iPhoneの充電用に楽天市場で3本セットのInDというブランドのライトニングケーブルを購入しました。
使用していくうちに1本、また1本と使用不能にになり、先日最後の1本が使用不可能になりました。
そこで、この記事では購入したInDのライトニングケーブルの耐久性をメインに、商品レビューをまとめています。
購入したInDライトニングケーブル3本セットについて
購入したのは2020年の5月なので2年以上前です。
純正のライトニングケーブルは寝室で使用していた為、リビングでのiPhone充電と車でのiPhoneの充電用に購入しました。
ライトニングケーブルは “Amazon” にも “楽天” に似た値段の商品がたくさん出品されていたので悩みましたが、見た目が気に入ったことと、ケーブルの軸が太めで頑丈そうだったこと、長さが極端に長くないことが気に入り購入しました。

販売しているのはSenseAbilityという会社で、製造工場と直接取引しているため販売価格を抑えられているそうです。
片側がUSB-Aになっている1.2mのライトニングケーブル3本セット販売で、購入時に本体のカラーを選ぶことができます。
当時は3本セットで1,180円で販売していました。

購入当時から2年たった今でもモデルチェンジしながら発売しているようです。
現行品は購入当時には無かった保護回路がケーブルに搭載されていて充電する電子機器を保護してくれるそうです。
商品ページに詳しく説明が載っていますので、気になった方は確認してみてください。
購入したライトニングケーブルの耐久性の記録
ボクが購入した3本のライトニングケーブルは2020年の5月に購入し、ほぼ同じ日に “リビング” “自動車の車内” “寝室” の3カ所で使いはじめました。
もともとは寝室では純正のライトニングケーブルを使用していて、購入したInDのケーブルのうち1本は一時ストックしておく予定でしたが、純正品はPCとの同期用に大事にとって置くことにして、3本とも同時に使いはじめることにしました。
それぞれ異なる場所で使用した時の耐久性の記録をまとめていきます。
1本目:リビングで使用していたケーブルの耐久性
1本目のライトニングケーブルはリビングのコンセントに備え付けて使用していました。
使用頻度はそれほど高くなく、2~3日に一回使用していたイメージです。
2021年の10月で使えなくなったので使いはじめてから17ヶ月使用できました。
充電しながらiPhoneを使用したり、掃除の時に動かしたりもしたので断線してしまった可能性が高いと思います。
2本目:自動車内で使用していたケーブルの耐久性
2本目のケーブルは自動車のシガーソケットに取り付けているUSBの端子につなげて充電に使用していました。
2021年の4月末で通電できなくなったので、使用しはじめてからギリギリ1年もたずに充電できなくなってしまいました。
毎日使用していた訳でも無く、充電時はiPhoneを触らないのでケーブルの曲げ延ばしの運動は非常に少なかったのに他の2本比べてあまり長持ちしませんでした。
原因はわかりませんが、使用頻度の少なさから考えて断線というよりも車内の高温などが耐久性に影響したのかもしれません。
3本目:寝室で使用していたケーブルの耐久性
3本目のケーブルは寝室でベットサイドのコンセントに備え付けて使用していました。
つい先日、2022年の6月中旬に充電が出来なくなったので、使いはじめてから25ヶ月、丸2年以上使うことができました。
毎晩のようにベットでゴロゴロしながら充電中のiPhoneをいじっていたので、他の2本に比べて曲げ延ばしの回数も、iPhone側の端子への抜き差しの回数も格段に多い筈なのに一番長持ちしました。
耐久性の結果
今回購入した3本のInDのライトニングケーブルは、耐久性が一番短かったケーブルでも1年近く、一番長持ちしたもので2年以上使用することができました。
一番短かかったものは車内で使用していた為、他のケーブルとは環境が違いすぎて比べることは出来ませんが、それでも1年近く使えたので値段から考えれば十分な耐久性だと思います。
室内で使っていた2本に関しては、一番使用頻度の高い寝室での使用で一番長持ちしたのは予想外の結果でした。
リビングで使用していたケーブルにたまたま強い衝撃を与えてしまった可能性も十分ありますが、使用頻度も曲げ延ばしの回数も多いのに一番長持ちしたことを考えると、たまたま品質がいいケーブルに当たった可能性が考えられます。
充電できなくなったライトニングケーブルを分解してみた
先日使えなくなってしまった3本目のライトニングケーブルを分解してみました。
気をつけながらライトニングの端子の脇からまっすぐカッターで切り込みを入れてカバーを外してみると、中に4本の細いケーブルがあって、その4本の細いコードの同じ部分で皮膜の破れが確認できました。

皮膜が破れている場所はちょうどケーブルの根元の黒いパーツの端の位置と合うので、ケーブルが曲がる時に根元の黒い固いパーツと当って断線してしまったようです。

端子を覆っている赤と黒の樹脂パーツは固く、コードの周りを覆っている素材はシリコンのような柔らかい素材です。

コードが曲がる時に何百回も固いパーツに当ることによって少しずつダメージが蓄積していって、内部の細いコードの皮膜が破れて断線、通電できなくなって使用不能になってしまったようです。
残念ながら他の2本は使えなくなってすぐに捨ててしまったのでどこが断線していたかはわかりませんが、同じ部分で断線していた可能性が高いと思います。
InD-Lightning-Cableの購入で感じたメリット
① 満足いくコストパフォーマンス
ボクが購入した2020年当時の販売価格が3本セットで税込みで1,180円でした。
1本あたりの価格は税込み393円。
一番早く壊れてしまったケーブルでも1年近く、一番長持ちしたもので2年使うことが出来たことを考えると十分満足がいく価格です。
充電コードは丁寧に使用しても断線で使えなくなることがあります。
消耗品と考えると1本あたり400円ほどで手に入るのはすごく魅力的です。
② 1.2mの長さがちょうどいい
ネットショップで2本や3本のセットで売っている商品には2mを超える商品や30cmしかないものもあります。
2mや3mの商品は充電しながらiPhoneをいじる時に便利なように思えますが、コードが長いことで使用時に引っ掛けてしまったりして断線させてしまう可能性が高くなる可能性があります。
また、コードの長さが長いほど充電時間が長くなるそうなので必要以上に長いコードはあまりおすすめ出来ません。
今までいろいろなメーカーのケーブルを使ってみましたが、1mぐらいの長さがボクにはちょうど使いやすい長さだったので購入したInDのLightningCableの1.2mはとても使いやすい長さでした。
③ 価格から考えたらまずまずの耐久性
ネットショップのレビューを見るとどうやら当たり外れはあるようです。
ボクも過去に他社の高耐久性を謳ったライトニングケーブルを購入して3ヶ月で使えなかったことがあるので、こればかりは運と言うかもしれません。
しかし、今回購入した3本セットの耐久性は短いものでも1年は使えました。
安い代わりに長持ちしない可能性もある。運が良ければ長く使える、というイメージで購入しましたが、まずますの結果だと思っています。
InD-Lightning-Cableの購入で感じたデメリット
① ライトニング端子の根元の形状
ライトニング端子の根元の形状が少しふくらみをもたせたデザインになっています。

この膨らみがボクの使用しているスマホカバーのライトニング端子の部分と少し干渉してしまいました。
充電できないほどではありませんが、気をつけてグッと押し込まないときちんと接続できていない時がありました。
使用しているケースによっては干渉してしまうデザインは大きなデメリットです。
② 100%まで充電出来ないときがたまにある
iPhoneを充電している時に89%や94%で充電が出来なくなることがたまにありました。
充電中のマークも消えてしまい、その後接続し直しても100%まで充電することはできませんでした。
忘れた頃に症状が出るといった感じなので、症状が出る頻度は非常に少ないのですが、充電中に接触不良やコードの不調で通電が繰り返されると、スマホ本体にダメージが蓄積されると聞いたことがあるので、少し心配になりました。
まとめ
価格が安かったのでお試し感覚で購入しましたが予想以上に長く使うことができました。
充電ケーブルは高い商品を買ったからといって長く使えるとも限らないと考えています。
また、今回購入した商品は保護回路が組み込まれたものにモデルチェンジして現在も販売されています。
進化の早い分野の商品なので、一つの商品を長く使うというよりも、今回購入したライトニングケーブルのように手頃な価格で購入できるコードを数年で買い替えるという形もありなのかなと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの