【断捨離・終活】紙の本を電子書籍にてみた結果報告!

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生活

“断捨離” 兼 “終活” で身の回りを少しずつ片付けていく中で “本の処分” はかなり早い段階から手をつけました。

というのも、引っ越し経験がある方ならイメージが付くとおもいますが、本の重さとスペースは想像以上です。

「ダンボールに詰めてみたものの持ち上がらなかった」なんて事もあるほどです。

そんな重くスペースを取る本、早めに片付けてスッキリさせたいというおもいが強くありました。

そのため、終活をはじめたころからちょっとずつ進めていき、今ではほとんどの本や雑誌は電子書籍に置き換え終わりました。

ただ、苦労して&お金をかけた割に意外にも “後悔の気持ち” の方が大きい様にも感じています。

この記事では、私の様に本の電子化を計画している方に向けて

・自分の持っている本を【電子書籍化】する具体的な方法

・【紙の本】を【電子書籍】に替えて実感できたメリット

・電子書籍に切り替えて実感したデメリット

・【やっとわかった】電子書籍で買う本、紙で買う本の判断!

など、私の実体験から感じた電子化の “メリット/デメリット” 、”やってみて気が付いた事” などをまとめてみたいとおもいます。

自分の持っている本を【電子書籍化】する具体的な方法

はじめに言っておくと、所有している本を電子書籍かするにはお金、手間、又は両方がかかります。

正確にはお金をかければ “すぐに”、少しでも安く済ませたい場合は “かなりの” 手間が掛かる事になります。

自分の持っている本を電子書籍化する代表的な方法は「買い替える」、「自炊」のふたつの方法があります。

電子書籍化する方法①:電子書籍で買い直す

まずは手っ取り早い方法の「買い直す」です。

これは文字通り、Amazonの【Kindle】や楽天ブックスの電子書籍【楽天kobo】、Yahoo!の【eBook】などの電子書籍サービスで自分の持っている本の “電子書籍版” を購入し直す方法です。

手元にある紙の本は “中古として売る” か “処分する” ことになります。

電子書籍化する方法①のメリット

メリットはなんといっても “手間も時間もかからない” 事です。

自分の気に入っている本の電子書籍を探して “購入” するだけで済みます。

あとは手元にある紙の本を “売る/処分” すれば完了となる手軽さがが最大のメリットです。

電子書籍化する方法①のデメリット

デメリットはなんと言っても “お金が掛かる” 事です。

電子書籍だから安いということはあまりありません。

もう一度買っているのと同じことなので、本の量が多いとかなりの出費になります。

また、”電子書籍化されていない本” もあるので、入手の面でも問題が残ります。

取り扱いの問題によってはいくつかのサービスを利用する必要もあるかもしれません。

事前に注意が必要です。

電子書籍化する方法②:自炊(自力/業者に依頼)

ふたつ目の方法は “自炊” と呼ばれる方法です。

手元にある本を “裁断” して “スキャナー” で読み込んで電子化する方法です。

電子書籍化する方法②のメリット

メリットは “費用を抑えられる「可能性」がある” ことです。

というのも、自炊には本を裁断する”裁断機” と、それを読み込む “スキャナー” が必要です。

裁断機は頑張ればカッターなどでも代用出来なくはありませんが、スキャナーは “高速” で “両面スキャン” できる専用の物が必要不可欠です。

通常のスキャナーで試みると時間が掛かりすぎて挫折してしまうとおもいます。

その為、大量の本を電子書籍化する場合には費用を抑えられる可能性が高いです。

また、雑誌など一部分だけの為に取っておいた物などにも最適だと感じています。

手間と時間を掛けられる人の場合は検討してみてもいいと思います。

自力では無理な人向けに専用業者もあります。

本を送ると裁断→スキャンしてデータ化してくれるサービスです。

費用はかかりますが、手間も道具も必要ないので場合によってはかなり便利です。

電子書籍化する方法②のデメリット

デメリットは “道具を準備する費用” と “作業にかかる時間と手間” です。

業者に依頼する場合にはその “費用” もあげられます。

漫画でもページ数は200近くなります。

読み込んだページに不備が無いか確認しながらの作業はなかなか大変です。

私は友人が高性能のスキャナーを持っていて借りる事が出来たので自力で電子書籍化しましたが、諦めて買い直した本もいくつかあります。

根気のいる作業なので、かなり向き不向きが関係してくるとおもいます。

電子書籍の自炊に必要な【人気の道具】紹介

電子書籍を “自炊” するのに必要な道具は大きく分けて裁断機とスキャナーです。

Amazonで人気の【裁断機】

Amazonで「裁断機」を検索すると2,000円~3,000円の商品が

Amazonでは「WORKLION:軽量ミニ裁断機」「GOKEI:裁断機」「カール事務機:DC-200NA」が裁断機の人気トップ3です

amazon.co.jp

が人気トップ3です。

しかし、これらの裁断性能では本の裁断は出来ません。

電子書籍を自炊するには性能の高い裁断機が必要です
Amazonでは「プラス:PK-213」「HFS:A4裁断機」が人気商品です

amazon.co.jp

の様に厚い物も一気に切れる性能の裁断機が必要になります。

Amazonで人気の【ドキュメントスキャナー】

裁断が出来たらスキャナーで読み取ります。

その際に必要な性能が【両面スキャン】と【高速スキャン】です。

この機能がない普通のスキャナーや複合機に付属しているスキャナーでは多分やり遂げる事が出来ないくらい時間と手間が掛かってしまいます。

自炊に適したスキャナーでは

Amazonで人気の高性能スキャナーは「リコー:Scan Snap iX1600」「富士通:Scan Snap iX1300」です
高速両面スキャンができる高性能機種です

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が人気です。

 iX1600は毎分40枚、 iX1300でも毎分30枚のスキャンが可能です。

USB接続だけでなくWi-Fi接続も可能です。

値段は張りますが、性能の高さと利便性で人気の機種です。

裁断機なしで自炊可能!Amazonで人気の【非接触型スキャナー】

電子書籍の自炊には “裁断機” が必要と書きました。

それは本をバラバラにしてスキャナーで読み取れる様にする必要があるからです。

しかし、最近は本の状態のまま(裁断無しで)スキャンできる【非接触型】も人気です。

開いた本を少し離れた場所から読みとる仕組みです。

歪みの補正をしてくれるものもあり、分解したくない本のスキャンに最適です。

Amazonでは

本を裁断せずにスキャンできる非接触型のスキャナーも人気です
Amazonでは「iOCHOW:S5」「富士通:Scan Snap SV600」「iOCHOW:S3」が人気です

amazon.co.jp

が人気の商品です。

ただ個人的には、漫画などのスキャンにはやはり裁断してスキャンする方が良いとおもいます。

とは言え、電子化したい本を分解も無くスキャンできるのは魅力的ですよね。

自炊した電子書籍を読むのにおすすめな【電子書籍リーダー】

電子書籍を自炊したらそれを読む “電子書籍リーダー” が欲しくなります。

いまはタブレットが主流だとおもいますが、電子書籍リーダーは電池の持ちが良く、個人的におすすめです。

とは言え、今はそれほど選択肢がありません。

私はデータの取り込みやすさの点で長年楽天の “kobo” という電子書籍リーダーを愛用しています。

元々は10年以上前にパソコンを購入した時におまけでついてきた物を使用していましたが、古いモデルの使い勝手が良過ぎてフリマアプリで予備を購入してストックしている程気に入っています。

当然現行モデルではありません。

現在、楽天koboの電子書籍は

kobo elipsa

・kobo saga

kobo libra

kobo clara

kobo nia

楽天で現在販売されている電子書籍リーダーは「kobo elipsa」「kobo saga」「kobo libra」「kobo clara」「kobo nia」です
性能の差でかなりの価格差があります

books.rakuten.co.jp

のモデルが販売されています。

性能の差で価格にかなりの開きがあります。

昔と比べると多機能になった代わりに高価になってしまいましたが、興味があったら是非チェックしてみてください。

【紙の本】を【電子書籍】に替えて実感できたメリット

念願の電子書籍化を行って実感出来たメリットは3つです。

特に、当初の狙いの【断捨離/終活】の面での効果をかなり実感出来ました。

本棚が空いてスペース&視覚の圧迫感が減った

電子書籍に変えていくときに感じた一番大きな変化は「圧迫感」でした。

私は部屋の一角に天井までの本棚を置いて本を収納していました。

といっても漫画や趣味の本がほとんどで、お硬い本はほとんどありません。

それも影響してか、背表紙が派手なものが多く「ゴチャゴチャしてる」と感じる状況でした。

「天井までの高さの本棚の圧迫感」+「漫画や趣味本のカラフルな背表紙」のコンビは物理的にも視覚的にも圧迫感がありました。

それが無くなった事で、インテリアの邪魔をするものも少なくなり、部屋がスッキリしました。

タブレットに入っているので出先でも読みやすい

私は自炊した漫画は楽天の “kobo” という古い電子書籍リーダー、ためになる本や人気の本はAmazonの “Kindle” で読んでいます。

私は自炊した電子書籍は楽天の電子書籍リーダー "kobo"で、購入&サブスクで電子書籍を読む場合はAmazonのKindleを利用しています

大量の本もデータならタブレット一つにまとめて保管する事が出来ます。

また、私はAmazonのプライム会員なのでKindleで会員特典の沢山の本や漫画、雑誌を無料で読む事が出来ます。

事前にダウンロードしておけばネット環境の無い場所でも読む事が出来ます。

このおかげで読みかけの本や漫画をタブレット一つで持ち歩ける様になりました。

特に便利だったのがやはり漫画で、完結まで何十冊もある作品でも簡単に持ち歩く事が出来るので「続きが読みたいのに」というストレスも無く快適でした。

【しおり】【拡大】機能が想像以上に便利

電子書籍はタブレットやパソコン、スマホで読むことになります。

そのため、デジタルであるが故の便利な機能があります。

それが、読んでいたページを記憶する「しおり」、文字や図を大きく表示する「拡大」、気になる部分に線を引く「マーカー」などの機能です。

特に “しおり”、”拡大” は非常に便利です。

読んでいたページを記憶してくれているので、非常にスムージに続きを読みはじめることができます。

また、老眼が気になりはじめた私には台詞が多い漫画は文字が潰れてみにくい事があります。

そんな時も拡大機能があるので難なく読む事が出来ます。

当初は想定していませんでしたが、デジタルの強みを実感できました。

【本=重い】が少なくなった事でもしもの時でも安全が確保しやすくなった

先ほども書きましたが、私の部屋には天井までの本棚が置いてありました。

天井に突っ張るタイプの商品なので本棚自体は多少の地震では倒れる心配はありません。

しかし、扉の無いオープンタイプの本棚なので大きな地震がくると入れていた本が飛び出てきます。

幸いすべての本が飛び出た事はありませんが、それでも過去に経験した震度5の揺れで上の方にあった本が飛び出して、床がぐちゃぐちゃになった事はあります。

停電して真っ暗な状況になったとき、避難経路はなるべくスッキリしているに越した事がありません。

また、重い本が上から振ってくるリスク、被災後の片付けの面でも安心感があります。

電子書籍に変えて本が減り、本棚を撤去できたことで防災面でも良い対策になりました。

電子書籍に切り替えて実感したデメリット

電子書籍化、電子書籍で購入するようになって「よかった」と感じる事が多い反面、後悔している部分も少なからずあります。

そして、電子書籍に変えた後で気が付いた【大きな間違い】に気が付きました。

本を読む頻度が激減!「読む」と意識しないと開かなくなった

