2022年の6月末に自宅のエアコン掃除用に “エアリセッター” という業務用エアコン洗浄剤を購入しました。
【業務用】の響きに若干緊張しながら使用してみたところ、想像以上に “どす黒い” 汚水が出てきて効果にビックリしました。
と言うのも、それまで使用していた市販品のスプレータイプの泡状の洗浄剤ではそれほど汚い水が出た事が無かったからです。
それから1年、今年も暑さが本格化する前にエアコンの動作確認がしたかったので、先週末にエアコン掃除を済ませました。
使用した洗剤は勿論、昨年購入した “エアリセッター” です。
その際、昨年掃除した時とはエアコン内の状態が違い、あまり汚れていない事に気がつきました。
掃除をした時に出る “汚水” もそれほど汚くありません。
そこで、この記事では “業務用洗浄剤エアリセッター” を使用して2年目で気がついてエアコン内の汚れの変化と、掃除の手間の変化、何故そうなったのかを自分なりに考えた結果をまとめてみたいと思います。
この記事を読んでくれる人へのお知らせ・注意点
この記事ではエアリセッターというエアコン洗浄剤を使用して2年目の私個人の感想をまとめています。
ただ、私はエアコンの “暖房” が非常に苦手で、使用しているのは “冷房” のみです。
エアコンは暑い時期だけ使用して、寒い時期は使用していません。
その為、一般家庭よりも可動時間が短かくて今回の結果になった可能性もあります。
また、記事内ではどうして今回の様な結果になったか考察していますが、私は専門知識の無い素人です。
以上の点をふまえた上で、それでも読んでいただけたらとってもうれしいです。
使用した洗浄剤:【業務用】強力エアコン洗浄剤 “エアリセッター”
私が使用したのは昨年購入したエアコン洗浄剤 “エアリセッター” です。
昨年、レビュー記事 “【レビュー】業務用強力エアコン洗浄剤エアリセッター “をアップしているのでもし良かったら読んでみてください。
“業務用” というだけあって大容量の “1000g” 入りで、水で10倍~20倍に希釈して使用します。
家庭用のエアコンでは20倍希釈が推奨なので、私の使い方だと1000gの “エアリセッター” でエアコン20台は掃除できる計算です。
当時の販売価格は約2,000円だったので、1台あたり100円ほどで済む計算になります。
それまで使用していたスプレータイプのエアコン洗浄材は “洗浄” と “すすぎ” のスプレーが2本セットで1,500円ほどだったので、コストは15分の1程度で済みます。
洗浄剤を希釈する手間はかかりますが、実際の掃除の手間は市販品とそれほど変わらないのも大きな魅力だと思っています。
現在もAmazonで販売されているので気になった方はチェックしてみてください。
【エアリセッター】使用2年目で掃除前に気がついたエアコン内の変化
結論からお伝えすると、エアコン内の目に見える “カビ汚れ” が昨年に比べて “とても少なかった” です。
カバーを外した時の見た目、奥を覗き込んだ時の見た目が “昨年とは” というか、これまでとは全然違いました。
昨年以前も市販品で洗浄はしていましたが、掃除前にここまで綺麗な状態だったのははじめてです。
昨年【2022年】に掃除をする前のエアコンの見た目
エアコン本体のカバーを開けて、フィルターを外すと “アルミフィン” というアルミの細かい羽が集まった部品が見えます。
昨年はここに “黒い汚れ” が所々についていて、全体的に黒っぽく見えました。
エアコンの吹き出し口は所々に “黒い斑点” が付いていて、空気の角度を調整する羽にも斑点は付いていました。
吹き出し口から覗くと見える、空気を生み出す “ファン” は羽の端全てに黒い固まりが “びっしり” 付いていました。
“アルミフィン”、”吹き出し口”、”羽” に付いていたのは “黒カビ” で、”ファン” についていたのは “黒カビ” と “ホコリ” の固まりだと思います。
ただ、毎年エアコン掃除はしていて、2021年も、2020年も似た様な状態だったので特に気にもなっていませんでした。
今年の状態を確認してはじめて、前年にきちんと掃除できていればそんな状態にはならない事がわかりました。
今年【2023年】に掃除をする前のエアコンの見た目
“アルミフィン” の所々に “黒い汚れ” は付いているものの、昨年と比べたら本当に少しです。
エアコンの吹き出し口は昨年同様に所々に “黒い斑点” が付いていましたが、範囲は狭めで、羽にはほとんど付いていませんでした。
また、”ファン” には白いホコリは付いているものの、黒カビの固まりはほとんど見当たりません。
全体的に黒い汚れが “少ない”、”範囲が狭い” 印象でしたが、一番の違いは “アルミフィン” です。
昨年とは違い、全体的に綺麗なアルミの色(明るいグレー)で、薄汚れた感じがありませんでした。
昨年までが “汚すぎた” というのもありますが、「やらなくて大丈夫じゃない?」と思ってしまうくらい綺麗に感じました。
【考察】何故1シーズン使ったエアコン内の状態がこんなに良かったのか
昨年はじめて “エアリセッター” を使用して掃除しましたが、それ以前も毎年きちんとエアコン掃除はしていました。
過去の経験から、昨年の掃除前の汚れは “例年通り” で特に違和感はありませんでした。
今年の状態があまりにもキレイで、それを見てはじめて昨年の掃除(エアリセッターでの洗浄)の効果に気がつきました。
つまり、市販品(スプレータイプ)で洗浄していた時は “カビ” を落としきれていなかったんだとおもいます。
【2020年:市販の洗浄剤】
落としきれなかったカビが1年掛けて増殖(エアコン内は黒カビとホコリで黒っぽく汚れる)
↓
【2021年:市販の洗浄剤】
昨年の掃除後に増殖したカビで汚いエアコンを洗浄→やはり黒カビが落としきれない
落としきれなかったカビが1年掛けて増殖
↓
【2022年:業務用洗浄剤エアリセッター】
昨年の掃除後に増殖したカビで汚いエアコンを洗浄→かなりの黒カビを落とせた
かろうじて残ったカビが1年掛けて増殖
↓
【2023年】
昨年の掃除でしっかりカビを落としたのであまり増殖していない
黒カビが少ないから掃除前のエアコン内部の見た目が全然違う
という流れだったのかな?と思っています。
私はただの素人なのでこの考えが正しいのかはわかりませんが、今年の掃除前のエアコン内部の綺麗さをみると “エアリセッター” の洗浄力の高さは間違い無いと思っています。
【エアリセッター】使用2年目で掃除中に気がついた変化
結論からお伝えすると、洗浄剤をすすぐ作業で出る “汚水” が昨年に比べて綺麗でした。
掃除前のエアコンの状態が昨年よりもキレイだったので当たり前ですが、汚れが少ないのが実感できました。
きっと、表面からでは見えないエアコンの奥深くのカビも “昨年の洗浄で落とせていたんではないか” と思っています。
昨年は汚水がきれいな水になるまで大量の水で何回も “すすぐ” 必要がありました。
今年の掃除でも薬剤が残らない様にすすぎは何度も行いましたが、水が早い段階で透明になって「綺麗になった」事を早い段階で確認できました。
洗浄もすすぎも昨年に比べて格段に “楽” でしたが、特に “ファン” の掃除が比べ物にならないほど楽で、本当にうれしかったです。
昨年【2022年】に掃除をした時の状態
昨年は洗浄液の “すすぎ作業” で出る “汚水” は、室外機側からもエアコンの吹き出し口からも真っ黒な水でした。
表面には黒い固まりも浮いていて、バケツの底には泥の様に堆積している黒い固まりもありました。
空気を出す “ファン” の部分には “ホコリ” と “カビ” でできた黒い固まりがあって、歯ブラシで擦りながら何度も薬剤を吹きかけました。
汚れが頑固過ぎて “薬剤を掛けて擦る” 作業を何度繰り返しても黒い汚れが出てきて本当に大変だった記憶があります。
すすいだときはエアコンの吹き出し口から “真っ黒い汚水” と “ホコリの固まり” が出てきたのを覚えています。
薬剤が残るとエアコンにも人体にも良くないので、すすぎ自体はしっかりやる必要がありますが、すすいでも、すすいでも黒っぽい固まりが出てくるのは気持ち的にも大変だったのを覚えています。
今年【2023年】に掃除をした時の状態
昨年に比べてすすぎで出た “汚水” は真っ黒ではなく、薄いグレー程度でした。
バケツの表面や底に少しだけ黒い固まりは出ましたが、昨年の写真と見比べてみると全然違います。
エアコンの吹き出し口は昨年同様に “カビ” の固まりの様な小さなカスが出てきましたが、中のファンの状態は全然違いました。
綿ボコリの様な白っぽいホコリはついていますが、黒いカビの固まりは見えません。
歯ブラシで軽く擦ってホコリを取って、洗浄剤を吹き付けるだけで簡単に掃除ができました。
試しにゴシゴシ擦ってみましたが、やはりカビ汚れはほとんど無かったようです。
全体的に “すすぎ” の水はあまり汚くなく、早い段階で透明になったので、見た目だけでなく奥深くもあまり汚れていなかったんだと思います。
【考察】何故、”昨年”と”今年”でこんなにも差が出たのか
やはり、一番の理由は先ほどの考察同様に、”昨年の掃除でしっかりカビ汚れを落とせていた” ことだと思います。
逆に言うと “エアリセッター” を使う以前の “市販品のスプレー” での掃除ではあまり綺麗にできていなかったんだと思います。
その為、昨年の掃除では長年落としきれずに増殖していたカビをゴッソリ落として “真っ黒な汚水” が出たんだと思います。
そして、昨年しっかり落とせた事で “元になるカビ” が少なくて “あまり増殖しなかった?” のかと考えています。
昨年掃除をしている時にも “エアリセッター” の効果は実感していましたが、1年経ったことで本当に効果が高さを実感できました。
また、きちんと汚れを落とせると翌年のエアコン掃除が簡単に済ませられる事がわかったので、本当に買って良かったと思っています。
まとめ
毎年暑くなりはじめた頃に “エアコン掃除” をしていますが、正直非常に面倒くさくて毎年イヤイヤやっていました。
かといって業者に頼むと2万円近くの出費になります。
今年も重い腰を上げて週末に行いましたが、結果は記事に書いた通りです。
来年も同じ様な状態ならエアコン掃除はかなり “楽” そうです。
“業務用” なだけに扱いには注意が必要ですが、1年目では気がつかなかった効果を2年目にして実感できたので、改めて「購入して良かった」とおもいました。
ご自分でエアコン掃除をしている方で、市販品の高いスプレータイプを使用している方にはかなりオススメできる商品です。
そのままでは使えないので少しだけ手間は増えますが、コストと効果できっと満足できると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 にわけものまで