この夏の多くの地域で “水害” が起きてしまいましたね。
年々 “災害が起きるペース”、”被害の大きさ” が悪化しているように感じます。
その為、今まで準備していなかった人たちも自宅に “防災グッズ” を準備し始めているとおもいます。
心配性な私は、昔から備えはしていましたが “ここ数年” で更に力を入れる様になりました。
そこで、このブログで自分なりの防災に関する【備え】の情報をまとめていく事にしました。
この記事では【備蓄・防災グッズの保管場所】について
・備蓄場所をいくつか用意する方が安心な理由
・どんな場所で食料や防災グッズを保管しているか
・自宅以外の場所にも防災グッズを準備している理由
などについて “体験談” や “自分の考え” をまとめてみたいと思います。
【備蓄場所】を屋内外でいくつか用意出来ると安心な理由
もしもの時への備えなので、非常時には自分の予定通りにいかない可能性があります。
“用意していたモノが災害で壊れた”、”取り出したいのに備蓄場所にたどり着けない” と言った状況になる可能性もゼロではありません。
その為、可能なら備蓄場所は複数用意すると安心だと思います。
【体験談】備蓄していた食料が水害で全滅
これは私が被災後の片付けの手伝いにいったときの事です。
台風による浸水被害で親戚の家の1階部分はぐちゃぐちゃの状態でしたでした。
私は、1Fに置いてあって “水没” してしまった荷物を、家の外に運び出す手伝いをしていました。
その時運び出した荷物に、非常食が入った “防災リュック” がありました。
非常時を想定して準備しておいた “防災バック” が、いざ災害が起きたら真っ先に使えなくなっていたのです。
幸い備蓄していた “水” などはペットボトルなので大丈夫でしたが、それでも泥水に使ってしまったので衛生面が心配です。
備蓄や防災リュックを一カ所にまとめておくことのリスクを実感した出来事でした。
【対策】室内・屋外のいくつかの場所に分けて目的別に保管
非常時に、
・備蓄していたものが使い物にならない(破損)
・備蓄していたものが運び出せない状況
になっている可能性があります。
特に地震の場合は家具や自宅自体の倒壊でその可能性が高いと思います。
そこでおすすめしたいのが “室内”、”屋外” の複数の場所に “備蓄・防災グッズ” を用意しておく方法です。
私が自宅で実践している備蓄食料・防災グッズの【保管方法】
私が現在実践している防災関連の備蓄スペースは
【①室内:玄関】 緊急時にすぐ持ち出す荷物の置き場
【②室内:リビング】 日常消費する食料・水・防災グッズの置き場
【③屋外:倉庫】 長期保存の備蓄と室内に入れない時の保険としての置き場
【④自宅外:車】 自宅以外で被災した時用の防災グッズの置き場
の4箇所にわけて管理しています。
それでは一つずつ詳しく説明していきたいと思います。
【保管場所①:玄関】緊急時にすぐ持ち出す荷物の置き場
まずは一番定番の玄関です。
ここには災害が起きて避難が必要になった時に持って避難する “非常食・防災グッズ” を用意しています。
何を準備しているかは別の記事で詳しくまとめる予定なので、ここでは “保管方法” をメインに説明します。
玄関に準備している “防災グッズ” の保管方法
玄関に準備している “非常食・防災グッズ” は使わなくなった “リュックサック” に入れています。
そのリュックを玄関脇に置いてある棚に保管しています。
棚の上段にはヘルメットも置いてあるので、避難の為に “玄関” に行けば全て揃う状態です。
玄関に置いてあるのは大きめのカラーボックスの様なオープンタイプのモノです。
扉のタイプだと緊急時に “荷物が取り出し” がし難いので “カーテン” で目隠しして保管しています。
玄関の備蓄は”ベンチタイプ”の収納庫がおすすめ
我が家は “棚” を置いて防災バッグを保管していますが、個人的には “ベンチタイプの収納庫” がおすすめです。
ただ、我が家の狭い玄関では残念ながら置けないので “棚” で我慢しています。
“ベンチタイプの収納庫” がおすすめの理由は “重心の低さ” と “取り出しやすさ” です。
棚と違い転倒の危険性が低く、いろいろ詰め込んで重くなってしまった “防災リュック” を取り出すのが簡単です。
知り合いの家で実物を見て存在を知ってからずーっと気になっている収納です。
玄関スペースに余裕がある方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
【保管場所②:リビング】日常消費する食料・水・防災グッズ置き場
リビングには “日常備蓄” の食品や水と、自宅避難の時に必要な防災グッズを保管しています。
持ち出す非常食というよりは、停電・断水・ガスが止まっているけど、”自宅に居られる状態” の被災時用の備えです。
リビングに準備している “食料・水・防災グッズ” の保管方法
リビングに準備している備蓄食や防災グッズは “食品棚” にまとめて保管しています。
と言うのも、リビングに保管されているものは所謂 “ローリングストック” の食品がメインだからです。
自宅に住めなくなってしまう様な状況になったら持ち出しますが、基本的には日常的な “取り出しやすさ” と “補充のし易さ” を重視しています。
昔は樹脂製のコンテナにまとめて入れて積んでいましたが、その方法だと取り出す時も、補充する時に手間がかかります。
手間がかかると “面倒” になり、防災の備えが続かなくなってしまいます。
なので、一つの棚を “食品棚” として、そこにすべてをまとめる方法にしました。
【保管場所③:屋外倉庫】長期保存の備蓄と室内に入れない時の保険
屋外に小さなスチール製の倉庫を置いて、その中にもキャンプグッズをメインに防災グッズを保管しています。
自宅に入れない状態になってしまった時、避難所生活が必要になった時に使う道具がメインです。
屋外倉庫に準備している “防災グッズ” の保管方法
屋外はどんなに防水性をうたっている商品でも注意が必要です。
私が使用している倉庫もスチール製の屋外用のものですが、どうしても強い雨の時には扉の隙間から水が入ってしまいます。
その為、中に保管するものはビニール袋で包みながら保管しています。
この方法だと “水分(湿気)” だけでなく “害虫” の被害も抑える事ができます。
結果、カビや糞で汚れてしまう心配が無く、もしもの時にも安心して使用出来ます。
ベランダなどには”屋外収納ボックス”がおすすめ
私はスチール製の “倉庫” の他に樹脂製の収納ボックスを使用しています。
倉庫に比べると収納力は落ちてしまいますが、ベランダなど奥場所の自由度が高いので、スペースの問題もクリアできます。
“頑丈さ” によって値段は様々ですが、私的には “耐候性” と “防水” がクリア出来ていれば後は見た目の好みで良いと思っています。
ただ、防水性をうたっている商品でもビニールで包んでから収納するのをおすすめします。
【保管場所④:車内】外出時に被災した時用の最低限の防災グッズ
災害が起きるのは自宅に居るときだけとは限りません。
むしろ、人によっては仕事で外出している時間の方が長ければ、出先で被災する可能性も充分あります。
勤務先に置いておいたり、通勤バッグに入れておいたり、自分の生活スタイルに合わせた備えが必要だと思います。
私の場合は車で移動する事が多いので “車の中” に最低限の防災グッズを載せています。
車の中に準備している “防災グッズ” の保管方法
車に乗せている防災グッズは “温度” を意識して、いらなくなった “小型のクーラーボックス” に入れて保管しています。
車内は夏場には “60℃~70℃” まで上がる事もあるそうです。
そこまで高温になると載せている防災グッズの “故障” や “破損” が心配です。
そこで、短時間で一気に温度が上がらない様に使わなくなったクーラーボックスで断熱しています。
ただ、キチンと狙った効果が得られているかはわかりません。
なので、”非常食” や “電池・ガス” など腐敗や爆発の危険があるものは載せない様にしています。
断熱だけでなく”遮光”も重要!発泡スチロールに入れるのもおすすめ
温度変化だけでなく太陽光を遮るのも重要です。
UVカットガラスの車が多いとは思いますが、どれほど紫外線を防げているか、紫外線以外の光でどんな被害が出るかわかりません。
なので、”断熱” だけでなく “遮光” もできるクーラーボックスを使用していますが、発砲スチロールの箱でも同じ効果が期待出来ます。
少し耐久性や見た目は劣りますが、軽くて便利です。
小型のクーラーボックスが無い場合や、コストと軽さを重視する場合にはおすすめです。
まとめ
“備蓄・防災グッズ” というとひとまとめにして保管している人も多いと思います。
中にはその防災バッグを押し入れの奥に仕舞ってしまっている人もいるんではないでしょうか。
“防災の備え” は普段は必要無い事が多いですが、いざという時に避難生活の質を大きく左右します。
辛い時に少しでも快適に過ごせる様に、日々少しずつでも準備していくことが大事だと思います。
今回紹介したのは私がいままで “防災の備え” をしてきて少しずつ変化させていってたどり着いた方法です。
その為、生活スタイルによっては参考にならないかもしれません。
この記事を読んでくださったみなさんも、少しずつ変化しながら自分にぴったりの方法が見つかると思います。
災害の頻度が高くなってきている現在、少しでも安心した日々を送れる様に、是非複数の保管場所に備えをしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの