私は体調とメンタルがボロボロで働くどころか外出すら出来なかった時期があります。
当時は「早く体調を戻さないと」と焦るだけで全然回復せず、本当に毎日がしんどかったです。
事態が好転する訳でもなく毎日ベッドの中で過ごす日々を続けていました。
毎日ひたすら寝続けて少し回復しはじめた頃、スマホの “漫画アプリ” で偶然見つけたあるマンガを読んだことをきっかけに “焦る気落ち” が少し軽くなりました。
今回の記事は、そんな私の気持ちの焦りを和らげてくれたマンガ【働かないふたり】を紹介したいと思います。
読んで気持ちが軽くなった漫画【働かないふたり】とは？
【 働かないふたり 】は、
・頭が良くてコミニュケーション能力も高い兄「守（まもる）」
・守の妹で対人恐怖症の「春子（はるこ）」
の無職（ニート）の兄妹ふたりの日常を描いた日常系マンガです。
https://www.amazon.co.jp/
全力で遊び、時に母親に怒られながらも “ゆるく” 生きているふたりの楽しそうな日常は「ニート」という状況なのに悲壮感や劣等感を感じさせません。
それどころか、兄弟の日常は「仲間に入れて欲しい」とおもってしまうこともあるほど本当に楽しそうなんです。
また、兄妹以外にも “学生時代からの友人” や “ご近所さん” など個性豊かなキャラクターがたくさん出てきます。
所謂 “サブキャラ” をメインにしたストーリーなども多く、”ギャグ漫画寄り” でありながら感動するお話もあるのが魅力です。
そんな【働かないふたり】は、元々は作者の吉田覚（よしだ さとる）先生が “個人ブログ” で公開していた作品です。
人気が出て “コミック化” され、現在は複数のアプリでも配信されています。
コミックは２０２４年３月現在【３０巻】まで販売されていて、２０２４年４月９日には【３１巻】が発売予定です。
ちなみにAmazonでの評価はどの巻も “☆4.3～4.8” の非常に高い評化がついています。
https://www.amazon.co.jp/
「働かないふたり」は “電子書籍” と “紙のコミック” が販売されています。
【働かないふたり：電子書籍版】はこちら
【働かないふたり：紙のコミック】はこちら
漫画【働かないふたり】が好きな理由を紹介
私がこの漫画を好きな理由は
・読むと気持ちが軽くなって少し前向きになれた
・物事の見方・受けとり方を考えるきっかけになった
・ストーリーが重くなりすぎず、読んでいて疲れない
・何回も読み直せる飽きないストーリー
などです。
それではそれぞれについて詳しく説明したいと思います。
①：読むと気持ちが軽くなって少し前向きになれた
読みはじめたのは “体調” も “メンタル” も最悪の状態のときでした。
コンビニに買い物に行く事も難しいほどで、当然仕事にも行けないし不安と焦りが大きくなるばかりでした。
しっかり貯金してきた事が幸いしましたが、「収入がない」って言うのは想像していた以上に焦りますね。
そんな時に「働かないふたり」を読みました。
無職のふたりが “悲壮感” も “焦り” も感じずに毎日楽しく生活している様子は次第に焦りの感情を軽くしてくれました。
とくに守のひょうひょうとした感じを見ていると「焦っても仕方ない」と考えられるようになりました。
そして、お医者さんに言われた「騙し騙しじゃなくてしっかり腰を据えて直さないと」という言葉を思い出しました。
漫画と言う作り物のお話で、ご都合主義なのはわかっていますが、自分の現状を受け止めて少し前向きになるきっかけを貰えました。
②：物事の見方・受けとり方を考えるきっかけになった
主人公のひとり「守（まもる）」は読書家で、コミニュケーション能力がとても高いです。
そのため、知識も豊富で物事の見かたもひと味違います。
「本質を見極めている」とでも言いましょうか、とにかく読んでいて感心することがあります。
それが自分では想像もつかないものばかりでとても面白いんです。
特に “日常の中に楽しさを見つける” という点では感心してしまうものばかりでした。
「幸せの見つけ方」というか、物事に対する受け取り方を考えるきっかけになって楽しいです。
③：ストーリーが重くなりすぎず、読んでいて疲れない
重い内容の作品でも面白い作品は沢山ありますが、正直読んでいて “疲れてしまう” ってこともありますよね。
特に体調が万全ではない時は「今は読みたくない」と思う作品もあります。
ですが、今回紹介している「働かないふたり」はゆるい日常を描いた作品なのでその心配がほとんどありません。
“バトル作品” や “心理戦モノ” などでは当たり前の
