ある日帰宅して玄関の鍵を開けようとして電子鍵のボタンを押したところ電池切れで操作が出来ず、3回目の操作で何とか錠を開ける事ができました。
電池交換をすれば済む話ですが、その電池交換の作業でものすごく手こずり、管理会社に電話をしながら何とか交換する事が出来ました。
この記事では、株式会社”アルファ”が販売している”住宅用電気錠” “ed LOCK” の電池交換で苦戦したときに “管理会社の人に言われた事”、”電子鍵の電池交換で気をつける事”、”実際の交換手順”、”それでも交換できない場合の最後の手段” など、将来また電池交換が必要になった時用にまとめています。
“ed LOCK” が電池残量が少なくなった時に現れるサイン
“ed LOCK”は電池残量が少なくなった状態で操作すると、それを知らせる警告音が鳴るようになっています。
モデルによって若干の違いはあるかもしれませんが、ボクが玄関の鍵を開けるために操作しようとした時は、暗証番号を入力しようとしたところ本体のボタンが点滅して ”ピピピッ!ピピピッ!” という通知音が鳴りました。
通知音が鳴ったときは途中でボタンの電気が消えてしまいそのまま強制的に操作中断になり、2回目も同様。
焦りながら3回目の挑戦でやっと解錠することが出来ました。
なんとか解錠操作をやりきることが出来た後も、解錠前とは違う ”ピーピーピー” の電池切れを知らせる音が再度鳴りました。
電池切れ間近の通知音が鳴った後どれくらい使えるか
このお知らせサインが出てからどのくらいの猶予期間があるのか気になるとおもいます。
電子鍵に使用する電池は少々特殊でコンビニや薬局では売ってないことが多く、すぐに準備できない場合もあるとおもいます。
自分が外出しているときに完全に電池がなくなって鍵を開けられなくなったら困ってしまいます。
通知が出てからどのくらいの猶予があるのか、正確な期間は管理会社でもわからないと言われました。
使用している電池の質、電子鍵の端子の状況、気温などの環境の差で違いがでるそうです。
その為、何の保証も出来ませんが我が家の “ed LOCK” に電池切れのお知らせがはじめて出たときから電池交換するまでの状況をまとめておきます。
電池切れの通知が出てから交換するまでの使用状況
【一日目】
夕方に帰宅してはじめて電池切れの通知が出ました。
帰宅時の解錠操作で通知が出たのでこれを一回目とカウント(通知後1回目:操作を強制中断されたので3回操作)
電池を買いに出かけるために施錠操作(通知後2回目:操作の強制中断なし)
買い物から帰宅して解錠の為に操作(通知後3回目:操作の強制中断なし)
【二日目】
朝自宅を出るときに施錠の為に操作(通知後4回目:操作の強制中断なし)
買い物から帰宅して解錠の為に操作(通知後5回目:操作の強制中断なし)
用事で外出の為施錠の為に操作(通知後6回目:操作の強制中断なし)
帰宅して解錠の為に操作(通知後7回目:操作を強制中断されたので2回操作)
電池到着、電池交換作業の為に操作(通知後8回目:上手く出来なくて3回操作)
【三日目】
朝自宅を出るときに施錠の為に操作(通知後9回:操作の強制中断なし)
帰宅して解錠の為に操作(通知後10回目:操作の強制中断なし)
電池交換再挑戦の為に操作(通知後11回目:1回操作で交換作業完了)
電池切れ通知が出てからの総操作回数と気づいた点
通知が出てから施錠・解錠・電池交換で11回操作を完了できました。
操作途中で強制中断されたとき、電池交換の失敗で作業をやり直したときをカウントすると16回操作しています。
施錠時は消費電力が少なくて済むのか一度の操作でカギをかけられますが、解錠時は強制中断されることがありました。
一回目の電池交換では上手くできなくて、結果電池切れから三日後にやっと電池交換ができました。
不思議なのは電池切れの通知音がでた一回目が一番酷く、2回も操作途中で電源が落ちてしまったのに、二日目、三日目はその症状がでないことがあった点です。
操作途中で電源が落ちてしまうことから “電池切れの通知” は本当にギリギリになってからでるのかもしれません。
また、その後は通知音が鳴らないこともあったので “電池切れのお知らせ” の精度はそこまで高くないのかもしれません。
どのくらいの猶予があるか操作回数のメモを取りましたが、通知が一度でも出たらとにかく早く電池交換する必要があるということしかわかりませんでした。
また、電池交換するにも暗唱番号の入力が必要になります。
あまりにも電力がなくなり、ボタンが反応しなくなってしまうと個人での電池交換はむずかしいとのことなので注意が必要です。
【電池】使用する”CR-P2″ 電池はネット購入がおすすめ
ALPHAの” ed LOCK” には “CR-P2” というカメラに使用する6Vのリチウム電池を使用します。

少々特殊な電池なので電池切れの通知が出た後すぐに買いに出かけましたが、近所のコンビニ、薬局、スーパーでは販売していませんでした。
その為、帰宅してすぐにアマゾンで購入して次の日に届きました。
複数のショップが出品していますが “TOSHIBA” と “Panasonic” のものが主流らしく、ボクが購入したSONYのものは出品されなくなっていました。
価格はこの記事を書くときに確認した時点では安いもので880円、高いものでも1040円です。

ホームセンターや家電量販店まで足を延ばせば購入することはできますが、店舗よりもネットショップの方が若干安く販売されています。
お急ぎ便なら次の日には届きますから、近所で売っているお店を探して動き回る時間、労力、ガソリン代を考えるとネットショップでの購入がおすすめです。
【体験談】テンキーは動くのにどうしても蓋が開かない
ドアに貼ってある操作方法のシールに電池交換の方法は載っていますが、その通りにやっても蓋が開きませんでした。
まだ電池が完全に切れた訳ではないのでテンキーは使用できる状態で、説明書通りに進めても電池ボックスの蓋を開けるところで蓋がピクリとも動かず開けられませんでした。
管理会社に電話で相談をしても
「電池が完全に切れると蓋は開きません」
「サビが発生することもあるので電池の残量に関係なく2年に一度は電池交換が必要」
「○○○で○○の部分を…(悪用されると困るので書けません)してみてください」
「出張費が発生するのでご自分でお願いします」
と説明されるだけで全然問題解決にはたどり着けませんでした。
仕方がないので手順を丁寧に確認しながら繰り返していたところ、4回目の挑戦で何事もなかったかのように “スコッ!” と急に外れました。
前回交換されたときに蓋が斜めにハマってしまっていたのか、前回の交換から今回の交換までの間に固着してしまったのか、原因は不明のままです。
蓋はスライド式でスムーズにスライドできる感じではなかったのでそこに小さなゴミが詰まって固まってしまっていた可能性が高いかもしれません。
電池がある状態で、手順の通りにやっているのに蓋が開かないときは蓋の固着の可能性もあるかもしれません。
しかし、何度も挑戦しているうちに電池が切れてしまうこともあるもしれません。その点の判断がむずかしい
ALPHA社 “ed LOCK” の電池交換で苦戦するポイント
蓋が開かなくてネットで解決方法を探しているときにも真っ先に目にしたトラブルはやはり「蓋が開かない」でした。
“電池交換” に関する疑問や相談が多く、”ed LOCK” を使用する上では避けては通れないようです。
逆に言えば電池交換作業で “電池ボックスの蓋を開ける” 事さえできれば他の作業でつまずくことはほとんどないとおもいます。
電池が用意できても、電池ボックスの蓋が開けられなくて電池交換ができない場合も十部ありえます。
電池切れの通知が出たら後回しにせずにすぐに交換作業に取りかかることをオススメします。
“ed LOCK” の電池交換をするときの注意点
①電池が入っていない状態で電池ボックスの蓋を閉めない
これは電池ボックスの蓋が開かなくて困って検索したときに知った情報です。
電池ボックスの蓋が開いて中の電池を抜き、電池が入った状態で蓋を閉めてしまうと蓋が開かなくなってしまうそうです。
当然電池が入っていないので操作はできず、出かける際もテンキーが反応しないので施錠ができなくなります。
オートロックの場合は解錠もできなくなってしまうかもしれません。
「新しい電池を買いに行くのに外した古い電池を持っていくから一度蓋をはめておこう!」ということをやってしまうと大変です。
ドアの内側などに「電子暗号式玄関鍵ed LOCKのお使用方法」というシールが貼られているとおもいますが、そこに使用する電池の型番も書かれています。
電池を抜いて電池ボックスの蓋を閉めてしまわないように十分注意が必要です。
②電池交換をするときはドアを開けたまま作業する
これは管理会社の窓口の人に言われました。
理由はわかりませんが、電池交換の作業をするときはドアを開けたままにして作業をする方がいいそうです。
我が家は電池が抜けている状態ではカギはかからないので、多分オートロックの物件、機種のみの注意点だとはおもいます。
ただ、専門家の方がそう言っていたので、オートロックの有無に関係なく作業をするときはドアが閉まってしまわないようにドアストッパーなどを挟んでの作業が必要です。
使用頻度、電池の残量に関係なく2年を目安に交換する
“ed LOCK” は使用頻度、電池の残量に関係なく2年を目安に電池交換が必要です。
これも管理会社の窓口の人に言われて知りました。
玄関ドアの内側などに貼られた「電子暗号式玄関鍵ed LOCKのお使用方法」のシールにも書かれていましたが完全に見落としていました。
電池の端子がサビて反応しなくなることがあるので必要だそうです。
確かに雨風に晒されている状態で使用しています。特に海の近くなどだったらサビ発生の可能性は高くなります。
幸い交換した電池の端子にサビはありませんでしたが、電池残量に関係なくサビ対策として2年ごとに交換するように注意していきます。
我が家の “ed LOCK” の電池交換をしたときの手順記録
手順1:本体下についている電池の蓋を外す
テレビのリモコンの様に裏蓋をぱかっと開けるわけという様なわけにはいきません。
電子の蓋をあけるにも暗証番号の入力が必要です
[*]マークを押してからいつも使用している暗証番号を入力してもう一度[*]マークを押した、2秒以内に右上にある電池マークのボタンを押しながら本体下にある黒い蓋を手前に引く様にスライドします。
※電池マークはふたを開けるまで押し続けます。

電子マークを押すと小さな音で ”カチッ” と鳴ります。
多分この音が電池ボックスのロックが解除された音なのでこの音がなったら本体下の蓋をスライドさせます

説明がかかれたシールには “一度奥に押し込んでから手前に引く” と書かれていますが、不具合なのか、我が家のものは奥へ押し込めず、そのまま手前に引けば外れました。
蓋が外れたら古い電池を外します。
手順2:古い電池を外して新しいものと交換する
蓋を外して下から見ると電池が見えます。
電池の下の部分を上に向かって押してから少し手前にスライドをすると電池が引っかかっている爪をかわせるので下方向に “スルッ” と外れます

古い電池が外れたら
入っていたのと同じ向きで ”新しい電池” を取り付けます。
電池の取り付けは取り外しと逆の手順で、向きを確認して本体に差し込んだら少し上方向に押し込みながら奥(ドア側)へスライドします。
奥方向にスライドすることで電池が爪に引っかかって固定されます。
あとは電池の蓋を本体の溝を合わせたら奥にスライドする様に取り付けたら完了です
電池の蓋がそのまま開いてしまわないか確認して、キチンと固定されているのを確認して作業は完了しました。
完全に電池切れで蓋が開かなくなってしまった場合
電池が完全に切れてしまうとテンキーも反応しなくなり交換作業自体ができなくなります。
また電池切れに関係なくどうしても蓋が開かない場合もあるとおもいます。(我が家の場合は電池残があるのに、どうしても蓋が開きませんでした)
その場合は集合住宅に住んでいる場合はまずは管理会社へ連絡をして指示を仰ぎましょう。
悪用されるといけないのでここには書けませんが、ボクが電話したときは裏技的な対処法を教えて貰いました。
戸建ての持ち家に住んでいる場合は販売元の “株式会社アルファ” に問い合わせをして指示を仰ぎましょう。
まとめ
帰宅して、玄関の鍵を開けようとしたらボタンが点滅して”ピピピッ!ピピピッ!”の音がなり、電池切れで操作不能になりました。
繰り返し操作する事で何とか鍵を開けることができましたが、自宅に入れないかもしれなくて焦りました。
そうかとおもえば、数分後に操作した時には音も鳴らずに普通に操作できたりで、正直よくわかりませんでした。
電池が届き、交換しようとしたら今度は手順通りにやっても蓋が開かなかったりと、たかが電池交換ですごく苦労しました。
外出時に家の鍵を保たなくていい電子鍵は一見便利ですが、電池切れや器具の故障で家には入れなくなる可能性もあることを実感しました。
2年後の電池交換のときに今の家に住んでいるかはわかりませんが、もし次回交換するときはスムーズに交換できる事を願います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの