【ディート】を使用した【ミストタイプ】の虫よけ商品まとめ

前回の記事

で “肌につける虫よけ剤” 全体について

をまとめました。

しかし、実際に商品を選ぶ時どの商品がどの成分を使用しているか調べるのは大変です。

なので、この記事では実際の商品選びの参考になるようにもう少し絞り込んで

についてまとめてみたいと思います。

世界でもっとも使われている虫よけ成分【ディート】

現在、虫よけとしては「ディート」と「イカリジン」のどちらかを使用した商品が主流です。

今回取り上げている「ディート」はマラリア予防の為に米軍が開発した虫よけ成分です。

歴史が長く、日本でも50年以上使用されてきました。

世界でもっとも使われている虫よけ有効成分と言われているそうです。

ディートを使用した虫よけ剤を【選ぶメリット】

なんと言っても “ディートの強み” は「幅広い吸血害虫に効果がある」ことです。

虫よけ剤は “虫を寄せ付けない” 訳ではなく、”どこで血が吸えるかわからなくする” ことで虫に刺されるのを防ぎます。

吸血害虫の「血が吸える場所を探す能力」を撹乱するわけです。

しかし、どの害虫にも効果があるわけではなく、その効果が “効く害虫” と “効かない害虫” がいます。

当然、効かない害虫は防ぐことが出来ません。

だから “幅広い害虫に効果がある” 方が虫に刺されるリスクを防ぐ確率も高くなります。

その点がディートを使用した商品を選ぶメリットです。

ディートを使用した虫よけ剤が有効な吸血害虫

ディートは商品によって多少の違いはあるものの

earth.jp（アース製薬）

と幅広い害虫に効果があるとされています。

そのため、”日常生活” から “レジャー” まで様々な場面をカバーできます。

最近騒がれているトコジラミ（ナンキンムシ）にも有効なのはうれしいポイントですね。

ただ、商品によって有効な対象害虫が違う場合があります。

ディートを使用した虫よけ剤を使うときの注意点【デメリット】

“虫よけ” としてとてもポピュラーな成分ですが、

という注意点があります。

それではそれぞれについて詳しく解説していきます。

ディートは年齢で一日の使用回数制限が設けられている

ディートを使用した虫よけは年齢によって

という使用回数制限が設けられています。

また、”顔” には使用しないように注意が必要です。

顔に関しては「12歳以下には」と書かれている場合と「顔、目や口の周りには」と年齢に触れていない二つのパターンがありました。

私は顔に塗った虫よけ剤が汗でたれて目に入ったことがあるので、目より上には塗らないようにしています。

購入する商品の注意書きをきちんと確認して使用しましょう。

樹脂製の衣類・装飾品には付かないように注意が必要！

スプレータイプの虫よけを購入した場合は服の上から「シューッ」と吹き付けたくなりますが、ディートを使用している製品の場合は注意が必要です。

特に樹脂製の製品には注意が必要で

などは「溶ける」「変色する」ことがあるようです。

商品の裏の注意文にも

にかからないように、と書かれています。

室内でスプレータイプを使用すると、肌に付かなかった薬剤が床に落ちます。

“家具” や “フローリング” を痛める可能性があるので使用時には注意が必要ですね

【ディート】使用のミストタイプ商品の【メリット】

ミストタイプの商品の一番のメリットは「吹き掛けやすい」という点です。

「シュッ」と吹き付ければある程度の範囲に一度で薬剤を噴霧できます。

手軽に使用できるので、塗り直しの手間が少なくて済むのが魅力です。

しかし、有効成分として「ディート」を使用している商品の場合は注意が必要です。

【ディート】使用のミストタイプ商品の【注意点／デメリット】

先ほど書きましたが「ディート」は年齢制限が設けられている成分です。

さらに顔への使用には注意が必要です。

そんな成分なので「誤って吸引してしまう」のは正直怖いですよね。

今回まとめている「ミストタイプ」は霧状に薬剤を噴霧するので、誤って吸い込みやすい性質があります。

吹き掛けた薬剤が空中に舞い上がって、それを呼吸で吸い込んでしまう訳です。