・人の悪意
・敵
・追いつめられるトラブル
などの要素がほとんど無いんです。
正確には、トラブルは起こるものの重くなり過ぎずにすぐに気持ちよく解決されます。
一つ一つのお話が短いのも良い方向に影響しているんだとおもいます。
面白いのは勿論、読んでいて疲れない、どんな状態の時でも楽しく読めるので気に入っています。
④：何回も読み直せる飽きないストーリー
「働かないふたり」は基本的には短いお話の連続です。
また、”番外編” として四コマ漫画でストーリーの補足や後日談が描かれています。
それも関係してか、一度読んだお話も飽きずに何回も読み返してしまいます。
特に新しい巻が出た時には過去の巻から読み返したくなります。
読み返した時の自分お状況やメンタルの状態でも面白いと思えるポイントが変化するんです。
１本の長い壮大な物語も好きですが、何度でも読みたくなる「短いお話の連続」もとっても読みやすくて面白いですよ。
こんな人は【働かないふたり】を読まない方がいいかも
私にとっては【働かないふたり】は大好きな作品です。
なのでこの紹介記事を書いていますが、人によって “合う合わない” は当然あるものですよね。
“怖い”、”グロイ”、”下品” など様々な理由で受け付けない作品は誰にでもあると思います。
しかし、「働かないふたり」の場合は題材が題材なだけに「苦手」などではなく、もっと嫌な気分になってしまう方もいるようです。
というのも、私はむかし友達にすすめて大失敗をしてしまいました。
“大好きな作品の紹介記事” でこんな事を書くのは変かもしれませんが、念の為まとめておきます。
働かないふたりを薦めた友達の親戚にニートがいて大失敗
マンガ好きの友達と話をしていた時に「働かないふたり」を薦めた事がありました。
私的には「ほのぼのしていて面白いマンガ」として紹介したんです。
しかし、感想は予想の真逆で「ごめん、あれはちょっと無理だった」というものでした。
そのときはじめて知ったんですが、友人には “ニートの親戚” がいて親戚中が困っていたそうです。
そのため読んでいてもその人の顔が浮かんできて “面白く感じる” どころか “イライラ” してしまったそうです、
まるで「ニートが肯定されている」様に感じてしまったのかもしれません。
当事者家族にとっては笑えない題材でもある
レビューの中にも “無職の身内がいる方” の意見がありました。
それを読んでいると確かに納得できる意見でした。
「マンガなんだから」
「ファンタジーなんだから」
とわかっていても、実際に身内にニートがいる家族にしてみれば気分がいいものではないですよね。
今現在の悩みの対象に関する題材の場合は「苦手、嫌い」で済まない感情が湧いてしまう可能性もあるとおもいます。
なので、そういった状況の方にはおすすめしません。
【働かないふたり】を読んでみたくなった方へのおすすめ
いろいろ書いてきましたが、正直読んでみるまで “合う合わない” はわかりませんよね。
なので少しでも興味を持った貰えた方にはまずは無料で読んでみるのをオススメします。
そこでオススメなのが【ピッコマ】という漫画アプリです。
私の大好きな漫画【はぐちさん】を紹介した過去の記事
でも書いていますが、ピッコマは無料でいろいろな作品を読めるので「試してに読んでみたい」ときにピッタリです。
ただ、【働かないふたり】に関しては２０２４年３月現在【２９巻】まで無料で読めてしまいます。
お試しと言うかほぼほぼ読めてしまいます。
２３時間ごとに１話無料で読める
という制限はありますが、タイミングによっては動画広告の視聴で１話無料（１日最大５話）で無料で読める場合もあります。
少しでも興味が出たら是非読んでみてください。
ちなみにピッコマ以外にも複数のアプリで配信されています。
まとめ
いかがだったでしょうか？
私は大好きな作品ですが “ニート” という題材を許容できるかで感想はかなり変わると思います。
特に度々出てくる “兄妹のお金の無いエピソード” は、働けていない状態で読むと不安に感じてしまう方もいるかもしれません。
なので万人におすすめできるとは言えません。
ただ、兄妹のゆるい日常を少しでも「面白い」と感じられる人には、是非読み進めてもらいたい作品です。
【働かないふたり】の他に【はぐちさん】もとってもオススメの作品です。
https://www.amazon.co.jp/
こちらもピッコマで無料で読めて、とても癒される作品なので是非読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの
