Mac ElCapitanのルート証明書の更新手順

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以前古いMacのルート証明書が期限切れになりネットに繋がらなくなってしまったときに対処した手順をまとめた記事をアップしましたが、知り合いのおっちゃんから画面が違うからよくわからなかったと連絡が来ました。

詳しく聞いてみると、今回連絡くれた職人のおっちゃんのOSはMacのElCapitanで、ルート証明書をパソコンにインストールする画面でつまづいてしまったそうです。

なので今回はMacのElCapitanでのルート照明の更新手順についてまとめます。

iTunesでPodcastがダウンロードできなくなった

おっちゃんが症状を認識したのはiTunesでした。

普段は仕事でちょっとしかパソコンを使わず、ネットもあまり閲覧しないのでルート証明書が期限切れになっていることには気がつかなかったそうです。

ただ、iTunesでPodcastをダウンロードしてラジオのように仕事中に流すのが好きで、いろいろな番組をダウンロードしていたのにいつの間にかダウンロードできない番組が増えたそうです。

詳しく調べてみると”ニッポン放送”はダウンロードできるけど”TBSラジオ”はダウンロードができないという症状が出ていたそうです。

パソコンを見せてもらうと確かに”更新”をかけても「サーバー”anchor.fm”の識別情報を確認できません」の注意画面が出てしまいました。

サーバーの証明書は不正です。というiTunesの注意画面

iTunesで番組を検索すると問題なく表示されるけどダウンロードをしようとするとダウンロードが進まず、エラーマークが出てしまいました。

ネットは見なくてもいいけどPodcastがダウンロードできないのは困る!とのことだったのでルート証明書の更新をすることにしました。

ルート証明書のダウンロード

以前書いた記事(ネットに繋がらなくなった古いMacのRoot証明の更新方法)の手順で”ISRG Root X1”という証明書をダウンロードします。

※ダウンロード方法は(ネットに繋がらなくなった古いMacのRoot証明の更新方法)をご確認ください。

事前にダウンロードした”ISRG Root X1”のテキストファイルをUSBメモリーに入れておっちゃんのパソコンにコピー。

デスクトップにコピーしたファイルを出した状態にして、パソコンへのインストールに取りかかります。

Mac ElCapitanに”ISRG Root X1”をインストールする

キーチェーンアクセスの画面を開く

デスクトップ画面の右上にある虫眼鏡のアイコンをクリックします。

Spotlight検索が立ち上がるので「キーチェンアクセス」と入力します。

Spotlight検索画面

トップヒット、またはアプリケーションの”キーチャーンアクセス”をクリックします。

Spotlightでキーチェーンアクセスが検索された画面

キーチェーンアクセスがに”ISRG Root X1”をインストール

キーチェーンアクセスが開いたら左上の南京錠が開いているか確認。

おっちゃんのパソコンは鍵が開いている状態だったので特に変更はしなかったが、南京錠が閉じているアイコンが表示されている場合はクリックして

パソコンのパスワードを入力して開錠(設定を変更できる状態に)する。

左側の項目の上の段「キーチェーン」が「ログイン」になっているとおもうので「システム」を選択。

下の段「分類」が「すべての項目」になっているので「証明書」を選択します。

キーチェーンアクセスの設定画面

選択が完了したら、デスクトッップ上に置いておいた”ISRG Root X1”をキーチェーンアクセスの右側の画面の中にドラッグ&ドロップします。

キーチェーンアクセスにルート証明書をドラッグ&ドロップ

「キーチェーンアクセスがシステムキーシャーンを….変更を許可するにはパスワードを入力してください」の画面が出るので、自分のパソコンのパスワードを入力して「キーチェーンを変更」をクリックします。

システムキーチェーンの変更を確認する画面

”ISRG Root X1”が追加されますがアイコンに赤い✖︎マークが付いています。

ルート証明書をドラッグ&ドロップした後の画面

”ISRG Root X1”の文字をダブルクリックすると詳細画面が表示されて、”このルート証明書は信頼されていません”の赤文字が表示されています。

このルート証明書は信用されていません

“▶︎信頼”をクリックすると隠れていたメニューが表示されるので一番上の”この証明書を使用するとき”を “システムデフォルトを使用”から”常に信頼”に変更します。

このルート証明書は信頼されていません
システムデフォルトを使用
常に信頼
ISRG Root X1の設定画面

画面左上の✖︎ボタンで画面を閉じようとすると「システム証明書信頼設定に変更を…パスワードを入力してください。」という画面が表示されるのでパスワードを入力して「設定をアップデート」をクリックします。

システム証明書信頼設定変更の確認画面

キーチェンアクセスの画面に戻り、先ほどまで✖︎マークが付いていた”ISRG Root X1”の赤い✖︎マークが緑のマークに変わっているのが確認できる。

ルート証明書がインストール完了

以上でインストールは完了です。

画面左上の南京錠をクリックして施錠した状態にする。これでパスワードを入力しないと設定変更ができない状態になります。

きちんとインストールできたか確認する

おっちゃんのパソコンでiTunesでPodcastを検索。

TBSラジオのPodcastも無事更新できて、新しい番組もダウンロードできました。

やはりiTunesのPodcastのダウンロードできない不具合もルート証明書の期限切れが原因だったようです。

まとめ

普段ネットをほとんど見ないというおっちゃんはPodcastがダウンロードできないという理由からルート証明書の期限切れに気がつきました。

正確にはPodcastがダウンロードできなくなってしまったので対処法を検索しようとしたらページが開けなくて「なんだかおかしい」となり、知り合い伝いに僕に連絡が来ました。

僕も少し前に別の職人さんの古いMacのルート証明書の更新を頼まれたばかりだったので「ブログを見て」と伝えましたがOSが違ったことで画面の表示が違い最後までできなかったそうです。

やってしまえば簡単な作業ですが、やはり画面の表示が違うだけで不安になり作業が完了できない人も多いということがわかりました。

ぼくも詳しいわけではないので今後もおっちゃん達にもわかりやすいように砕いた表現で、写真多めで説明できるように気をつけていきたいと思う出来事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

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