近所をまわる廃品回収業者による盗難被害!【体験談】

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
生活

みなさんは「ご不要になった電化製品の無料回収をしています」や「のらなくなった自転車・バイクの無料回収をしています」と音声を流しながら、ノロノロと走っている軽トラックの廃品回収業者を見たことがありますか?

私の住む地域では、月に1~2度ほどまわってきます。

「不要な家電や自転車を回収にきてくれるなら便利」と思う方もいるかもしれませんが、中には危ない業者もいるので注意が必要です。

今回この記事でまとめるのは私の “友人Nさん” が被害にあった犯罪の体験談です。

全ての廃品業者が危ない訳ではありませんが、中には絶対に関わってはいけない業者もいるという事を知ってもらえたらとおもいまとめてみる事にしました。

近所を車でまわって廃品回収をしている業者が犯罪者だった

では早速、Nさんが被害にあった犯罪に関して説明していきたいとおもいます。

Nさんは奥さんとふたり暮らしで、アパートに住んでいました。

駐輪場には自転車と原付、駐車場には自動車1台を置いていました。

不要品回収を名乗る男が駐輪場の原付について尋ねてきた

ある日の平日の昼間に ” 不要品回収業者 ” を名乗る50代ぐらいの男が尋ねてきました。

男は「駐輪場にある原付はお宅のですか?」と奥さんに聞いてきました。

奥さんが「主人のですけどどうかしましたか?」と聞き返すと、「ホコリ積もってるしもう乗らないなら無料で引き取りますよ?」と言ってきたそうです。

「旦那に確認しないとわからないので結構です」と断ると「ではまた後日きます」といって帰っていたそうです。

その日の晩、帰宅後にそのやり取りを聞いたNさんは「なんで俺の原付ってわかったのかな?」と思ったそうです。

駐輪場は部屋番ごとに区切られている訳ではありません。

もしろん、原付にNさんの名前が書いてある訳でもありません。

Nさんは少し気持ち悪く感じたそうですが、その答えは翌日にわかりました。

廃品回収業者はアパートの全室を尋ねてまわっていた

寒い季節はあまり乗らないので確かにホコリは積もっていました。

それでも、業者に不要品だと思われたのが嫌だったNさんは久しぶりに原付を掃除しようと駐輪場に向かいました。

すると駐輪場に沢山止まっていた自転車がちょっとスッキリしている事に気が付きました。

丁度大家さんが駐輪場の掃除をしていたので挨拶しながら「駐輪場スッキリしましたね」と声をかけると、「昨日業者がきて全部屋尋ねてまわって数台持っていったんですよ」といわれました。

奥さんから聞いた話では、業者は “原付の持ち主” を捜していました。

駐輪場に原付はNさんの1台しか無く、それ目当てに総当たりして持ち主を探していたことを知って納得すると同時に執念が怖く感じたそうです。

約半月後の朝に原付が無くなっていた(盗難)→警察へ通報

業者が尋ねてきてから半月ぐらい経った頃、出社しようとしたNさんは原付が無くなっている事に気が付きました。

急いで家に戻り、奥さんに原付が無くなっている事を伝え、警察に通報しました。

近所の交番から警察官が2人きてくれて状況や原付の特長、最期に見た時間など詳しく伝えていると異変を感じて住民が数人出てきました。

Nさんが「原付が盗まれたみたいで」と伝えると、Nさんとは別に「自転車が無くなっている」という住民が見つかりました。

その人は前の晩に自転車で帰宅して、外が騒がしいから出てみたところ自分の自転車が無い事に気が付きました。

6部屋あるアパートの内2軒の住民の “原付” と “自転車” が盗まれたという事で、「突破的な犯行ではないように思う」と警察にいわれたそうです。

警察官はアパート中の部屋をまわって事情を聞きその日は帰りました。

Nさんはその持点で “廃品回収業者” が犯人だと思っていたそうです。

約一週間後に犯人逮捕の連絡【犯人は廃品回収業者】

被害届を出してから1週間ほど経って、警察から「犯人が逮捕されました」と連絡を受けました。

犯人はやはり以前尋ねてきた “廃品回収業者” の男でした。

警察の話ではNさんの近所でも何件も盗難被害が出ていて、共通しているのが廃品業者だったそうです。

業者に自転車の回収を依頼した人からトラックの特長を聞いて逮捕に至ったそうです。

犯人は逮捕されても盗まれた原付は返ってこなかった

無事に犯人は逮捕されたものの、原付は分解されていて乗れる状態ではなかったそうです。

また古い原付だったので価値が無いと判断されてしまったそうです。

結果、犯人は逮捕されたものの盗まれた原付は乗れない状態、弁償もしてもらえず終わったそうです。

ちなみに自転車を盗まれた住民の自転車は見つかりもしなかったそうです。

被害者が損をするだけで全くスッキリしない解決となって終わりました。

【廃品回収】【不要品回収】をしながら下見をしていたらしい

Nさんにこの話を聞いていたとき、疑問に思ったのが「廃品回収業者って飛び込みの営業掛けてくるんだ」という点です。

スピーカーで呼びかけながら軽トラでノロノロまわっているだけのイメージしか無かったからです。

しかし、あのノロノロまわっている時に “めぼしい” ターゲットを見つけると尋ねてくる事もあるそうです。

今回でいうところのNさんの原付です。

警察から聞いた話では、「声をかけても回収できなかったものを後日夜中に盗んでまわっていた」そうです。

日中は “回収” 兼 “下見” という訳ですね。

自転車・原付は古くても【鉄くず】として需要があるらしい

“高級なバイク” や “新しい電動自転車” ならまだわかるものの、古い原付や自転車に盗むほどの価値があるのか?とおもいました。

が、どうやら “鉄くず” としては充分価値があるそうです。

自転車は軽すぎるので鉄としての価値は低いようですが、「原付はそこそこの値段になるらしいよ」とNさんに教えて貰いました。

転売目的ではなく素材目当てなので年式や車種は関係ないようです。

また、「古い原付とか自転車だと面倒で被害届を出さない人も多いみたい」とのことで、そこも見据えて犯行におよんでいたようです。

道路から見える場所に置いてある場合は対策が必要!

価値がある自転車やバイクは転売目的で盗難される危険があり、古いバイクは素材として盗難される可能性があります。

価値に関わらず盗難に遭う危険性がある以上対策は必須になります。

車種や状態がわからないようにカバーをかける

自転車やバイクの盗難対策には “カバー” が有効とといわれています。

その理由はパッと見で車種を特定させないためです。

道路から見える位置に “価値が高い” 車種を置いていると、下見されやすく盗難されやすくなるといわれています。

これは “転売目的” の盗難被害への対策ですが、今回のNさんのような盗難被害にも効果的だとおもいます。

Nさんの原付は「ほこりが積もっていた=もう乗っていないだろう」と目をつけられてしまいました。

さらに「古い車種だから被害届も出さないかもしれない」という思惑もあったようです。

そのため、古い原付や自転車でも “車種” と “状態” を認識させないことが大事だとおもいました。

センサーライトの設置で夜間に近づけないように対策

ネットショップには比較的安価なソーラータイプのセンサーライトが売られています。

ソーラーなので電源も不要で、配線工事も必要ありません。

人が近づくと点灯するので、夜間に窃盗犯が近づくのを防ぐ効果があります。

また、自転車やバイクの盗難だけでなく家全体の防犯にも効果があります。

マンションなどの場合は管理人に相談するしかありませんが、持ち家の場合はコスパのいい防犯対策になります。

廃品回収業者に目をつけられないようにする

廃品回収業者は「使っていなさそう」とみると声をかけてくるそうです。

なので、乗っていなくてもホコリ程度は払って “現役で使っている感” を出すことも大事だとおもいます。

「古いから」と対策をせずにいるとNさんのような被害にあってしまう可能性もあります。

“不要になったものはすぐに処分してしまう” というのも目をつけられ無い対策になるとおもいます。

今回のNさんの話で “最低限の対策&不要なら早めの処分” することで面倒な事を回避できる可能性が高くなる事を実感しました。

不要品として処分したい場合も【身元不明業者は危険】

「もう要らないから処分する」という場合でも身元不明の業者は危険です。

「不要なんだから関係なくない?」と思うかもしれませんが、社名や身分を明かしていない業者は処分方法も不明です。

鉄くずとして処分されるならいいのですが、最悪不法投棄や犯罪に使用される可能性もあります。

Nさんのように、もし盗難された場合には “どんなに不要なものでも” 被害届を出しておく事も重要です。

盗まれたまま放置して犯罪に使用されたら最悪巻き込まれてしまう可能性があります。

もう必要の無い自転車やバイクは市町村のゴミ処理場や、”自転車屋さん” “バイク屋さん” できちんと処分することをおすすめします。

また、依頼すると回収にきてくれる業者もあります。

ネット上の体験者のレビューを参考にできるの、そういった業者を利用してみるのも手だとおもいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

あなたの近所をまわっている廃品回収業者ももしかしたら怖い人かもしれません。

もしろん全ての業者が悪い人とは限りませんし、なかにはしっかりとしている業者もいるとおもいます。

ただ、中には “下見” に利用している犯罪者もいる事を知って、少しでも対策していくことも大事だとおもいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

タイトルとURLをコピーしました