2022年3月31日でauの3G回戦が止まるという知らせを受けて、2年近く先延ばしにしていたまま手をつけていなかった機種変更を3月中旬にやっと済ませました、
その際に購入候補として最後の最後まで悩んでいた”KYF42″と”KYF43″。
この記事では”かんたんケータイKYF43″について、購入検討時に感じたことをまとめていきたいと思います。
KYF43は実機どころかパンフレットすら確認できなかった
父の携帯の機種変更がをしなくては!となったときに、auのキャンペーンで無料で交換してもらえるガラホ機種は2種類でした。
一つは”KYF42″、もう一つは”かんたんケータイのKYF43″でした。
auのホームページでカタログを見ているとそれぞれに特徴はあるものの、即決するほどの大きな魅力はありませんでした。
カタログを見ていても違いはごくごく僅かに感じたので、実際に実機や模型を触ってみて決めて貰おうと思い、仕事帰りに大型電気店に寄って確認してきて、とお願いしました。
ところが店頭にはKYF42しか無く、かんたんケータイは置いてなかったそうで。
auショップにも寄ろうとしたそうですが、3G回線が止まる駆け込み需要のものすごい混雑で、駐車場にも入れなかったので実物は見ることが出来ませんでした。
紙のパンフレットもKYF43単独のモノは無く、auの総合パンフレットに小さく載っているスペック表と、前のモデルの”KYF39″の単独のパンフレットで判断してくれと店員さんに言われたそうです。
auがKYF43の販売に力を入れていないのか、電気店が売れないから置いていないのか、理由はわかりませんが、店頭に実機や模型を置いていない、パンフレットすらも昔のモデルのものしか置いていない現状から、”KYF43″に少しマイナスなイメージを持ちました。
購入候補としてKYF43を調べていた時に感じたイメージ
カタログに”かんたんケータイ”と謳っているだけあって、お年寄りや複雑な操作が苦手な人向けの機能を搭載していたので、auのホームページに書いてあることのみで判断すると、機械音痴なうちの父親には合っているように思いました。
今まで使っていた3Gガラケーに付いていた機能でKYF43に無いものは無かったので、今まで通りの使い方なら不便に感じることも、操作で悩むこともなさそうでした。
KYF43の魅力的に感じた機能
かんたんケータイKYF43にある機能は、KYF42と同じものもたくさんあります。
耐衝撃や防水、ワンタッチキーなどはどちらも搭載しているので、ここではKYF43にしかない機能で、魅力的他だったものをまとめます。
①赤外線通信の機能
赤外線通信を利用して、電話帳や写真、動画を送ったり受け取ったりできる機能です。
父は連絡先の交換に赤外線を使うことが多かったらしく、あるならうれしいと言われました。
②迷惑電話対策
電話帳に無い相手からの着信時に「この通話は録音されます」とアナウンスが流れて通話が録音される機能です。
父に説明したところ、詐欺の電話はまだ受けたことが無いけどこの先はわからない。
勧誘の電話は最近多くなっているのを感じているので、その機能があればちょっと安心だな。といっていました。
③ブザー機能
本体横にブザーのボタンがついていて、押すだけでブザーを鳴らして助けを呼ぶことが出来る機能です。
説明したときは防犯ブザーなんていらないと言っていましたが、僕としては防犯だけでなく、急な体調不良で大声が出せないときや、災害に巻き込まれて助けを呼びたいときに役に立つので魅力的に感じました。
④充電器が卓上ホルダーでスピーカーも付いている
いままで使いっていたガラホの充電器が卓上タイプで、それに慣れていたので卓上ホルダーならその方がうれしいと言っていましたが、それよりも卓上ホルダーに付いているスピーカーで着信時に大きな音で知らせてくれることに魅力を感じているようでした。
KYF43の残念に感じたポイント
残念なポイントは父が感じたものではなく、設定時のことや、その後の拡張性を考えて、僕が感じたものです。
①Wi-Fiが使えない
KYF43にはWi-Fiを受信する機能が搭載されていません。
うちの父の利用方法ではLTE(ネット接続)が必要ないので、通話のみの契約を想定していました。
当然、出かけた先ではインターネットを利用したEメールやネット接続(ページの閲覧など)は出来ませんが、自宅にWi-Fiが飛んでいるので、それを使って父のガラホに写真を送ってあげたり、今はメールが使えないことでFAXで友達とやり取りしている書面データもPDFで受信してみられるようにしてあげられるので、Wi-Fiが使えないのは残念でした。
②格安SIMに対応できるかが不明
これは実際にやってみたり、やったという人の情報を見つけられていないので未確認な情報です。
しかし、Wi-Fiが使えないので多分格安SIMに乗り換えたときに必要なプロファイラーのダウンロードが困難です。
パソコンと同期したりしてプロファイラーの変更が出来るのかが不明なのでこの点は残念でした。
auから格安SIMへの乗り換えも検討していたので、これはかなり大きなマイナスポイントでした。
③本体の見た目
父は見た目のことは一切考えていなかったのでこれも僕のイメージです。
KYF43が古くさいとかではなく、今回のキャンペーンで無料で貰える2機種で比べたら見た目は圧倒的にKYF42が好みでした。
かんたんケータイは本体外側に付いているサブディスプレイの関係でどれも見た目が似ていて、父がいままで使っていた機種もほぼ同じ見た目でした。
親戚のおばあちゃんが使ってる機種も似た見た目で、やはりかんたんケータイ=お年寄りのイメージを強く感じていました。
うちの父も十分おじいちゃんな年齢ですが、せっかく機種変更するなら気分を変えてもらいたくて、その点で見た目が僕には残念なポイントになりました。
かんたんケータイKYF43を購入しなかった理由
結果として今回の機種変更ではかんたんケータイKYF43ではなくKYF42を選びました。
それどれの機種に搭載されている機能を父に説明し、絶対欲しい機能と無くてもいい機能を選んだ結果、どちらの機種でも問題ないことがわかったので、最後はぼくの判断でKYF42に決めました。
KYF43の購入をやめた一番大きな理由はやはりWi-Fiの機能が非搭載なことでした。
Wi-Fiが受信できればGメールなどを登録して、自宅でならEメールの利用が出来るので、いままでは出来なかった写真のやり取りや、PDFデータのやり取りも出来ますが、それがKYF43では出来ません。
それに、今後au以外への乗り換えのハードルがぐっと高くなってしまいます。
契約する会社を変えるとプロファイラーというデータをダウンロードして端末にインストールする必要があります。
このデータを端末に入れることで、その会社の回線を利用できるようになります。
それがWi-Fiが受信できない端末ではどうすればいいかの結果が出ませんでした。
大手キャリアなら店頭でやってもらえば問題ないと思いますが、ネットで契約が完了する格安SIMでは、契約まではパソコンや僕のスマホで出来ても契約後に困ってしまいます。
今後の契約のことも考えてWi-Fi非搭載のKYF43の購入はやめました。
まとめ
機種変更を申し込むギリギリまで2機種で選びました。
どちらの機種も大きなデメリットはありませんでしたが、Wi-Fiが使えないのだけが我が家には大きなデメリットでした。
しかし、そのデメリットも実際に使う父親には関係ないのかもしれません。
設定をして使えるようにしてもEメールは使わないかもしれませんし、au以外への乗り換えも必要ないかもしれません。
父と違いLTEの契約をする人、パケット定額を契約する人には乗り換えの時以外ではWi-Fiが非搭載のデメリットもあまり関係ないと思います。
しかし、今後乗り換えを考えている人やパケット契約をしない人にはWi-Fi搭載のKYF42をお勧めします。
auの3G回線は止まってしまいましたが、これから機種変更するひともいると思います。
かんたんケータイと謳っていないKYF42でも表示をシンプルに変更することできます。
簡単に操作できるからKYF43!という選び方ではなくその後の使い方なども含めて選んでいただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 にわけもの