雨の日や、出かける気力がない日でも、室内で快適に運動をする方法を探し続けて、たどり着いた踏み台昇降。
しかし、最近は踏み台昇降に加えて、エアロバイクでの有酸素運動にもハマっています。
今は、その日の気分や体調に合わせて、
- ウォーキング
- 踏み台昇降
- エアロバイク
の中から選んで、毎日楽しみながら運動しています。
今回の記事では、ぼくが実践している”エアロバイクを使って楽しく、快適に有酸素運動する方法”についてまとめました。
室内での運動にエアロバイクを選んだ理由
エアロバイクは踏み台昇降に比べてはじめるハードルが少し高めです。
踏み台昇降は市販されている器具(スッテップ台)を買っても3000円~4000円あれば足りるし、ただの台なのでホームセンターで材料を買って、自作することも容易です。
対して、エアロバイクは安いモデルでも1万円近く、見た目のかっこいいトレーニング用のスピンバイクと言われる種類のものは安くても3万円近くは最低でもします。
それなら踏み台昇降の方がいいじゃん!という話なんですが、エアロバイクは踏み台昇降に比べて負荷を変えながらの運動、何かをしながらの”ながら運動”が容易な点で遥かに勝っています。
ストイックに運動している人には”ながら運動”なんて言うと怒られてしまうかもしれませんが、運動嫌いなぼくには何かをしながら、気がついたら30分運動ができていた!というのは理想的です。
踏み台昇降でも快適に”ながら運動”をする方法を探しましたが、踏み台昇降は台への上り下りで視線が上下に動くので、今のところ音楽以外に快適に楽しめるものが見つかっていません。
もしよければ踏み台昇降についてまとめた記事も読んでみてください。
何かを楽しみながら運動もできるエアロバイクは、運動はしたいけど夢中で集中できるほどストイックではないぼくにはまさに理想的な室内運動だったのです。
エアロバイクの気に入っているポイント
①”ながら運動”が快適すぎる
先ほども書きましたが、エアロバイクは踏み台昇降と違って視線の移動が少ないので何かをしながらの運動がし易いです。
サドルに座った状態で、ペダルを漕ぐだけなので視線はテレビに向けていても全然余裕です。
間違った使い方なのでぼくは自己責任で行っているのですが、スマホでゲームをしながら漕いだりもしています。
視線が安定している、サドルに座って行えることでかなりの自由度があります。
この点は踏み台昇降とは比べものにならないほど気に入っています。
②負荷の掛け方が自由自在!短時間で滝のような汗を掛ける!
エアロバイクは負荷の指定が可能なモデルがほとんどです。
ペダルの回転負荷を高く設定すれば漕ぐのに力がいります。
そこに、ペダルを漕ぐスピードを合わせると、負荷の掛け方は自由自在です。
運動の目的に合わせて、ペダルを軽くしてだらだらとリラックスして漕くことも、重くしてガンガン漕ぐこと可能なので運動の幅が広がります。
脂肪を燃焼させたい、持久力をつけたい、瞬発力をつけたい、脚の筋肉をつけたい、など目的に合わせて負荷と運動量を自在に調節して手軽に運動できる点がすごく気に入っています。
③意外にも静かで、場所もとらない
エアロバイクをはじめる前は、音と置き場所の問題で躊躇しました。
しかし、実際には運動時に出る音はごくごく僅かで、スペースも一畳ほどあれば十分でした。
ぼくの使っているモデルは下に敷く70cm×100cmのマットが付属していて、設置するとその広さで十分でした。
腕を降ったりする訳ではないので、想像よりも必要なスペースは狭くて済みます。
動作音(ペダルを漕ぐ音)も小さく、テレビを観ながら漕いでも全く気になりませんでした。
集合住宅などでも、下の階や隣の部屋に気づかれないレベルの音だとおもいます。
はじめる前に気にしていた音とスペースに関しても大満足でした。
やっていて感じたエアロバイクの残念なポイント
①サドルでお尻が痛くなる
踏み台昇降のときは膝や腰の関節が痛くなることがありました。
エアロバイクでは、今のところ関節を痛めることは無いのですがお尻がとにかく痛くなりました。
自転車のサドルでは、よっぽど長時間漕がなければ痛くならないのに、エアロバイクは30分ぐらいでお尻が痛くなります。
理由は明確で、エアロバイクのサドルにクッション性が無いからでした。
ほとんどの自転車のサドルは、下にバネが付いています。
このクッション性がエアロバイクのサドルにはありません。
ペダルを漕ぐときにかかる体重が分散されず、その摩擦も全ておしりに掛かるので短時間で痛みが出るのがわかりました。
ぼくのように30分ぐらいの運動ならぎりぎり大丈夫ですが、長時間漕ぐことが可能なモデルを買って長い時間トレーニングしたい人は、サドルにクッション性があるかの確認もおすすめします。
②はじめるのにお金が掛かる
ぼくは知り合いが処分するマシンをタダで貰えたんで、この点に関しては”やっていて感じたポイント”ではないんですが、はじめるのにマシンが必要なので、やはりハードルは高く感じます。
実際にはじめて、楽しく続ける方法を見つけられたぼくは「こんなにいい運動は無い!」ぐらいハマっていますが、人によってはつまらなく感じて、すぐにやらなくなってしまうかもしれません。
飽きてやめてしまうことは他の運動でもあることですが、エアロバイクはしっかりした作りのものを買おうとすると結構な値段がします。
数千円の器具を買って飽きてしまうのとはかかるお金が違うので、しっかり考えてはじめる必要があるとおもいます。
ぼくが行き着いたエアロバイクで快適に運動をする方法
運動嫌いなぼくですが、試行錯誤の結果、エアロバイクを楽しく漕げる環境を構築できました。
そのおかげでほぼ毎日続けられています。
タブレットで好きなアニメ・映画を観ながら漕ぐ
エアロバイクの強みだと感じている”ながら運動”、いろいろ試した中でもやはり映画やアニメを観賞しながらの運動が一番快適で、尚かつコンテンツ不足を感じること無く、毎日快適に続けることができました。
ゲームをしながら漕いでみたりもしたのですが、コントローラーやスマホを持つ為にハンドルから手を離して漕ぐと、上半身がぶれて視線があまり安定しません。
短時間ならそこまで気になりませんが、ぼくは少し酔ってしまいやめました。
漫画や本も同様の理由で駄目でした。
テレビもよかったんですがテレビが見える位置にマシンを置いても首だけテレビの方に向けなくてはいけなかったので、体にゆがみが出そうでやめました。
結果、タブレットをエアロバイクのハンドルのところに取り付けて、好きな作品を観ながら漕ぐスタイルに行き着きました。
特にハマっていたのが”弱虫ペダル”を観ながらのエアロバイクです。
作品内の自転車レースのシーンに合わせてゆっくり漕いだり、負荷を上げたりして遊びながら漕いでました。
アニメだとだいたい1話23分ぐらいなので、1回の運動で1話を観るとかのルールでやったりしました。
サドルでお尻が痛くなるのを防ぐ
先ほど書いたエアロバイクの残念な点”お尻の痛さ”の改善です。
痛みがでる状況では快適に運動することができないので、なんとかクッション性を持たせられないか試しました。
結果、”小さなクッション”と”滑り易い生地のズボン”で痛みはかなり押さえられました。
クッションが大きすぎたり厚すぎると漕ぎにくいのでちょうどいいのを苦労して見つけたんですが、調べてみたらネットショップでサドル用のクッションが売っていました。
もう一つの”滑り易い生地のズボン”ですが、生地が摩擦を軽減してくれることで、お尻への負担が軽くなるみたいで意外にもかなり快適になりました。
ただ、手持ちのサーフパンツの中に履くインナーを使っているので、人に見られたら耐えられないぐらいまぬけな姿でエアロバイクを漕いでいるのが唯一の不満です。
まとめ
ぼくは体調を崩してから夏の暑さがすごく苦手になってしまいました。
なので、”夏がくる前になるべく汗をかき易い体にする!”のを目標にエアロバイクをはじめました。
軽めの負荷で30分漕いで、とにかく滝のような汗をかくことで、代謝を上げて、汗腺の働きを活発にすることができたので、その年の夏は例年よりも少しだけ体調がよくて、効果を実感できました。
運動中もアニメを観ながらなので苦にはならず、自然に毎日続けることが出来ました。
負荷の調節がし易いエアロバイクは、自分の体力や目的にあわせて運動が出来ます。
ウォーキングや踏み台昇降もとてもいい運動ですが、体力がすごく落ちてしまっている場合や、膝などの関節に痛みがある場合などはエアロバイクの方が体への負担が少なく運動することが出来るとおもいます。
ぼくの大叔母は布団の上で使える脚漕ぎペダルで筋力維持をしていて、90歳を超えた今でも旅行に行けるほど元気です。
ただ、マシンの購入にはお金が掛かかります。
まずは安い料金で利用できる市営のジムなどでエアロバイクを体験してみて、それから購入を検討してみてもいいとおもいます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 にわけもの