iCloudへバックアップされている写真をパソコンにダウンロードする手順

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iPhoneを使っている方は、撮影した写真を “iCloud” へバックアップ保存している方が多いとおもいます。

私の母のiPhoneもそのようにしていて、たまにバックアップを作成しています。

対して私は、iPhoneの中に溜まった写真を定期的にパソコンにバックアップしていて、iCloudへは保存していません。

写真を使いたい事が多いからこのような形で管理していますが、そのせいでiCloudに保存されたデータのダウンロード方法を知りませんでした。

ある日、母に「iPhoneの方で消しちゃった写真が欲しいんだけど戻せる?」と相談されました。

今まで一度もやったことが無かった事ですが、調べながら何とかiCloudから写真をダウンロードする事ができました。

そこで、この記事で “自分用の備忘録” として、iCloudにバックアップされている写真データをパソコンにダウンロードする手順についてまとめておく事にしました。

この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点

この記事で手順解説に使用している画像は、パソコンは “Mac”、ブラウザは “Google Chrome” を使用した場合のものです。

特にブラウザの種類によって表示方法が異なる場合があります。

また、iCloudへのバックアップ作成のタイミングなどによっては、iPhoneに無い写真はiCloudにも無い場合があります。

以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。

iPhoneで消してしまった写真をiCloudからダウンロードするのに必要な条件

今回、母がiPhoneに保存されていた写真を消してしまった事が発端で作業する事になりました。

ただ、iPhoneで消したしまった写真をiCloudからダウンロードできたのは、二つの条件をクリアしていたからです。

その条件の二つの条件とは

① “iCloudバックアップ” をOFFにして使用していた

② 写真を消した後にiCloudのバックアップを作成していなかった

です。それでは、これについて簡単に説明したいと思います。

バックアップを作成するとiPhoneとiCloud内のデータが同じものになる

これは条件①・②の両方に当てはまる事です。

“iCloudにバックアップ” をするという事は、iPhone内に保存されている写真と同じものがiCloud内に保存される事になります。

iCloudにバックアップを作成した場合

iPhoneで5枚の写真を撮影したとして、それぞれを “写真A”、”写真B”、”写真C”、”写真D”、”写真E” とします。

このタイミングでiCloudにバックアップを作成すると、iCloud上にも “写真A”、”写真B”、”写真C”、”写真D”、”写真E” の5枚の写真が保存されます。

iCloudでバックアップを作成した時のイメージ
iPhone内のデータと同じものがiCloud内に保存されます

iCloudにバックアップを作成した後にiPhone内のデータを削除した場合

バックアップをとった後に、iPhone内に保存されている “写真B”、”写真D” を削除したとします。

するとiPhone内からは “写真B”、”写真D” のデータは消えますが、iCloudのバックアップデータの中にはまだ “写真B”、”写真D” があります。

iCloudにバックアップを作成した後にiPhone内の一部のデータを削除した時のイメージ
iPhone内に無いデータもiCloudには残っている状態

このタイミングなら、iPhoneで消したしまった写真もiCloudには保存されているのでダウンロードできます。

再度、iCloudにバックアップを作成した場合

もう一度、iCloudにバックアップを作成すると、iPhone内と同じ様にiCloud内のデータも “写真A”、”写真C”、”写真E” のみになります。

iPhone内のデータを削除した後にiCloudのバックアップを作成した時のイメージ
iPhoneに残っていないデータはiCloud内からも削除される

写真 “写真B”、”写真D” は “iPhone/iCloud” の両方から消えているので、iCloudからダウンロードしたくてもデータが無い状態です。

iCloudバックアップをOFFにしていなかった場合は非常に困難

先ほど説明した通り、iPhoneで消してしまった写真もバックアップ作成前ならiCloudに前回保存したデータとして残っています。

ただ、iPhoneの設定で “iCloudバックアップ” をOFFにしていない場合は定期的にバックアップが作成されてしまうので、この状態での時間が非常に短くなります。

そして、自動でバックアップが作成されてしまったら、 “iPhone/iCloud” のデータは同じものだけが残っている状態になってしまうので、今回やったiPhone内で消してしまったデータのダウンロードは残念ながらできません。

母のiPhoneでは “iCloudバックアップ” をOFFにして使用していて、定期的に手動でバックアップを作成していました。

その為、写真を削除した後もiCloudからダウンロードする事ができました。

iCloudに保存されている写真データをダウンロードするのに必要なモノ

iCloudに保存されているデータをダウンロードするにはパソコンのブラウザ(Safari、Chromeなどの事です)からアクセスする必要があります。

その為、”インターネットにアクセスできるパソコン” が必要になります。

そして、iCloudにログインする必要があるので、”Apple ID” と “パスワード” も必要になるので、事前に手元に準備しておくと作業がスムーズに進みます。

iCloudに保存されている写真データをPCにダウンロードしたときの手順

パソコンのブラウザで iCloud へログインする

iCloudにバックアップされている写真データをダウンロードするには、パソコンのブラウザからiCloudへアクセスします。

私は[ iCloud Apple ]で検索して、 “iCloud.com” にアクセスしました。

iCloudへサインインの画面が表示されるので “Apple ID” を入力して右側の(→)をクリックします。

            ↓

次に、”パスワード” の入力を求められるので、入力して右側の(→)をクリックします。

Apple IDとパスワードを入力してiCloudにサインインします
https://www.icloud.com/

            ↓

2ファクタ認証の画面が表示されます。

ほぼ同時に、iPhoneには “Apple ID サインインが要求されました” の画面が表示されます。

2ファクタ認証の画面ではiPhoneに届く6桁の確認コードを入力します
https://www.icloud.com/

自分おアドレスで間違いないか確認して[許可する]をタップすると、”Apple ID 確認コード” が表示されます。

ここに表示された “6桁の数字” をパソコンに表示されている “2ファクタ認証” の画面に入力します。

iPhoneにApple IDでのサインインが求められているという表示が出るので、許可して、表示された6桁の確認コードを確認します
iPhoneスクリーンショット(apple)

iPhoneに表示されている “Apple ID確認コード” は、その下にある “OK” ボタンを押すと消えます。

            ↓

自動的に認証が行われて、”このブラウザを信頼しますか?” という画面が表示されます。

[後で行う][信頼しない][信頼する]のボタンが表示されます。

私は自分のパソコンで作業をしているので[信頼する]をクリックしました

ブラウザを信頼するかの確認画面が出るので、任意のボタンをクリックします
https://www.icloud.com/

            ↓

ログインが完了して、自分のiCloudのページが表示されます。

これでiCloud内にバックアップされた自分のデータを確認できる状態になりました。

iCloudから写真をダウンロードする

画面に表示されている “写真” アプリのアイコンをクリックします。

写真のダウンロードをしたいので写真アプリのアイコンを選択します
https://www.icloud.com/

            ↓

“iCloud写真” の画面が表示されて、写真の一覧が表示されます。

iCloud写真の画面が表示されて、iCloud内に保存されている写真が表示される
https://www.icloud.com/

            ↓

欲しい写真を選択できたら、画面上部のメニューバーの中の “雲に下矢印が出ているアイコン” をクリックします。

画面の余白部分でマウスの左ボタンをクリックしたまま選びたい写真を覆う様に動かすと複数の写真を一度に選択できます。

または、一枚の写真を選択して、キーボードの “shift” ボタンを押しながら次の写真を選択しても複数の写真を選択できます。

ダウンロードしたい写真を選択して、画面上部のダウンロードブタンをクリックします
https://www.icloud.com/

            ↓

“iCloud Photos.zip” というデータのダウンロードがはじまります。

Google Chromeの場合は画面左下に表示が出ます。

"iCloud Photos.zip" というファイルがダウンロードされます
https://www.icloud.com/

ダウンロードが完了するまで待ちます。

ダウンロードしたzipファイルを解凍する

iCloudからダウンロードした写真データは “zip” で圧縮されています。

“iCloud Photos.zip” をダブルクリックすると、解凍されて “iCloud Photos” というフォルダが表示されます。

※zipファイルは圧縮されている状態で、そのままでは中のデータが確認できません。

ダブルクリックすると圧縮されたファイルを開ける状態(通称 “解凍”)になります。

“iCloud Photos” フォルダを開くと、”iCloud.com” からダウンロードした写真が入っているハズです

ダウンロードされた"iCloud Photos.zip"を解凍すると"iCloud Photos"というファイルが表示されます
そのフォルダを開くとダウンロードされた写真が入っています

以上でiCloudからの写真のダウンロード作業は完了です。

iCloudからのサインアウト

ここからはそれぞれの判断です。

サインアウトが必要なのかはいまいちわかりませんが、私は作業が終わった時点で、ブラウザでアクセスしていたiCloudから “サインアウト(ログアウト)” しておくことにしました。

iCloudのトップ画面に戻って、画面右上に表示されている自分の名前をクリックするとメニューが表示されます。

一番下の[サインアウト]のボタンをクリックすると、”iCloud.comからサインアウトしますか?” の確認画面が表示されます。”

[サインアウト]または[信頼してサインアウト]の文字をクリックすればiCloudからのサインアウトは完了です。

画面右上部のユーザーネームをクリックして、サインアウトをクリックします
サインアウトすることへの確認画面が表示されるので "サインアウト・信頼してサインアウト" のどちらかをクリックします
https://www.icloud.com/

まとめ

iCloudにバックアップを作成する作業も、iCloudのデータを使用しての機種変更も経験していましたが、iCloudにバックアップされたデータをパソコンにダウンロードしたのははじめての経験でした。

しかし、難しい作業は無く、無事に写真データをダウンロードする事ができました。

バックアップを自動で作成していたり、頻繁に作成している場合には使えない方法ですが、もしもの方法として知る事ができて良かったです。

皆さんも、もしもの際にはiCloud内のデータのダウンロードを試してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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