「天使のスキンベープティシュ プレミアム NHKいないいないばあっ!」は2024年2月下旬より発売を開始した新商品です
「ヒアルロン酸Na」を配合した「ベビーソープの香り」の虫よけシートで販売名は「スキンベープG47」、内容量は「20枚(66ml)」です
有効成分(イカリジン)の濃度は「15%」で、「防除用医薬部外品」です
https://www.amazon.co.jp/

天使のスキンベープティシュ プレミアム NHKいないいないばあっ!」は “フマキラー株式会社” が販売している商品です。

人気こども番組「いないいないばあっ!」のキャラクターが描かれたパッケージデザインで、2024年2月下旬より発売を開始した新商品です。

潤水成分「ヒアルロン酸Na」を配合し、肌にしっとりなじむやさしい使い心地が特徴の「ベビーソープの香り」の虫よけシートです。

有効成分「イカリジン」を15%配合しているので、虫よけ効果が最大8時間持続するとされています。

販売名は「スキンベープG47」、内容量は「20枚(66ml)」です。

有効成分(イカリジン)の濃度は「15%」で、「防除用医薬部外品」です。

[適用害虫]

  • 蚊成虫
  • ブユ(ブヨ)
  • アブ
  • マダニ
  • イエダニ
  • トコジラミ(ナンキンムシ)
  • ノミ

公式サイトではさらに

  • ヌカカ
  • ヤマビルの忌避

の忌避にも効果があるそうです。

【天使のスキンベープティシュ いないいないばあっ!】購入者レビュー/評価

私が調べた時点では、まだ販売開始から2ヶ月程しか経っていなかったのでネットショップにレビューは投稿されていませんでした。

時間が経って情報が集まり次第更新していきたいとおもいます。

ちなみに、「天使のスキンベープティシュ いないいないばあっ!」は「天使のスキンベープティシュ プレミアム」と”有効成分”・”その他の成分” が同じなので “モデルチェンジした商品” だと感じています。

なので “天使のスキンベープティシュ プレミアム” と近い評価になるのではないかと予想しています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「イカリジンを使用したシートタイプの虫よけ」は非常に少ないことがわかりました。

しかし、安全性が高いとされている「イカリジン」と薬剤を誤って吸い込む心配がない「シートタイプ」の組み合わせは “小さなお子さん” に使用するのにとても人気が高いこともわかりました。

もちろん “お年寄り” や “呼吸器に不安がある方”にもオススメ出来る虫よけ剤です。

気温が上がりはじめ、不快な吸血害虫が活発に活動する季節になってきました。

都心部では公共交通機関では「トコジラミ」が問題になっています。

不快な害虫から身を守る為にも「イカリジン」を使用した「シートタイプ」の虫よけ剤の購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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