これは非常によく聞く声の様ですが、”本を読む” ということが少なくなってしまいました。

紙の本の時は寝る時にベッドに入る前に適当な本を持ってベッドに入って横になりながら読むのがあたりまえでした。

それが、タブレットに入っているにも関わらず全然読まなくなり、代わりにスマホを弄るようになりました。

これは自律神経の面でもよくないようですね。

「何気ないタイミングで本を開く」という行為が無くなるとは思ってもみませんでした。

目当ての本を「読む!」と意識しないと本(電子書籍)を開かなくなった事で、漫画も本も読む頻度が減り、同時に興味が薄れている様に感じました。

つまらなかった本、もう読まない本も【売れない・処分できない】

これが一番のデメリットだとおもいます。

「面白そう」とおもって買った本が自分には合わないことって結構ありますよね。

とくに漫画は「評判がいいから買ったのに読んでみたらあまり…」なんてことが自分にはよくあります。

そんなとき、紙の本なら古本屋に売ったり、ネットオークションやフリマに出品する事が出来ます。

うまくいけば売れますし、欲しい友人知人がいればあげる事も出来ます。

ただ、電子書籍ではその全てが出来ません。

買ったら後は “保有し続ける” か “データを消す” かしかできません。

貧乏性な私は「ただ捨てるのも」という考えから、もう読まない “電子ゴミ” と化した電子書籍を保有し続けています。

自炊でない限りサービス終了で読めなくなる可能性がある!

これは友人に言われて気が付いたことです。

電子書籍は基本的にはオンライン上に保存されているので、扱っているサービスが終了したら読めなくなる可能性があります。

自炊したもの意外は自分のパソコンにデータを保存する事は出来ない場合がほとんどです。

AmazonのKindleで購入したものは “Amazon” や “Kindleのアプリ” を介してしか読めません。

楽天ブックスの電子書籍 “楽天kobo” で購入したものは “kobo” でしか、というように専用アプリやサイトでしか読めません。

データのコピーの問題でしかたがないとは言え、自分の物なのにある日無くなる危険があるというのは予想外の大きなデメリットだとおもいます。

【やっとわかった】電子書籍で買う本、紙で買う本の判断!

私は手元にある本、漫画、雑誌をスキャンして、”自炊” で電子書籍化しました。

そして、それ以降の本は電子書籍で購入する様になりました。

それからしばらくして、はじめはすべて電子書籍の方が便利だと思っていましたが、デメリットも感じて紙の本もまた購入する様になりました。

漫画などの新刊は電子書籍で購入して、気に入っている本は紙で持っていようと考えた訳です。

しかし、そこで気が付いたのが「電子書籍で買う本と紙の本で買う本を間違えていた」ということです。

ただこれも間違っていて、全く逆である事に気が付きました。

「新刊はデジタルではなく紙で」、「取っておきたい本は紙ではなくデジタルで」が正解のように感じています。

新刊は自分に合わなかったらすぐに売却、対して「この本は生涯持ち続けよう」とおもう本は電子書籍(出来れば自炊)で持っている方が劣化(破損・黄ばみ)などの心配もありません。

全てをデジタルにすると読まない本は電子ゴミになってしまいます。

対して、頻繁に読む本は紙よりも電子の方が手軽で大量に保有する事が出来るなどのメリットが多いです。

これに気が付けて無駄がかなり減った様に感じます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

私の体験をもとに電子書籍化に対する感想や考えをまとめてみました。

私の結論として、”結局【電子】と【アナログ】は両方必要!” だという考えにいたりました。

紙の本には紙の本の強みが、デジタルにはデジタルの強みがあります。

とはいえ、電子化が合っているかは「人による」としか言えないとおもいます。

私の様に “便利さ” は実感出来ても、読書をする機会自体が減ってしまっては意味がありませんからね。

“断捨離・終活” で本の電子化を検討している方はまずは無料試せる電子書籍を読んで見る事をおすすめします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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