auの3G回線が停止するので4G回線対応の端末が必要になり、機種変更を申し込むギリギリまで悩んだ”KYF42″と”KYF43″の2機種。
結果として、うちの父親には”KYF42″を購入しました。
この記事では、何故高齢な父親の携帯電話として”KYF43″ではなく”KYF42″を選んだかについてまとめます。
KYF42は設定を変えればかんたんケータイのように使える
今回の機種変更は父の携帯電話です。
父は高齢というほどではありませんが、もともと機械音痴なので複雑な機能の端末では操作に不安があります。
普通に考えたら、かんたんケータイのKYF43のほうがいいように思いましたが、調べてみたら設定をかえるだけでかんたんケータイに引けを取らないほどシンプルな端末になることがわかりました。
かんたんケータイのワンタッチキーと同等の機能を搭載している
かんたんケータイKYF43にはワンタッチキーというものがあります。
本体に[1]・[2]・[3]の三つのボタンが本体に付いていて、それらにあらかじめよく使う連絡先を登録しておけます。
例えばボタン[1]に母の電話番号を登録しておけば、[1]を押して通話ボタンを押すだけで母に電話をかけることが出来るという訳です。
電話帳を立ち上げて、通話先を選んで、通話という操作よりも簡単に、シンプルな操作で電話をかけることが出来る便利な機能です。
ですが、この便利な機能はKYF42にも付いています。
カスタマイズキーという3つのボタン[F1]・[F2]・[F3]が本体に付いていて、ワンタッチキーと同様に電話番号の登録をすれば、ボタンを押して通話ボタンを押すだけで電話をかけることが出来ます。
大きな着信音と振動で着信に気がつき易い
かんたんケータイでは卓上ホルダーにスピーカーが搭載されていて、呼び出し音を大きくしたり、本体側で大きい着信音に設定することで着信に気がつき易くすることが出来ました。
KYF42でももちろん音量を大きく設定することが出来ますが、それよりも便利な機能を2つ搭載しています。
①ステップアップ着信
着信に気がつかなかった場合、10分以内に同じ人から電話がくると1回目よりも大きな着信音で知らせてくれる機能です。
常に大きい呼び出し音だと仕事をしている人などは困ることがあると思いますが、1回目は通常の音量なのでその心配がありません。
②大きな振動で知らせてくれる”でかバイブ”
もう一つは従来の機種よりも大きな振動で着信を教えてくれるバイブレーション機能です。
仕事中は着信音を消したバイブ設定にしているひとも多いと思います。
大きな振動で着信を知らせてくれるのでポケットの中や机の上に置いておいても着信に気がつき易くなります。
“KYF43″と”KYF42″に共通している標準機能
設定をかえることでかんたんケータイのように使うことが出来ることがわかりましたが、標準機能も全く劣っていませんでした。
画面サイズとバッテリーの容量、搭載しているカメラの解像度
どちらも3.4インチの画面でバッテリー容量も1500で全く同じです。
本体に搭載されているカメラの解像度も800万画素で全く同じです。
本体サイズと重さ
本体サイズや重さもほとんど同じで、かんたんケータイの方が3mm長く、0.4mm厚いだけです。
重さは”KYF43″が133gで”KYF42″が125gなのでかんたんケータイの方が少しだけ重くなっています。
防水機能と耐衝撃能力
“KYF43″と”KYF42″はどちらも防水機能がついています。
カタログ上ではIPX5/IPX8と書いてありますが、日常防水程度だとは思いますが、急な雨や日常でのうっかりで濡らしてしまう可能性もあるのでうれしい機能です。
また、アルコールの除菌シートで拭くこともできるので清潔に保てるのも今のご時世安心です。
うっかり落としてしまうこともあると多いと思います。耐衝撃機能も魅力的な機能です。
本体外側に付いているサブディスプレイ
どちらの端末もサブディスプレイを搭載しています。
KYF43の方が正方形に近い形の大きなサブディスプレイディスプレイなので、時計と日付を表示した場合でも文字が大きく表示出来ます。
KYF42は横長の細長いサブディスプレイなので、時計の表示ぐらいしか出来ません。日付も一緒に表示できますがかなり小さい文字になってしまいます。
しかし、サブディスプレイはあくまで時計の確認や着信の有無の確認用なので小さなサブディスプレイでも問題なく使えそうです。
“KYF43″より”KYF42″の方が優れている機能
かんたんケータイ”KYF43″と”KYF42″はほとんど似たスペックで、KYF42は設定をかえることでかんたんケータイのように使えるので2つの機種はすごく似ている端末だとわかりました。
しかし、KYF42にしかない魅力的な機能もあります。
①Wi-Fi機能搭載
KYF42はKYF43には搭載されていないWi-Fi機能が搭載されています。
LTE(インターネット)契約をしていてパケット定額もつけている人には”絶対に必要な機能”という訳ではありませんが、LTEの契約をしていてもパケット定額の契約をしていない人にはパケット代の節約にもなります。
うちの父のようにLTE契約なしで、電話のみの契約をする人はWi-Fi機能を使えば自宅ではEメールやインターネットの利用ができるので、絶対に欲しい機能です。
②Bluetooth機能搭載
うちの父親の場合は利用しないので関係ありませんが、KYF42にはBuletooth機能が付いています。
Bluetooth対応のイヤホンやスピーカーと接続することが出来るので、インカムと携帯電話を接続して通話をする人には便利な機能です。
“KYF42″にも欲しかった機能
①赤外線通信の機能
Wi-FiとBluetoothが搭載されている替わりにKYF42には赤外線通信機能が搭載されていません。
うちの父は電話番号の交換や写真の送受信に赤外線通信を使っていたので少し残念でした。
②迷惑電話対策
かんたんケータのKYF43には電話帳に無い相手からの着信には「この通話は録音されます」とアナウンスが流れて通話が録音される機能が搭載されているので、電話での詐欺が多くなっている現代では頼もしい機能です。
KYF42にも通話の録音機能はありますが、事前アナウンスでの防犯機能はないので、残念でした。
③ブザー機能
かんたんケータイKYF43には本体横にブザーのボタンがついています。
押すだけでブザーを鳴らして助けを呼ぶことが出来るので、急な体調不良や被災で大声が出せないときに便利な機能です。
絶対に無くては困るというものではありませんが、付いていたら少しだけ安心な機能だと思います。
機種変更でKYF42を選んだ理由
絶対にWi-Fi機能が欲しかった
“KYF42″と”KYF43″は今まで書いてきた機能やサイズの他に本体価格、3月末までやっていたキャンペーンでの割引金額まで同じでした。
大きな違いはWi-FiとBluetoothぐらいでしたが、このWi-Fiを搭載しているのが大きなポイントでした。
Wi-Fiを搭載していることで、LTE契約を契約しなくてもインターネットを利用できるのはもちろん、今後au以外に乗り換える際に必要になることがあります。
格安SIMを契約する時にはその会社の通信を使うのにプロファイラーというデータをダウンロードして端末にインストール必要があります。
このダウンロード作業をするにはインターネットへの接続が必須ですが、うちの父はネット契約は必要ありませんし、解約の月だけLTEを契約するというのも手間です。
どのくらいパケットが掛かるかもわからないので、契約も必要無く、通信料も気にしなくていい自宅のWi-Fiを使える機能を搭載しているのはすごく便利です。
将来的に格安SIMを契約してKYF42を利用したかった
すごく魅力的な格安SIMを見つけたので、将来はその会社の回線を契約したいと考えています。
今のauの契約でも月1000円ほどに押さえられているので満足はしていますが、その会社に変えるとさらに安く、無料通話も充実します。
KYF42で格安SIMを利用できたという情報は見つけることが出来ましたが、KYF43で格安SIMで利用できたという譲歩は見つけることが出来ませんでした。
将来の使い方、その使い方をするのに必要なWi-Fi機能の搭載。この二つを理由に購入を決意しました。
まとめ
今回の記事ではかんたんケータイのKYF43とKYF42で悩んだ結果KYF42を購入した理由に付いてまとめました。
優れている点など、KYF42をおすすめしている形になっていますが、あくまでうちの父親が使うにあたって契約関係を確認したぼくの考えでのことです。
うちとは違い自宅にネット回線を契約していなかったり、はじめからLTE契約をする予定だった場合、この作もずっとauを使い続ける予定の人には、今回の記事でまとめた”KYF42″を使う利点はあまり意味が無く、”KYF43″でも全く問題ありません。
そればかりか、赤外線通信が利用できる、迷惑電話対策やブザーなどの防犯機能が充実している点から考えて、KYF43の方がご両親に安心して持たせることができる、というご家族の方も多いと思います。
今回機種選びでいろいろ調べて、結果うちの父親にはKYF42を購入しましたが、KYF43も十分魅力的な端末だとおもいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけもの