“コンクリートブロック” や “コンクリート製品” はホームセンターなどで簡単に購入出来る反面、処分しようとするととても大変だと言う事はあまり知られていないかもしれません。
“コンクリートブロック” は、一般的に【産業廃棄物】に分類されます。
そのため、自治体の “粗大ゴミ” や “不燃ゴミ” として処分することはできません。
私の住む市では、ゴミ収集に関するページにも “コンクリート” は “処理不可” に分類されています。
個人での処分は非常に面倒な為、”不要品回収業者” などに費用を払って依頼する人も少なくないかもしれません。
しかし、いろいろ調べてみるとお金を掛けずに処分する方法もゼロではありません。
事実、私も過去に購入してしまった “コンクリートブロック” をお金をかけずに処分する事が出来ました。
もちろん、費用よりも “手間” を少なくしたいという人も居ると思います。
そこで、この記事では
・お金をかけずに処分する方法2選
・費用は払って処分する方法2選
の4つの方法を “メリット” で “メリット” も含めてまとめています。
この記事で紹介している処分方法について
お金をかけずに処分する2つの方法
今回この記事で紹介している【お金をかけずに処分する方法2選】は
・処分方法①:友人・知人に貰ってもらう
・処分方法②:ネットオークションでの販売
の2つです。
この2つの方法は “費用を抑えられる” メリットがありますが、”手間がかかる” というデメリットがあります。
費用は払って処分する3つの方法
【費用は払って処分する方法2選】は
・処分方法③:不要品回収業者への依頼
・処分方法④:個人で産業廃棄物として業者に持込む
の2つです。
この2つの方法はさらに
・手間はほぼかからないけど高額になる可能性がある方法
・手間がかかるけど安く済む方法
に分類されます。
それでは、この4つの方法について “おすすめ順” に詳しく解説していきます。
処分方法①:友人・知人に貰ってもらう
ひとつ目は一番簡単で、私自身が自分のコンクリートブロックを処分した時に利用した方法です。
方法は簡単で、とにかく “身の回りの友人・知人” に声をかけて、欲しい人を探します。
友人・知人に貰ってもらって処分する【メリット】
この方法の【メリット】は
・手軽で費用がかからない
・連絡を取る相手が友人・知人なので不安が少ない
事だと思います。
実際、私が貰ってもらった時は、知人とのやり取りだったので、連絡から引き渡しまでとてもスムーズでした。
友人・知人に貰ってもらって処分する【デメリット】
対して【デメリット】は
・貰ってくれる人がすぐに見つかるかはわからない
・大量にある場合は運搬が大変
などがあげられると思います。
そのため、期限があって “すぐに処分したい場合” や譲る相手が “車” を持っていない場合にはあまり向きません。
私の時は “庭いじり” をはじめた知人に声をかけたらすぐに貰いにきてくれました。
“園芸” や “DIY” を趣味にしている人が貰ってくれる可能性が高いように感じます。
友人・知人に貰ってもらうときの【注意点】
コンクリートブロックには
・重量コンクリートブロック
・軽量コンクリートボロック
・特殊コンクリートブロック
などの種類があります。
また、貰ってくれる人が “使う予定の場所” によっては、種類や汚れの具合は重要になります。
「軽量ブロックならいらない」「こんなに汚れてるならいらない」など、直前でトラブルになる可能性もゼロではありません。
声をかける時には、処分したいブロックの
・種類
・個数
・状態(汚れの具合)
もしっかりと伝えるようにすると問題が起こりにくいと思います。
処分方法②:ネットオークションでの販売
意外な事に、コンクリートブロックはネットオークションで販売されていました。
出品だけでなく、きちんと落札されています。
直近の落札情報を簡単に調べただけで
コンクリートブロック(150個):2000円
花壇に使うガーデニング用のコンクリートブロック(大量):1024円
軽量コンクリートブロック(7個):110円
で落札されていました。
auctions.yahoo.co.jp
ネットオークションに出品して処分する【メリット】
ネットオークションでの出品でコンクリートブロックを処分する【メリット】は
・写真と商品説明を書く手間だけで済む
・落札されれば多少のお金が手に入る
点だと思います。
私が調べた落札履歴では、7件もの入札があったものもありました。
また、オーくションだけでなく “ジモティー” などを使用して処分している人もいる様です。
苦手でなければ、オークションなどへの出品も処分方法のひとつの選択肢になります。
ネットオークションに出品して処分する【デメリット】
デメリットとしては
・出品作業が苦手な人には向いていない
・落札されるとは限らない
・変な落札者にあたるとトラブルの可能性がある
だと思います。
私もオークションへの出品は経験がありますが、価格設定が悪いと本当に売れません。
また、ごく一部ですが本当に悪質な入札者にあたる事があります。
そのため、このてのサービスに慣れていない人にはあまりお勧め出来ない方法です。
【注意点】コンクリートブロックは”引き取り限定”が基本
私が確認した限りでは、オークションに出品されているコンクリートブロックは【引き取り限定】での出品でした。
“引き取り限定” は「落札したら指定の場所まで “引き取り” に来てください」という条件での取引です。
コンクリートブロックは重量もあり、郵送は難しく、もし仮に郵送する場合は送料が高額になってしまいます。
“落札価格+送料” では入札がされにくいため、引き取り限定での出品が多いように感じます。
ただ、その場合 “落札者” と直接会って受け渡しをする必要があります。
気にならない人もいるかもしれませんが、不安に思う方も居ると思います。
オークションに出品する場合は、このデメリットに十分にご注意ください。
処分方法③:不要品回収業者への依頼
費用はかかりますが、一番確実で苦労が少ないのが【不要品回収業者】への依頼だと思います。
指定した場所に回収に来てくれて、積み込みまでやってくれる業者がほとんどだと思います。
個人では処分しにくいものでも回収してくれるので片付けの強い見方です。
“不要品回収業者” の他に、”便利屋” でも似たサービスをおこなっている場合がある様です。
不要品回収業者への依頼して処分する【メリット】
業者へ依頼する【メリット】は
・回収に来てくれるので車を持っていなくても大丈夫
・業者が積み込み作業をしてくれる
と言う点だと思います。
中には、処分したいブロックを家の敷地の奥に置いてある場合もあるかもしれません。
その場合、
・業者が積み込みやすい場所まで自分で運び出す場合
・運び出してから積み込みまですべて業者に依頼する場合
で料金が変わる場合もある様です。
料金の節約にもなると思うので見積もり時に確認する事をおすすめします。
不要品回収業者への依頼して処分する【デメリット】
【デメリット】はなんといっても
・依頼費用が掛かる
・きちんとした業者を捜すのが大変
という点です。
特に “悪徳業者” にあたると高額請求される危険があります。
X(旧Twittetr)の呟きには数個のブロックの処分の見積もりで2万円以上の提示をされた人もいる様です。
“きちんとした業者” と “悪徳業者” を見分けるのが難しいのが難点です。
不要品回収業者に依頼する時の【注意点】
不要品回収業者は、 “悪徳業者” もいます。
酷い場合は事前の “見積もりの料金” とは別に “追加料金” を請求してくる場合もあるようです。
不要品回収業者に依頼する場合には、
・依頼予定の業者名で “口コミ” を調べる
・可能なら信用出来る人から紹介された業者に依頼する
・契約前に必ず見積もりを貰う
などの対策を事前に行うことをおすすめします。
過去に私が不要品回収業者を利用した時に体験をまとめた記事があります。
参考になるかわかりませんが、興味があったら読んでみてください。
処分方法④:個人で産業廃棄物として業者に持ち込む
最期は一番難易度の高い方法です。
法律も関係してくるので、正直この方法はあまりおすすめ出来ません。
はじめは私もこの方法で処分しようと思いましたが、不明な点が多く断念しました。
個人で持ち込む場合の大まかな流れは
産業廃棄物の処分業者を探す
↓
連絡を取り、見積もりを依頼する
↓
指定日に持ち込む
という形になりますが、その間に “マニフェスト” と言われる書類のやり取りがあります。
“産業廃棄物の処分業者” は
・リサイクル工場
・中間処分場
とも呼ばれる様です。
私が見積もりを依頼した時は「コンクリート 持ち込み 一般人 ○○市」で検索しました。
結果、土嚢袋一袋分で “5000円” と言われてしまいました。
“一般人” と “業者” で料金設定が違う場合があるらしく、事前の見積もりは必須です。
個人で直接業者に持ち込んで処分する【メリット】
個人で持ち込んで処分したいと思った当時に感じた【メリット】は
・回収業者に依頼するよりは費用を抑えられる可能性が高い
・非日常の経験が出来る
という考えでした。
費用に関してはネット上に投稿されていた
・20個ほどのコンクリートブロックを500円ほどで処分した
・400kg以上で700円ほどで処分出来た
というものを目にしての思惑でした。
また、「産業廃棄物を自分で処分依頼したことがある」経験をしてみたい、という考えもありました。
ただ、見積もり金額が高額で、デメリットが多過ぎたので断念する事になりました。
個人での持ち込みが【メリット】になるかは「ご自宅の近くの業者による」ということになると思います。
個人で直接業者に持ち込んで処分する【デメリット】
【デメリット】は
・個人の持ち込みを受けている業者が探しにくい
・料金が不明瞭
・法律が絡んでくるので不安
・マニフェストの存在が面倒
などがあげられると思います。
素人が実践するには “難しい点” がとにかく沢山あります。
特に、処分を依頼するときに必要な【マニフェスト】という書類の存在は、日常生活では馴染みがありません。
法律にも関わってくる書類で、一定期間の保管が義務ずけられているようです。
私自身理解出来なくて挫折した身です。
実践する場合は依頼予定の業者から詳しく説明を聞いて、納得してから行ってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
個人では処分が難しい “コンクリート製品” もいくつかの方法があります。
周りに声をかけるのが面倒でなければ【友人・知人に貰ってもらう】
出品作業や取引が面倒でなければ【ネットオークションでの販売】
費用が掛かっても手間なく、迅速に済ませたいなら【不要品回収業者への依頼】
全て自分でやってみたい場合は【個人で産業廃棄物として持ち込む】
など、自分に合った方法を選んでみてください。
ただ、私の一番のおすすめの方法は、やはり【友人・知人に貰ってもらう】です。
自分が処分したいものでも、探してみると欲しがってくれる人は結構います。
次の人に使ってもらう事で無駄にならず、交流のきっかけになります。
この記事が “コンクリート製品” の処分をしたい方の役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの