【防災】クラウドにデータを保存して備えるメリットと注意点

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
生活

皆さんは大事なデータや写真の “バックアップ” はとっていますか?

パソコンやスマホの他に “外付けのHDD” や “SSD” にバックアップをとっている方も多いと思います。

私は2台の “外付けHDD” にバックアップをとっています。

そして、それらが災害で壊れてしまった時の為に “クラウドストレージ” にもバックアップをとっています。

自分の中ではパソコン、外付けHDD、クラウドストレージの三重のバックアップで対策はバッチリと思っていました。

しかし、つい最近になって “クラウドストレージ” の利用で注意しなければ行けない意外な点を知りました。

それが、”保存されているデータが検閲されている” という話です。

それでもクラウドストレージはとても便利なサービスです。

そこで、この記事では

・防災面でクラウドサービスをおすすめする理由

・代表的なクラウドサービスについて

・クラウドサービス利用時の注意点

などの情報をまとめてみたいと思います。

そもそも【クラウドストレージ】とは?

“クラウドストレージ” は簡単に言うと、インターネット上の “サーバー” にデータを保存できるサービスの事です。

「クラウド」は、インターネット上のサーバーを意味する「cloud」から来ています。

また、「ストレージ」は、データを保存する場所を意味します。

他にも “オンラインストレージ” や、ファイル共有に特化したものは “クラウドファイル共有” などという呼び方がされます。

“インターネット上のサーバーの保存場所” なので、イメージ的には “貸し倉庫” です。

自分のパソコンやスマホに保存されているデータを “インターネット回線” を使用して、遠く離れた場所にある “サーバー” に保存できるサービスです。

防災・防犯の面でクラウドストレージを利用するメリット

クラウドストレージは、とても便利なサービスなので “個人” はもちろん、”ビジネス” でもさまざまなシーンで活用されています。

では “防災” や “防犯” を目的に利用した場合にはどんなメリットがあるでしょうか。

①災害などの”万が一”の場合でもデータが安全

一番のメリットは “データの安全な保管” です。

災害が起きて、自宅の “パソコン” や “タブレット”、自分の “スマートフォン” が破損してしまう事もあるかもしれません。

バックアップをとっている “外付けのHDD” も物理的に壊れてしまったら、保存されているデータも開けなくなってしまいます。

クラウドストレージの場合は “その危険” がとっても少なくなります。

もし自宅が被災しても、サーバーに保存されているデータは安全に保管され続けています。

後日、落ち着いてからクラウドサービスにアクセスして、保存しておいたデータをダウンロードすれば、大切なデータをまた開く事が出来ます。

自宅以外の場所、しかも遠く離れたサーバーにデータを保存出来ることが一番大きなメリットだと思います。

②複数の端末からアクセスできる

“クラウドストレージ” の利点は、複数の端末からのアクセスが容易なことです。

例えば、災害で自宅のパソコンが壊れてしまった時でも、ログインに必要な情報(IDやパスワード)が解れば、別の端末からでも簡単にアクセス出来ます。

インターネット環境さえあれば、買い替えたパソコンからでも、スマホからでも簡単にアクセス出来ます。

クラウドに保存しておいたデータをダウンロードすれば、大事なデータを手元に戻す事も出来ます。

HDDやSSDの様な保存メディアでのデータ保管とは違い “物理的な破損” が起きる危険が少なく、データの復元がし易い点は防災目線で見てもとても大きなメリットだとおもいます。

【2023年】代表的なクラウドストレージサービス

2023年10月現在、個人向けの有名な “クラウドストレージ” には、次のようなものがあります。

・Google One

・OneDrive

・iCloud

・Dropbox

これらのクラウドストレージは、どれも “無料プラン” と “有料プラン” が用意されています。

無料プランでは、容量が制限されていますが、有料プランに切り替えると、より多くの容量を利用することができます。

各サービスの特徴は以下の通りです。

Google One(Google)

“Google” が提供するクラウドストレージサービスが “Google One” です。

無料プランでは15GBの容量が利用出来ます。

有料プランでは、容量が100GBから最大2TBまで選択できます。

Google Oneは、Googleの他のサービスとの連携、Android端末やChromeブラウザとの連携が強みです。

OneDrive(Microsoft)

Microsoftが提供するクラウドストレージサービスで、Windowsパソコンに標準搭載されています。

Windows10やOffice365のユーザーは、無料プランで5GBの容量が利用できます。

有料プランでは、容量が100GBから最大1TBまで選択できます。

OneDriveは、Windows10などのWindowsパソコンとの連携や、Office365との連携が強みです。

iCloud(Apple)

iCloudは、Apple が提供するクラウドストレージサービスです。

Apple ユーザーは無料プランの、5GBの容量を利用できます。

有料プランでは50GB、200GB、2TBの3つのプランが設定されています。

複数のApple端末の連携、同期機能が強みです。

Dropbox(Dropbox社)

Dropbox社が提供するクラウドストレージサービスです。

無料プランでは2GBの容量が提供されます。

有料プランでは、容量が2TBまで選択できます。

Dropboxは、フォルダ同期機能が強みです。

クラウドストレージサービスの選び方

クラウドストレージサービスは、上記したもの以外にも沢山あります。

ではそんな中で、「どのサービスを選べばいいのか」と悩むと思います。

一番簡単なのは、自分が使用している端末との相性のいいサービスを選ぶ事です。

Windowsのパソコンを使用していればMicrosoftが提供する【OneDrive】

Macのパソコンを使用しているならAppleが提供する【iCloud】

Googleのサービスの利用が多ければGoogleの提供する【Google One】

といった感じです。

私自身は “Google One“ と “iCloud”、写真限定ですがAmazon Primeの特典の【Amazonフォト】を利用しています。

Googleのサービスをよく利用し、Macユーザーで、Prime会員だからです。

どのサービスも無料プランが用意されています。

まずは無料で複数のプランを使用してみて、自分が使いやすいものを選ぶのが確実だと思います。

クラウドストレージにデータを保存するときの注意点

自宅外の安全な保存先として便利な【クラウドストレージ】ですが、利用時には注意点もあります。

それが、保存する “データの内容” です。

サービスへの登録時に同意する規約には禁止事項が記載されています。

それに違反する様なデータとの保存はもちろん、違反と誤解される可能性のあるデータも避けた方がいい様です。

それでは具体的な注意点をまとめていきたいと思います。

保存しているデータは人工知能がチェックしているらしい

私はつい最近まで、クラウドサービスに保存しているデータは「自分にしか見る事が出来ない」と思っていました。

しかし、つい最近X(旧Twitter)にアップされた投稿が話題になった事で、間違いに気がつく事が出来ました。

その投稿が、「アカウントを凍結されたら洒落にならないからグーグルドライブを空にしておく」という内容のものです。

なんでも、クラウドストレージに “Hな画像” や “イラスト” を保存していたらアカウントを凍結されるらしく、似た経験をした人の体験談が投稿されていました。

もちろん規約違反にあたるデータの保存は規約で禁止されているのでダメです。

ただ、 “保存している内容によってアカウントが凍結する” と言う事は、保存しているデータが “チェック(検閲)されている” という事になります。

その投稿には、「だいたいのクラウドサービスで検閲が行われている」という “別ユーザの意見” も投稿されていました。

調べた結果、”人工知能によるチェック” を実践している企業が多く、共有データなどでユーザーからの違反報告が上がると “管理者によるチェック” も実行される様です。

中には「暗号化すれば大丈夫」という意見もありましたが、どうやら完全ではないようです。

アカウントの停止【垢BAN】されると起こるデメリット

・アカウントを不正に利用している

・利用規約に違反していうる

と運営者に判断されるとアカウントの停止、通称 “垢BAN” されることがあります。

垢BANされてアカウントの利用が停止されると、クラウドストレージだけでなく、関連したサービスも利用出来なくなる可能性があります。

例えば “Googleドライブ” を利用していて、アカウントの利用を停止されると

同じ “メールアドレス”、”パスワード” でログインしている

・Gメール

・Googleカレンダー

など、別のサービスも利用出来なくなる事があります。

また、場合によってはサービスが利用出来ないだけでなく、アカウントに登録されていたデータや情報が削除されることもあるそうです。

アカウントが停止された場合、運営者にアカウントの復活を依頼することができます。

しかし、復活が認められるかどうかは運営者の判断次第です。

“クラウドストレージ “サービスを利用する際は、利用規約を必ず確認して、違反する行為、誤解されるデータを保存しないように注意が必要です。

しかし、家族写真を誤解されるレベルでは正直判断が難しいですよね。

家族写真が【違反】と判断されて凍結される事もある

禁止事項に違反するデータの保存は絶対にダメです。

ただ、Xに投稿された体験談の中には予想外のものがありました。

それが、”出産時” の写真です。

出産時の動画をクラウドに保存していたら “違反” と判断されて削除されてしまったという投稿です。

子どもの写真が “違反” と判断されてしまったのかもしれません。

そう考えると、

・家族のBBQの時の写真

・家族で海水浴に行った時の写真

なども違反と判断されてしまう可能性はあるかもしれません。

私のように、自分の子ども時代の写真をデジタル化している人は、その写真のデータすら “誤解” されてしまうかもしれません。

“家族写真” も違反と判断されてしまう可能性がゼロではない、という事を理解しておく必要があります。

ただ、この点に関しては個人の投稿と言う事もあり、どこまでが真実か判断出来ませんでした。

保存しているデータが検閲で誤解されない為にした対策

情報源がXに投稿された体験談という事もあり、どこまで正確かは解りません。

しかし、危険性を低くする為に対策をする事は無駄ではないとおもいました。

そこで、私がこの情報を知ってから行った対策は

①家族、自分の子どもの頃の、お風呂や海水浴、プールの写真はクラウドから削除

②操作を間違えてバックアップがとられないようにスマホからも削除

の二つです。

それらの写真は “パソコン” と “外付けのHDD” 内のバックアップだけになってしまいます。

そこで、CD-RやDVD-Rへ焼いてバックアップの数を増やしました。

ただ、子どもが生まれたばかりのお家はスマホから削除するのは嫌だと思います。

なかなか判断が難しい問題なのと、先ほども書いた通り、どこまで正しい情報なのか判断がつきません。

私は念の為対策しましたが、ご自身の判断と責任でお願いします。

まとめ

災害で失うものはたくさんあります。

しかし、家族写真は、その中でも特に取り返しのつかないものだと思います。

家族写真には、家族の成長や思い出がたくさん詰まっています。

もちろん家族写真以外にも大事なデータはあるとおもいます。

災害による “パソコン”、”スマホ”、”記憶媒体” の破損に備える為にも、複数のメディアに保存して、失う危険を低くする事が大事だと思います。

万が一、手元のデータが壊れてしまっても、クラウドサービスにバックアップしてあれば復元する事が出来ます。

もちろん、”検閲” や、それによる “誤解からのアカウント停止” などの不安な点はあります。

それでも、まずは無料のプランからクラウドサービスを試してみてはいかがでしょうか。

もしかしたら自分にぴったりのサービスや使い方が見つかるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。  にわけもの

タイトルとURLをコピーしました