ここ最近【パニック発作対策】の記事をまとめています。
それは数年前に熱中症でダウンしてしまっったことからはじまります。
その時にパニック発作も出てしまい、さらには処方された薬の副作用も重なり、回復まですごく時間がかかりました。
その時の影響はいまでも続いていて、頭の中にもやもやと残っているので吐き出すことを目的にこの記事にまとめることにしました。
※今回の記事は頭の中のもやもやを吐き出す為だけに書いているので、正しくない解釈や情報が含まれている可能性があります。
熱中症の症状がパニック発作を誘発してしまった
その日、仕事をしていた現場がすごく暑いところでした。
納品物の搬入と組み立てをしていて、かなり集中していたため長時間水分補給しないで作業をしてしまいました。
気がついた時には指先がすこし痙攣しはじめ、その後地面が回転しているような目眩と、若干の頭痛がして異変に気がつきました。
同行していた人が異変に気がついて、すぐに冷たい飲み物を持ってきてくれたんですが、その頃には呼吸が苦しく感じて、「その場にいたくない」「ここを離れたい」というおもいが強くなっていたのを覚えています。
しかしすぐには動けず、しばらく座り込んで休み、その後で車に移動してエアコンで体を冷やしました。
一緒にいた人が保冷剤や濡れタオルなどを持ってきてくれたので症状はすぐによくなったのですが、息苦しさと動機はその後もしばらく続いていました。
今思うとあれは熱中症の症状が出て、その後にパニック発作も併発。
その後の休息で熱中症の症状は収まったけど、その後しばらく発作が出やすい不安定な状態が続いたんだと思います。
その日はそのまま病院へ行き、診察を受けた結果はやはり熱中症でした。
息苦しさや動機は熱中症でも出る症状だしパニック発作でも出るものなのでどちらか断言はできないけれど、もともと発作持ちだったなら十分あり得ると言われました。
パニック発作は2~3年全くなく、当時は予期不安も無かったので久しぶりに頓服も処方されて帰宅しました。
久しぶりの発作で恐怖がぶり返し、発作が出やすい状態に
熱中症の症状は病院で点滴を打ってもらってすぐに軽くなり、その日の夜にはほぼ全快していました。
しかし厄介だったのは数年ぶりにでたパニック発作でした。
現場で出た発作は病院の待合室でも出てしまい、治療中も脈拍が速すぎて病院で休むように言われてしまいました。
点滴を打つ時に2時間も横になっていたのに、診察後も30分ほど寝椅子で休憩。
しかし、その場にいるのが辛くて発作の方の症状はあまり改善しないまま帰宅となりました。
治ったと思っていた発作が再発したストレスは想像以上に大きかったらしく次の日も朝から症状が出てしまいました。
薬の副作用で体調が一気に悪化、食事も摂れなくなってしまった
熱中症の薬として出された漢方薬を飲んでいたところ2日目ぐらいから吐き気を感じるようになってしまいました。
しかもその薬が食前の薬だったので、「薬を飲む→胃がムカムカして食事が少ししか摂れない→食欲がわかない」の悪い流れが出来てしまいました。
しばらくは原因が分からず、その薬も飲み続けていましたが、食事をとっていないことで体力が落ち、体調がすごく悪くなってしまい、すぐに病院へ。
先生に症状を伝えたけど「熱中症の症状だから、この薬をのみ続けてください」とさらに追加で3ヶ月分も出されてしまいました。
その後も疑問に思いつつ飲み続け、食事がとれないことでほぼ寝たきり状態になってしまい、さすがにおかしいと思いネットで薬の副作用を検索。
副作用に”吐き気”、”食欲不振”があることを発見して、病院ではなく薬剤師さんに電話して聞いてみると「確かに今の症状を聞くとその薬の副作用のようにおもうので、しばらく飲むのをやめて様子をみてください」と言われました。
飲むのをやめてすぐに食欲不振は治り、自分の体調の悪化は処方された熱中症の薬の副作用だということがわかりました。
食事が摂れず、立ち上がっても貧血のような症状で立っているのも辛かったので仕事は休業していました。
体力が落ち、筋力も落ちたことでメンタルもガタガタに…
薬の副作用で満足に食事をとれていなかったことで、起きているのも辛くなり、寝たきり状態で日々を過ごしていたため体力・筋力ともにすっかり落ちてしまいました。
薬をやめて、食事をとれるようになった後も受けたダメージはなかなか抜けず、体力を回復しようとしてウォーキングに出かけては、少し歩くだけで顔面蒼白になりパニック発作が出てしまうといった悪い循環が続いていました。
今にして思えば、まだ食事の摂取量も少なく、運動したことで低血糖を引き起こして、それが症状の似たパニック発作と勘違いしていたのかもしれません。
もしかしたら本当にパニック発作かもしれないし、もしかしたら低血糖の症状かもしれない、けど当時は低血糖の症状など知らなかったので、パニック発作だと思い込み、外出→パニック発作の流れができてしまい、すっかり外出が怖くなってしまいました。
当時は筋肉量がメンタルと体調に及ぼす影響も知らなかったので、筋トレもせず、なかなか改善しない体の不調に不安とストレスを感じながら毎日を過ごしていました。
すっかりトラウマになり一時は買い物も辛い状態に…
知識が無かったのと、今ほど冷静に考えられる精神状態ではなかったのが合わさり、当時はとにかく体力回復やメンタル回復はウォーキングだと思い込んで、ウォーキングに出ては体調不良で帰宅。
今度こそ大丈夫と言い聞かせてウォーキングに出てはまた体調が悪くなり…と繰り返していたので、いつの間にか外出に苦手意識が植え付けられてしまいました。
その結果、コンビニに行っても「体調悪くなったらどうしよう」とか、スーパーでレジに並んでいても「早くしてくれ、早く帰りたい」という思考になってしまいました。
それでも、買い物にいかない訳にもいかず、すぐに買えるものや、空いているお店に通うようにしてなんとか買い物を済ませていました。
何度もいくことで、少しずつ自信も戻り、しばらくして買い物は普通に行けるようになりましたが、当時はロラゼパムをお守り代わりに持ち歩いていました。
まとめ
症状が出たのは数年前。しかしボクのはじめてのパニック発作はそれよりさらに10年以上前でした。
人生で初の熱中症と、一度治ったと思ったパニック発作が同時に出て、その治療で出された薬の副作用で食欲不振になり、栄養不足で体力低下。
必要なエネルギーが摂れていないのに、体力の回復をしようとウォーキングに行き、低血糖の症状を出して顔面蒼白で帰宅を繰り返す。
その繰り返しは外出に対する自信を奪い、近所への買い物すら不安に思うようになってしまいました。
すぐに精神科を受診すればよかったのですが、当時は今ほど精神科は身近なモノではなく、薬付けにされるのではないかという恐怖から避けてしまいました。
夏の暑さ、久しぶりの発作、薬の副作用、体力低下など様々な悪い要因が重なって長く苦しむことになりました。
今でこそほぼ不自由なく生活できていますが、ここまで回復するのにすごく長い時間とたくさんのチャンス、収入を逃してきました。
今思い出しながら書いていても、”医者が薬の副作用にすぐ気がついてくれれば”、”低血糖症とパニック発作の症状が似ていることを知っていれば”、”しっかり栄養が補給できるようになってから体力回復をしていれば”、など後悔が頭に浮かんでもやもや、イライラします。
とにかく頭の中のもやもやを吐き出す機会が欲しかったので、ブログに書けたことで少しだけ気分が晴れました。
ここに書いた体験談はボクの解釈でまとめたものなので間違った認識や情報があるかもしれません。
今は精神科や心療内科を受診するハードルもすごく低くなりました。精神面での不調を感じたらなるべく早めに専門の医師を受診することをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの