着物・貴金属の出張買取に注意!怪しい業者に遭遇した体験談

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生活

昨年の年末にちょっと気持ちが悪い体験をしました。

それは私が祖父母の家(空き家)の大掃除に行ったときの事です。

祖父母の家の迎えに住むおばあちゃんが玄関で男の人と立ち話をしていました。

一見普通の光景ですが、なんだか違和感を感じました。

結果、私が感じた違和感は正しくて、その男は “しつこい訪問買取業者” でした。

そして、おばあちゃんから話を聞いて “非常に危険” な状況だったかもしれないことに気が付きました。

この記事では、私が遭遇した “怪しい訪問買取(出張買取)業者” について、当時の状況もふまえてまとめてみたいとおもいます。

一人暮らしのおばあちゃんの家にきた怪しい業者

時間は午前10時頃。

祖父母の家に到着するとお向かいの家のおばあちゃんが男性と玄関で立ち話をしていました。

このとき感じた違和感はおばあちゃんの表情でした。

いつもと違う雰囲気、表情が気になって声をかけた

普段ニコニコしているおばあちゃんがその日は困った顔で話をしていました。

これだけだったら “何かよくない事でも起きてしまった” とか “ご近所で不幸があった” 可能性もあります。

ただ、その時は相手の男性に “こっちにくるな” のようなジェスチャーをしながら話をしていました。

人の話にぐいぐい入っていくのは気が引けますが、私が小さな頃からかわいがってもらったいるおばあちゃんです。

さらに、おばあちゃんは一人暮らしなので心配です。

もしかしたら全然関係がないかもしれませんが、あまりに気になったので声をかけてみる事にしました。

声をかけた途端に急いで帰っていった!

もしかしたら大事な話をしている可能性もありました。

そこで、いきなり声をかけるのではなく少し近くまで歩いていって様子をうかがいました。

するとおばあちゃんがこちらに気が付いたので「おはよう」と声をかけると手招きされました。

そこで「どうしたの?なんかあった?」とおばあちゃんに聞くと、業者の男は「それじゃ失礼します。またお伺いします」とすぐに立ち去ろうとします。

私が業者の男性に「すみません、大事なお話中でしたか?」と聞いても「大丈夫です、失礼します。」といって急いで帰っていきました。

おばあちゃんに事情を聞いて業者を探すも…

おばあちゃんに事情を聞くと、業者は “着物” や “指輪” の買取業者と名乗ったそうです。

何回断っても帰ってくれなくて困っていたところに私がきたとの事でした。

名刺も貰っていなかったとの事と、先ほどの「また伺います」が気になります。

後日何かあると怖いので、業者の会社名を確認することにしました。

しかし、先ほど立ち去ったばかりなのに業者の姿はすでにありませんでした。

おばあちゃんに聞いた【出張買取業者とのやり取り】

結局、近所を歩きまわっても業者を見つけることは出来ませんでした。

もしかしたら通報されることを警戒して切り上げたのかもしれません。

その後、おばあちゃんの家に戻って詳しく話を聞くことにしました。

一応おばあちゃんには「○○という会社の○○と申します」と名乗ったそうです。

ただ、おばあちゃんの聞き流していたので社名も名前も覚えていませんでした。

業者とどういったやり取りをしたか聞いてみたところ “怪しさ” が更に増しました。

【着物や指輪の訪問買取】と名乗っていた

業者の男は「”着なくなった着物” や “ブランドもの” の買取をしています」と説明したらしいです。

更には “ブランドものの買取” 古い指輪やネックレスもおこなっていること、”無料で査定できる” と言っていたそうです。

ここまでなら別に怪しい事は無いように感じます。

ただ、詳しく聞いていくうちに “業者のしつこさ” と “質問の多さ” に怪しさを感じました。

【危険】断っているのに帰らず玄関に入ろうとしてくる

「売れるような着物も貴金属も無い」と答えても「とりあえず見せてください」と繰り返したそうです。

何度「見せるようなものが無い」といっても「価値のあるものもあるかもしれませんから」ととにかくしつこかったそうです。

また、インターホンではなく玄関でやり取りしていた事もあって「玄関でかまいませんので」といって入ってこようとしたそうです。

そんなやり取りを何度かしたタイミングで私がきたそうです。

私の見た “こっちにくるな” のようなジェスチャーは本当に業者の男に「玄関に入るな」の意味でやっていたものでした。

【怖い】世間話を装って質問攻めにされていたらしい

“査定する・しない” の会話以外どんな事があったのか聞くと、世間話を少ししたと言っていました。

「どんな事話したの?」と聞くと、「何人家族なのか聞かれた」とのこと。

もしかしてと思って「一人暮らしって言っちゃった?」ときくと

・旦那さんがすでに亡くなっている事

・息子が東京に住んでいる事

まで聞き出されてしまっている事がわかりました。

他には、この家が “実家” なのかや、 “住んで長いのか” なども聞かれたようです。

一人暮らしの老人の個人情報を探っているような怪しさ

おばあちゃんは業者がしてきた質問を「世間話でしょ」と言っていました。

たしかに「実家なのか?」や「住んで長いのか」の質問は “実家なら昔からの着物や貴金属があるかもしれないから聞いている” とも思えます。

しかし、業者に直接話しかけたことで怪しさを感じていた私には “近所とのつながりや兄弟が近所に住んでいるのかの確認” をしているように感じてしまいました。

あくまで私の邪推ですが、個人情報を探っているようにしか感じません。

また、業者に名刺を貰いにいったときに業者を門前払いしていた家は “家族で住んでいた” 事が後でわかりました。

・しつこく帰らなかったのに私がきたらすぐに帰った

・家族で住んでいる家ではしつこく営業しない

このふたつから “一人暮らしのお年寄りの家” を探していたようにも感じました。

【反省】すぐに警察に通報すればよかった

後になって知ったのですが、訪問買取は “買取依頼があってから訪問しなければならない” という決まりがあるそうです。

突然訪問して買取をする事自体 “アウト” らしいので、あの時の業者は完全にNGだったようです。

また、昨年の事件で知りましたが、出張買取やアポ電で

・家族構成

・資産状況

などの個人情報を探って強盗に入る家の下調べをする犯罪者がいるそうです。

怪しさを確認できた時点で警察に通報すればよかったと後になって後悔しました。

【対策①】怪しい業者が尋ねてきても玄関を開けない!

おばあちゃんに「悪い人もいるんだからすぐに玄関開けちゃ駄目だよ」と伝えました。

ただ、おばあちゃんの家はカメラ付きのインターホンではありません。

長年の習慣から

人が尋ねてくる → 玄関を開けて対応する

という対応をしてしまうようです。

訪問業者とはカメラ付きのインターホンでの対応が安全

一番大事なのは玄関に入れない事だとおもいます。

最悪、相手が業者を装った強盗の可能性もあります。

そのため、インターホンで対応して安全圏から対応するのが一番です。

そのためにもインターホンは “カメラ付きで室内から確認&もしもの時には録画できる” ものだと安心です。

とは言え、インターホンを付け替えるとなると「 “本体以外” に “電気工事” も必要になるのでちょっと…」と思う方も多いとおもいます。

しかし今は電気工事が不要の “カメラ&モニター付き” のインターホンも沢山販売されています。

中にはインターホンを “スマホ画面” で対応できる商品もあります。

高いものでの2万円ほど、安いものなら1万円以下で購入できます。

私もおばあちゃんの息子さんが帰省した際に提案してみようかとおもっています。

Amazonで人気の”電気工事不要”のインターホン

Amazonでは

の商品が売れ筋の人気商品です。

どのモデルも電気工事不要で取付可能です。

配線工事が不要で自分で取付け出来るので取付け場所も自分の好きに出来ます。

また、録画機能がある機種を選べば “もしもの時” にも証拠として残す事が出来て安心だと思います。

【対策②】売りたいものがあるならキチンとした業者に依頼する

家に不要なものがあって買い取ってもらいたいという人もいると思います。

しかし、そんな時でも突然尋ねてきた怪しい業者に依頼するのは危険です。

“有名な企業=信用できる” とも言い切れませんが、最低でも名が知れわたっている業者意外には依頼しない方がいいと思います。

今回のおばあちゃんの家にきたような “名刺” も “会社名” も答えられない業者なんて絶対に関わってはいけません。

訪問買取は

・BUYSELL(バイセル) 

・セカンドストリート

・ハードオフ

などが有名です。気になった業者をネットで検索して “口コミ” を参考にして選ぶのがおすすめです。

また、今は訪問買取ではなく宅配買取もあります。

訪問買取は自宅に業者が来るので “買い取れるまで帰らない” という話も聞いた事があります。

その点では買い取って欲しい商品を業者宛に送る “宅配買取” の方が安心だと個人的には思っています。

宅配買取もネットで検索して “口コミ” を参考にして選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか?

実害が無かったといえちょっと怖い体験でした。

私自身の個人情報が名簿業者に売られていた事を知って以来、そういった怪しい業者への警戒心が高まっています。

今回は近所の人間がきたからよかったかもしれませんが、一人暮らしの高齢者を騙そうとする悪徳業者はいつ来るかわかりません。

お向かいのおばあちゃんのように長年の習慣で玄関を開けてしまう場合は危険度が上がります。

「玄関を開けずに対応する」ことの徹底と「開けずに対応できる設備」の用意は必須だとおもいました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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