「咳き込んでしまった」という意見も多いので、

などの “注意／対策” が必要です。

ディートを使用している【ミストタイプ】の虫よけスプレー

手動のスプレーボトルで薬剤をミスト状に噴霧できるタイプの商品です。

“虫よけ剤” の中で一番よく目にするタイプの商品です。

その中でも今回は有効成分に「ディート」を使用している商品だけ集めてみました。

ディート10%【コールマン：サラテクトミスト】

https://www.amazon.co.jp/

「コールマン：サラテクトミスト」はアウトドアにピッタリのオシャレな見た目のボトルが特徴です。

アース製薬のサラテクトをコールマンがOEMで販売している商品だとおもいます。

商品裏の【有効成分】【その他の成分】は同じ内容でした。

「200ml」と「60ml」の二つの容量で販売されています。

ボトルのデザインが人気なのか、Amazonでの “過去一ヶ月の販売個数” は8000点以上で圧倒的でした。（※2024年４月現在）

販売名は「サラテクトマイルドCC［防除用医薬部外品］」です。

有効成分（ディート）の濃度は10%です。

有効な害虫は

ディート10%【アース製薬：サラテクトミスト】

https://www.amazon.co.jp/

「サラテクトミスト」は肌にやさしい４種類のうるおい成分

• ヒアルロン酸Na
• コラーゲン
• セラミド
• ビタミンC

が配合されている商品です。

先ほどの “コールマン” とはボトルデザインが違うだけのようです。

販売名は「サラテクトマイルドMy1c［防除用医薬部外品］」です。

有効成分（ディート）の濃度は10%です。

有効な害虫は

香りは「さわやかシャボンの香り」です。

ディート10%【アース製薬：サラテクトACTFITミスト】

https://www.amazon.co.jp/

「サラテクトACTFIT」は “汗に強く流れにい” のが特徴です。

サラテクトの “４種類のうるおい成分” に加えて「メントール」が配合されていて、使用時に “冷たさ” や “涼しさ” を感じられる商品です。

汗に強い＋清涼感がある “スポーツ向けの商品” といった感じです。

販売名は「サラテクトISY2［防除用医薬部外品］」です。

有効成分（ディート）の濃度は10%です。

有効な害虫は

香りは「クールミントの香り」です。

ディート10%【フマキラー：スキンベープミスト】

https://www.amazon.co.jp/

「スキンベープミスト」は潤水成分「ヒアルロン酸Na」を配合した虫よけです。

刺激が少ないウィーターベースの商品です。

香りは「シトラスマリン」です。

販売名は「スキンベープB2［防除用医薬部外品］」です。

有効成分（ディート）の濃度は10%です。

有効な害虫は

香りは「爽やかシトラスマリンの香り」です。

ディート30%【サラテクトRICHRICH30 ミストタイプ】

https://www.amazon.co.jp/

アース製薬が販売している「サラテクト RICHRICH30」は国内最高濃度の製品です。

肌にやさしい4種のうるおい成分

• PPG（ポリプロピレングリコール）
• ヒアルロン酸Nａ
• ビタミンC
• モモ葉エキス

を配合しています。

ディートの濃度は “効果の持続時間” に大きく関係してきます。

効果が長時間続くのが特徴の商品です。

有効成分（ディート）の濃度は国内最高濃度の30%です。

有効な害虫は

まとめ

いかがだったでしょうか？

ディートは12歳以下に使用回数制限が設けられているので「ディートは危険」と考える方も多いようです。

「ディートフリー」を売りにしている商品もあります。

しかし、定められた用法・用量をきちんと守れば、安全に使用できる虫よけ剤だと私は思っています。

ミストタイプは「誤って吸い込んでしまう」危険がありますが、きちんと注意／対策すれば便利な商品です。

不快な吸血害虫が活発になるこれからに時期に合わせて、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。　　にわけもの